『要改善なAFと色収差』 TAMRON SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013) [キヤノン用] 水玉病さんのレビュー・評価

[水玉病]

2017年2月6日 21:45 [945105-2]

満足度	4

操作性	5
表現力	3
携帯性	5
機能性	3

要改善なAFと色収差

2015年の9月末に購入し、ポートレート撮影用でおよそ2万カット以上撮影。

組み合わせているボディはEOS-1D X

かなり使い込んだので感想を書きます。

良いのは手ぶれ補正と45mmという画角。

悪いのは許容レベルに無いほど遅いAF速度と逆光でかなり前ピンになるAF。

AFが遅すぎるのでテンポの悪い撮影になったり、シャッター・チャンスを逃したり。
改めて各社のレンズやタムロンの他の単焦点と比較しても群を抜いてAFが遅いのに気がついて愕然とします。
確かに寄れるメリットは認めますけど、それを言い訳にAFが遅いのはいただけません。

また、ポートレートは逆光で撮る場合が多々ありますが、その際は結構前ピンになります。
マイクロアジャストメントすることは出来ませんし、ファインダーでピンの山を確認できる撮影距離では無いのでMFで補えません。
つまり手ぶれ補正に魅力を感じても、その良さを生かし切れない（ピンが合わなきゃ意味が無い）ですし、ピントが欲しいから絞りがちにもなります。

ピントが正確でないと相当な軸上色収差にみまわれますので、その高画質が生かせない。

なかなか悩ましいレンズです。�U型に進化してくれますか？

注：中央のF2.8対応測距点を使わないと状況はもっと悪いです。

【Ver.2.0 ファームに更新】
2016年の年末にタムロンにファームの更新で預けました。
帰ってきたので改めて使ってみた感想を・・・

AFは前ピン傾向に感じたのでボディのマイクロアジャストメントで奥に「7」を設定。
その後絞り開放で3回1500カットほど使用。
AFは今までほど外さない気がしなくもない。

ただ、パープルフリンジが強烈に出る時がある。現像ソフトで消えないレベルで意外と目立つ。
また、やはり軸上色収差も目立ちます。
（作例をあげている人のような楽な条件では何も出ないのは当たり前）

45mmという画角がやはり良いと思うので上記を改良したレンズが欲しいと思ったのです。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

人物