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| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| デザイン |
4.76 | 4.36 | -位 |
| 操作性 |
4.27 | 4.12 | -位 |
| 音質 |
5.00 | 4.52 | -位 |
| パワー |
4.51 | 4.44 | -位 |
| 機能性 |
4.00 | 4.22 | -位 |
| 入出力端子 |
4.51 | 4.23 | -位 |
| サイズ |
4.22 | 4.29 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
よく投稿するカテゴリ
2018年8月18日 07:55 [1151338-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 操作性 | 3 |
| 音質 | 5 |
| パワー | 4 |
| 機能性 | 4 |
| 入出力端子 | 4 |
| サイズ | 4 |
NT-505用のAMPとして本機を導入しました。既にreviewは出尽くした感がありますが、もっと評価されてもいいのではないかと思われたので、主にLUXMAN L-509s(アンバランス) との比較で評価してみました。再生環境はNT-505の時と同じ。
【音質以外】
もう少し小さいと使えるシーンが増えると思います。リモコンは角度がシビア。リモートコントロール端子が無いため、TEAC機で揃えてリモコンを集約することができません(Nature Remoで解決する予定)。
【音質】
■アンバランス接続
@全体的に色付けが少なく、naturalな感じがします。温度感は温冷どちらでもなくneutralです。ある程度はNT-505と同じような傾向が感じられます。
A低音に存在感があります。膨らんだりボワつく様な低音ではなく、キビキビとして弾性のある低音です。低音音階の推移が明瞭に聴き取りやすい。
B音一つ一つの粒立ちが良くシャッキリとしています。AB級と比較すると、粘り気・潤い・滑らかさ・伸びやかさと形容されるような要素が少し減退しているように聴こえますが、それほど極端では無いので無味乾燥が鼻につく感じはしません。ただ、長く聴いているとAB級が恋しくなるかも(逆にAB級に飽きて、本機を聴いてさっぱりしたくなるかも)。ラフマニノフの2つのサロン風小品ロマンスやピアソラのミロンガ エン レなど、艶めかしい曲は不向きか。
CL-509sと比較すると、音が平坦で奥行き感・立体感に乏しく、個々の音の質感も単調です。この点では価格なりの印象。
■バランス接続:本機の醍醐味はバランス接続です。但し上記@〜Cの傾向は変わらず。また以下D〜Hの感じ方の強度はsourceにより異なります。本機のアンバランスとも比較してます。
D音場が広くなる:左右のSPからそれぞれ明確に違う音が出ているような感じがします。アンバランスでは音が中央にギュッと集まって(定位して)聴こえているのが、バランスではパッと解き放たれて、広いホールで聴いている様な感じになります。少なくとも左右に展開する演奏者の距離感は掴みやすい。
E音のfocusがぴったり合ってくる:アンバランスでは、音が中央に集まって、あたかも左右のSPの中央にフロントSPがありそこから音が出ている様に聴こえてきます。これは確かに定位感に優れ、音像の存在感も出てきて良いのかもしれませんが、バランスと比べるとその音像が曖昧で混濁している様な印象を受けます。バランスにすると中央にギュッと集まってくるような定位感はやや低減するものの、音がほぐれて、ぼやけていたfocusがぴったりと合ってくるので聴いていて気持ちがいいです。
F見通しが良くなり、透明感が出る:空間全体のfocusが合ってくるため、視力が一気に良くなったような錯覚に陥り、色々なものが良く見渡せるような感覚になります。
G解像感が上がる:VRヘッドセットの液晶displayを2Kから4Kにした様な感じがします。
H展開される音場全体のrealityが上がる:アンバランスと比較してバランスの音は、その録音現場に立ち会った時に聴くことができた本当の音や雰囲気をより正確に表現している様な気がします。部屋全体の空気感といったものが感じられ、臨場感が際立ちます。空間全体が正しく定位していると言い換えても良いかもしれません。
ロートルではありますがL-509sは中庸で落ち着いた上品な音のするAMPで、現行機と比較すると現代的tasteに若干差異を感じますが、それほど引けを取るAMPではありません。AX-501-SPの音質は、アンバランスでは数段劣り価格相応かとも思われましたが、バランスでは、音の質感においてはL-509sに敵わないものの、定位感や空間表現においてはかなり善戦もしくは一部上回っている様に思われる場面もありました。
【総評】以前DENON PMA-SX1を色々なAMPと比較して試聴したことがあるのですが、このAX-501-SPのバランスの音は、その時感じたPMA-SX1(バランス)の他を寄せ付けない卓越したadvantage:音にrealityがある、見通しが良くなる、透明感が出る、分離感がある(解像感がある)、を彷彿とさせるものです。アンバランスの音も、定位がしっかりして中央のsoloistの実在感やエネルギー感が増すため、好ましく感じるケースがあると思います。しかし上記D〜Hに気付いてしまうと、アンバランスで聴いた音楽は、例えそれが数十万円のLUXMANだったとしても、なんちゃって2chのように聴こえてしまいます(音の質感の差は埋めがたいですが)。この観点においては、バランス、アンバランスの間には越えられない壁がある様に感じます。さらに、AX-501-SPのcoolな音質も相まって、より一層透明感や澄んだ感じが増強され、その清々しく端正な美しさはこの価格帯では望外なものに思われます。但しNT-505に対して必要十分なqualityのAMPかと問われると、もっと奢ってやっても良い気がしないわけでもありません。あくまでも、この実売価格帯のAMPの中で上記の様なフルバランスの音が聴ける本機は秀逸と言わざるを得ないということです。なお、本機のバランスでのこのような特性は、NT-505等のデュアルモノラルの恩恵があるかもしれません。既にNT-505、503等をお持ちで、AMPを物色中の方は、visual面からもAX-501-SPを検討されても良いかもしれません。さらに、上記A〜Cが問題にならず、最上流からバランスされた環境をお持ちなのにアンバランスAMP(特にアナログAMP)しかお持ちでない方も、subに1台持っていると面白いかもしれません。
今までTEACはあまり気に留めていなかったメーカーでしたが、今回NT-505、AX-501-SPを評価するにあたり、A4サイズコンポーネント、OpenHome採用、D級だが低価格なフルバランスアンプなど異彩を放つ商品を世に送り出す、面白いことをやっているメーカーなのだと認識を改めました。少なくともNT-505、AX-501-SPは埋没させるには惜しい刮目に値する一芸を持つ商品だと思います。こういうメーカーは応援したくなりますね。これからも頑張って頂きたいと思います。
- レベル
- 中級者
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