『FANBASEの方がメリット大きいかも。』 トヨタ シエンタ 2015年モデル みぃ。さんのレビュー・評価

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シエンタ 2015年モデルのレビューを書く

みぃ。さん

  • レビュー投稿数:120件
  • 累計支持数:694人
  • ファン数:3人
満足度4
エクステリア4
インテリア3
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地3
燃費5
価格4
FANBASEの方がメリット大きいかも。

2WDガソリンGグレード。色は『エアーイエロー』を3年弱乗りました。
が、どうしてもしっくりこなかったため、今回FANBASE Gに乗り換えました。
マイナーチェンジで新設定された5人乗り仕様。
それ以外に大きな変化はあるのかな?


【エクステリア】
やっと初期モデルよりも現行モデルの方を多く見かけるようになりました。
初期モデルを考慮しなければまあ思い切ったデザインだなーと言った感じですが、これだけ街中に浸透した今だとその感じも薄れてくるから不思議ですね。


【インテリア】
マイナー前の7人乗りと今回のFANBASEで比較します。

FANBASE最大の特徴はセカンドシートの背もたれを畳むだけで生まれるフルフラットな荷室でしょう。
175cmの大人でも脚を伸ばして眠ることができる巨大スペースは荷物だけではなく、車中泊でも大きな効果を生み出します。
これ、3列7人乗りモデルではセカンドシートがタンブル(前転)仕様でその分だけ奥行きがなくなること。さらにサードシートの背面が固くないので重量をかけることができません。
凸凹も多いので荷物の置き方に難儀しますし、寝ることも難しいのです。(ただし凸凹はオプションパーツで対策できるようです)

新型になってからシートもフラットにできなくなってますので休憩時に横になったり、脚を伸ばすことがしにくいんですよ。
正直『こんなだったら3列いらない』と思っていましたので今回のFANBASEはちょうど良かったですね。

前席シートはわずかですが座面のサイズが小さくなっています。
これまで使用していた専用カバーを移設したのですが、ちょっとぶかぶかなんですよね。
とは言ってもホントにわずかなので影響はないと思います。
セダン寄りの運転スタイルなので、初期型シエンタ乗りには慣れるまでは長時間運転はきついかも。
運転席のアームレストは変わりませんね。細いし短い。全く使えません。ただのお飾りです。

セカンドシートはドリンクホルダーが足元のドア部のみとなるため、ペットボトルしか使用できません。
分割は7人乗りと違って、6:4です。これは個人的には良いですね。
中央だけを倒すこともできるので長物の積み込みも容易です。
が、せっかくこれ倒せるんだったらアームレストとしても使えるように水平固定できても良かったのでは?
ちょっと残念仕様です。

その他、前席のサイドステップに変更はありませんでしたので、これまで通り細かな傷がつきやすいです。


【エンジン性能】&【走行性能】&【燃費】
まとめてレビューします。

1NZ-FEから2NR-FKEへの進化よりも、ECUの改良の結果が効いているように感じます。
今回のマイナーチェンジでその改良が突然戻りました。
簡単に言ってしまうと、初期型シエンタの挙動が返ってきました。
これは初期型経験者で慣れている方ならばかなり好意的に受け入れられると思います。
が、初めて乗る方には好みが真っ二つに分かれるところですね。

2015年モデルのCVTは加速時に高回転するものの動力伝達が滑り気味でした。
が、他社にもよくある挙動で一般的に受け入れやすいものでした。
しかし今回は最初の動き出しは若干回し気味で滑る感じがあるものの、即座に低回転域に落ちてロックアップします。
あとはCVTのギア比変更だけで速度が上がっていきます。
完全に初期型シエンタです。
ですがこれ、乗り方マスターすると意外とあっさり燃費向上狙えます。
実際、これまで16.0km/Lの燃費だった区間が、今回のFANBASEではあっさり18.6km/Lをマークしました。
これまでなかなか越えることがなかったカタログ値20.6km/Lも平坦路であっさりたたき出しています。
カタログ値以上の燃費が出ているような気すらしています。

もしかすると初期型からの乗り換えユーザーを狙っての味付けなのかもしれませんね。

しかしこの改良はもっさり、鈍重なイメージをより増長させかねない側面もあります。
エコ運転重視だけでどれだけのユーザーが選択するのか、ある意味賭けに出た気がします。


【乗り心地】
このクルマにしてはよくできています。
初期型の剛性のなさは経験者ならばご存知だと思います。
しかしクルマ全体で段差や衝撃を吸収する感じがあり、結果として
乗り心地は悪いものではありませんでした。

今回はわりとしっかりとした剛性を感じます。
クルマが好きな方にはしっかりとした乗り味として好意的に受け取られると思いますが、旧型ユーザーの中にはこれが固いと感じさせてしまうかもしれません。
しかし段差などでは要注意です。普段の走りからは想像できないほどにサスペンションの踏ん張りが効きません。
2015年モデルでは前バンカーの下部をこすってしまうようなこともありました。ガソリンスタンドやお店の出入口などは注意が必要です。


【価格】
FANBASEであれば納得の価格帯のように感じます。
オプションだった安全装備も今回標準化したり、ディーラーナビの価格なども前モデルに比べるとかなり低価格化しています。
私の場合、2015年モデルの下取り価格が思ったよりも良かったのでかなりハードルは下がりました♪


【総評】
2015年のフルモデルチェンジの前後で
シートがフラットにならないなどの細かい不満が噴出していました。
場合によってはFANBASEモデルの方が満足度が高くなる可能性があります。
利用スタイル、もう一度確認してみてください。

また、シエンタの『寒冷地仕様』はおすすめです。
寒冷地に住んでいなくても暖房などでメリットが多いオプションです。
是非検討してみてください!
https://toyota.jp/pages/contents/faq/car/each-model/sienta/002_p_003/pdf/No.56.pdf

比較製品
トヨタ > シエンタ 2003年モデル
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満足度3
エクステリア4
インテリア2
エンジン性能4
走行性能3
乗り心地3
燃費5
価格3
トヨタ式戦略が見えてきた気がします。

2WDガソリンGグレード。色は『エアーイエロー』。
納車から間もなく1年です。走行距離は約20000Km。
ここで再評価してみたいと思います。


【エクステリア】
やっぱりこれはシエンタじゃないです・・・
しかし見慣れたというのもあって不満というほど嫌いという感じでもなくなりました。
好みがわかれるところだとは思いますが、オプションで同色の『フロントガーニッシュ』をつけるだけで印象が大きく変わります。
見た目のイメージに明らかな差が出ます。オプション一つでここまでイメージを変えられるのは面白いですね。


【インテリア】
思想は旧型と全く同じですが扱い方は新型の方が簡単です。

前席シートは旧型比で向上したように見えました。しかし長時間の運転には向きません。なんと旧シエンタの方が長距離運転には向いていました。
運転姿勢がややセダン寄りになったのですが、その割にはシートの硬さなどの設計が旧来の仕様に合わせ過ぎておりマッチしていません。
よって長距離運転ではこれまで経験しなかった部分にコリや疲れが出てきます。
運転席のアームレストもどうにも使い勝手が悪すぎます。細い、短い。よって全く使えません。ただのお飾りです。

2列目はドリンクホルダーが足元のドア部のみとなるため、ペットボトルしか使用できません。
座り心地も旧シエンタよりは良いものの、やはりホールド感に欠けること。そして中途半端に凹凸を付けたことで3人で座ると乗り心地が当然悪くなります。2列目に座る方に厳しい設計です…
7人乗りでも実際は6名乗車までと思ってください。

3列目の居住性が旧型比で最も向上していると思います。
3列目のルーフランプが廃止になったこと以外は(これかなり不便)
座るだけならだいぶ実用域にまで来たと思います。
エアコンの風強くして方向を上向きにすればなんとか届くようです。
旧型と違いエアコン性能も向上しています。

その他、前席のサイドステップが廃止されたことで、細かな傷がつき始めました。
シートがフラットにできなくなり、車内での仮眠が絶望的になりました。
旧型であったものがなくなり、出来たことが出来なくなった。そういった差による不満点が多く噴出してきました。
居住性はかなり重要視する部分でしたのでかなりがっかりしました。
エクステリアよりもこっちの方が深刻です。


【エンジン性能】
1NZ-FEから2NR-FKEへの進化よりも、旧型シエンタで集まったデータからECUの改良を結果が効いているように感じます。
回すところはしっかり回す。でも安定走行時には可能な限りガソリンを使わないといったメリハリを効かせ、その分で多く消費してしまったガソリンを、アイドリングストップで稼ぐ。
旧型ユーザーならすぐに分かる部分だと思います。
よって、平坦⇒坂道の変化での瞬間的なパワー不足はより顕著になりました。アクセルワークに若干面倒さを感じます。
ここはシエンタらしいエコ特化の部分でまだまだブラッシュアップが必要でしょう。
しかしこれのおかげで燃費は納得できる数値は出ています。文句は言えません。


【走行性能】
これまでのシエンタの最大弱点のCVTがだいぶ克服されています。
エンジンの回転数とギア比バランスが格段に良くなっていますね。
しかしあくまでも旧型比です。厳しくみるとまだまだもっさり、鈍重なイメージは払拭し切れていません。
これもエコとの妥協と言うところでしょうか。
今は当然燃費最優先がトレンド。市場に忠実に答えた結果です。諦めなくてはいけない部分です。


【乗り心地】
このクルマにしてはよくできています。
旧型の剛性のなさは経験者ならばご存知だと思います。
しかしクルマ全体で段差や衝撃を吸収する感じがあり、結果として
乗り心地は悪いものではありませんでした。

今回はわりとしっかりとした剛性を感じます。
クルマが好きな方にはしっかりとした乗り味として好意的に受け取られると思いますが、旧型ユーザーの中にはこれが固いと感じさせてしまうかもしれません。
しかし段差などでは要注意です。普段の走りからは想像できないほどにサスペンションの踏ん張りが効きません。
ガソリンスタンドから出る際に、ちょっと勢いつけて出ただけでバンパー下部を地面にこすりつけてしまいました。
よくある段差です。旧シエンタでは起こらなかったことです。この点に不安を感じています。


【燃費】
走りやすい幹線道路で18〜22Km/L程度。渋滞だらけの一般道を走行しても12〜14Km/L
旧型比でも納得できる向上です。
しかし、東京⇒福岡を走った時には19.6km/Lと、旧型で超えていた20.0Km/Lの壁は超えてくれませんでした。
アイドリングストップが燃費を稼いでいることがよくわかります。それでもこの燃費です。十分だと思います。

【価格】
ここにトヨタの戦略が見え隠れしています。
シエンタハイブリッドはノア・ヴォキシーのガソリンとほぼ同じ値段です。
そして今回不満に思ったフラットにできなくなったシートアレンジはこちらなら可能です。
3列目もシエンタと違ってしっかりと機能します。どういうことか、もうわかりますね?


【総評】
旧型から比較するとしっかりとした進化を遂げたと一定の評価はできます。
しかしその中身はトヨタの思惑が見え隠れしていると思います。
つまりはそれだけ旧型シエンタのパッケージングは素晴らしかったのだと思います。
それこそほかの車に手を伸ばそうという考えをなくしてしまうほどに…
正直旧型に戻りたいと思う気持ちが若干あったりします。

購入を決めた皆さん。旧シエンタを知っているならそれなりの覚悟を。
また 『寒冷地仕様』はおすすめです。相当にコスパ良いです。寒冷地に住んでいなくても付けることを検討してみてください!
https://toyota.jp/pages/contents/faq/car/each-model/sienta/002_p_001/q13.pdf

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満足度4
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能5
走行性能4
乗り心地4
燃費5
価格3
旧型のエコ特化は健在。エクステリア以外はほぼ正統進化かな。

やっと、やっと納車されました♪
11月注文、4月納車。ぴったり5ヶ月待ちました。
色はカタログと同じ『エアーイエロー』。とっても目立ちますw

1週間で走行距離は約300Km。
評価するのに必要なデータは大体揃いましたので改めて
コメントしたいと思います。


【エクステリア】
初代型シエンタを7年10万キロ乗ってきた身から言わせていただくと
やっぱりこれはシエンタじゃないです・・・
これまでのイメージを捨て去っており完全に別物です。

オプションで『フロントガーニッシュ』を取り付けました。
最近のトヨタのデザイン傾向ではあるのですが、あの部分が素地色ままなのは
どうにも好きになれません。
これを付けるだけでだいぶイメージが変わりますのでおすすめです。
『トップノットアンテナ』も付けましたが・・・
これはしなくても良かったなw;


【インテリア】
※全て旧型比です

基本思想は旧型と全く同じ。
ただし、扱い方は新型の方が簡単です。

前席シートは小ぶりながらも適度なホールド感としっかり座面で
かなりの向上です。

中央は7人乗りを選択。
6人乗りにしなかったのは思ったよりも使い勝手が悪かったことですね。
6人乗りは中央に小物用のトレイが装備されるのですが、これだと
車内での席移動は難しくなります。
それにこの小物トレイは飲み物用のホルダーとしては使えません。
なのにちょうど良い大きさしてるんですよ・・・(深さが足りない)
なので乗った人はほぼ間違いなくホルダー用途に使うでしょう。
で、ブレーキ踏んだときに倒れて大惨事・・・
容易に想像できちゃいます。
そんなことなら最初から無い方がいいやと思った次第です。

3列目も居住性は向上してます。
たった1点を除いて・・・(後述)

残念だった点は4カ所。

まずは運転席のアームレスト。
思ったよりも細い、短い。肘がかからず使いにくい。
これなら無い方が良かったかも。

次に前席のサイドステップが廃止されたこと。
塗装面むき出しなので靴などで簡単に傷がついてしまいます。
旧型ではスカッフと一体になっていただけに残念でなりません。

残り二つはシートをフラットにできないことと3列目のルーフランプが廃止になったこと!!
ここ我が家にとっては大事だったんですけどー!!
これだけはかなりがっかりしています。
旧型では中央席をフラットにして3列目に座るととっても快適なんですよ。
脚は伸ばせるし、ドリンクホルダーも手元にあるし楽なんです。
(旧型お持ちの方、長距離走行の時に是非♪)
ランプも大きな明るいランプで上から照らしてもらえるのが使いやすくて良かったのに・・・
それができなくなったのが残念で残念で・・・orz


【エンジン性能】
1NZ-FEから2NR-FKEへの進化は一見するとかなり思い切った大改革のようにも見えます。
が、シエンタだけでみると、これは旧型シエンタで集まったデータからECUの改良を
行った結果のようにも思えます。
回すところはしっかり回す。でも安定走行時には可能な限りガソリンを使わない。
そういったメリハリを効かせています。
その結果、平坦⇒坂道などではパワー不足を感じてしまいます。
ここはシエンタらしいエコ特化の部分でまだまだブラッシュアップが必要でしょう。
しかしこれのおかげで燃費は納得できる数値は出ています。文句は言えません。
もちろんエンジンも環境対応させながら同等以上の数値は出ているようです。
旧型ユーザーならこの進化は十分に納得できるはずです。


【走行性能】
これまでのシエンタの最大弱点のCVTがだいぶ克服されています。
エンジンの回転数とギア比バランスが格段に良くなっていますね。
しかしあくまでも旧型比です。
厳しくみるとまだまだもっさり、鈍重なイメージは払拭し切れていません。
これもエコとの妥協と言うところでしょうか。
燃費を取るか、走行性能を取るか。
今の市場ならば・・・当然燃費最優先でしょう。
忠実に答えた結果です。諦めなくてはいけない部分です。


【乗り心地】
このクルマにしてはよくできています。
旧型は誰もが納得する剛性の無さでしたw
しかしクルマ全体で段差や衝撃を吸収する感じがあり、結果として
乗り心地は悪いものではありませんでした。

今回はわりとしっかりとした剛性を感じます。
しっかりとサスペンションが仕事してるぞという突き上げ感です。
クルマが好きな方にはしっかりとした乗り味として好意的に
受け取られると思いますが、旧型ユーザーの中にはこれが
固いと感じさせてしまうかもしれません。
しかし安定感は旧型よりも今回の方が抜群に良いと思います。


【燃費】
速度が安定しない流れの悪い高速を30Km走ってあっさり19.7Km/Lを出したのは驚きました。
渋滞だらけの一般道を20Km走行しても13.4Km/L
流れが良いと幹線道路で18.2Km/L

これ、東京⇒大阪だとどうなるんでしょうね?
年に1〜2回は千葉⇔福岡を走るので今から楽しみです。


【価格】
モデルチェンジの度に上がるのがトヨタ流。
それにハイブリッドの設定がずるいんです。
シエンタのGハイブリッドを選ぶと、ほぼ同価でノア、ヴォクシーのガソリンに手が届きます。
で、ノア、ヴォクシーのハイブリッドに手を出そうとするとヴェルファイアの・・・(以下略


【総評】
旧型から比較するとしっかりとした進化を遂げたと評価できます。

最後まで読んでいただいたご購入を検討中のみなさんに声を大にしておすすめしたいのが
 『寒冷地仕様』
 https://toyota.jp/pages/contents/faq/car/each-model/sienta/002_p_001/q13.pdf
です。
相当にコスパ良いです。寒冷地に住んでいなくても付けるべきです!!

相当な納期がかかっていますけど、それだけ市場は待ち焦がれてたという証拠です。
トヨタさん、今後もよろしくお願いしますよ!!

比較製品
トヨタ > シエンタ 2003年モデル
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満足度4
エクステリア3
インテリア5
エンジン性能5
走行性能4
乗り心地4
燃費5
価格3
「乗って楽しい」に「走って楽しい」も加わった!

シエンタ現行G7人乗りへの乗り換えを決断してきました。
納車は3月中旬みたいですけど・・・(汗

シエンタ中期型Xリミテッドを7年10万キロ走ってきましたので
中期型との差を見ながら評価していきたいと思います。


【エクステリア】
いやいやいやいや・・・これはシエンタじゃないでしょ!
外観だけは完全にこれまでのイメージを捨て去っています。

しかしデザインそのものは今風のトレンドを意識したデザインですね。
トヨタ感は随所にありますが・・・

これまでシエンタにはフロント部に専用のエンブレムがあしらわれていましたが
今回はトヨタエンブレムです。
もしかしてこれ、世界戦略車なんですかね?


【インテリア】
中に入ると・・・
あぁ〜、インテリアは完全にシエンタですね。
基本思想は変わっていませんでした。

変更点としては・・・

センターメーターが廃止されハンドルの前になりました。
設置位置が遠いため、視点移動は少なめです。

次ぎに気になるシートですが・・・
大きな改善ポイントはセカンドシートの動き方ですかね。
これまでの座面跳ね上がり式のスライド方式から、
ぐるりと前転する方式に変わりました。
アシスト用のスプリングが入ってますので操作は簡単です。
この方式に切り替わったことでこれまで邪魔で仕方なかった
中央の出っ張りレールがなくなりました。これは良いですね。

後部の乗り込みも低床化されたのは良いですね。
かなり乗り込みやすくなりました。開口部も広く、苦労することも
ないはずです。

3列目も居住性が向上しています。
狭いといった感覚がだいぶ軽減しています。
これまでのシエンタで3列に耐えられた人なら今回のシエンタは
余裕ですね。乗り降りもしやすかったですよ。
しかし2列目、3列目をを固定する地面のフック部分、ここの処理が
気に入りません。
床から出っ張っていたり、外装の塗装色に塗られちゃっていたりと
目立って仕方が無い・・・
子供は気になって触ってしまいますよ。
で、指を挟んで怪我とか・・・十分に有り得る話です。
どうしてこれまでのような埋め込みにしなかったのでしょう?
不思議です。

座り心地は・・・
1列目は大改善。ホールド感が増し運転しやすくなりました。
3列目も座面が広くなり安定感が増しました。
3列目にもカップホルダーがあるのは良いですよね。
問題は2列目です。
6人乗りは問題ないですが7人乗りはこれまでのシエンタと
あまり差はありませんね。
ホールド感が少なく疲れやすいかもしれません。
7人乗車時の中央の方は分割シートの境目に座ることになります。
これは設計上仕方ありませんが、カップホルダーはありませんし、
シートベルトは面倒です。
6人までなら余裕ですが7人は非常用と考えるべきです。

その他随所に収納が増えています。
前モデルで評価した、
「乗って楽しいクルマ」
の評価は全く変わっていないと感じました。


【エンジン性能】
前モデルのエンジンは1NZ-FE。
良いエンジンだったとは思います。耐久性の面でもそれなりの
評価はありましたし。
しかし燃費という点では限界だったと思います。
そこで投入されたのが新エンジン1.5L 2NR-FKE VVT-iEエンジン。
高圧縮比やらアトキンソンサイクルやら、最近の新技術が
どどんと投入されたトヨタの最新エンジンです。
音は若干静かになったと思います。不快な振動も感じません。
走り出しも坂道もほんとに1.5L?と思うほどです。
しかし1.8L程のパワーは感じません。
物足りない・・・と思う反面、それでもこれまでのシエンタよりは
しっかりと走ります。
これまで足りなかった「走って楽しい」が少し出てきた気がします。


【走行性能】
これまでのシエンタの最大弱点がCVTでした。
挙動の悪さもそうでしたが、耐久性にも問題がありでした。
今回のシエンタは大幅に改善されています。
改善・・・というかエンジンの回転数とのバランスが格段に良くなって
いますね。
エコ特化だった低回転域でのとろとろ加速は無くなり、しっかり
2000回転以上は回すようになりました。
その分加速は良くなっています。
その分減ったガソリンはアイドリングストップで相殺するわけです。
新技術も加わり、その結果の燃費が20.2km/L(JC08モード)
なんですから十分でしょう。


【乗り心地】
これまでのシエンタと比較するとやや硬めです。
しかし安定感はこちらの方が上です。
おそらく全体的な剛性が増しているのだと思います。
前席はシートのホールド感が増しているため、乗り心地は
より改善しています。
が、1点不満を挙げるなら、手前にに出っ張ってきたシフトレバー
でしょうか。
これが運転時に左足の自由を奪っています。
ここだけは狭くなったと感じました。


【燃費】
とりあえず今回は試乗レベルですので大きな差は感じませんでしたが
アイドリングストップだけでもかなりの向上はあるかと思います。


【価格】
モデルチェンジの度に上がるのがトヨタ流。
ちょっと高い気がします・・・
が、新機能満載なことを考えると仕方ないのかも。


【総評】
今回のシエンタはいろいろな機能が満載です。
ヒルスタートアシストコントロールやドライブスタートコントロール、
緊急ブレーキシグナルなどなどの安全機能は標準装備。
オプションではToyota Safety Sense Cが搭載されます。
(私は付けませんでしたが・・・)
もしもの為の備えは一通り揃っていると思います。
加えて驚いたのはブレーキです。
今回のシエンタ、4輪全てディスクブレーキです。
(前輪はベンチレーテッド)
今回のCVT、エンジンブレーキの利きがいまいちです。
おそらくその対策なのだとは思いますがこのクラスでやるとは
思いませんでした。
今回のトヨタは本気です・・・

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