Papilio II 6.5x21 [ブラック] レビュー・評価

満足度：4.81

（カテゴリ平均：4.41）

満足度ランキング—位

集計対象18件 / 総投稿数18件

1. 5 78%
2. 4 22%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
見やすさ 明るさ、色合い、視野の広さは十分か	4.77	4.37	-位
携帯性 軽さ、コンパクトさ	4.47	4.20	-位
操作性 使いやすさ、持ちやすさ	4.78	4.28	-位
機能性 付加機能など	4.89	4.14	-位
耐久性 耐衝撃性、持ちの良さ	4.03	4.09	-位
デザイン 見た目のよさ、質感	4.33	4.29	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[suguz]

2025年2月15日 22:49 [1936435-3]

満足度	5

見やすさ	5
携帯性	5
操作性	5
機能性	5
耐久性	3
デザイン	3

銘品観察に

【見やすさ】明るいレンズかは判りませんが、特に暗かったり、ピント面がハッキリしない等もないようです。
【携帯性】大きさは42mmや56mm等の本格派よりは遥かに小さく軽いです。ただその分強度は落ちます。金属製ではないという事ですね。
【操作性】CFで回転は軽いので最短50cmの合焦にも焦点距離が離れていても手軽に最短から無限まで合わせやすいです
【機能性】防水性能はないので、厳しい天候に持ち出すのはオススメしません。気圧差、温度差、湿度差など激しい所では故障などの可能性があると思っています。
【耐久性】本体は金属製とは思えないし、防水性能もないので屋外使用ではそこまで耐久性は期待出来ないでしょう。ただ対物レンズより前に透明カバーがあるのでレンズの傷つきは防げそうです。
【デザイン】使いやすい形状ですが、収納に優れているとかは無いです。
【総評】屋内使用、低地屋外使用なら申し分ないです。私は織田有楽斎展で使用しましたが、お茶機の持ち主でも無い限り銘品をあそこ迄間近に観察出来たのは、紛れも無くパピリオのお陰です。また京都旅行など寺社の観光でも、立ち入り禁止エリアの外から襖絵を間近に見たり、三十三間堂(カメラ禁止)でも仏像を大きく観察することもできました。また明る過ぎないレンズも相まって、色彩も映えます。
よりハッキリと観察しようと最短50cmより近寄ってしまうので、今度は8.5倍も購入予定です。
日用使いには高級機より役に立つ場面は多いでしょう。

使用目的

その他

[Shakujii]

2024年4月27日 16:10 [1838228-1]

満足度	4

見やすさ	3
携帯性	5
操作性	4
機能性	無評価
耐久性	4
デザイン	4

軽くてコンパクト、見え方は普通

【見やすさ】
軽量コンパクトであることを踏まえると、見やすいです。
【携帯性】
最高です。女性のバッグにも入ります。
【操作性】
ピント合わせやすいです。
【機能性】
レンズが明るいとか言うことはないし割と手ブレで酔いやすいけど、よく見えます。
【耐久性】
本体はしっかりした作りだけど、接眼側レンズキャップは元から外れやすい作り。
【デザイン】
小型で良いです。対物レンズ側にもキャップあると良かった。
【総評】
都内劇場のお芝居を見にいくのに使いました。軽くてかさばらなくて良いですが、明るく綺麗に人物が見えるということは無いかな。他にも双眼鏡は多数持っていますが、本製品は割と手ブレで酔いました。

使用目的

コンサート・舞台鑑賞

[TZC]

2023年11月1日 15:08 [1776391-1]

満足度	5

見やすさ	5
携帯性	4
操作性	5
機能性	5
耐久性	3
デザイン	4

最短５０ｃｍという異色の双眼鏡

ペンタックス 8x21 UCF Rとの比較

既に所有しているペンタックス8x21 UCF Rとの比較を交えてレビューします。

【見やすさ】
6.5倍の倍率は手持ちの8x21 UCF Rの8倍よりもやや低いです。　その分広い視野＋手振れの影響を受けにくいと感じます。　そして、お値段が高いだけ使われている光学部品が良いのでしょうか、見え方がスッキリしています。　総合的に見やすいと思います。

【携帯性】
手持ちの8x21 UCF Rと比べ少々大きめですね。　一方で、ストラップが両吊りなので、首にぶら下げて長時間持ち運べるという意味では、片持ちの8x21 UCF Rよりも使い勝手は良いです。　こちらを買って両吊りの良さを感じて、8x21 UCF R　も両吊りストラップに変えました。

【操作性】
手持ちの8x21 UCF Rと比べ、フォーカスリングが軽いです。　どちらが良いというわけではなく好みの問題で、どちらも操作感は良いです。

また、右目のピントリングは、右目鏡筒とは別に、鏡筒の根元にある専用リングとなっています。　鏡筒兼用の8x21 UCF Rとは違うために操作にやや戸惑います。　これも、同じ方式ではない、という理由からで、本製品自体としては問題ありません。

【機能性】
最小ピント距離が５０ｃｍと非常に短いので、拡大鏡的な使い方ができて非常に良いです。　

また、三脚用のネジがあるのも良いですね。　

一方、表面がラバーコーティングされていて、とても質感は高いのですが、ほこりがつきやすく取れにくいというのは欠点です。
　
【耐久性】
表面がラバーコーティングされていてとても質感は高いのですが、長期的に見て加水分解が起きないか（経験的に起きそうな気がします）心配です。　湿度コントロールしたケースに保管しようと思います。

【デザイン】
表面がラバーコーティングされていてとても質感は高いです。

【総評】
手持ちの8x21 UCF Rのコンパクトさ（＝手軽に持ち出せる）には叶いませんが、５０ｃｍ離れた距離でも使える（また低めの倍率的にも視野が広め）という点で、美術館などにも利用していきたいと思っています。

比較製品

ペンタックス > 8x21 UCF R

使用目的

スポーツ観戦

植物・動物観賞

その他

[DENKA81]

2022年9月30日 19:54 [1626954-1]

満足度	5

見やすさ	5
携帯性	4
操作性	5
機能性	5
耐久性	5
デザイン	5

調節ネジが軽く動くのでピントを合わせやすい

劇場であるコンサートに使用したくて購入。倍率が大きい方が良いのか色々調べたのですが、倍率が大きいと手ブレで見にくい、暗く見えると言う事。実際に扱っていた店舗で試してみたのですが、真ん中についてるネジが軽く回り調整がしやすい。ツルツルした本体でないので、手が滑って誤って落としにくい。丁度親指がくる辺りにちょっとした凹みがあり、それもブレ防止で安定してくれる。眼鏡をかけても見れましたが、裸眼で見てもちゃんとハッキリと見れました。
大変満足のいく商品でした。

使用目的

コンサート・舞台鑑賞

[きゃぴた]

2022年8月19日 21:44 [1612193-1]

満足度	5

見やすさ	5
携帯性	3
操作性	5
機能性	5
耐久性	無評価
デザイン	3

他には無い双眼鏡

【見やすさ】
明るくて、普通に見やすいです。
近くの物を見ると、大迫力です。

【携帯性】
ちょっと大きいかな。けど、機能性を考えれば仕方ないかと。

【操作性】
良いと思います。片手でも可能です。

【機能性】
最短50cmでピントが合う、単眼鏡としても使えるというのが良いです。

【耐久性】
まだあまり使っていないので、不明。

【デザイン】
カッコいいという感じでもなく、ちょっと独特です。

【総評】
Kenkoの10倍の双眼鏡も持っていますが、こちらの倍率は、明るくて鮮明で見やすくて、対象物も探しやすいし、ブレにくいし、疲れません。使い分けています。
50cmの距離からも見れるので、大迫力で面白いと思いました。
ケースの裏にベルトループが付いているのも良いと思います。
個人的には、軽登山ならかさばらずにいいと思いますし、車の小キズ探しや、家の中でも小さいものを見るのに便利ですが、博物館や花や鳥の鑑賞などにも使えると思います。
似たような双眼鏡を探しても、これに適うものは無かったので、買って良かったと思います。

使用目的

植物・動物観賞

その他

[雲閣]

2022年2月9日 22:21 [1549530-1]

満足度	4

見やすさ	5
携帯性	5
操作性	5
機能性	5
耐久性	無評価
デザイン	5

望遠鏡と虫眼鏡のハイブリッド。

温室が水銀温度計や灌水ノズルのチェック用です。
とにかく、使い勝手が良い。
遠距離から極近距離まで思うがまま。
何で今まで無かったのかな？。

使用目的

植物・動物観賞

その他

[みつえもん]

2021年7月10日 09:36 [1471360-1]

満足度	5

見やすさ	5
携帯性	5
操作性	5
機能性	5
耐久性	無評価
デザイン	5

子供と一緒に昆虫観察

今年から本格的に年長組の息子と一緒にカブト/クワガタ獲りに出かけ始めました。日中のカブト/クワガタは樹木の上の方の枝にしがみついていることが多いのでそれを見つけるために買いました。倍率は6倍8倍10倍12倍などいろいろありますが、ネットで下調べして昆虫観察ならこの6.5倍が丁度いいと思い決めました。マクロ機能搭載という点も大きいです。

購入して良かったです。子供でも操作しやすいし、視界も明るいです。頭上の木の枝を確認する用途以外にも飼育箱の虫たちを拡大して観察することができて子供は大喜びです。

ペンタックス会員なら会員価格で購入でき、さらに約2000ポイントが還元されるので価格コムに表示される店一覧のなかでも安上がりなほうだと思います。私はペンタックスポイントが沢山あったので０円で購入できました。

メーカー問わず双眼鏡を探していましたが最短撮影距離５０cmで６倍前後の倍率なのはペンタックスしかなかったうえに私がペンタックス会員なので迷わず一択でした。

使用目的

植物・動物観賞

[YUKI5099]

2021年7月8日 20:09 [1470893-1]

満足度	5

見やすさ	5
携帯性	4
操作性	4
機能性	4
耐久性	無評価
デザイン	無評価

精密模型の鑑賞用に最適です

【見やすさ】
　　視野が明るく 鮮明に見えます。
【携帯性】
　　軽く小型なので バッグに入れてもかさばりません
【操作性】
　　視度調整・ピント合わせ等の操作もスムーズにできます
【総評】
　　最短距離が50�pと小さいことが 最大の特徴です。
　　暗い場所でも比較的明るく見え、精密模型（戦艦・航空機等の
　　プラモデル）の観察には最適です。
　　また、小型軽量なので 博物館の展示品・寺社の木彫等の観察には
　　持参することをお勧めします。　

使用目的

その他

[ss1215]

2019年10月9日 21:08 [1266654-1]

満足度	4

見やすさ	4
携帯性	4
操作性	5
機能性	5
耐久性	4
デザイン	4

ピント合わせ最短約50cmってすごい

ペンタックス双眼鏡
Papilio II 6.5x21
今まで持っていた双眼鏡の最短合焦距離は2mだったので近くの物はあまり見ませんでした。元来双眼鏡は、遠くの物を近くに見るものと思っていました。ポリ式8×32
をメインに、その後ダハ式8×42,8×32も使用してきました。
最近になって、最短合掌距離が50cmの双眼鏡がある事を知って早速購入しました。
明るさの事を考えて、Papilio II 6.5x21を選びましたが結果はバッチリでした。ピント合わせ最短約50cmってすごいですね。散歩しながら見たい時に、草花、朝露、昆虫等を、わざわざ2〜3m離れなくてもすべてそのままの体勢で見えます。直径5�_位の花また昆虫まで、壮大でリアルに見えました。双眼鏡の世界が全く変わりました。遠くの風景の見方に関してはさすがに8×32,8×42の明るさクリアさには、及ばないものの、通常の使用では十分だと思いました。
これからは、いろいろな自然をマクロ観察していきたいと思います。

使用目的

植物・動物観賞

その他

[ユリノンタン]

2019年7月24日 15:19 [1245386-1]

満足度	5

見やすさ	5
携帯性	5
操作性	5
機能性	5
耐久性	4
デザイン	5

近くまでピントの合う自然観察に最適な双眼鏡

この双眼鏡の最大の特徴は，日本で唯一の５０ｃｍというその最短近接距離にある
自然観察で野外で使ってみると，そのすごさが実感できる。
双眼鏡なので当然だが，両眼視する。しかも接近して拡大するので，感覚的には双眼実体顕微鏡を見ている感じ。
朝露のついた葉やクモの巣，細かい花のディテールの美しいこと。
ルーペよりも視野が広いので，見やすい。
さらに，明るくて鮮明な。肉眼よりも明るく見える。
薄暗い森の葉や幹は暗くて見にくいが，葉脈や鋸歯，密腺，さらに樹皮までよく見える。
もちろん，花や実もバッチリ。
こういうものが見えると，植物の同定はとても楽になる。
もともと双眼鏡だから，高い木の上の花や実も良く見える。
なんでこんな便利な道具をこれまで使わなかったのかと，後悔するほど。
これが１万円前後で買えるんだから素晴らしい。

使用目的

植物・動物観賞

[おならリス]

2019年3月22日 19:38 [1210373-1]

満足度	5

見やすさ	5
携帯性	5
操作性	5
機能性	5
耐久性	無評価
デザイン	5

オンリーワンの逸品です

10年前に購入した前モデルは、博物館から野山まで大変活躍してくれました。
前モデルに不満や不具合はありませんが、マルチコートになった今モデルに敬意を表して買いました。
前モデルに較べると、マルチコートになった今モデルは見え方が良く順当に進化しています。

前モデルから変わらない、虫眼鏡を覗いたような近距離観察はまさにオンリーワンの存在で、今後も永く作り続けて欲しい逸品です。
次モデルが防水になったら、たとえ手元の2台が健在だったとしても買ってしまうと思います。

使用目的

その他

[てつ９３１]

2017年9月11日 05:51 [1060753-3]

満足度	5

見やすさ	4
携帯性	5
操作性	4
機能性	5
耐久性	3
デザイン	3

近くが見える双眼鏡はパピリオだけ

　双眼鏡は主に遠くを見るためのもので、上を見たらきりがないほど高級機も沢山あります。
　確かに高級機の方が良く見えますが、遠くを見る時は空気が澄んでいるかどうかが重要な気がします。高級機でもそんなに変わらないと思います。遠くを見ると、立体感も少なく面白みが無く感じてしまいます。
　更に高級機となると重い上に、傷つけたくないのでなかなか持ち出せないものではないでしょうか。

　パピリオは遠くを見る性能は確かにそこそこです。しかし、近くを見れる唯一の存在です。
　いくらお金を出しても他にありません。そこが凄いし、その上軽くて安いと思います。
　重くて高価な双眼鏡は、憧れますが結局使わないものです。
　
　数台ある双眼鏡をケースもキャップも使わず、クルマやバイクに載せています。
　コーティングが良いのか、レンズにキズも付きません。

旅行、スポーツ観戦

　双眼鏡を数台持っていますが、旅行となると荷物を最小限に最軽量にしたいのでパピリオになります。
　倍率が低めですが、スタンドから片手で見るのにちょうど良かった。

昆虫採集

　クワガタを探して木のうろを覗き込んだりして衝撃でした。老眼で良く見えないのです。
　昆虫採集に老眼鏡は持ってないし、そんな時パピリオは近くでピントが合うので老眼鏡以上に良く見えます。
　夜の樹液部の観察に、ヘッドライトをしてパピリオで見ると凄いです。

安くて軽くて老眼鏡代わりにも

　防水では無いですが、その分軽いのでガシガシ使って買い換えれば良いと思います。
　私もそうでしたが、光学機器は防湿庫に入れて大切にしなければいけないと言う思い込みは、忘れた方が良いと思います。


　FC2　ノウハウというところでrfuji931というIDで双眼鏡、クワガタについて書いてます。

[Kinchan2331]

2017年6月6日 08:35 [1034804-1]

満足度	4

見やすさ	5
携帯性	4
操作性	4
機能性	4
耐久性	3
デザイン	3

倍率比較

6.5倍を選んだのは正解と思いました。
小さく軽い双眼鏡は手に持つとぶれやすく、特に拡大して見る至近距離では顕著になります。
他の双眼鏡を持っていて、大型の7倍(50mm)と10倍(70mm）を実際に比較すると10倍のほうがぶれてしまいます。
１０倍以上は手持ち観察ではなく、三脚使用がいいです。
また、8.5倍は口径も同じなので視野も狭くさらにぶれがひどく感じられると思います。
8.5倍の短所になってしまいました。
外出時には持って行き便利に使っています。
特に近距離観察時に拡大観察出来るのが非常にいいです。

使用目的

スポーツ観戦

コンサート・舞台鑑賞

植物・動物観賞

[あなぐま]

2017年6月2日 21:31 [1033835-1]

満足度	5

見やすさ	5
携帯性	4
操作性	5
機能性	5
耐久性	4
デザイン	5

オールマイティに使える

6.5×21というスペックに反してそこそこの大きさ・重さ（290g）があるが、50cmから合焦するというのは他の双眼鏡にはない大きなアドバンテージである。博物館でも登山でもオールマイティに使える。近接用途では8倍だとぶれて見にくいので、6.5倍を選択した。

右アイピース横のダイヤルを回転させる左右の視度調節や、アイピースを回転させて引き出すメカニズムなど、操作性はよい。

ケースはやや収まりが悪い。ちょっと広げた状態で収納しようとするとストラップの出っ張りがひっかかり、狭くして収納しようとすると余裕がなくなる。狭くして収納してから広げればよいのか。

当初入手品は10ｍも離れると全く合焦せず、50cmから見えるようにした分、視力の悪い人間には遠くの焦点が合わないようになっているのかと思ったが、単なる初期不良だった。交換品は近くも遠くも問題なく合焦している。

使用目的

植物・動物観賞

その他

[青乱雲]

2017年2月6日 16:38 [1001613-2]

満足度	5

見やすさ	5
携帯性	5
操作性	5
機能性	5
耐久性	5
デザイン	5

Papilio 6.5x21と比べて光学性能の向上を実感

Papilio 6.5x21（左）とPapilio 6.5x21（右）の比較	Papilio 6.5x21（左）とPapilio 6.5x21（右）の比較

　約50cmの距離から直径約65mmの対象を視野一杯に見ることのできるPapilio 6.5x21は博物館などを楽しむ際のレビュー者の必携の道具となっています。ただ、夜に使用すると照明や月のゴーストが現れ、「この面が品感を下げているなあ」と考えていました。そしてPapilio II 6.5x21の2015年2月13日発売に対して「Papilio 6.5x21を既に所有しているから」と我慢を続けていましたが、ついに入手に到りました。

【見やすさ】
　比較試験として、まず、月を見、Papilio 6.5x21では盛大に月のゴーストが生じるのに対し、Papilio II 6.5x21ではゴーストの発生が抑えられていることを確認しました。そして少し薄暗い環境で両機を見比べるとPapilio II 6.5x21が明るく見え、Papilio II 6.5x21の特徴として紹介されるように透過率の大幅向上を実感させました。
　次に約50cmの距離に印刷物を置いて見比べ、Papilio 6.5x21に対してPapilio II 6.5x21は紙の繊維の部分がより鮮明に見える感じがしました。Papilio 6.5x21のゴーストとして現れる内部反射の影響は日中は目立たなくても影響していることが容易に想像され、見え方に影響する透過率が大幅に改善されたことでPapilio II 6.5x21が鮮明に見えると感じるのは合理的と思います。　

【携帯性】
　Papilioは近距離双眼鏡を実現するために輻輳角に対応するピント連動対物レンズ位置補正機構の内蔵し、焦点調整範囲0.5m〜∞を実現のために対物レンズの移動量が大きいものとなっています。これらの機能を実現するための構造を考えると充分、携帯性が高いといえます。

【操作性】
　ピントリングは操作のしっとり感があり、レビュー者の好みです。そして視度調整リング、目幅調整機能の操作感も不満はありません。アイレリーフは15mmで眼鏡を使用する方にも対応します（回転スライド式目当てリングは全引出しの7mmの位置の他、4mmでもクリックストップする3段調整）。

【機能性】
　小型の双眼鏡としては珍しく、Papilio 6.5x21と同様に三脚穴が設けられ、オプションの三脚アダプターUを使用して三脚と組合せできるようになっています。また、三脚アダプターUを使用しなくても、カメラ取り付け面の直径が40mm以下の自由雲台であれば使用できます。

【耐久性】
　Papilio 6.5x21を使用していてこれまで不具合はおきていません。デザインを踏襲する本機も耐久性については心配していません。

【デザイン】
　対物レンズの前のシールドガラスはピント連動対物レンズ位置補正機構を内蔵する機構内部にゴミなどが入らないようにするために必須のものです。手に馴染み、近距離双眼鏡としてうまくまとめられたデザインと思います。

【総評】
　Papilio 6.5x21とPapilio II 6.5x21を比較して明らかに後者の光学性能の向上したことがわかり、「入手してよかった」です。

使用目的

その他