CLX-50-B [アーバンブラック]
- スピーカーダクトに吸音材を配したダンプドバスレフ方式とデュアルコーンユニットにより、豊かな低音と解像度の高い高域再生が特徴のオーディオシステム。
- 96kHz/24bitまでの音源再生が可能なUSB端子とPC IN端子を搭載。Bluetooth/NFCを搭載し、スマートフォンなどと接続してワイヤレス再生が可能。AACにも対応。
- FMラジオは、FM補完中継局に対応。USBメモリーには、CDからの倍速録音やラジオ・外部入力からの録音が可能で、楽器練習や語学学習に便利な再生機能も用意。
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2019年5月8日 04:12 [1212519-4]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 操作性 | 4 |
| 音質 | 4 |
| パワー | 4 |
| 入出力端子 | 4 |
| サイズ | 5 |
【デザイン】
凹凸の無いスッキリとしたフラットなデザインでコンパクト。
色は3色。
●スレートブルー:落ち着いた印象
●セラミックホワイト:明るく軽快
●アーバンブラック:クールな印象
【操作性】
本体上面に配置されたボタンで行う。操作は簡便!
見れば分かる。見て分からなければ押してみる。
リモコンは小さいがこれも見れば分かる!
試してみることが大事。壊れることは無い。
使ってみなければ分からないが、Android端末用にリモコンアプリも用意されている!
一体型のラジカセは気軽に持ち運び出来るのも長所。
完全にフラットな上部に十分な大きさのハンドルが倒れた状態で収納され見た目にもスッキリ!
当機を持ち運ぶ際にはこのハンドルを起こす。
これが意外に便利でありラジカセなら必須だと思う。
ちなみに、本体に接続したUSBメモリに
CD-audioやラジオの音をオーディオファイルとして記録出来る。CDは倍速録音も可能!
【音質】
このサイズでは標準的な音質+αといった印象。
中高音域に寄ったり低音域を無理にブーストした傾向になりがちなラジカセは多い。
特にサウンドの迫力を出すために低音をただただブーストするだけのオーディオ製品は最悪だ。
当機のサウンドキャラクターはバランスの良さだと思う。
丁度良い低音と中高音。換言するなら「無理の無さ」が特徴。
ラジカセの時点で高音質は中々望めない。
BOSE(ボース)の高級ラジカセは、設計段階からこだわり素材や部品にも高品質なものが使用され、
また「高音質に聴こえるような」サウンドキャラクターを加工して作り出している。
一般のラジカセは価格帯を考えればそこまでこだわることは出来ない。
当機も「一般ラジカセ枠」。その割にはナチュラルで音質が良い。
音楽ジャンル、設置場所による室内音響特性、再生音量に合わせて聴くためのツールが3つある。
@「トーン・コントロール」
高音域と低音域の増幅もしくは減衰が出来る。+/―でそれぞれ8段階。
A「サウンドモード」
聴く音楽ジャンルに合った周波数特性に変えるもの。
「ROCK」「FLAT」「CLASSIC」「POP」「JAZZ」「GAME」「TONE」の7種。
この内「FLAT」は加工を加えないそのままの音。
「TONE」は上記@の「トーン・コントロール」で設定したサウンドになる。
ちなみに何故か、当機の工場出荷状態(新品状態)では、初期設定が「ROCK」になっている。
何で?
B「EX BASS」
いわゆる重低音を強調するスイッチ。小音量で聴くときに良い。
サウンドモードを「TONE」にすると「EX BASS」はOFFになる。
ライトユーザーはあまり気にしていないが、
これらを操作すると驚くほどサウンドの印象が変わる。
当機に限らず様々なオーディオ製品にこのような機能は付いている。
設置位置も含め是非色々をとお試しを!
蛇足。
いつも疑問に思うのだが、音楽ジャンルに応じたサウンドモードって一体誰が設定しているのか?
規格が有るわけでもないし開発チームの誰かがイメージと好みで決めている?
【パワー】
コンパクトで軽量且つ安価なラジカセにパワーを求めるのは無理がある。
ラジカセは自宅の自室やリビングでBGM的に小音量で音楽を聴くユーザーが最も多いはず。
仕様ではアンプの実用最大出力は「13W+13W」。
13Wと聞くと音が小さいのでは?と思うかも知れないが、
一般的に10Wを超えればかなり大きな音量で出力されていると言える。
家庭内で音楽などを楽しむに当たり不満に思うことは無いだろう。
当機のサイズや重量などを考えれば十分以上な出力仕様である。
「音量感」というものは、単にアンプやスピーカーの出力値で決まるものではない。
スピーカーは、同じ出力値でも内容積やユニットの口径などが変われば、出てくる音のスケール感が変わる。
一体型のラジカセでは無理だが、LchとRchの各スピーカーを離して設置すれば、
ステレオ感 (立体感や音場感) が増す。
【入出力端子】
必要なものがしっかりと付いている。
●スマホや携帯オーディオプレイヤーの音を聴く→Bruetooth接続(NFCワンタッチ可)、ステレオミニフォーン外部入力
●オーディオファイル音源を聴く→USBメモリ
●パソコンから出力される音を聴く→マイクロUSB外部入力、ステレオミニフォーン外部入力
●ヘッドフォン/イヤフォンで聴く→ステレオミニフォーン出力
●ラジオを聴く→FM(ロッドアンテナ)、AM(外部ループアンテナ接続:本体後背面)
上記の入出力端子はラジオアンテナを除き、本体前面下部に集約されているのでアクセスは容易。
【サイズ】
コンパクト。
重量は3.1kg。重過ぎず軽過ぎずで丁度よい。
棚やデスク、テーブルの片隅など、狭いスペースでも設置に困ることは無さそう。
持ち運びもラクラク。
【総評】
ベストクオリティーではなくトータルバランスに主眼の置かれた当機。
目的に合った機能と利便性。必要十分な性能と音質。
私はとても良いと思う。
近年、音楽制作産業の業界規模が縮小傾向にあっても、
音にまつわる娯楽が無くなることは無いだろう。
当機はこのような世情にピッタリのオーディオ製品だ。
気軽に楽しく音に関わる作品を聴いてほしい。
<補足@>
価格.com上のスペックではハイレゾとなっている当機。
KENWOODのサイトではハイレゾロゴや記載は見当たらない。
ただ、USBメモリに入れたWAVファイルやFLACファイルならば、
サンプリング周波数96kHzまでのオーディオを再生できる。
しかし、スピーカー部分の仕様に周波数特性が表記されていない。
おそらくは40kHz以上の再生性能は無いだろうから、結果「ハイレゾ非対応」である。
<補足A>
JVC(ビクター)製品に「RD-W1」というラジカセがある。
これは姉妹機で同一設計の製品と言って良い。
デザインの違いと音量操作が「RD-W1」はつまみを回すタイプの違い程度。
KENWOODとJVCは既に合体しており一つの会社になっている。
製品ブランドとしてKENNWOODとJVCが分かれているだけである。
- 比較製品
- JVC > RD-W1-T [ブラウン]
- レベル
- 上級者
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