『4気筒2.3Lのエコブーストはとても力強い走りを示す』 フォード マスタング 2015年モデル 松下宏さんのレビュー・評価

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『4気筒2.3Lのエコブーストはとても力強い走りを示す』 松下宏さん のレビュー・評価

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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度3
エクステリア4
インテリア3
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地3
燃費3
価格3

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4気筒2.3Lのエコブーストはとても力強い走りを示す

アメリカを代表するスペシャリティカーのマスタングがフルモデルチェンジを受けた。50年目にして6代目の新型車は、取り敢えずアメリカ仕様がデビューした。今回のモデルはアメリカだけでなく、ヨーロッパや日本など世界中の市場に向けたクルマとして開発されたという。

その日本仕様車は、ファストバックとコンバーチブルのボディにV型8気筒5.0Lと直列4気筒2.3Lのエンジンを搭載した右ハンドル車が、2015年中盤に発売される予定である。

当然ながら、そんなに待てないというユーザーがたくさんいるほか、日本仕様車の発売を待っていたら、正規ディーラーで売るクルマがない間に並行輸入車が入ることになりかねない。

そこで日本フォードではアメリカ仕様をベースにした輸出モデルを限定車として導入することになった。折しも、2014年はマスタングがデビューしてから50年に当たることから、50周年記念特別限定車として設定された。

フォードジャパンがヒルトン小田原をベースに開催した試乗会に出席し、この50周年記念特別限定車に試乗した。

限定車は直列4気筒2.3Lの直噴ターボ仕様エンジンを搭載したファストバッククーペの左ハンドル車のみという設定である。日本で左ハンドルというのは良いことではないが、マスタングのようなクルマでは左ハンドルであることに価値を見いだす人も多いだろう。

外観デザインはマスタングのアイデンティティーをしっかり受け継いでいる。フロントグリルに疾走するマスタングのエンブレムが装着されるほか、縦型3分割のテールランプが左右に配置されることなどが、マスタングのDNAを受け継ぐ部分だ。新型車はワイド&ロー化が進められたものの、ボディサイズはほぼ従来並みに抑えられた。

インテリアはスポーツカーらしいコクピット空間が作られていて、インパネにはトグルスイッチが設定されるとともに、マイ・フォード・タッチも採用されている。装備は最新のものにアップデートされ、左右独立温度調整エアコン、フロントシートヒーター&クーラー、9スピーカープレミアムサウンドシステム、スマートキーレスエントリーなどが装備された。

50周年記念特別限定車に搭載されるのは、直列4気筒2.3Lの直噴ツインスクロールターボ仕様のエンジンだ。最近のフォードが展開するエコブーストエンジンの最新モデルである。

マスタングなのにV型8気筒じゃなくて4気筒なのは物足りない、そんな風に思う人がいるかも知れない。でもこのエンジンの実力は相当な実力を持つ。動力性能は231kW(314ps)/434N・mの実力だから、V型8気筒4.4L級のエンジンに匹敵する性能といっていい。

トランスミッションはフォードがセレクトシフトと呼ぶパドルシフト付きの電子制御6速ATが組み合わされた。最新のATらしいダイレクト感のある俊敏な変速フィールを示すATだ。

試乗日はウェット路面だったが、その状態でフル加速の発進を試そうとしたら、リヤが横滑りしてじゃじゃ馬的な挙動を示した。エンジンの実力が並大抵のものではないことを示している。

マスタングは車両重量が1660kgでかなり重い部類に入るが、2.3Lの直噴ターボ仕様エンジンの動力性能はその重さを大きく超えるレベルを持っている。箱根ターンパイクの登りでも、ぐいぐい上っていく感じがあった。いかにもアメリカンスペシャリティーらしい豪快な走りが楽しめるクルマである。

低速域でのトルク感ということではV型8気筒に及ばないと思うが、ターボとは思えないような滑らかな吹き上がりによって、軽快な加速フィールが味わえる。ロングトローク型のエンジンである割には良く回るし、回したときのパワー感も上々である。

足回りも新開発され、前輪がマクファーソンストラット式、後輪がマルチリンク式の4輪独立懸架になった。この改良で操縦安定性が向上するとともに、乗り心地の向上もはかられている。スポーティカーらしく相当に硬めの足回りではあるものの、快適性はスポイルされていなかった。ホイールベースの長さやトレッドの広さなども安定感のある乗り味に貢献している部分があるだろう。

走行モードを選択するセレクタブル・ドライビング・モードが設定されていて、インパネのトグルスイッチによって、ノーマル、スポーツ+、スノー/ウェット、トラックの4種類のモードが選択できる。これによってエンジンの吹き上がりやトランスミッションの変速タイミングなどが変わる仕組みだ。またステアリングもノーマル、スポーツ、コンフォートが選択できる。

今回の試乗では、横滑り防止装置のアドバンストラックがオフになるトラックなどは選択しなかったが、ノーマルとスポーツを切り替えるだけで十分にメリハリの効いた走りが味わえた。その日の気分や道路状況、交通状況に応じて切り替えて走ったら良い。

マスタング50周年記念特別限定車の価格は465万円。決して安いとはいえないが、早い段階で新型マスタングを手に入れたいというユーザーや、左ハンドルのマスタングに乗りたいというユーザーが飛びつくのではないか。個人的には、日本で左ハンドル車は勧めないが・・・。

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マスタング

新車価格帯:465万円

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