SIGMA dp1 Quattro
- 「Foveon X3ダイレクトイメージセンサー」(Quattro)を搭載した高画質コンパクトデジタルカメラ。
- フィルムライクな層構造で光情報を素直に取り込み、垂直色分離方式センサーによる豊かな色の階調は、目で見る質感と同質の表現力を備えている。
- 最適化された高性能19mm F2.8広角レンズ(35mm版カメラ換算28mm相当の画角)を搭載し、画面周辺部に至るまでセンサー能力を最大限に引き出す。

よく投稿するカテゴリ
2015年11月14日 01:31 [784059-2]
満足度 | 3 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 3 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 3 |
携帯性 | 3 |
機能性 | 3 |
液晶 | 2 |
ホールド感 | 5 |
2ヶ月間使用してDP1Merrillと比較しながらレビューします。
2013年3月にDP1Merrillを購入し、多少気になったレンズのチューニングが入ったということで、dp2 Quattroの評価をベースに予約購入しました。
・総評
DP1Mは発売から半年後に購入。DP2Mからは8ヶ月経ってある程度熟成されたファームウェアであったのか、最初からとても満足できる画質が得られていました。
それに対して、dp1Qは現時点(2014年末)でファームウェアの熟成不足感が否めません。
特に年末にSPP6.2がリリースされるまでは、SPPのフリンジ除去のバグのため、周辺で色が飛び散ったりと、まともな現像結果を得られませんでした。
これは発売時期を伸ばしてでも、チューニングすべきであったのではないかと思います。
手に取った時のガッカリ感が相当でした・・・
もちろん場外ホームランを打ってくれることがありますが、Merrill以上に三振が増えました。
DP1Merrillからの乗り換えを考えている人がいれば、半年(あと4ヶ月)は経って次のファームが出てからの方が良いように思います。
Foveonのエンジニアの方々の頑張りに期待したいところです。
・基本部分
操作系はMerrill系とあまり違いはありません。
ホールド性はMerrillよりも良くなっていますが、やや大きくなりすぎたのは残念です。
電池の持ちは倍とまでは行きませんがよくなりました。
これだけの解像度を持つカメラに対して、液晶は相変わらずMFでのピントが確認しにくいです。
次期モデルでは外部モニタ用のHDMI端子搭載を真剣に検討していただきたい。
・レンズ
フレアがDP1Mより目立ちます。逆光・光源が入ると緑のフレアが画を台無しにします。
シグマの製品紹介にもあるように、白飛び防止のセンサーのドットが浮き出てくることがあります。
RAWでは周辺のフリンジが目立ちますが、センターの解像はDP1Mより改善しているように思います。
AFも合いやすいです。
・問題点
1.色味が淡く粒子感が高い
原理はよくわかりませんが、Merrillのようにベッタリとした色が出ないです。
ニュートラル方向に色が仕上がる感じですが、暗部で色が抜けて灰色っぽくなることがあります。
夜景などを撮影すると青目(色温度高め?)になります。(電球色LEDの照明が昼光色ぐらいの色味になる。)
また少しでも暗いと全体的に粒子感が目立ちます。
粒子感についてはNDフィルターを付けて露光時間を長くすることで改善が見れましたが、動く被写体には使えません・・・
2.感度特性が向上したように感じない
感度の特性が向上したことを売りにしていたところがありますが、ISO400では相変わらず緊急回避程度の画質です。
ISO100/200を常用していますが、Merrillの方が粒子感無く撮影できることがあります。
3.暗い被写体で明るくなりすぎる
夕方から夜景などEV±0だと人の見た目以上に明るくなってしまいます。
夜の公園程度の街灯でもライトアップされたような明るさになってしまいます。
ファームで改善されることが望まれます。
4.赤に対する感応が改善していないどころか酷い場合がある。
Merrillでも赤がビビッドに出たり、ベッタリすることはありますが、Quattroのそれは、諧調の段差が極端に出るようになっており、グラデーションはシームレスではなく、明部と暗部の二色で誤差分散したように斑になります。
SPPで色々チューニングをしても改善しないので、RAWデータの時点で諧調情報が飛んでいるのかもしれません。
5.輝度差が大きい所で諧調が失われたり色が抜ける。
反射率の高いハイライト部分や照明、曇りの背景と被写体の境に、明確な諧調の段差ができます。
これもRAWデータで諧調が失われているのではないかと思っています。
6.カメラ内JPEG
Merrillより改善してはいますが、それは陽の下で撮影した場合であって、暗い被写体、夕方〜夜景のJPEGは黒のドットが散りばめられた仕上がりになります。
コアユーザーはRAW現像主体なので構わないのですが・・・
一般ユーザーが納得できる品質ではないですね。
後半ネガな事ばかり書いていますが、ファームウェアの熟成で改善が期待できる部分でもあり、あと半年は正当な評価は待ちたいと思います。
逆に改善できないのであれば、Quattroセンサーが欠陥品であると言えます。
〜追伸 2015/11/13
購入1年1か月、下取りに出して別のカメラを注文しました。
そのカメラ屋さんには中古品のdp0QやSD1と8-16mm F4.5-5.6 DC HSMがあったので、食指が動きかけたのですが・・・
何を血迷ったか、dp0Quattroファインダーキット新品をポチりました。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 風景
- 夜景
参考になった23人(再レビュー後:7人)
2015年1月2日 02:03 [784059-1]
満足度 | 3 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 3 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 3 |
携帯性 | 3 |
機能性 | 3 |
液晶 | 2 |
ホールド感 | 5 |
ボケ |
優秀な例 |
周辺解像 |
光源の色と諧調が失われた例 |
赤の諧調が失われた例 |
場外ホームラン |
2ヶ月間使用してDP1Merrillと比較しながらレビューします。
2013年3月にDP1Merrillを購入し、多少気になったレンズのチューニングが入ったということで、dp2 Quattroの評価をベースに予約購入しました。
・総評
DP1Mは発売から半年後に購入。DP2Mからは8ヶ月経ってある程度熟成されたファームウェアであったのか、最初からとても満足できる画質が得られていました。
それに対して、dp1Qは現時点(2014年末)でファームウェアの熟成不足感が否めません。
特に年末にSPP6.2がリリースされるまでは、SPPのフリンジ除去のバグのため、周辺で色が飛び散ったりと、まともな現像結果を得られませんでした。
これは発売時期を伸ばしてでも、チューニングすべきであったのではないかと思います。
手に取った時のガッカリ感が相当でした・・・
もちろん場外ホームランを打ってくれることがありますが、Merrill以上に三振が増えました。
DP1Merrillからの乗り換えを考えている人がいれば、半年(あと4ヶ月)は経って次のファームが出てからの方が良いように思います。
Foveonのエンジニアの方々の頑張りに期待したいところです。
・基本部分
操作系はMerrill系とあまり違いはありません。
ホールド性はMerrillよりも良くなっていますが、やや大きくなりすぎたのは残念です。
電池の持ちは倍とまでは行きませんがよくなりました。
これだけの解像度を持つカメラに対して、液晶は相変わらずMFでのピントが確認しにくいです。
次期モデルでは外部モニタ用のHDMI端子搭載を真剣に検討していただきたい。
・レンズ
フレアがDP1Mより目立ちます。逆光・光源が入ると緑のフレアが画を台無しにします。
シグマの製品紹介にもあるように、白飛び防止のセンサーのドットが浮き出てくることがあります。
RAWでは周辺のフリンジが目立ちますが、センターの解像はDP1Mより改善しているように思います。
AFも合いやすいです。
・問題点
1.色味が淡く粒子感が高い
原理はよくわかりませんが、Merrillのようにベッタリとした色が出ないです。
ニュートラル方向に色が仕上がる感じですが、暗部で色が抜けて灰色っぽくなることがあります。
夜景などを撮影すると青目(色温度高め?)になります。(電球色LEDの照明が昼光色ぐらいの色味になる。)
また少しでも暗いと全体的に粒子感が目立ちます。
粒子感についてはNDフィルターを付けて露光時間を長くすることで改善が見れましたが、動く被写体には使えません・・・
2.感度特性が向上したように感じない
感度の特性が向上したことを売りにしていたところがありますが、ISO400では相変わらず緊急回避程度の画質です。
ISO100/200を常用していますが、Merrillの方が粒子感無く撮影できることがあります。
3.暗い被写体で明るくなりすぎる
夕方から夜景などEV±0だと人の見た目以上に明るくなってしまいます。
夜の公園程度の街灯でもライトアップされたような明るさになってしまいます。
ファームで改善されることが望まれます。
4.赤に対する感応が改善していないどころか酷い場合がある。
Merrillでも赤がビビッドに出たり、ベッタリすることはありますが、Quattroのそれは、諧調の段差が極端に出るようになっており、グラデーションはシームレスではなく、明部と暗部の二色で誤差分散したように斑になります。
SPPで色々チューニングをしても改善しないので、RAWデータの時点で諧調情報が飛んでいるのかもしれません。
5.輝度差が大きい所で諧調が失われたり色が抜ける。
反射率の高いハイライト部分や照明、曇りの背景と被写体の境に、明確な諧調の段差ができます。
これもRAWデータで諧調が失われているのではないかと思っています。
6.カメラ内JPEG
Merrillより改善してはいますが、それは陽の下で撮影した場合であって、暗い被写体、夕方〜夜景のJPEGは黒のドットが散りばめられた仕上がりになります。
コアユーザーはRAW現像主体なので構わないのですが・・・
一般ユーザーが納得できる品質ではないですね。
後半ネガな事ばかり書いていますが、ファームウェアの熟成で改善が期待できる部分でもあり、あと半年は正当な評価は待ちたいと思います。
逆に改善できないのであれば、Quattroセンサーが欠陥品であると言えます。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 風景
- 夜景
参考になった16人
「SIGMA dp1 Quattro」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
---|---|---|
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2018年10月1日 16:25 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2018年8月8日 21:22 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2017年10月20日 09:48 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2017年5月31日 22:26 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2016年12月16日 20:41 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2015年11月14日 01:31 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2015年2月27日 14:47 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2014年12月27日 23:23 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2014年12月14日 10:56 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2014年11月16日 09:24 |
デジタルカメラ
(最近3年以内の発売・登録)






新着ピックアップリスト
-
【質問・アドバイス】15万以下にしたいのですが・・・
-
【欲しいものリスト】under 150k
-
【おすすめリスト】AM4ベアボーン構成
-
【欲しいものリスト】メモ
-
【欲しいものリスト】AMD
(デジタルカメラ)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス
