『市街地メインであれば十分以上の走り。価格も抑えた特別仕様車』 マツダ デミオ 2014年モデル 高山正寛さんのレビュー・評価

このページの先頭へ
ユーザーレビュー > 自動車 > 自動車(本体) > マツダ > デミオ 2014年モデル

『市街地メインであれば十分以上の走り。価格も抑えた特別仕様車』 高山正寛さん のレビュー・評価

rss

あなたのレビューを投稿しませんか?

デミオ 2014年モデルのレビューを書く

対象製品レビューへの投稿でもれなくポイントプレゼント!

さん

  • レビュー投稿数:56件
プロフェッショナルレビュートップへ

プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む

満足度5
エクステリア4
インテリア5
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費4
価格5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

市街地メインであれば十分以上の走り。価格も抑えた特別仕様車

15Sミストマルーンの価格は6AT車で178万2000円。ディーゼル車より28万800円も安い

ボディカラーはオプションのマシーングレープレミアムメタリック(4万3200円高)です

わずか0.2Lの排気量アップでもドライバビリティや実用燃費は大きく向上しています

インパネにはグランリュクス、エアコンルーバーにはサテンクロームメッキを採用します

シートには肌触りも良いスエード調人工皮革である「グランリュクス」を採用しています

ミスト・マルーンにはシートヒーターの他、ステアリングヒーターが特別装備されます

2018年8月30日に発売されたマツダ・デミオの改良モデル(6速AT車:FF)に試乗しました。

これまで年次改良を含め、魅力的かつ高いクオリティを付加した特別仕様車などをリリースしてきたデミオですが、この年の改良における最大の話題は従来まであったガソリンエンジンを1.3Lから1.5Lに拡大したことです。

元々同社の「スカイアクティブテクノロジー」を搭載するデミオですが、試乗する前は「わずか0.2Lのスケールアップだから走りについてもある程度イメージできる」と考えていました。しかしそれは良い意味で裏切られました。

単純にエンジンだけでなくトランスミッションとの協調制御も煮詰めていることは実際の走行でも感じ取ることができます。

特に市街地などの「ストップ&ゴー」が多い領域での発進時や流れの良い郊外路での加速時などいわゆる日常領域での走行フィールが大幅に向上しています。さらに速度域によっては1.3L車時代に比べシフトダウンの頻度も減ることでギクシャクした感覚も少なくなっています。

また驚いたのが実用燃費です。デミオのガソリン車はWLTCモードで19.0km/L、燃費の良さでは定評のあるクリーンディーゼルよりはもちろん数値的には落ちますし、そもそも燃料代が安いディーゼルに対しては不利になります。しかし、今回高速道路を約60%、市街地40%で約400km走った数値としてはマツダコネクトの燃費計で18km/Lを超える結果でした。もちろんアダプティブクルースコントロールを多用したこともありましたが、高速では22km/Lを超えることもあり、カタログ数値以上の燃費もマークすることもありました。

またディーゼルエンジンに比べフロント周りが軽いことも走りに寄与しています。このクルマにもGVC(G-ベクタリングコントロール)が搭載されていますが、コーナリング時のボディのふらつきも抑えられ、スムーズな回頭性を得ることができます。ディーゼル車の走りも魅力ですが、市街地などを中心に軽快に走るのであればガソリン車を選択する理由は十分にあると感じたわけです。

また今回の試乗車は前述したようにデミオが定期的にリリースしてきた特別仕様車のひとつである「ミスト・マルーン」です。これまでも人が触れる部分の触感や視覚的な上質感をうまく演出してきたデミオですが、この特別仕様車もシートやインパネのデコレーションパネルにグランリュクス(人工皮革)を採用するなど触れてみると上質な風合いを感じることができます。

シートやインパネだけでなく、エアコンルーバーのベゼル部にもダークシルバー/防眩サテンクロームメッキの採用、コンソールサイドにも専用の仕上げが施されています。そして何より良いと感じたのがステアリングヒーターが搭載されていること。前に紹介し現在も継続販売されている「ノーブルクリムゾン」にはこの装備は付いていません。

ガソリンエンジンを搭載する15Sは同じ特別仕様車比較ではディーゼル車よりも28万円以上車両価格が安くなります。長距離は乗らない、街中から郊外路程度までの走行がメイン、ひと月の走行距離も少なめ、と言った人にはトータルの初期導入費用の安さも含めるとガソリン車のほうがコスパは高くなるケースも十分考えられます。ただ、モデル末期であるデミオだからこそ商品に「プラスα」の要素が欲しい。その点でもシックな風合いを持ちセンスの良さを感じ取れる大人のための1台に仕上がったこの特別仕様車こそが今、買いのグレードと言えるでしょう。

レビュー対象車
試乗

参考になった66人(再レビュー後:21人)

このレビューは参考になりましたか?参考になった

  • Twitterにツイートする
満足度5
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地4
燃費5
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

まさに“センスの塊”。デミオの特別仕様車は他車とひと味違う

デミオではノーブルクリムゾンのみセラミックメタリックのボディカラーが設定されます

ノーブルクリムゾンは今回試乗したディーゼル車の他にガソリン車にも設定されます

千鳥格子を施した専用シート、素材はファブリックですが色鮮やかで個性を主張します

インパネにも千鳥格子柄の加飾を採用、今までには無いセンスを良さを感じます

360°ビュー・モニターは待望の装備ですが上級車種より解像度はやや劣る印象です

タイヤサイズは185/60R16、これに高輝度塗装された専用アルミホイールが装着されます

「やはりよく出来ているな」、マツダデミオに久々に乗った際に思わず口から出た言葉がこれです。

現行型のデミオは2014年9月にフルモデルチェンジを行い、まもなく丸四年を迎えます。この間に(デミオに)追いつき追い越せではありませんが、数多くのコンパクトモデルが世の中に登場したこともあり、販売もやや苦戦していた時期もありました。それでも2017年の販売データでは平均で約4100台を売り上げている点ではまずまず健闘していると思います。

このプロフェッショナルレビューでも何度も書いていますが、現在のマツダ車は「常に最新の技術をアップデートするような車作り」を継続しています。アクセラ、 CX-5、アテンザなども同様で今回試乗したデミオは2017年11月に商品改良を行ったモデル。その中でも特別仕様車として設定された「ノーブルクリムゾン」です。先に説明をしておくと今回の商品改良の最大のポイントが安全運転サポート車である「サポカーS・ワイド」に該当する技術を標準装備したことです。細くは省略しますが 概ね11の先進安全装備が標準装備されました。また先行して CX-5や CX-3などにも搭載されている「360°ビュー・モニター&フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)」を新たにメーカーオプションを設定しています。またマツダ車といえば“魂動”デザインに代表される美しさはもちろんですが、従来まで人気であったソウルレッドプレミアムメタリックから新色であるソウルレッドクリスタルメタリックへボディカラーを変更しています。

試乗したノーブルクリムゾンはディーゼルとガソリン両方に設定され、トランスミッションは6速ATのみの設定となります。ベースはディーゼルがXDツーリング、ガソリンが13Sツーリング、また特別仕様車専用色としてセラミックメタリックを設定しています。このボディカラーは現行ロードスターに設定されているボディカラーですがデミオでは初採用となります 。

セラミックメタリックの魅力はロードスターでもそうでしたが一瞬白?と思わせておきながら実は陶器のような綿密な硬質感を持たせています。近づいてみると思わずボディをコンコンと叩いてみたくなるような色合いです。またロードスターでもそうでしたがこのボディカラーもデミオのボディラインを際立たせるのに一役買っており特別仕様車でなくても欲しくなる色の一つだと思います。

そしてドアを開けて目に飛び込んでくるのが鮮やかなシートカラーです。ノーブルクリムゾンは全部で6色の外板色から選ぶことができますがセラミックメタリックとのマッチングは個人的には一番気に入っています。何よりもドアをドアを開けた時のインパクトが違います。

クロスレッドと呼ばれる内装色を持つシートとインパネのデコレーションパネルには日本の伝統的な柄である千鳥格子を採用しています。デコレーションパネルはクロスピュアホワイトと呼ばれこれまでのデミオのインテリアインテリアの持つ質感とは異なる仕上がりで差別化が図られています。このピュアホワイトはドアアームレストやドアトリムのほか、コンソールのサイドデコレーションにも採用されており上質なハーモニーともいえる仕上がりになっています。

正直最初はあまりのインパクトにこれは自分では派手かなと思いましたが試乗してるうちにちょっと所有してみたいという気にもなってきました。マツダの中でデミオはこれまでも数多くの特別仕様車を世の中に送り出してくました。この原稿を書いてる段階で今回紹介するノーブルクリムゾンのほかにテーラードブラウンという特別仕様車が設定されていますがこちらも一味違う仕上がりでクルマ本来の良さを残しつつも個性的な世界を演出しており選ぶのに悩んでしまうくらいです。

この他にもエアコンルーバーのレッドメタリックの加飾や専用塗装のアルミホイールまたメーカーオプションで設定されている CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTV チューナー(フルセグ)を特別装備として設定しています。

さて肝心の走りの方ですがこれに関しては 2016年の商品改良でG-VC(ジーベクタリングコントロール)を全グレードに標準装備した以降、大きな違いはありません。ただ改めて乗ると現行型が登場した当時に比べ走りの質感は圧倒的に良くなりました。エンジン始動直後のアイドリング時や加速時の音も「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」の搭載によりディーゼルとは思えない心地よいエンジンサウンドを聞かせてくれます。全体の静粛性も高く何よりもG-VCによるハンドリングの向上はデミオだけでなくマツダ車全体の実力を大きく底上げしたと言ってもいいでしょう。

今回の試乗はエアコンはフル稼働で設定温度もでは25℃では耐えられず22℃ぐらいにしていました。気になる燃費ですが高速200 km 一般道200 km、特に一般道では全体的にストップ&ゴーが多く決して良いコンディションではありませんでしたがそれでも20.8km/Lと極めて優秀なものです。現在燃料費が高騰している中、私の住んでいるエリアでも経由が120円を超えることが珍しくありません。レギュラーガソリンがプラス20円、ハイオクガソリンがプラス30円という中でトータルのランニングコストの高さはさすがクリーンディーゼルと思わせるだけのことはあります。

また今回新たに設定された360°モニターなどの機能もオススメですが、周辺を写すカメラの画像処理能力やマツダコネクトのディスプレイの性能から考えると最新のCX-5などに比べ画質の粗さが目立ちます。それでも便利な機能であることは間違いないので写り具合はディーラーで確認することをお勧めします。デミオがもし最後の改良を行うとしたら2018年11月あたりがあたりではないかと予想しますが同じプラットフォームを使う CX-3がアダプティブクルーズコントロールを全車速対応にしたようにデミオにもそれを期待したい部分がありますが車両価格の上昇はなるべく抑えて欲しい部分です。

レビュー対象車
試乗

参考になった45

 
 
 
 
 
 

「デミオ 2014年モデル」の新着レビュー

レビュータイトル 満足度 投稿日時
満足できる車  5 2019年10月15日 00:06
アイドリングストップ直後のアクセルワークがちょっと不満でした  5 2019年10月6日 19:45
ディーゼル購入迷われてる方参考にしてください。  5 2019年8月24日 06:49
通勤や一人乗り、仕事には文句なし。  5 2019年8月22日 21:54
満足度は高い車です  4 2019年8月17日 16:35
スカイアクティブD、5年目のレビュー  4 2019年7月21日 21:41
高レベルな車  5 2019年7月7日 22:43
コンパクトカーとしては十分な満足度  5 2019年7月2日 18:33
評価が分かれるくるま  3 2019年6月13日 20:46
マツダ地獄?  4 2019年6月12日 13:27

デミオ 2014年モデルのレビューを見る(レビュアー数:456人)

あなたのレビューを投稿しませんか?

デミオ 2014年モデルのレビューを書く

対象製品レビューへの投稿でもれなくポイントプレゼント!

この製品の価格帯を見る

デミオ
マツダ

デミオ

新車価格帯:135〜227万円

中古車価格帯:53〜226万円

デミオ 2014年モデルをお気に入り製品に追加する <1091

のユーザーが価格変動や値下がり通知、クチコミ・レビュー通知、購入メモ等を利用中です

この車種とよく比較される車種の中古車

ユーザー満足度ランキング

新着ピックアップリスト

ピックアップリストトップ

プロフェッショナルレビュー
ユーザーレビューランキング

(自動車(本体))

ご注意