A-S301
- 最大192kHz/24bit対応の光/同軸デジタル音声入力を装備し、オーディオ機器はもちろん、テレビやゲーム機なども高音質化できる、ハイレゾ対応プリメインアンプ。
- パワーアンプ部は、定格出力60W×2のシングルプッシュプル構成を採用。大容量パワーサプライとの相乗効果により、余裕を持ってあらゆるスピーカーを鳴らす。
- トーン/ラウドネス/バランスの各コントロールと後段バッファーアンプをバイパスし、全入力における音質向上を実現する「ピュアダイレクトスイッチ」を搭載。

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- プリメインアンプ
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2020年11月28日 12:10 [1392542-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 3 |
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操作性 | 4 |
音質 | 4 |
パワー | 5 |
機能性 | 5 |
入出力端子 | 5 |
サイズ | 4 |
トーンコントロール・バランスなどが、中央から右回しと左回しで重さが違うが一応働いてはいるようだ。私の場合、すべてバイパスなので関係ないけど。
仮接続してPMA−390REと比べていたらいきなり右チャンネルが切れてしまった。電子式セレクターなので電源を抜いて寝ることにする。翌日、確認してみると案の定リセットされたようで、すました顔して動作していた。以後、症状は出ていない。
常用する自作SPは390に。預かり物のスワンと、常用のデスクトップSPは本機につなぐ。デスクトップはケンウッドの可哀想なLS−VH7のSP。本体は壊れてしまったが、SPはアンプを変えて年を経るにつれ絶好調。
音は何の特徴もない。ボリュームを上げると少々賑やかになっていく傾向はかつてのCA−2000と同じなので、これが山葉の音なんだろう。小音量では少しくすんだ感じなので、ボーカルが凹むと書いておられるのは小音量で聴いておられるのかと思う。音量を上げてゆくと分解能が上がり音も伸びていくが騒がしい気もする。390のように音を丸く響かせるという感じではないので楽しい音ではない。確かに高い方も低い方もきちんと出ているので文句はないし、私の用途には十分だ。
ボリュームが小ぶりで、しかもボリュームカーブが適切なので小音量の調整がしやすい。ただし、感触は悪い。モーターが挟まっていますという感じがある。
「同じボリューム位置で音が小さいので本機はパワーがない!」と書いておられる御仁もおられるようだが、ボリューム位置とアンプの最大出力には何の関係もない。むしろ、回転角が小さいのにいきなりゲインが立ち上がるようなアンプは、見せかけの勢いを意図しているだけで、日常的には使いにくい。アンプをクリップさせるまで信号を入れるのは怖いのでしてないが、楽々と16畳を音で充満させている。
リモコンにミュートボタンがある。確認すると、モーターでボリュームを下げている。反則だけどミュート=無音ではなく、お約束の−20dB。エアチャック時に「アナウンス等はミュートし曲間で解除して一気に音量を上げ曲の切れ目を探る」ことができる。そうか!これで良いんだ。
入力セレクターもダイヤル自体はくるくる回るが、端まで行くとそれ以上は進まない。機械式接点のお約束を守っている。
トーンコントロールの効きが弱く感じたので、取説を見たらブースト量が20Hzと20kHzの値になっている。このクラスは100と10kだが、ターンオーバーはあまり変わらないので1kcに影響がないようにしているのかもしれない。見返してみたら2000も20と20kだった。私の場合、すべてバイパスなので関係ないけど。
光入力は変な抑揚が付く感じで、私には緊急避難端子という位置付けになった。同軸は無音。でもこれらはオンキョーのSE−U55XというDACのせいなのかもしれない。なにしろXP時代の生き残りだから。これもおまけだから関係ないけど。
コンティニュアスラウドネスは口コミや取説を何度読んでも判らなかった。実際に弄ってみて「メインボリュームの音量からラウドネス曲線で補正しながら絞り込んでいく補助ボリューム」と判った。ラウドネスは「トーンコントロール」という先入観があったので判らなかったのだ。しかし「2つのパラメータが連動して勝手に変化する」となると私には使えない。
それに、最初に「普通の音量」を出して確認する必要がある。すると、これはメインボリュームを固定して、コンティニュアスラウドネスをボリュームとする機能なのかもしれないと思い至った。しかし「On−Off時はボリュームを絞る」という習慣の年寄りにはなじめない。そこで始めて、別室のミニコンのくるくる回る電子ボリュームは下げようという気も起きなかったけど、全く大丈夫だったことに気が付いた。そうか!これもありなんだ。
プリアウトではなくモノラル・ローパスのサブウーハー出力も納得、という感じだ。「これがプリメインで完結させるのに必要な機能だよ。このクラスでマルチはないだろう」と提案している。どうみても「最近の若いもん」や「営業」の発想ではない。
そのサブウーハー出力はカットオフは載っているが、スロープが判らない。つないでみるとかなり急峻にカットしているようで、別のアンプとウーハーユニットさえあれば簡単にスーパーウーハーが実現できそうだった。大口径でf0さえ低ければウーハーである必要すらないのかもしれない。
筐体が大きいので発熱はほとんどない。空気も部品、アンプは重さで買え!と先人から教わった。
別の方も触れておられたがヘッドフォンを差し込むとSPオフになってしまうのが残念。かつてのアンプの再現と思っていたので、ここは首をかしげてしまった。
あと、このアンプに望むのは非連動のACアウトレット。自分が占有した壁コンセントの分は提供して欲しいし、少々高くても3個口なら完璧。連動はいまいち使えない。
元々は、倉庫の自作SP2組に時々信号を入れてやるアンプを探していた。この条件から、安くてSP出力2系統が必須。390の後継はえらく値上がりしてしまった。口コミを比較して、音は毀誉褒貶あるが、故障のコメントがほとんどないことで本機に決定した。年を取ると耳は劣化しているし、年金と体力を考えると機器に手をかけていられないので、無事之名馬である。ところがコロナストップの間にデスクトップで40年以上使ってきた東芝のSB−A15が潰れてしまい、そのリプレイスとして手元に置くことになった。
期待せずに使ってみたが上記のように結構気に入ってしまった。「企画者が古きよき時代を知っている」ところに共感してしまうんだけど、若い衆がどこまで喜んでくれるのかは判らない。だから、あくまで「本人の感想です。効果は年齢によって差が出ます」としておこう。オーディオ専門誌からは相手にされていない感じの本機だけれど、結構売れているようなのは御同慶の至りである。
- レベル
- 中級者
参考になった4人
「A-S301」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2020年11月28日 12:10 |
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2020年5月2日 16:10 |
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2020年4月12日 04:59 |
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2019年12月9日 20:08 |
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2019年9月28日 18:04 |
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2019年5月9日 20:50 |
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2019年5月7日 07:40 |
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2019年3月19日 08:17 |
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2019年3月8日 15:33 |
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2018年12月12日 15:05 |
プリメインアンプ
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