『剛性感の高いボディによる安心感のある走り』 スバル WRX S4 2014年モデル 松下宏さんのレビュー・評価

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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度4
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能4
走行性能5
乗り心地4
燃費3
価格3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

剛性感の高いボディによる安心感のある走り

スバルはWRXをインプレッサから独立させるとともに、本格的なピュアスポーツモデルのWRX STIのほかに、より幅広いユーザーに向けたWRX S4を設定した。WRX STIはEJ20型エンジンに6速マニュアルが組み合わされ、WRX S4はFA20型エンジンにリニアトロニックCVT車を組み合わせている。ともにWRXを名乗るが、エンジンもトランスミッションも異なっている。

スバルが富士スピードウェイをベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意されたWRX S4の広報車両に試乗した。試乗車は2.0GTアイサイトと2.0GT-Sアイサイトの2台だ。

S4のベースとなるのはインプレッサのG4だが、全長×全幅×全高、ホイールベースなどの数値はすべて微妙に異なっていて、WRX S4として専用に設計されたクルマであることが分かる。従来のモデルに比べるとホイールベースを25mm延長しながら前後のオーバーハングを縮小して全長は+10mmに抑え、全高も5mm低くなった。

外観デザインは見るからに精悍な雰囲気でまとめられている。ボンネットフード上に大きなエアインテークが口を開けているのがWRXらしい部分。今となってはやや古典的なイメージさえあるが、それはそれでWRXのものである。

フロント回りのデザインは全体に彫りの深い引き締まった印象を与えるもので、インプレッサに似ている部分はあるが、異なる印象を与えるクルマに仕上がっている。インプレッサよりも大きい18インチのタイヤ&アルミを履くのも相違点だ。

インテリアは基本的にはインプレッサと変わらない。メーターには赤い文字が使われ、スピードメーターが280km/hまで刻まれていることなどが相違点だ。またナビ&オーディオ回りの仕様にも違いがある。

搭載エンジンはFA20型の水平対向4気筒2.0Lの直噴ターボ仕様(DIT)だ。すでにレガシィに搭載されているものと同じで、221kW/400N・mのパワー&トルクを発生する。前述のようにスポーツ・リニアトロニックとの組み合わせている。

コンパクトカーに使われるベルトタイプのCVTではなく、チェーンタイプのCVTで、レガシィに搭載された仕様に比べるとスポーツ性を高める方向に進化させている。このスポーツ・リニアトロニックはレヴォーグに搭載されたものと同じだ。

なので、レヴォーグとWRX S4がひとつのシリーズのステーションワゴンと4ドアセダンで、WRX STIはそれから独立した別のシリーズと考えたほうが分かりやすいくらいである。

エンジンの動力性能については、レガシィやレヴォーグですでに定評を得ている。ターボ車ゆえ、アクセルを踏み込んだ瞬間にわずかなラグを感じさせる部分はあるが、このエンジンはわずか2000回転で最大トルクに達する。ラグを感じる暇もなくすぐに強力な加速が迫ってくるのは言うまでもない。

スポーツ・リニアトロニックは、Dレンジのままで走らせても十分に速いが、パドルを操作して積極的に走らせても良い。パドルを操作すると6速モードで走らせることが可能で、SIドライブでS#を選ぶと8速モードになってギア段を刻むようにして加速していく。

これはレガシィにも採用されていた設定が、いかにもギミック的な印象がある。CVTの無段変速に任せたほうが速いのだから、あえてこのようにしてステップATに似せた走りの感覚を具現化する必要があるのかどうか疑問である。

S4の走りはしっかり感にあふれたものだ。走り出すとすぐにボディの剛性感を感じさせる。インプレッサから始まったスバルの最新プラットホームの素性の良さに加え、ボディ剛性や前後のトレッド剛性、ステアリングギアの取り付け剛性などを強化したことで、ミシリともしないしっかりした走りを見せる。この確かさは、並みのスポーツカーの水準を超えたものだと思う。

ダイレクト感のあるステアリングフィールも好感の持てるものだ。操舵の遅れなどはみじんも感じさせることなく、ハンドルを切った瞬間にクルマが向きを変えているような、そんな印象を与える機敏さである。それでいて、妙に敏感すぎて扱いにくいステアリングではないのが良いところだ。

この回頭性の良さは、しっかりした足回り、とりわけリヤサスの接地性の良さに支えられている印象だ。普通ならアンダーステア傾向が出やすいAWD車であるにもかかわらず、後輪がグリップすることで優れた回頭性を実現している。

またS4にはトルクベクタリングという機能も備えられている。コーナリング時に内側のタイヤに軽くブレーキをかけるもので、これも回頭性を高めることにつながっている。

今回は2.0GTアイサイトと2.0GT-Sアイサイトに試乗したが、足回りでより好感が持てるのはビルシュタインのショックアブソーバーを採用したGT-Sのほうだ。車両本体価格は350万円を超えるが、WRX S4を買うなら2.0GT-Sアイサイトを選びたい。

アイサイトは最新仕様のバージョン3が搭載されていた。これについては今回の試乗シーンでは詳しく試す機会がなかったが、レヴォーグでその効き目を確認している。追突軽減ブレーキとしての性能を高めたほか、レーンキープ機能なども加わっている。

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