『安物バイクの底力−若干のカスタムを行った07の評価点』 免許取得後26年さん のレビュー・評価

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安物バイクの底力−若干のカスタムを行った07の評価点
   

   

 07に乗っていると、バイク仲間から「何故09にしなかったの?」という悪意のない質問をもらいます。一般的には、09は三気筒のエキサイティングなモデル、07は安価な初心者向けモデルという認識になってしまうのは仕方の無いところでしょう。
 ただ、デビュー当時から07はプロライダーなどからは高く評価されており、バイク専門誌のMOTO NAVI 2015年2月号のモーターサイクルオブザイヤー(8人の二輪ジャーナリストによる採点)では09の57点、18車中10位を押さえ、07は63点の4位(国産車では最高順位)となっていました。

 そこで、実際に07のどんなところが評価されうるか、素人ながら実体験を踏まえ印象を書かせて頂きます。なお、以下の印象はガソリンをハイオクに、スロットルをYZF-R6純正に変更(ややハイスロ化)、フロントフォークスプリングをマトリスに変更、スクリーン他外装カスタムといった若干の工夫を行った上での印象であることをご了承ください。少しでも購入検討時のご参考になれば幸いです。

【朝練(早朝のちょい乗り)】
・家族サービスの兼ね合いでバイクに乗れる時間が限られる中、家族に文句を言われないよう朝4時出発〜朝8時帰宅という乗り方をするようになりました。軽量コンパクトな車体で乗り出しまでのストレスが少ないので、この乗り方が可能になったと思います。
・車体剛性をあえて低くしており、コーナリング時の自由度が高く(乗り手のライテクが反映)、練習によるコーナリング速度向上の楽しみがあります(最近のバイクの「誰が乗ってもある程度の速いペースで走れてしまう」性質とは真逆)。楽に早く走りたい、という人には不向きかもしれませんが、上手く曲がれたときの楽しさはスポーツに通じるものがあります。
・朝方、海沿いのバイパスを走るのは爽快の一言。加速力に不満なしです。
・冬季は暗いうちに走ることが多いので、ライト類をLED化しました。純正に不満はありませんでしたが、明るくなって夜走るのが楽しくなりました。

【仲間内ツーリング】
・バイク仲間からまったく関心は示されません。見栄を重視する人にはお勧めできません。
・高速道路では1200ccクラスのネイキッドに十分ついていけます(絶対性能では明らかに劣りますが、乗り手の風圧耐性の限界が先に来るので、絶対速度はそんなに変わらないです)。
・急勾配のタイトワインディングなどでは重量級バイクが車体制御に気を使いながら走っているのを尻目に、すいすいヒラヒラとコーナーを駆け抜けていけます。

【ソロ・ロングツーリング】
・200km以上の高速道路の移動にうんざりしなくなりました。どの速度からでもすいすい加速できるので、走行車線、追い越し車線とペースを変えながら走れば退屈を感じないし、ポジションが楽なので苦痛を感じることは少ないです(風圧による疲れはありますが)。
・下道では景色を見ながらマッタリ走るのも楽しいし(270度クランクのドコドコ感)、コーナーが現れたらやる気を出すような乗り方も楽しいです。
・初めて行く町で困るのがバイク置き場。07ならビジネスホテルの自転車置き場に通されても何とかなります。

以上です。

 「何故09にしなかったの?」と聞かれたら、「07が楽しいからですよ」と答えます。安物ながら侮れない底力を持った楽しいバイクかと思います。

使用目的
ツーリング
頻度
月数回以下

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満足度5
デザイン5
エンジン性能5
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加速性能を中心に 1年経過時の実感+考察+バイク雑誌記事、等

 07を検討中の方は「扱いやすさ・乗りやすさ」を重視していることと思います。私もその一人ですが、扱いやすさや乗りやすさに関しては1年所有してみて07で本当に良かったと実感しています。
 しかしながら、購入前に直前まで悩んだ09などの加速力が少々羨ましく思える場面も若干ですが出てきました。それらを含め、現在感じていることをバイク雑誌の記事なども交えて書かせて頂きます。以下長文にて失礼します。

加速性能
 You Tubeで0−100km/hの到達時間の動画を比べると、09の3秒後半に対して07は速くても4秒前半です。乗り手の技量に依存するとも思いますが、加速力で比べると当たり前ですが明らかに09の方が上です。07である程度慣れてくると、例えば伊豆スカイラインや箱根ターンパイクのような道路の長いストレートでの咄嗟の加速時に「もっとパワーがあってもいいかな」と思う場面に遭遇するケースが出てくるようになりました。
 しかし、動画に出てくるような速度域で走るのは一瞬ならともかく怖くて無理ですし、普通に走る分には体感的には以前乗っていた2007年式CBR600RR(国内仕様)やBuell XB9S(1000cc)で感じなかった(性能を引き出せなかった)「怒涛の加速」は十分感じられます。考察するに、一般的に乗りやすいバイクを開発する為にはピークパワー、高回転域を抑えて低回転域を厚くする手法が取られると思いますが、07は車両重量182kgという驚異的な軽さ故、相対的に十分な低速トルクを有しながらも高回転域にパワーを割り振れているので、扱いやすく且つ上まで回せる性能を有していて、乗り手が高回転域を使いこなせれば軽量な車体も手伝って十分手に余る加速が引き出せるかと思います。
 但し、07は誰もが扱いやすくするためアクセル開度が90度と大きめで、全開にするにはかなり手首をひねる必要があります。もしかするとこのアクセル開度の設定が07の加速が凡庸という印象につながっているかもしれません。乗り慣れるまではこの設定は適切だと思いますが、上まで回し切る為にハイスロとまでは行かなくてもアクセルをYZF-R6純正(1500円程度)などに変更すれば、体感加速はかなり違ったものになるかと思います。
 ちなみに別冊MOTOR CYCLIST No420号にて07の特集が組まれていますが、その中で「トップギヤで全開にした時の加速は(07は)09とほとんど同等」というコメントがあります。また、RIDERS CLUB No491号で07対09の対決企画が組まれていますが、筑波サーキットコース1000でのラップタイムは09の44秒21に対して07は45秒01とタイム差は僅少でした。

コーナリング性能
 07に乗るようになってバイクに乗る頻度が激増しました。これは乗り出しまでの取り回しのストレスが少ない以上に「乗っていて愉しい」ことが理由かと思います。特に今まで走るのがストレスで敬遠していたアップダウンの激しい細いタイトコーナー連続の道(関東だとヤビツ峠や椿ラインなど)を嬉々として走れるようになったことで、バイクの本当の愉しさが分かったような気がします。軽量の車体なので、思い切って高い速度でコーナーに飛び込んでもスパッと向きを変えることが出来、安定したラインで旋回し十分なパワーで速度を立ち上げることが出来ることが愉しさと安心感につながっていると思います。今にして思えば以前乗っていたCBRでも同様以上のことが出来たと思いますが、CBRは当時の私には乗りこなすことが出来ませんでした。評判のよくないステップ位置も含め、07は乗り手が適切なライディング技術を学ぶのに最高の教材ではないかと思います。ちなみに前出の09と07の対決企画でもコーナリングの進入・旋回・立ち上がりの3項目にて進入・旋回の2項目で07に軍配が上がっています。

ツーリング
 乗っていて愉しいことに加え、リラックスして乗れるポジションなので、長距離も得意かと思います。ツアラーのような大荷物は積めませんが、2,3泊なら十分な積載性能を有しています。伊豆半島で途中4回ほど休憩を入れつつ7時間かけて外周を回っても普通に高速で2時間かけて帰路につきましたし、宿泊ツーリングで目的地に早く着いてしまった時は走り足りなくて宿泊地をさらに下道100kmほど先に変更したりしました。どこまでも走っていたくなるバイクです。

外観
 コストを考えれば十分満足ですが、他のバイクと比べるとやや物足りない印象になってきました。しかしながら、07は社外パーツが豊富にあるので自分好みにカスタムできます。
 また、ネットに親切なユーザーインプレも多数ありますので、参考にしながら自分で取り付ければそれほどコストをかけなくても済みます。私はスクリーン、ハンドガード、ラジエータ―コアガード、アンダーカウルを付けたり、ライト類をフルLED化して自己満足に浸っています。乗らない日でもバイクいじりが楽しくなる、自分で組み立てていく楽しさは「良く言えば」もともと簡素な車体であるが故のメリットかと思います。

総括
ハイパワー、ハイスペックなバイクに対する憧れは今でもあります。しかし、身の丈に合っていないバイクは最初楽しくても次第に乗るのが苦痛になってくることも知っています。07は最初とっつきやすく、乗り手の技量の向上を促しながら簡単には底が見えない愉しいバイクかと思います。07で技量を磨いた後、まだハイパワーなバイクに対する憧れが残っていたら、その時は身の丈に合っているであろう憧れのバイク選びをする予定です。当分先になりそうですが。

使用目的
ツーリング
頻度
月数回以下

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満足度5
デザイン5
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地5
取り回し5
燃費4
価格5
2重の意味で「バランスの良い」バイク

このバイクの比較対象はNC750、MT-09あたりになるかと思いますが、NC750が「道具としての使いやすさ」、MT-09が「加速の楽しさ」が売りなのに対し、MT-07は「バイクに求められるほぼすべての項目をそこそこ満たしている」ことが最大の売りになると感じました。
と書くと、楽しさも「そこそこ」なのではないか、、、と思われてしまいそうですが、そんなことはありません。加速だけ見ても、日常の使い方をする限りでは不満は感じません。また、大型バイクを4台乗り継いできて、「買った当初は乗るのが楽しいが、慣れてくると乗り出すまでが億劫になり2〜3か月平気で乗らなくなる」ことを繰り返してきた自分にとってはこのバランスの良さがバイクにとって極めて重要だと改めて認識できました。
また、ライディング項目単体で見ても、車体のバランスの良さが改めてバイクの楽しさを教えてくれる結果となりました。
バイクライフを送るうえでのバランス、ライディングの際の車体のバランス、2重の意味で優れているバイクだと思います。

【デザイン】
これは個人の価値観が大きく左右すると思われますが、例えば黒色樹脂パーツもただの梨地ではなく部位ごとに違うパターンを施してあり、アーマーオール等で拭き上げれば驚くほど高い質感が出ます。フロントフェンダーも2色のパーツを使っており(カラー、年式による)、所有してみると安物感はあまり感じません。満足度が高いので走るたびに洗車するようになりました。

【エンジン性能】
非力と言われますが、走って楽しむ分には物足りなさを感じる場面は私にはありません。車体が軽い分、直線の短いワインディングや信号の多い市街道路では重いリッターバイクよりきびきび加速する気がします。4000回転までの中低速では適度にドコドコ感がありまったり景色を見ながらのツーリングでも飽きませんし、アクセルをひねればレッド近くまで一気に回転が上がりますので爽快な加速を体験で来ます。唯一、高速道路でのフル加速などではリッターバイクにじわじわと離されますが、これは自分のビビりリミッターが先に作動してしまう為で、ついていけなくて悔しい思いをすることはありません。日本の高速道路でそんな速度域で延々と走れるわけもなく、仲間内のツーリングで置いて行かれることはまずないと思います。

【走行性能】
最初ワインディングに持ち込んだとき思ったように走れず違和感を感じました。ですが走っているうちに「うまく曲がれるケース」と「ぎくしゃくするケース」を経験し、なぜだろうと疑問に思いライディング理論を学んでいるうちに、今までの自分の乗り方がめちゃくちゃだったことに気が付きました。恥ずかしい話、今までセルフステアという言葉すら知らずに乗ってました。このバイクはホイールベース、車体剛性、キャスター角、タイヤ幅などのバランスが優れている為、基本に忠実な乗り方が学べると思います。ステップ荷重でもお尻をずらしながらでもリーンインでもアウトでも素直に曲がってくこのバイク、いろいろなライディングテクニックを素人ながら見様見真似で試して走るのがとても楽しいです。今まで乗ってきたバイク達に対して性能を引き出す前に手放したことを申し訳なく思いますが、07でなければ気が付けなかった点でもあります。

【乗り心地】
よく言われていますが、ギャップを超える時の突き上げは気になりました。カスタムに興味が出てきた当初に明らかに自分の体重(58s)に合っていないフロントフォークカートリッジキット(マトリス)を入れてしまいましたが、それでもギャップ越えの際の不快さは大分改善されました。乗り心地優先にしたければ体重に見合ったバネ等に交換するとよろしいかと思います。私はコーナーが安定するので固めのフロントサスのまま乗っています。上手く荷重移動すれば4速でもコンパスで円を描くようにピタッと曲がっていきます。なお、フロントはバネレート9.0N、減衰はR、Cともに最弱、リアプリロードは1(最小)での印象です。

【取り回し】
経験上、バイクに乗らなくなる最大の原因は「乗る楽しさ」を「乗るまでの車庫の出し入れなどの億劫さ」が上回ることにありましたが、07は少々の坂なら押し歩けるくらい軽いので、天気以外に乗るのをためらう事がありません。旅先でも駐車場所に気を遣わず、自転車置き場等でも平気で出し入れできます。バイクライフ全体で考えた場合、非常に大きいメリットだと思います。

【燃費】
バイクは趣味の乗り物と考えておりますのでほとんど気にしませんが、そこそこ良いのではないでしょうか?満点をつけなかったのはほかの項目に比べ特段優れているとは思わない為です。

【価格】
非常にありがたい点です。安物バイクと揶揄されることもありますが、浮いた予算で自分の好きなカスタムをすることでほかのバイクが羨ましくなくなります。残念ながらバイク仲間からはあまり興味を持たれないですが、バイクを他人に見せびらかしたいという欲求がなければ十分満足できます。

【総評】
バイクに乗り始めてブランクを除いて20年弱。07に乗ったことで暇な時間はほぼバイクのことばかり考えるようになりました。ネットでは「らいでぃんぐNAVI」、本では「カスタム虎の穴」など読みまくって本来のバイクの楽しさを改めて感じていますが、初心者の方やそこまでバイクにのめりこんでいない方は是非一度07を所有することをお勧めします。07のようなリーズナブルでスタンダードなバイクの良さがヤマハ以外の他メーカーにも認識されることで今後もより魅力的なバイクが開発されることを切に願います。

使用目的
ツーリング
頻度
月数回以下

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ヤマハ

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