Premium Headphones A83 レビュー・評価

2014年 6月16日 登録

Premium Headphones A83

10mm径ダイナミック型ドライバー1基+BA型ドライバー2基搭載モデル(第三世代MMCX)

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タイプ:カナル型 駆動方式:ハイブリッド型 Premium Headphones A83のスペック・仕様

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Premium Headphones A83FIDUE

最安価格(税込):価格情報の登録がありません 登録日:2014年 6月16日

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満足度:4.56
(カテゴリ平均:4.24
集計対象7件 / 総投稿数7
  1. 3 0%
  2. 2 0%
  3. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感 3.44 4.19 -位
高音の音質 高音部の音質の良さ 4.86 4.15 -位
低音の音質 低音部の音質の良さ 4.56 4.12 -位
フィット感 装着したときのフィット感など 3.14 4.08 -位
外音遮断性 外の音を遮断するか 3.86 3.79 -位
音漏れ防止 音漏れを防止するか 3.45 3.79 -位
携帯性 コンパクトさ 3.03 3.86 -位
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満足度5
デザイン5
高音の音質4
低音の音質5
フィット感4
外音遮断性3
音漏れ防止3
携帯性4

A83とVermilion

A83とSupernova

A83とSR3

DX90とUHA-6Smk2を同軸デジタルで接続

AKGのイヤピ

ハイブリッド第二世代

ハイブリッドトリプルは、黎明期のK3003から始まり、H-200、DN-1000、AX60と、第一世代が昨年世に送り出され、今年に入ってから、DN-2000、H-300と、それぞれ前機種から技術的にも音楽的にも躍進するモデルが、そして今回Fidue初のハイブリッドトリプルA83などの新製品が出揃い、私的にはこれらを第二世代にカテゴライズしています。

オーディオに関して人間の耳は、予想以上の音、普段聴かない傾向の音を聴いた時に、良いと感じることが多いと思っています。
だからスパイラルが止まらないわけです。
そういう意味で、DN-2000の広いレンジに際だつ中高音の美しさ、H-300の超ドンシャリには、一聴して素晴らしい!という感想が生まれました。
ハイブリッドトリプルは、こういった今まで聴いたことのないサウンドを演出することで、マニアユーザを中心にファンを増やして行ったと思っています。
また、単発ダイナミックにもレベルの高い製品が出てきて、中でも突然登場したFidueを一躍有名にしたA81の音圧の衝撃から、このメーカが作るハイブリッドトリプルA83への関心を集めているわけです。



さて、A83を約2週間ちょい前に手に入れましたが、ファーストインプレは期待を裏切るものでした。
一言で言うと、ものすごく普通なんですね。トンガってない。
これホントにFidue作?、って。
A81の衝撃から期待するFidueの音とは全く違う行儀の良さを感じる音で、上記オーディオの法則(笑)に逆行する、私的には悪いファーストインプレになっています。
にも関わらず、聴き続けていると離れられなくなっていく、不思議な魅力がA83にはあります。
その魅力を解説したいと思います。

まず、H-300やDN-2000の抜けの良いサウンドに慣れた耳でA83を聴くと、瞬間抜けが悪い、音場が狭い、と感じます。
また、A81の暴力的な音圧を聴いた後では、物足りななさを感じます。
ところが、暫くA83を聴いた後では、H-300はドンシャリで刺さり過ぎ、DN-2000は演出(脚色)し過ぎ、A81は音が乾き過ぎ、という何れも不自然さを感じる感想になります。
いわゆる、耳エージングですね。
これがA83の正体だと思います。
この感覚は、DN-2000とH-300の間では感じなかったモノです。

A83の最大の特徴は、耳が聴こえた音を(余計なことを考えずに)自然に頭に伝え、音楽を頭で再構成し易い、ということだと理解しました。
クセの強いハイブリッドトリプルが多い中で、音楽に集中でき、クセが少なくバランス良く鳴らす事に徹しているイヤホンです。
今後のハイブリッドトリプルのリファレンスと言っても良いかもしれません。

また、自然体のため、カスタマイズが自分の好みの方向に素直に応えてくれるのも魅力の一つだと思います。
どんな色を与えてもそれに応えてくれる、それが結果的にオンリーワンサウンドを創ることに繋がります。

私のカスタマイズ変遷です。
ファーストインプレが「温い」という余り良くないモノでしたので、当初は解像度を上げたい衝動に駆られ、銀系のケーブルを中心にリケーブル試していました。
その中でもAUDIOTRAK SR3が解像度を上げる効果が最も高く、暫くSR3で聴いていました。
ところが、聴き続けていると若干銀くささと言いますか、BA主張を引き出し過ぎてしまう傾向があり音場に影響があると感じるようになりました。
色々試した結果、今はBEAT AUDIO VermilionがBA主張を必要以上に引き出さず、きちっとした音の分離、自然な音場とバランスを良くしてくれる効果があることがわかりました。(かなり高いケーブルですが、、)

以下、個人的なケーブルとの相性の感想です。
・SR3:純度の高い銀線になると情報量が上がり濃いめの音になります。ややBA主張気味の音質変化になりますので、好みは別れるでしょう。でも、この中で一番シャキッとします。また、コネクタが少し緩いのでリングを広げるなどして調整した方が良さそうです。
・Beat Audio Supernova:こちらも濃い系への変化ですが、SR3よりはBA臭さは感じにくいものの、全体的にSR3よりは輪郭が甘い印象です。コネクタはバッチリです。
・Beat Audio Vermilion:変な味が全く付いていなく音の分離が良いため自然に整頓されている音場を感じられます。銀系の派手さはなく地味だけど優秀なケーブルです。コネクタはバッチリです。

イヤーチップは、いつものSuperDartsチップも今一つしっくり来ませんでしたが、K375用Lが正にピッタリくる形状と材質で、現在はこれを使っています。
http://www.e-earphone.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=003024000045&search=K375&sort=brandname

上流ですが、最近はDAPはDX90固定になってまして、直挿しでも良いのですが、音の厚みと輪郭を補完する意味でUHA-6Smk2をA83用に使うことにしました。
この上流の変化を、A83はストレートに受け止めてくれます。

また、DX90とUHA-6Smk2の接続方法には、アナログ接続とデジタル接続があります。
アナログ接続の場合は、DX90側のデュアルDAC、ES9018×2の音が聴け、デジタル接続の場合は、UHA-6Smk2側のDAC、CS4398の音が聴ける構成になっていますが、A83にはアナログ接続(ES9018)が向いているようです。


まとめますと、A83はとんがった特徴を感じにくく最初の印象は余り良くないものの、聴き続けていると、ハイブリッドトリプル機の中ではバランスがかなり良く、上流の変化をきちんと受け止める素質のある機種で、自分色に染めやすいイヤホンです。
いじり倒したい方には、是非オススメです!


<イヤホン単体情報の補足>
・ノズルの太さは、A81よりは若干細くなっています。
・遮音性は悪いです。
・音漏れはも結構します。
・刺さりはほぼありません。
・低域はFidueっぽい香りはあるものの出過ぎてはいません。
・ドライバ間の音の繋がりは非常に自然です。(DN-2000よりも)
・重心低めのフラットという感じですがボーカルモノもきちんと主張しオールジャンルOKです。
・音場はやや狭めですが上流(特にアンプ、次にケーブル)の工夫により端的に改善します。

比較製品
DUNU-TOPSOUND > DN-2000
FIDUE > Premium Headphones A81
主な用途
音楽
接続対象
ポータブルプレーヤー

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