『キットレンズの画質としては申し分なし』 オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ [ブラック] 上杉鷹山さんのレビュー・評価

[上杉鷹山]

2019年12月8日 11:47 [1281643-1]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	5
機能性	4

キットレンズの画質としては申し分なし

【操作性】
電動ズームは被写体の俊敏な動きに弱い。
ズームが可動している間に絶好のシャッターチャンスを逃す事もしばしば。
また、丁度良いズームに合わせるのも苦労する。
自らカメラを前後に動かすか、自分自身が動いて丁度良いズーム数値に合わせる方が手っ取り早い。
操作性を重視するなら手動ズームのM.ZUIKO DIGTAL 14-42mm F3.5-5.6 �URを選択する方が賢明。

【表現力】
キットレンズとして採用されているレンズの画質としては十分及第点を与えられるレベルではないだろうか。
少なくともアマチュア以下の人がネット上に掲載したり、普通サイズの写真に現像するくらいならば、大きな不満は抱かないと思う。
写真を拡大してパネルにしたり、写真コンテストに応募するレベルになるとカメラ本体の性能にもよるが、さすがに厳しいとは思う。

【携帯性】
OM-D E-M10 Mark�Vで使用しているが、レンズが取り付けられた状態でも、カメラ本体の大きさと重さしか感じない。
一眼カメラながらコンパクトデジタルカメラと同等の携帯性。
事実、カメラ本体にレンズが取り付けられた状態でもコートなど大きなポケットが設けられた上着のポケットに入る。

【機能性】
AF精度はカメラ本体の性能によって左右される部分があるので評価は難しいが、OM-D E-M10 Mark�Vでは、動体撮影ではゆっくりとした動きながら被写体を追い続けてくれる。
風景などの静止画撮影でのピント合わせのスピードについては瞬時に合うので特に問題は感じない。
レンズの性格上、動く被写体撮影よりも、風景など動きの少ない被写体撮影の方が向いていると思う。

【総評】
キットレンズとして採用されたレンズとしては十分な画質と性能。
他社のカメラとレンズも使用しているが、それ等と比べると画質は明るく鮮やかな色彩で個人的には好感が持てる。
オリンパスブルーという言葉があるくらい鮮やかで美しい色彩を提供するオリンパスのレンズとカメラは一度味わうと癖になるという事がよく理解出来た。
更なる高画質を提供するM.ZUIKOのPROとPREMIUMのレンズが使用してみたくなる気持ちが分かる。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

子供・動物