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2018年7月15日 12:07 [1142849-1]
満足度 | 5 |
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操作性 | 5 |
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表現力 | 5 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
【レビューを書くに当たって】
このレンズの特徴を知るのに、後に記載した開発者へのインタビュー記事が非常に参考になりました。
本レビューの【表現力】【機能性】【総評】をコメントするに当たりまして、
開発者へのインタビュー記事から読み取れる開発意図と、自分が使用して「なるほど」と開発意図と共感できた部分につて、
開発者のお言葉をお借りして述べさせて頂きます。
【操作性】
単焦点レンズですので、シンプルで簡単です。しかし、このレンズ、奥深く味わい深いです。
【表現力】
このレンズの表現力を表す際に「味」「ボケ」「三次元ハイファイ」という言葉なくして語れないと思います。
ピントの合ったところからボケ始めて、大きくボケるまでのボケ方がまさしくニコン開発者は「味」と考えており、そしてこのレンズは、ピントの合ったところから、なだらかに徐々にボケていき、輪郭がとけるようにスーッと消え、・・・三次元の被写体を二次元の画像にする際に、不自然さがなく心地の良い画像になる三次元ハイファイなレンズです。そんなボケ味、自然さ、心地よさまで考慮されて開発されていたとは、驚きです。開発者の意図を知ることで、このレンズへの理解、思い入れがいっそう深まりました。
【携帯性】
最大径85mmx長さ70mm 重量385 g フィルター径77oと軽いです。
従って、常時ボディに装着したままの状態でも重さや煩わしさは感じられません。
煩わしさから解放されると、撮影にも集中できて良いですね。
【機能性】
最短撮影距離58p(0.58 m)に近づくほど、収差バランスを調整することによって、
ピントの合ったところから徐々につながりの良い美しいボケ味が得られるように設計されています。
遠くの描写はシャープに、近距離ではピント面はある程度のシャープさを維持しつつ美しいボケ味が得られるという
1本のレンズで2種類のレンズの味を楽しめるように設計されています。
このような意図して撮影距離に応じて徐々に写り方が変化するレンズは、今回が初めての試みとのことです。
【不満な点】
1)開放で点光源を撮影すると、中心は真円ですが、周辺は真円にならず、レモン形となってしまう点。
→解決策はF2.2、F2.8くらいまで絞ると、周辺も真円になります。
2)点光源が玉ねぎボケになることがある。
【総評】
このレンズの皆様のレビューや口コミを拝見したのをきっかけに
それまで所有していなかった単焦点レンズに興味を持ち、
開放F1.4の世界を意識するようになりました。
そしてこのレンズにはどんな開発意図が込められているのか探索沼にはまりこんでしまいました。
●ニコンにとってのレンズの味とは
下記は開発者のお言葉です。
「ニコンでは結像性能に関わる部分だけをレンズの味として取り扱っている。
具体的には、シャープネスとピントの合ったところから、ボケ始めて、
大きくボケるまでのボケ方を味としてみている。」とのことです。
●ニコンのレンズ設計者からよく聞かれる“三次元ハイファイ”なレンズとは
下記は開発者のお言葉です。
「結像点の1点だけをシャープに尖らせたように描写する設計も可能だが、
そのような結像点の前後が急激にボケてしまって何が写っているかわからないようなレンズが
高い評価を受けてしまうようではいけない。
ピントの合ったところから、なだらかに徐々にボケていく、輪郭がとけるようにスーッと消え、
ボケの中にも深度があって何がボケているのかがわかるボケが得られる、
そんなボケ味まで考慮されたレンズが高く評価されるべき。
三次元の被写体を二次元の画像に写し込むときに、不自然さがなく、
心地の良い画像になるものを、三次元ハイファイなレンズと表現している。」とのことです。
以下は、このレンズの開発者様にインタビューを行った際の記事に書かれている項目です。
ご興味のある方は、下記URLの記事を拝見してみて下さい、
きっとこのレンズのことがますます好きになり、一生手放したくないレンズの1本になるのではないでしょうか。
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/621449.html
■レンズの収差をはじめとする、あらゆる性能の測定ができる次世代型の計測装置OPTIAとは。
■OPTIAと画像シミュレータの技術を使ったレンズの第一弾が「AF-S NIKKOR 58mm F1.4G」
■ニコンにとってのレンズの味とは。
■このレンズのコンセプト。
■ニコンのレンズ設計者からよく聞かれる「三次元ハイファイ」なレンズとは。
■ノクトの名称を使用しなかった理由。
■ノクトニッコールを超える性能。
■F1.2ではなく、F1.4になった理由。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 夜景
参考になった6人
「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2022年4月27日 23:31 |
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2021年10月20日 01:12 |
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2021年10月10日 15:51 |
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2021年9月23日 14:50 |
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2021年8月22日 13:09 |
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2021年2月21日 21:04 |
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2020年10月19日 12:03 |
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2020年2月19日 01:35 |
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2020年1月10日 22:57 |
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2019年12月3日 20:01 |
レンズ
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