GMP 400

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- イヤホン・ヘッドホン -位
- オーバーヘッドヘッドホン -位
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| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| デザイン |
3.00 | 4.19 | -位 |
| 高音の音質 |
5.00 | 4.15 | -位 |
| 低音の音質 |
5.00 | 4.12 | -位 |
| フィット感 |
5.00 | 4.08 | -位 |
| 外音遮断性 |
1.00 | 3.79 | -位 |
| 音漏れ防止 |
1.00 | 3.79 | -位 |
| 携帯性 |
無評価 | 3.86 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
よく投稿するカテゴリ
2015年1月16日 12:18 [788390-3]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 3 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 1 |
| 音漏れ防止 | 1 |
| 携帯性 | 無評価 |
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|---|---|---|
外箱。附属品はなし。説明書のみです。 |
箱を開けたところ。 |
質感はチープですが結構精悍なイメージ。 |
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開放型のグリルは金属製です。 |
これが独自のハウジング支持部分。 |
German Maestroの源流をさかのぼると1962年西ドイツ・オブリヒハイムに設立されたヘッドホン、マイク、ヘッドセットの専業メーカー「ミクロフォン・バウ(マイクロフォン製造)」社にいきあたります。
ミクロフォン・バウは1975年に全面駆動型方式(オルソダイナミック型)の先駆者でもあるデンマークのスピーカーメーカー、ピアレス社に買収されて「Peerless MB」となり、その結果静電型、全面駆動型、ダイナミック型の三種類の駆動方式のヘッドホンを製造する世界唯一のメーカーになります。1983年にピアレスはMB部門を売却したため「MB Quart」としてスピーカー、カーオーディオ事業を加え全世界に展開しますが、2007年ごろ企業買収に遭いブランドネームは中国に売却されてしまいました。ドイツに残されたスタッフは出資者の支援のもと、末端の製造ラインの人員に至るまでほぼそのままの形で会社を再興し、2008年、企業名を現在の「German Maestro」へと変更しました。所在地もオブリヒハイムのミクロフォン・バウ設立当時のままです。また買収以前のドイツ製MB Quart製品のサポートも行っているようです。
日本では無名にもひとしいですが、「ミクロフォン・バウ」から連なる長い歴史を持ちヘッドホン製造に関しては世界でも有数の経験と技術を持つメーカー、それがGerman Maestroである、というわけです。
【当機GMP 400とは】
1985年、MB Quartはプロ用途・リスニング用途の両方に対応したダイナミック駆動・開放型ヘッドホンの最上級機としてQP95というモデルをリリースしました。QP95はサンドウィッチ構造振動版、銅被膜アルミ線ボイスコイル、後述するカードマティック・サスペンションといった独自のテクノロジーが導入された意欲的な構成で、QP95x、QP400とマイナーチェンジを経つつ、ブランド名がGerman Maestroへと変わってからはGMP400と名前を変え、密閉型のGMP450PROと共に同社のフラッグシップ・ヘッドホンとなっています。
国内に導入されたのは2013年のことなので目新しさを感じますが、当機GMP400は30年(!)の長きにわたって販売されている驚くべき歴史のあるモデルなのです。
【デザイン】
QP95からほとんど変わっていないデザインはまさに80年代どまんなか。全体的にプラスチッキーで1500円のヘッドホンと言われても信じてしまいそうですが、機能面は非常に充実しています。
最大の特徴はカードマティック・サスペンションと呼ばれるハウジングのフロート構造で、ハウジングはラバー製リングによってヨーク部から浮くように結合されており自由に角度を変え頭にフィットするようになっています。さらにGMP400となってからケーブルの合流部に10cmほどのコイル部が追加され、不意の衝撃などからケーブルやヘッドホン本体を保護します。どちらも実用的でよく考えられた機構です。
ハウジングのグリルはメタル製、ヘッドバンドの支持ベルトは合皮製、両出しのケーブルは固定式です。
【フィット感】
オーバーヘッド・耳覆い型の大型ヘッドホンとしては最高クラスの装着感ではないかと思います。ベロア素材のイヤパッドはややシャリシャリした固めの感触ですが、かなり弱めの側圧と前述のカードマティック・サスペンション、そして240gという(フラッグシップ機としては破格の)軽量さのために装着しているのを忘れるほど快適です。ただ、ヘッドバンドがかなり短い(同社製GMP8.35Dよりも短い)ので、標準より頭が大きい人は装着が困難な場合があります。要注意。
【音質】
・高音の音質…高音は鮮やかかつ明瞭。GMP400の目の覚めるような高音に比べると、ほとんどのヘッドホンの高音が眠く曇った質に感じるほど。なぜか刺さりはあまり感じられません。
・低音域…結構量もあります。DT880とDT990の中間ぐらいでしょうか。質は非常に高く、録音に重低音が含まれている場合はきちんと沈み込み、バスドラムの膜の振動などの難しい表現もきちんとこなします。
・ボーカル…男女共に非常につややかで美しい音で伸びも十分。ボーカルがかなり得意なヘッドホンと言えると思います。
・PRaT(Pace, Rhythm, and Timing)…リズムは極めて正確でタイトなドラム表現ですが、速いペースの曲は速く、グルーヴィーな曲は懐深く、録音通りの表情を出します。非常に質の高いリズムセクションを表現します。
・音場…開放型としてはそれほど広い部類ではありませんが十分な広さ。楽器の定位も非常に優れています。
・質感…全体の音の印象は、高域から低域までまんべんなくパワフルに、独特の軽快さをもって表現するフラットバランス、という感じです。高域は極めて鮮やか、低域もそこそこ出ているのに、中音域が埋もれたり遠くなってりはしません。非常に優れたバランスのヘッドホンです。特筆に値するのはその表現の自然さで、他のヘッドホンからスイッチした場合でもスッとこのGMP400の音の世界に入っていくことができます。メーカーではクラシック向けヘッドホンとしているようですが、個人的にはかなり広いジャンルに適応できる機種だと思います。サイケデリック・トランスからオーケストラまでいろいろな音源を聞いてみましたが、特に不得意なジャンルは見当たりませんでした。JPOPのギターバンドの曲なんかも実に楽しく聴けます。
【総評】
30年も昔に基礎が設計されたヘッドホンと聞くと、このハイレゾ時代に大丈夫なの?と思う方もおられるでしょうが、実際に音を聴いてみればそんな懸念はふきとんでしまいます。完成度が高く、現代の一線級のヘッドホンと比べても特に劣るところは見当たらないどころか、解像度や歪みのなさはより上の価格帯の製品に匹敵しています。このGMP400は変わらないというより変わる必要がなかったのではないか、とさえ感じます。
ベイヤーダイナミックのヘッドホンは音が重すぎるし、かといってグラドでは元気が良すぎる、と感じる人にはベストフィットかも。少々国内価格が割高に感じられますが値段なりの価値は十分あると思います。T90やHD650と堂々と戦えるレベルのヘッドホンです。
参考になった9人(再レビュー後:9人)
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鴻池賢三 さん
(イヤホン・ヘッドホン)
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