『保存する必要は有りません』 Adobe Adobe Photoshop Lightroom 5 日本語版 540iaさんのレビュー・評価

[540ia]

2015年2月8日 10:20 [795833-1]

満足度	4

機能性	5
使いやすさ	5
安定性	4
軽快性	4
サポート	無評価
マニュアル	4

保存する必要は有りません

【機能性】

・読み込んだ画像に対しての編集内容はカタログに自動記録される為、保存する必要は有りません。
　→ 変更した内容は書き出しを行う事で別ファイルとして生成されます。
　※ Photoshop等で編集した時のような保存する為のPSDファイル等は生成されませんが、PSDファイルとして書き出しを行う事は可能です。

・一度読み込んでしまえば全てカタログ上で作業が行える為、検索等が効率よく行えます。
　→ 使用カメラ、レンズ、F値、シャッタースピード、ISO等、EXIF情報をもとに検索が可能です。

・カタログに登録されていれば、画像の保存場所にかかわらず検索可能です。
　→ ドライブやフォルダーが分散していても一元管理する事が可能です。

・キーワードを付ける事で更に効率の良い検索が可能です。

・マップモジュールでGPSログを使ったログマッチングが行えます。
　→ スマホ等でGPSログを取っておけば、撮影時刻と同期して位置を記録するログマッチングが行えます。
　ログマッチングを行った写真であれば、いつ撮った写真か忘れても、場所で検索する事が可能です。

・基本的に非破壊編集です。
　→ 元画像に直接変更を加えない為、オリジナルがそのまま残ります。
（JPG画像には一部の情報（EXIF等）が書き加えられる事があります。）

・仮想コピーが作成出来ます。
　→ 一つの画像に対して複数の設定を行う事が出来ます。
　　例えばA3用と四つ切り用のトリミング設定をしたり、色や明るさ等を変えたり出来ますので、使用する用途によって別々の設定が出来るので便利です。

・編集履歴が使えます。
　→ 編集した履歴が記憶されているので、過去に戻って編集をやり直す事が出来ます。　また、スナップショットも取れるので、完成した設定を保存しておく事が可能です。


【使いやすさ】

機能ごとにモジュール化されているので、非常に分かりやすいです。

・ライブラリモジュール
　閲覧や検索等を行います。　画像の読み込み、書き出しも、ここから行います。

・現像モジュール
　画像に対しての現像設定を行います。　各種設定を行ったりプリセットを使用する事が出来ます。

・マップモジュール
　画像を地図上にD&Dする事で、画像と撮影場所の関連づけが可能です。
　関連づけされていれば場所から写真を探せます。

その他、ブックやスライドショー、プリント等を行うモジュールがあります。
　※ ブックは米国でのサービスですがPDF出力等が可能です。


【安定性】

・8GB〜16GB程度のメモリーを必要としますが非常に安定して動作します。


【軽快性】

・登録画像数が多くなると起動時にもっさり感が出てきますが、起動後は軽快に動作します。


【サポート】

・基本的にサポートいらずです。

　※ 今まで使用してきたソフトとは概念が異なっていると思いますので、
　　　最初のハードルは高いかも知れません。　


【マニュアル】

・今時のソフトですのでマニュアルは付属しません。

・マニュアルの代わりとなる情報は以下にまとめておきました。
　http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000519163/SortID=18291274/#tab


【総評】

価格.comでは画像編集ソフトというカテゴリですが、その中に大きく分けてレタッチと現像があります。

Lightroomは現像用のソフトであり、Photoshop等のレタッチソフトではありません。

POP作成が目的だったり、複数画像を重ねたりしたい場合にはレタッチソフトを使用する必要が有ります。

Lightroomはレタッチに必要な元画像を作る為のソフトという位置付けと考え、必要であればPhotoshop等のレタッチソフトとの併用をする必要が有ります。

数ある現像ソフトの中で数少ないカタログ管理が出来るソフトです。
PC内に分散した沢山の写真を一元管理して用途別の検索が可能です。

この強力な検索機能をうまく使って、素晴らしい作品集を作って下さい。