『新型ゴルフGTI装備を検証。(追記W)』 フォルクスワーゲン ゴルフ 2013年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価

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『新型ゴルフGTI装備を検証。(追記W)』 外川 信太郎さん のレビュー・評価

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プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドンに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、輸入車専門誌にてライターを始める。その後、育った英国に渡りレース活動などを経…続きを読む

満足度5
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地5
燃費5
価格5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

新型ゴルフGTI装備を検証。(追記W)

正面から。低く抑えられたボディは迫力満点です。

ヒップラインも普通の「ゴルフ」ではないオーラが漂っています。

サーキットユーズでも根を上げないタフなブレーキ。

街中ではトルクの波に押され、余裕綽々です。

ワインディングでは腕さえあれば思いのままの走りを満喫できる。

テストコースでの走行。瞬く間に日本離れした速度に到達する。

新型「ゴルフGTI」の長期テストを行うため、メーカーの広報車を個人的に借り受け、様々なテストを敢行していましたが、今回が最終レビューとなります。

●タウンインプレッション

ボッシュスターターを押し、エンジンを始動させますと、威勢のいいサウンドがキャビンに響きます。しかし、常に「ボーボー」と唸るのではなく、抑えるときは抑え、吼えるときはおもいっきり吼えてくれるそんな印象です。そのため、普通に走っていれば、排気音で耳が疲れるようなことはありません。
走行モードに関わらず35.7kgmという3.5リッターエンジン並のトルクを1500rpmから生み出すため、アクセルに足を乗せた瞬間、トルクの波が押し寄せ、身体がシートバックに押え付けられます。そのため、街中では、アクセルに触れるだけで、あっという間に周囲の流れを置き去りにできます。

歴代の「ゴルフGTI」で最も乗り心地が良いといえます。18インチ、40%扁平のタイヤを履くにも関わらずしなやか。これなら、家族からも文句を言われることはないでしょう。DCCモードですが、「ノーマル」の選択で十分コンフォートに走れます。

●ワインディングインプレッション

サーキット走行でも容易には破綻しない「ゴルフGTI」ですので、公道の峠道をハイスピードで駆け抜けた程度では、限界は見えてきません。35.7kgmという先代「ゴルフR」を凌ぐ大トルクは、1500rpmから4400rpmまで持続。そのため、急勾配の立ち上がりなど物ともせず、豪快な走りを満喫できます。また、装備される「プログレッシヴステアリング」は超が付くほどクイックなレシオでタイトコーナーでも、蛇角は最小限。コントロール性も特筆です。
走行中、前方にスズキ「スイフトスポーツ」がやる気満々で走っておりましたが、こちらは涼しい顔をして後方から、ある程度の車間距離をキープして追走。ストレートで必死に引き離しに掛かる相手ですが、スロットル開度、三分の一程度でトルクが盛り上がり、あっさり相手に追いついてしまう程。あまりいじめるのも大人気ないので、お遊びは終えました。
ブレーキは、片押しのフローティングキャリパーに耐熱のレッドペイントが施されていますが、ワインディングを攻め込んだ程度では、踏力の変化は皆無。ダウンヒルでも、エンジン性能を上回る制動能力を見せてくれました。

●ハイウェイ&テストコースインプレッション

高速道路では、自制心が必要となります。ETCゲートを抜け、フルスロットルをくれると、シフトチェンジの度に「バフッ!」という大迫力のサウンドと共に、5秒台で時速100km/hに到達。これ以上は、免許書がなくなりそうですので、6速のまま、巡航。追い越し加速も特にパドルシフトに手を触れることもなく、そのままスロットルを踏むとトルクが盛り上がり、あっけなく追い越し終了。東名高速道路の大井松田〜御殿場間など高速コーナーが続く区間も、国産ミニバンが、どアンダーを出す中、思ったとおりのラインで、さらりと駆け抜けていく「ゴルフGTI」。日本国内の高速道路では、美味しい領域まで持っていくことが不可能でした。

テストコースでは、フルスロットルでの走行、最高速度を試してみましたが、時速200km/hまでも、速度計の上昇する勢いが衰えることなくあっけなく到達。時速200km/hでのエンジン回転は3200rpmというのも驚きました。(最後の写真を参照。)

新型「ゴルフGTI」は、ジキル&ハイド的な性格を持ったクルマであると一ヶ月共にして分かりました。お買い物に連れ出すときには、普通の「ゴルフ」、サーキットでは、完全なスポーツカーへ…。

新型「ゴルフ」本当に素晴らしいクルマです。

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満足度5
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地5
燃費5
価格5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

新型ゴルフGTI装備を検証。(追記V)

長期テスト中のトルネードレットの広報車。迫力満点だ。

コの字型に照射されるLEDポジションランプ&バイキセノンは標準。

専用LEDフォグランプは驚くほどの明るさを持つ。

リアターンシグナルもLED。ゴルフでの採用は初である。

スマートエントリー&スタートシステムを採用している。

マルチファンクションインジケーターはフルカラー液晶。

新型「ゴルフGTI」の長期テストを行うため、メーカーの広報車を個人的に借り受け、敢行している筆者。前回のサーキットテストではなく、日常生活に実車を持ち込み、走りはもちろんのこと、実用性などをチェックしています。

ハイパフォーマンスカーに相応しい走りは次回として、今回は、エクステリアや専用装備などのレビューを記します。

全幅1800mm全高1450mm全長4275mmのボディは、ロー&ワイドという印象を受けます。レッドラインをヘッドライトユニット内部まで配し、ハニカムグリル、フォグランプ一体の3本のフィンなど専用装備で身を固め佇む姿は、これまでの「ゴルフGTI」シリーズでは、最も“強面”です。

取材車には、225/40R18タイヤに7.5Jのアルミホイールが装備。抑えられた車高と相まって迫力満点です。長期取材のため、何度か洗車をして感じましたが、この18インチホイールは、ブラックポリッシュ仕上げのため、一般的なシルバーのアルミホイールに比べ、お手入れにはやや気を使います。ブラック部分は、完全な光沢ピアノブラックのため、ブレーキダストなどの除去には、十分な水を使い柔らかなスポンジで洗い流さないと、すぐに細かい「洗車傷」が入ってしまいます。また、素材感が魅力のポリッシュ加工のホイールは、アルミの地金に分厚くクリア塗装が塗られていますが、飛び石などで傷が付くとその部位から水分が入り込み、クリア塗装の下に糸ミミズのような白錆が発生しますので、ホイールコーティングなどの保護皮膜で保護することをおすすめします。ちなみに、この新型「ゴルフGTI」のホイールは17.18インチ共に「BBS」社製が純正です。(記載はされていませんが)

トルネードレッドのボディは元祖ホットハッチらしく迫力満点ですが、フロントヘッドライトユニットに収められたコの字型のLEDポジションランプとレッドラインの組み合わせはさらに“らしさ”を強調しています。国産車でも、LEDのライン発光型ポジションランプがはやりですが、色温度は低め。新型「ゴルフGTI」は純白で高い色温度を誇り、視認性も抜群です。

また、フロントスポイラーには、3本のフィンが設けられ、さらにその奥には、同社初となる「LEDフォグランプ」を装備。今やヘッドライトもLEDを使用する時代ですので、照度には申し分なく、山道などでは、バイキセノンの補助として十分な明るさで手前の路面を照射してくれます。写真を参照していただければお分かりのとおり、国産車のそれと比べ、色温度は高め。おそらく6000ケルビンほどあるかと思われます。しかし、雨の高速道路を走る際には、フォグランプとしての用途は、やや色温度が高すぎで、視認性が悪い場合があります。ファッション性は優れていますが、実用性を考慮した場合、光の透過率の高い低ケルビンの方が理想です。

リアのウインカー(ターンシグナル)は、「ゴルフ」としては初のLEDを採用しました。(ゴルフプラスでは丸型を採用。)横一線に並べられたLEDが広範囲に点滅する様は、一見の価値ありです。無論視認性も大変優れています。国産車では採用が皆無に等しいLEDターンシグナル、相当目立ちます。また、テールランプ、ブレーキランプ、ライセンスランプもLEDを採用しています。

インテリアは伝統のタータンチェックのスポーツシートが「GTI」であることを認識させてくれます。インパネ周りのレイアウトは「ゴルフハイライン」と大きな差はありませんが、カーボン調のパネルが貼られたダッシュボード、ドアパネルに浮かび上がるレッドのアクセントライン、280km/hまで表記された専用メーター、フルカラーマルチファンクションインジケーター、新デザインのアルミ調ペダルなど、実は各所に専用パーツがちりばめられております。

エンジン始動はスマートエントリーキーを採用しているため、6速DSGシフトレバー脇に設けられたスタート/ストップボタンで行います。

ナイトイルミネーションも細部のスイッチ類まで透過照明が灯りにぎやかですが、アツい走りとは裏腹にクールな印象を与えます。メーターの指針以外は、すべてクリアホワイトの照明でこのあたりは、「ゴルフハイライン」と大きな差を感じません。どうせなら、往年の「アウディ」のように赤一色のインパネにでもしてほしかったというのが筆者の感想です。

次回は、35.7kgmの大トルクを街中、高速道路で走り倒したインプレッションをお届けします。


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満足度5
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地5
燃費5
価格5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

新型ゴルフGTIはハイパフォーマンスカーである。(追記U)

ピットロードに並んだ姿も様になるのはさすがGTIである。

サーキットで振り回しても楽しめる。

スポーツサスペンションの採用により車高は10mm低くなった。

デュアルエキゾーストエンドを採用。灯火類もLEDを採用。

直噴ターボエンジン2.0L TSI エンジンは220馬力を発生。

スポーティさを演出する数々の専用インテリア。

新型「ゴルフ」の受注が好調のなか、ホットモデルである「GTI」が登場しました。今回は、メーカー主催の富士スピードウェイサーキット試乗会にて、新型「ゴルフGTI」を全開走行してきましたので、レビューを記します。

全長 4,275mm x 全幅 1,800mm x 全高 1,450mm。伝統を受け継ぐ新型「ゴルフGTI」 には、GTI の伝統を受け継ぐ数々の専用装備が施されています。赤く塗装されたブレーキキャリパーやラジエーターグリルのハニカムデザイン、あるいは赤いラインをヘッドライトにまで配することで“GTI”であることを強く主張。一方でバンパー両端に配された専用デザインのLEDフォグランプが、伝統を受け継ぎつつも最新のテクノロジーとの融合を果たしている象徴となっています。タイヤは標準で225/45R17サイズを搭載し、オプションのDCCパッケージを選択することにより、225/40R18 サイズへとインチアップが可能です。

新型「ゴルフGTI」に搭載されるのは、MQB コンセプトで開発された後傾12°、後方排気を特徴とする第3世代の直噴ターボエンジン2.0L TSI エンジン。ヘッド部を新たに設計し吸排気バルブに可変タイミング機構を組み込むと共に、排気側ではリフト量も2段階に変更し、エンジン回転数に応じた最適な制御を行う。また、直噴とポート噴射のデュアルインジェクションを採用した結果、最高出力は先代GTI より9馬力向上の162kW(220PS)、最大トルクは280Nm から350Nmへと大幅に増加し、最大トルクの発生回転数も従来より200rpm低い1,500rpmからとなり、ドイツで行った中間加速テストでは80-120km/h の所要時間が先代の6.0 秒から5.0 秒へと大幅に短縮。また今回GTI として初のBLUEMOTION TECHNOLOGY(Start/Stopシステム、ブレーキエネルギー回生システム)を採用し、トランスミッションには、引き続き燃費向上にも貢献する湿式6速DSG を搭載することでJC08 モード燃費は15.9km/Lと、歴代GTI で一番の低燃費を達成しました。

■サーキットインプレッション■

シフトレバー右側に配されたスタートボタンを押すことでエンジンを始動。(電子キーを採用)タコメーター&280キロ表記のスピードメーターの指針がフルスケールまで跳ね上がります。
アイドリングから、野太いエキゾーストが響き、先代の「ゴルフY GTI」より、さらに迫力のあるものにチューンされています。

ピットロードからコースに出て、1ラップ目は、軽く流してみました。とにかくトルクが強烈です。先代の「ゴルフR」すら凌ぐ最大トルク350Nmを1500-4400rpmで発生。2ラップ目からは、ヘルメットを装備し、その昔、筆者が参戦していたゴルフ「ポカールレース」を思い出し、戦闘モードでアクセル全開。フルブレーキで1コーナーに…。ハードな周回を行っても新設計ブレーキは、根を上げる事は無く、サーキット全開走行にも対応できる設計となっています。

ステアリングは、プログレッシブギヤレシオを採用しており、ギアレシオを変化させるもの。ロックtoロックは2回転と超クイックで、タイトコーナーでのコントロールでは、実に扱いやすい。足回りの動きも手に取るようにドライバーに伝え、路面追従性のさは特筆ものです。

26Rのタイトコーナーでは、軽量化されたボディ、更に抑えられた車高、そして専用サスペンションが路面を捉え離さない。さすがに無謀にアクセルを踏むと、派手に悲鳴をあげることもありますが、FFとは思えない挙動でグイグイ立ち上がります。「ゴルフR」を髣髴とさせる大迫力のエキゾーストと共に、コーナーを猛然と立ち上がる様は、「ゴルフGTI」の歴史にも新たな一ページを刻み出したと感銘を受けました。
数ラップを重ねるうちに、ラップタイプを短縮した戦闘モードと化していましたが、そのあたりのスポーツカーなどまるで歯が立たないタイムで、周回をこなします。

タイトベントでアクセルを閉じ、タックインに持ち込むと、電子デバイス満載とはいえ、結構派手にテールが流れ出しますが、コツさえ、覚えてしまえば、コントロールは容易。しかし、ここはサーキット。一般公道では、容易には、限界は出てこないとおもいます。

新型「ゴルフ」の実用性はそのままに、時にはワインディング、サーキットでも楽しめるのが、新型「ゴルフGTI」。また国産車に魅力的なクルマがないことが浮き彫りにもなってしまった一台でした。





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満足度5
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地5
燃費5
価格5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

GTIはいらない?Highlineの高い動力性能。(追記T)

低く抑えられたエクステリアはスポーティな印象を受ける。

サイドビューはゴルフのアイデンティディを踏襲している。

エッジの効かせたヒップはもっともカッコイイといえる。

エキゾーストエンドは2本だし。アイドリングは極めて静かだ。

フォローティング式のキャリパーだが制動能力は大幅に向上した。

テストコースでの高速テスト。GTIは不要な程の速さを見せる。

New Golf TSI Highline(ハイライン)の広報車両をフォルクスワーゲングループジャパン協力の下、一夏借用し、数々のシーンを走ってみました。今輸入車では最も注目のこのクルマの魅力を数回に分けてレビューをしてまいります。

長期借用した広報車両は夏の日差しに映えるピュアホワイト。まだまだ街中で見かけることの少ない新型「ゴルフ」の注目度は高く、お盆中のサービスエリアや観光地では、老若男女、実に多くの方から「これ、サザンのCMのクルマ?」と声を掛けられました。

また、現在同社の車両を所有している方からの注目度は更なるもので、一例として、ある「ゴルフX GTI」ユーザーからは、筆者が商業施設の駐車場に駐車し、買い物が終わり広報車両に戻るまで約一時間も待っていた方がいたほど。他にも「ポロ」のユーザーからもすれ違い様に、これでもかと振り向かれるほどでした。

長期テスト中はさまざまなテストを敢行しましたが、今回は高速道路&テストコースでのテスト結果をお伝えします。

Golf TSI Highline(ハイライン)に搭載する1.4 リッターTSI エンジンは、従来のターボ+スーパーチャージャーのツインチャージャーからシングルチャージャーに変更され、新たに気筒休止システム、アクティブシリンダーマネジメントシステム(ACT)をヘッドに搭載し、ツインチャージャーの最大トルク240Nmを上回る250Nm/1,500-3,500rpm を実現。また従来採用していた鋳鉄製シリンダーブロックは今回アルミ製に変更され、ボディの軽量化等もあいまって大幅な安全装備の充実にも関わらず、車重は先代TSI ハイライン比で20kg 軽量化されました。燃費も19.9km/ℓとエコカー減税100%(免税)を達成し、ハイパフォーマンスと低燃費を高い次元で両立することに成功。最高出力は140PS/4500-6000rpm、最大トルクは250Nm(25.5kgm)/1500-3500rpmを発生させます。

高速道路、テストコースでは、最大限の性能を発揮させるため、ドライブモード選択付きDCCを「スポーツ」に設定。テストコースにて、その動力性能を試してみました。これまで、エコモードで走っていましたが、スポーツに選択した瞬間、ステアリングがずっしりと手応えのあるものに、そしてサスペンションも容赦なくキャビンにダンピングを伝えてきます。(決して不快なものではない。)大変静粛性に優れたエンジンですが、「スポーツ」モードでは、ツインエキゾーストからは、野太いサウンドが響き渡ります。ここまで可変するとは、まるでクルマをもう一台所有している感覚でした。

国産車のリミッター速度までは、あっけなく到達してしまいます。専門的な計測機器を用いたわけではありませんが、手元のストップウォッチでは、0-100km/hまでは、7.9秒で到達。最高速度は試しませんでしたが、210km/hでの巡航も余裕でこなします。これは、「ゴルフWGTI」のスペックを軽く上回り、「ゴルフXGTI」にも付いていくことも可能でした。
ステアリングの剛性感、ピッチング、ローリングは、歴代の「GTI」を上回ると断言できます。(ゴルフXGTIは、筆者の身内が所有している。)

テストコースにて、時速160km/hでも、エンジン回転は、なんと2900rpmに抑えられ、乾式7速DSGは、かなりハイギヤード。ゴルフWの2.0Lエンジンでも、時速100km/hで3100rpmも回っていたことを考えると、ハイウェイでの燃費向上も顕著。

国内でも、ニューゴルフ「GTI」がこの秋にも上陸予定ですが、そこまでの速さは必要ないかもしれません。(好きな方には最高のマシンとなるだろうが。)ニュー「ゴルフ」TSI Highline(ハイライン)でも、国内では、十分速く、その動力性能の高さには、十分満足できるといえます。


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満足度5
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走行性能5
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7代目にして、全てが新しい新型ゴルフ。

「ゴルフ6」の全高1485mmから、新型「ゴルフ」は1460mmへ車高は抑えられた。

らしさが踏襲されたCピラー。( 写真はHighline)

Highlineでは、コの字型のLEDポジションランプにバイキセノンが付く。

取材車のシェトランドレザーは受注生産。インテリアは上質。

Comfortlineが日本市場では最も売れ筋だろう。

ゴルフに乗っているとは思えない上質感は今まで経験のないものだ。

■New Golf TSI Comfortline(コンフォートライン)■

最初に試乗をした新型「ゴルフ」(ゴルフ7)は、New Golf TSI Comfortline。現在、3グレード選択できる新型「ゴルフ」の中で、中間グレードを担うモデル。エンジンは、ベースグレードのNew Golf TSI Trendline(トレンドライン)と同一で、DOHCへ変更された1.2Lエンジンは、歴代「ゴルフ」最高の21.0km/L(JC08 モード)の省燃費性を誇ります。今回、メーカー主催の試乗会場は、富士山の麓、裾野市で行われたため、このNew Golf TSI Comfortlineでは、ワインディングを中心に試乗を敢行しました。

日本市場では、最も売れるであろうNew Golf TSI Comfortlineを最初に試乗しました。試乗時間はたっぷりあったため、東名高速にも足を伸ばす事が出来ましたが、車体重量1240kgという軽量なボディと、リア4リンクを採用せず、シンプルなトレーリングアーム式のリアサスペンションを試すためにあえて、ワインディングを選んでみました。

New Golf TSI Trendline、New Golf TSI Comfortline共にエンジンは、新設計の直列4気筒DOHC16バルブインタークーラーターボ。従来どおり、物理キーを差込みエンジンを始動すると、軽快なサウンドが心地よく響く。電子制御化されたサイドブレーキを解除し、静かにアクセルを踏むと新設計エンジンの違いは明らかで、上質を保ちながらもグイっと押し出されるように発進しました。従来のSOHCからDOHCに刷新され、同時に1,400rpmという従来より低い回転域から最大トルクを発生させるため、同排気量の「ザ・ビートル」よりさらに活発な印象を受けます。オープンロードに出ても流れをリードする事などハーフスロットルで十分。またこのエンジン、カタログ上でのトルク曲線は典型的な台形型なのですが、まずは低速域でグイッと来て、さらに4000rpmという中高回転域でもう一度パンチが存在します。そのため、この回転域を「DSG」を積極的にシフトしてキープすれば、「シューン」というターボのホイッスルと共に、かなり活発に走らせることが出来ます。

気になるのは、シンプルなトレーリングアーム式のリアサスペンションですが、これがすこぶるいい。多少ばたつき感もありますが、とにかく新型「ゴルフ」の上質感を失わないもの。正直に比べれば、“猫足”的なGolf TSI Highlineが採用するリア4リンクサスペンションのしなやかさには適いませんが、これを知らなければ、十分上質で挙動も終始安定志向。

人里離れたワインディングにて攻め込んでも、ロール、ピッチングも見事に抑え込まれ、205/55R16タイヤのスキール音を聞く事は一度もありませんでした。電子デバイスが介入しなくとも、車両限界の大幅な向上は十分確認。山坂道をロックtoロック2.5回転のクイックなステアリングを武器に楽しめるのは、Golf TSI Comfortlineが○。

スタート/ストップ機能は、更に進化しており、気がつかない間にエンジンが停止し、ブレーキから足を浮かすと素早くエンジンが始動する。この一連の動作は、上級のGolf TSI Highlineよりスムーズです。



■New Golf TSI Highline(ハイライン)■

試乗会場から滑り出すと、これまでの「ゴルフ」とは思えない上質感に感銘を受けました。まるで同社の上級モデル「パサート」にでも乗っているかのような滑る感の発進マナー、そして市街地でも、17インチ45%扁平のタイヤを履いているにも関わらず、「ゴツゴツ」といった感触は皆無で、見事にダンピングが抑え込まれています。この感触は、歴代全ての「ゴルフ」に試乗経験のある筆者でも始めて味わうものです。New Golf TSI Highlineは、“猫足”を表現するのが相応しいといえます。

New Golf TSI Highlineに搭載される1.4Lエンジンは、気筒休止システム、アクティブシリンダーマネジメントシステム(ACT)を搭載していますが、4気筒から2気筒になった瞬間はメーター内の「2シリンダーモード」という表示で確認しないとまるで気が付かない。2気筒走行は頻繁に行われ、平坦路を流れに乗って流しているときなどは、ほとんど2気筒といっても過言ではない程。また、アクセルを踏むと4気筒走行に戻りますが、その時のショックなども皆無で、やはりメーター内の表示で初めて確認。

サスペンションは常に上質。まるで、メルセデス・ベンツの「Eクラスセダン」とタメを張れるほど。コーナーにハイスピードのまま飛び込んでも、車体挙動変化は驚くほど少なく、路面に張り付いたままロールやピッチングなどまるで感じさせず、どっしりと安定しています。正直ここまで安定していると、国産同クラスは、オモチャに感じてしまうほど完成度が高いといえます。

東名高速に乗り、スロットルを深く踏み込んでも、雑な感や荒っぽさは微塵もなく、上質感は保たれたまま。「スポーツ」に選択された制御により、ステアリングはどっしりと安定し、エキゾーストノートも「コーンッ」と抜けの良いものに変わっている。1.4Lエンジンの発生する25.5kgmというトルクは、自然吸気エンジンの2.5Lエンジンと同等のため、速くて当たり前ですが、スーットと吸い込まれるように上質な加速していく。全幅は1800mmとワイドで、低く抑え込まれたロー&ワイドボディは、追い越し車線でも、優位で前方を走るクルマは、皆、素直に道を譲ってくれた。この存在感は、もう「ゴルフ」を超越しているといえる。

インテリアにモニターが2個存在しているのは少々目がうるさい。車両設定やオーディオをコントロールする「Compositin Media」は、新型「ゴルフ」全車に採用され、生産もドイツで行われている。これにナビゲーションが収まれば、すっきりするのですが、5.8インチとインダッシュとしては小型。現在はパイオニア製のナビゲーションがとりあえず空調ルーバーに押し込まれているが、秋以降にはインダッシュになる予定。

新型「ゴルフ」は、40年の歴史の中で、最も革新的な「ゴルフ」です。是非とも、細部までチェックしてその完成度の高さに驚いていただきたいものです。


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