『取り込みが高速で、普段使いにお勧め！』 トランセンド TS32GSDHC10U1 [32GB] 流浪のテスターさんのレビュー・評価

[流浪のテスター]

2014年11月16日 16:19 [770359-1]

満足度	5

読込速度	5
書込速度	4
信頼性	無評価

取り込みが高速で、普段使いにお勧め！

動画1：PC-Format読込速度 [TS32GSDHC10U1]	動画2：PC-Format書込速度 [TS32GSDHC10U1]

補足図1：外観とテスト環境	補足図2：Format別CDMベンチ比較	補足図3：16-64GB SD別CDMベンチ比較グラフ
補足図4：16-64GB SD別CDM SeqRW実測比較グラフ	補足図5：Format後の容量確認

同社、TS64GSDU1（64GB）が高感触だったのと、R/Wスペックが用途に最適だったため2014年11月中旬に購入しました。

■テスト環境・外観：補足図1参照
※PCフォーマットではdiskpartを使用しないで購入時の状態で行っています。
※実測テストは、1148.68MBのファイル転送を行っています。

□外観
昔の簡素なラベルと異なりカラフルで、多様な規格が誇らしげに記載されています。

■CDMベンチマーク：補足図2参照
メーカー公称値：読取90MB/s（x600）、書込10MB/s
※書込に関して本サイトでは60MB/sの記載がありますが、メーカーサイトでは一切ありません。（仕様変更前は60MB/s程度だったようです）

CDMスコアでは、公称値を満たし94/40MBpsとなりました。
PCでのフォーマットの方が若干スコアが向上しているように見えますが殆ど誤差の範囲です。

■SD別CDM比較：補足図3参照
��9が本製品となります。
読込に関して言えば、同社Premium64GB、SanDisk ExtremeProに匹敵しクラス最高速と行っても過言はありません。

書込は読込に対して落ちますが、Seqが40MB/s程あれば通常使用では十分だと思います。

■SD別CDM・実測比較：補足図4・動画参照
��9が本製品となります。
CDMは1MB=1,000,000byteでの表記ですから、正規のMB/sに換算すると若干差が生じます。

本テストではCDM換算値と実測値を比較してベンチ結果を検証しています。
カード容量が小さな場合は誤差も小さく、大きくなると誤差も比例して大きい傾向があります。
本製品ではベンチ結果より実測の方がR/Wとも早い結果になりました。
実測値でも公称値を充分に上回る好結果です。

※実測はコピーツールを使用しています。
このツールは小数点以下の秒数計測が出来ないので速度の速いカードでは誤差が大きくなっています。

■カード別フォーマット容量比較：補足図5参照
��9が本製品となります。
質問に挙がる事がありますが、メーカーではPC表示のGB換算では無く、1,000,000,000byteを1GBとしている場合が殆どです。
従って、メーカーの32GBは実質、約29.8GBとなりフォーマットする機器によって様々な管理領域などが差し引かれた領域が実際にユーザーが使用できる容量になります。

一般的な傾向とは異なり29.91GBと、110MB程多くなっています。
Transcendでは32GB以下の製品のみ多くなっているのかもしれません。

実容量確認）
昨今、容量詐欺製品もあるので確認してみましたがOKでした。

■信頼性
昨日購入したばかりなので、無評価です。
動画撮影用なので挿抜を繰り返してどの位耐久性があるか気になるところです。

■総評
実測でSeq-R/Wが95/39MBpsという高性能です。
容量チェックで、27GB程を一度に書き込んだ時のダイアログでの転送速度は39.1〜39.4MB/sとなっていましたので、間違いないと思います。

私の用途は本サイトなど動画撮影用に読込が早く、書込はそこそこという性能の製品を探していました。
理由としては、使用しているカメラが高速な書込を行うとオーバーヒートしてしまうという理不尽な仕様なので、早すぎるカードはNGだったからです。
動画ですから、ファイルサイズはGB単位になるので、PCに取り込むときはなるべく早いほうがいいという条件に、本製品はピッタリでした。

正直、以前の60MB/sの書込であれば選択肢には入らなかったという事です。(^^ゞ
私の用途は別にしても、ULTIMATEの名に恥じぬ高性能でした。

3000円以下で購入出来るならコスパは良いので、是非試される事をお勧めします。

比較製品

トランセンド > TS64GSDU1 [64GB]