ATH-ESW11LTD レビュー・評価

満足度：4.67

（カテゴリ平均：4.24）

満足度ランキング—位

集計対象6件 / 総投稿数6件

1. 5 83%
2. 4 0%
3. 3 17%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	5.00	4.19	-位
高音の音質 高音部の音質の良さ	4.83	4.15	-位
低音の音質 低音部の音質の良さ	4.67	4.12	-位
フィット感 装着したときのフィット感など	4.67	4.08	-位
外音遮断性 外の音を遮断するか	3.67	3.79	-位
音漏れ防止 音漏れを防止するか	3.67	3.79	-位
携帯性 コンパクトさ	4.33	3.86	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[茄子大臣]

2013年7月7日 07:16 [575142-2]

満足度	3

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	4
外音遮断性	4
音漏れ防止	4
携帯性	5

確かにすごく良くはなってはいますけど

ESW9からESW11LTDに買い換えました。
確かに不満だった点が改善されていて格段に良くはなっています。
ただ5万円近い価格が妥当かどうかはちょっと微妙ですね。
個人的には3~3.5万円くらいが妥当じゃないかなと思ってます。
というのも5万円だと他の5万円クラスのフルサイズヘッドホンなど
と比較してしまい、そっちを買った方が満足度高かったんじゃないか
などと考えてしまうんですよね。
実際、音はすごく良くなったといっても、ハウジングが小さいせいか、
フルサイズと比べると余裕のない窮屈な鳴り方をしていると感じます。
あと、バランスが良くなった反面、個性が無くなったとも感じます。
ESW9の「高域が控えめで、相対的にやや低域が豊か」なバランスが
好きなら、ESW9のままが良いかもしれません。
ESW11LTDはバランスがかなりフラット方向に変わっていて、よくも
悪くも特徴がないです。高域の伸びきらなさはかなり改善されてます。
結果解像感もかなり上がっていて、ESW9と比べると相当アンプ食い
です。ドライバ径が大きくなっている所為もあるかも知れません。
中途半端なアンプだと真価が見えない可能性があるので、評価する際
は注意が必要です。
ESW9に不満があり、金額はあまり気にしないという人にはお薦め。

再レビューできるようになってたので補足します。
しばらく使ってみてやっぱり帯域バランス的に今一つ好きになれず
結局手放しました。そのうちESW9買い直すと思います。
アンプとの相性なんかもあるかもしれませんが、個人的には
ESW9の方が好みのようです。多少個性が強いほうが良いのかも
しれません。

[Amazonのこいぬ]

2013年2月7日 03:37 [570982-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	4
低音の音質	4
フィット感	5
外音遮断性	3
音漏れ防止	3
携帯性	4

外出用としてこのチューニングは上手過ぎる！

DAP直挿しで使用、よく聴く曲はクラシック･ジャズ･メタル･ロック･ポップスです。下の評価はあくまで外使いと思って下さい。
【デザイン】
これはすごく良いでしょう。海外ものだとまずない高級感(笑)
【高音の音質】
シャリシャリしないで綺麗に鳴ります。高音好きな僕には少し少な目に聞こえますが、不足は感じません。また、雑ではないです。
【低音の音質】
丁度いい塩梅の低音です。多すぎず少なすぎず、曲をしっかりと支えてくれます。
【フィット感】
オンイヤーの中ではかなり良い。2時間つけても問題なし。
【外音遮断性】
低めです。結構入ってきます。一般的より少し低いかも？
【音漏れ防止】
同じく低めです。あげすぎ注意！
【携帯性】
スイング機構のおかげで全く問題なし。
【総評】
外出して使用するにあたり全く不満はありません。外だとある程度割り切っている部分はありますが。据え置きで家で使うと、低音が多目で他の帯域に若干被り、少しこもり気味に聴こえ、尚且つテクニカ的なエッジの強さも含め不自然に聴こえる部分もあります(ピアノが少し苦手･エレキギターが淡々としている)←ピアノに関しては他のテクニカ機に比べたらよい(ポタホンのみ)
ただ、これが外で外音にさらされながらの環境で使うと一転、すごくバランスがよく、殆どのジャンルを楽しく聴けるスーパーヘッドホンに変わります(笑)一番楽しく聴けるのはポップスで、ついで女性ジャズボーカルと感じました。
外で使う事を想定して設計されてるかとは思いますが、このチューニングの絶妙さはすごいと思います。
こんなレビューを参考にする方はあまりいないかもしれませんが、試聴できて｢外だとそんなにいいのか？｣って突撃してもいいかと思えた方は、限定なのでお早めに(笑)

主な用途

音楽

接続対象

ポータブルプレーヤー

[chuusuke]

2013年1月28日 22:31 [568566-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	4
フィット感	5
外音遮断性	3
音漏れ防止	4
携帯性	3

外で聴くならポータブル・アンプが必須な逸品

【使用環境】
・室内　ONKYO INTEC 275セット、CD
・屋外　WAV PCM音源、iPod video(第５世代)、アンプ JADE to Go、FiiOケーブル

【デザイン】
薄型かつ縦にシュッとしているフォルムの為、装着してもかさばらず
頭部が横に膨らむ事もなく見た目がスッキリしています。
木製ハウジングの上品さも漂っている気がします。

【中・高音の音質】
解像度が高く各音が聞き分けられ、伸びも良い。
高音の抜けは開放型には劣りますが、こもった感じはありません。
全体的に柔らかい、まろやかな感じがします。
他の方も仰っていますが、繊細なシルキーな感じだと思います。

ドンシャリの感じは全くありません。

ボーカルの声も加工された感じがなく、普通でした。
変にエコー掛った様子もなく、その代わり臨場感や艶やかさ、
まるで耳元で歌っている様な生々しさもありません。

BGMとボーカルの強さ・大きさの比率は5:5で、
どちらかが負けている、押している感じもありませんでした。

【低音の音質】
同じく高解像度。
しかしアンプがないと出力が足らないのか、
せっかくの高解像度が活かせない上に全体的にパワー不足で貧弱。
（この事は高音域にも言えます）

※４種類のポータブルアンプで試聴しましたが、
　中低音の聞こえ方はアンプでかなり変わります。

【フィット感】
全体的に軽く（重量）、側圧も軽く問題ありません。
イヤーパッドも触り心地が良く、
オンイヤーとアラウンドイヤーの中間という
個人的には初めての感じでした。

【外音遮断性】
至って並。
音楽を流していない時はボヤケた感じで周りの音が聞こえます。

【音漏れ防止】
普通かと。
アンプで全体の音量を底上げしても、漏れていませんでした。
（室内で実験済み）

【携帯性】
スウィーベル・スタイルで回転するので、鞄には入れ易いと思います。
専用の上質なポーチも付属されるので運びやすく、傷の心配も減るかと。

【総評】
全体的に高解像度で細かく、やわらかい優しい鳴り方でした。
ただし、この製品本来の性能・特徴を引き出すには、
外出時はアンプが欠かせない、ないと全く活かせない機器に感じました。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[あいる。]

2012年12月19日 10:18 [556589-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	4
音漏れ防止	3
携帯性	5

オンリーワン、至高の一本。

本機は、開封したての時は低域の量が非常に多く、他の帯域にまでボワボワと被る。
バーンインが必須で、こなれた後も音場はあまり広くはないものの、定位が良好で非常に心地いいサウンドを鳴らしてくれる。
中・低域が主体で、そこに高解像度の高音が乗っている感じ。
傾向はドンシャリ系ながらも、非常に上品で耳触りがいい、柔らかい響きのあるサウンド。

ゴリゴリと固めな音の高解像度を求める方には勧めない。
また、アンプが必須。ドライバ径が53mmと大きいポータブルゆえに、駆動力を必要とする。

【デザイン】
見た目はESW9よりも明るめな色。
漆の10jpnと比較するとややチープさがあるが、見た目ですぐに木製と分かるのも好きだったり。

【高音の音質】
繊細さを持ちながらも、厚い低域に潰されないしっかりとした伸びのある音。
ES10と比較すると、金属的な硬さが無いゆえに、丸みを感じる部分もある。
音量を上げても割れ・破綻することなくしっかりと追従してくることに驚く。
ESW9にあった高域の荒さを感じさせない滑らかな音で、伸びがいいのに耳に刺さる部分があまりない、落ち着いた音。
ボーカルは非常に美しく再生され、中・低域の厚みも加味して立体感がある。

【低音の音質】
弾む響き、粘りのある低音。
ピラミッドバランスというのがしっくりくる。
それでいてバーンインが進むと沈み込む音になり、量感は依然として多いが、バランスが取れる。
低音量でもしっかりとした低音が出てくるので、音量を気にする外でもそのサウンドは健在。
ゲーム・アニメ(主にガンダム関連)のサウンドトラックやオーケストラ音源では、他のポータブルホンでは出せないような厚みと独特の響きを聴かせ、一度この出方を聞くと他のものでは薄っぺらく感じたり、かなり違和感を覚えるようになった。
このハウジングのサイズにまとめてきたゆえに深く響くような音までは出せないが、そこはポータブルゆえの妥協点。

【フィット感】
ES10よりも側圧が強化されているが、キツさは感じない。
大口径の本体に合わせイヤパッドも改良され、長時間の装着でも違和感がほとんどない。

【外音遮断性】
普通。

【音漏れ防止】
若干外に漏れやすいような感じはある。
ついつい音量を上げたくなる音なので注意はしたい。

【携帯性】
平面に折りたためるので良好。
付属ポーチも質感がいい。

【総評】
独特な音、オンリーワンの一本。
いつも固めの音を造るテクニカらしくない、柔らかい響き。
iPod直などの駆動力が無い環境だと非力な低音が出てきて、途端に残念な音になる。
ES10と比較すると、柔らかさの中に厚みのある低域と濁りない美しい高域を感じる。
オーケストラ音源でその真価を発揮するので、聴くジャンルを選ぶような感じはある。
ロックなどは低域のキレを重視するヘッドホンではないので、やや苦手。
　
本体はスマートでも機材がスマートにできないという、贅沢な悩みが尽きない一本。。

主な用途

音楽

接続対象

ポータブルプレーヤー

[かん○]

2012年11月18日 10:25 [548280-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	4
音漏れ防止	4
携帯性	5

大きな期待を更に上回る銘機☆

まず初めに、この機種は本来の音が出るまである程度の馴らしを要し、新品の状態とは全く違った音傾向になります。（私の場合、鳴らしっぱなしで約1日半ほどかかりました）
　こなれるまでの間は低音過多のこもった音、という印象でした。

【デザイン】ヘッドホン単体でも美しく申し分ありませんが、装着してさらにスマートな良さが引き立ちます。着けた状態で鏡を観るとすごくお洒落に見えます。

【高音の音質】はじめ低音に埋もれていましたが鳴らし込むと霧が晴れるようにスーッと明瞭になります。
　繊細かつ艶やか。美しい中・高域で、落ち着いています。
　蒸留水のように澄みきったサウンドで、初体験の音でした。
　解像度も高いですが、何よりも心地よいサウンドです。

【低音の音質】量感は残りますが、鳴らし込むとボワッとした感じがしなくなり、締まって沈み込むような低音になります。

【フィット感】ES10よりも改善されています。ラムスキンパッドが程よいクッションになる形になっていて、ふわっと耳の上に置く感じ。
　また、このパッドはやや厚みがあるため耳とドライバーの間に空間が出来、音質にも影響。ES10よりも少し広がりのある音場が形成されています。

【外音遮断性】これは、並みのポータブルヘッドホンと同等でしょうか。

【音漏れ防止】耳を痛めない程度の音量であれば漏れません。

【携帯性】良い。スイーベル機能があるので薄く畳んで通勤カバンにもすっきりと収まります。

【総評】これまでイヤースーツシリーズ最高峰とされてきたATH-ES10が音質的に非常に良かっため、この機種の登場は過剰なまでの期待を持って迎えることとなりました。

　しかし、その期待をさらに上回る出来にはただただ感服するばかり。

　また、この音質をポータブルでスマートにどこにでも持ち歩けてしまう。

　まるで身につける高級車に乗っているような...そんな上質な心持ちにさせてくれる銘機です。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[ウミシマン]

2012年11月18日 02:45 [548234-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	4
外音遮断性	4
音漏れ防止	4
携帯性	4

シルキーで繊細、かつ極太な低音の両立。しかし音場は狭い。

【デザイン】

色合いがとてもよく、美しいと感じます。

【高音の音質】

暴れが少なく、極めてシルキーでかつ高解像度。パーメンジュール磁性体特有の繊細さと高解像度を実現した音です。
この機種と比べるとその他のほとんどの同程度の価格帯のヘッドフォンの音は、とても荒々しく粒が大きく雑に感じます。
つややかな音と言うよりは、かさついた繊細な感じのシルクタッチを思わせる音です。
開放型ヘッドフォンに比べると音場は狭い方だと思います。
広大な音場感が好きな方にはおすすめしません。
しかし、BA型のイヤホンの音と比べてもさらに一段と繊細さを感じさせ、これほど高解像度なのに、刺激が少なくさらさらした音というのは初めての経験でした。

【中音域の音質】

主に声の領域ですが、高音同様にさらさらして繊細なシルキータッチの音です。
人の声もすべて生々しさと言うよりは、気持ちの良いさらさらした感じになります。
濃厚な音とは対極の音です。
しかし自然で暴れも少なく、高解像度で聞いていて気持ちが良いのは、パーメンジュール磁性体を採用しているヘッドフォンやイヤホン特有の音だと感じます。

【低音の音質】

非常に極太なのに、暴れは少ないと思います。
低音の好きな人でもこれ以上は必要ないほど太い低音を楽しめます。
普通のヘッドフォンでは出せないほど大音量の低音でもしっかり追随してきます。
DJ用途でも問題ないほど良く出ています。
また、低音を大音量で再生していてもその他の高音域や中音域に対しての悪影響を感じません。
極太な低音と繊細でシルキータッチな高音が明確に分離していながらも違和感なく調和して聞こえる希有な機種です。
雑味が感じられません。大口径53mmを採用した恩恵なのだと思います。

【フィット感】

パッドが柔らかめなので問題ないです。皮なので経年劣化も遅いのではないでしょうか。

【外音遮断性】結構外の音は聞こえてきます。

【音漏れ防止】大きくすればそれなりに漏れます。

【携帯性】

少し大きめです。ある程度かばんにスペースが必要ですね。人前で装着しても恥ずかしい程までには大きくありません。

【総評】

音圧は典型的なピラミッドバランスで、分厚い低音の上に繊細でシルキータッチな中音と高音が分離感良く音を濁らせずに乗っかっています。
どの曲を聴いても繊細で高解像度な刺激の少ないシルキータッチな音になるので、そういった気持ちよさを求める人にとっては唯一無二の機種になるでしょう。
しかし音場感が狭いのと、生々しい濃厚な音は出せないのが欠点なので、そこにこだわる方にはおすすめしません。

私は一聴して前代未聞の繊細でシルクのような高音なのに分厚い低音が両立している、個性的な特徴のこの機種に俄然興味がわいたので購入しました。
どんな環境で聞いても全てシルクのような繊細で高解像度の音に変貌させてしまうこの機種は、唯一無二の個性を持った機種であると断定できます。

音楽を聴いて、興奮する感じよりは、落ち着きや繊細な雰囲気を長く楽しみ続けたい人にぴったりなのではないでしょうか。
ロックを聴いても刺激が少ないので不思議な気持ちよさに誘う能力があり、クラシックでも分厚い低音が出るので全ての音域を繊細な感じでさわやかに楽しめます。
音量をかなり絞ってもシルキータッチな感じは変わらないので、絶妙な気持ちよさをキープできます。

総評としては、未経験のさわかさな感じと大好きな低音をたっぷりと提供してくれた、この機種に非常に感謝しています。5点です。

主な用途

音楽

接続対象

ポータブルプレーヤー