
※ホイールは別売です

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2021年9月24日 19:03 [1498278-1]
満足度 | 5 |
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走行性能 | 5 |
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乗り心地 | 4 |
グリップ性能 | 5 |
静粛性 | 5 |
2000cc直四ターボの車なのに、なぜかスピードレンジ(Y)表示*のPIRELLI P ZERO(PZ3)が純正装着されておりました。6年程度乗ったけれど、走行距離が短いので、山は十分あったのですが、タイヤは生鮮野菜に例えられ、時と共に劣化するので、交換することに。
*:300km/h以上の速度に耐えられる最高規格
どうせならと思い、このタイヤの最新版(PZ4)に交換。もちろん、同一サイズ、同一スピードレンジの品です。ところが、ネット検索してみたら、ピレリのHPに掲載されているパターンとは異なります(HPにはSPORTSとLUXURYの2パターンあり)。第三のパターン! ええっ?と思い、色々調べてみたが、米国のタイヤ安売り店に同じパターンが・・・。私は、P ZEROが硬めのタイヤなので、乗り心地に多少振ってあるであろうLUXURYを選んだはずでした。
が、ある日、散歩の途中で見たアストン・マーチンに同じパターンのタイヤが装着されているではありませんか。それもピカピカの新車なので、純正装着品に違いなく。ここでようやくホッと一息。まがい物でも、安売り専用品でもなかったようです。その後も、他の車のディーラー・ショールームで同一パターンのP ZEROを見かけたので、どうやらアフターマーケット用ではなく、新車装着用の品(OE製品)のようです。
さて、前置きはこの辺にして、このタイヤの評価です。真円度は高く、平坦路では滑るように走ります。走行抵抗もそれなりに低いようです(スポーツタイヤの部類では)。ハンドリングも、高速走行時の直進性にも、まったく不満はありません。グリップも、私の車程度では限界に達するようなこともなく、安心して走ることが出来ます。雨天時のグリップにも問題は感じません。過去、排水性を高めるために、多種多様なトレッドパターンが登場しましたが、スーパーコンピューターによるシミュレーションが可能になった現代、直線のグルーブがもっとも効率的に排水出来ることが明確になったようで、どのタイヤを見ても、ストレートグルーブだらけ(笑)。このタイヤも例外ではありません。何だかつまらない時代になったなあと思うのですが、技術というものは、やがて優れたものに収斂していくものなので、致し方ないですね。また、騒音に関しては、路面がシワシワになって波打っているようなところは別として、良路であれば気になるような轟音は発しません。欧州タイヤラベリング制度では、騒音レベルの表示が義務付けられていますが、このタイヤは他社同種タイヤに対し、十分な静音性があるようです(欧州のタイヤサイトを見ると、表示してあることがありますが、日本語HPには記載なし)。
なお、唯一の弱点というか、ピレリタイヤの一般的な評価として、乗り心地の硬さが挙げられます。良路では滑るようになめらかに走るのですが、路面の荒れたところではゴツン!と衝撃が来ることがあります。300km/hオーバーに耐えるため、トレッド下のスチールベルトなど、強固に固められていることが一因なので、この辺は装着する車側で、ある程度対応すべきことなのでしょうね(サスペンション設計の最適化)。高性能化すればするほど、タイヤと車体側との高度なマッチングが求められます。なので、格好ばかりを考えて、この手のタイヤを(特にインチアップで)装着するのは間違いだと思います。あくまで、車体側とのマッチングが取れている場合に限り、この手のタイヤは高性能を発揮出来るのであろうと思います。
これからタイヤを選択される方の参考になれば幸いです。
- 車タイプ
- セダン
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