『大きな開口部と自在なシートアレンジによる使い勝手の良さ』 トヨタ ポルテ 2012年モデル 松下宏さんのレビュー・評価

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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度3
エクステリア3
インテリア5
エンジン性能3
走行性能3
乗り心地3
燃費3
価格2

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大きな開口部と自在なシートアレンジによる使い勝手の良さ

ポルテが8年振りのフルモデルチェンジを受け、ラウムを統合する形で新型車が登場した。同時に姉妹車としてスペイドを設定した。スペイドについては別項を参照して欲しい。

臨海副都心の青海で開催されたメディア関係者向けの試乗会に出席し、トヨタ自動車が用意した広報車両に試乗した。

ポルテは左側に大きなスライドドア1枚、右側に通常のヒンジ式(ウイング式)ドア2枚を持つ。左右非対称のボディが特徴だ。スライドドアによる大きな開口部により、ほかのクルマにはない乗降性を持ち、乗り降りだけでなくチャイルドシートを脱着するにも便利。だれでも容易にアクセスできる。

ボディの全高は従来に比べるとやや低くなったものの引き続きかなり高く、そのためにタワーパーキングなどには入れられないが、逆に室内には小学校低学年の子供が立てるくらいの広い空間が確保される。

全長が4mを切るコンパクトなボディの中に広い室内空間を持つだけでなく、多彩なシートアレンジによって使い勝手に優れたクルマに仕上げているのもポイント。助手席のシートの背もたれを倒して前方に押しやれば、自在に使える後部空間が生まれる。

さらに後席の背もたれを倒せば長尺物も積めるような長さのラゲッジスペースが生まれるし、逆に後席の座面をチップアップさせれば背の高い荷物も積める。(前後席のシートはグレードや駆動方式によって違いがある)

室内空間の広さと使い勝手では、これまでフィットが断然優位に立っていたが、背の高いボディとシートアレンジによってポルテはフィットを上回る広さと同等の使い勝手を実現した。

カップホルダー、買い物フック、ティッシュBOX収納、アンブレラホルダー、小物入れなどなど、コンパクトカーでお約束とされる豊富な収納スペースも確保され、いろいろと工夫が凝らされた室内空間が作られている。

この空間の使い勝手は子育てママから積極的にアウトドアレジャーを楽しむ若いユーザーまで、さまざまなニーズに対応できる。これまで子育てママ用の定番商品のようになっていたタントにとって、強力なライバル車になりそうだ。

走りに関しては、全体としてまあ普通。スペイドと合わせ1.3Lのアイドリングストップ機構(標準装備)、1.5Lの2WDのアイドリングストップ機構(オプション)付き、1.5Lの4WD(アイドリングストップ機構の設定なし)と、いろいろな仕様のクルマに試乗したが、際立って良いという感じでもなければ、不満を感じることもなかった。

街乗り中心のユースで考えたら1.3Lエンジンの搭載車でも十分といった感じだが、前述のようにポルテ/スペイドは全高が高いのでその分だけ重量が重い。1.3Lでも1100kgを超える。同じプラットホームのヴィッツと比べても100kg以上も重くなる計算だ。なので、走行シーンによって1.3Lでは物足りなくなくこともある。

動力性能に余裕がある1.5Lエンジンの搭載車を選んだほうがさまざまな走行シーンでストレスのない走りが可能だ。ときどきは高速道路を使って遠出をするといったタイプのユーザーには1.5L車がお勧めだ。

1.5L車を選ぶときにちょっと悔しい感じになるのは、アイドリングストップ機構がオプション設定(2WD車のみ)になっていること。1.3L車はアイドリングストップ機構が標準で装備されるのに、1.5L車は5万4600円の追加が必要だ。

暑い時期の試乗だったのに、アイドリングストップ機構は停車時には良くエンジンを停止させたし、再始動にかかる時間や振動なども比較的良く抑えられている。

全車とも無段変速のCVTと組み合わされていて、CVTに特有の走りの実感に欠ける印象はあるものの、ポルテはそもそもがスポーティさを追求するようなタイプのクルマではない。タウンユースから高速クルージングまで過不足のない走りが得られる。

足回りは快適性を重視した柔らかめの味付け。全高の高いモデルの割にはコーナーでもしっかり走る感じで、操縦安定性のレベルもまずまず。旧型ポルテに比べたら安定性は格段に高められたし、同クラスのヴィッツやアクアと比べてもポルテのほうがずっと良く走る。

ポルテは左右非対称のボディのため、重量配分は左側がやや重くなっている。それが走り影響するのは事実だが、普通に走らせて違いが感じ取れるほどではない。重量差があることを意識しながらハンドルを切ったときに微妙な違いが感じられる程度だ。

買うなら1.5L車がお勧めと書いたが、中でも最上級グレードのGが良い。ほかのグレードにはない遮音材や遮音ガラスが使われていて、より静かな走りを実現しているほか、ナノイー付きのフルオートエアコン、本革巻きステアリングホイールなど専用の装備がいろいろと用意されているからだ。

Gの174万円という価格は、1500ccエンジンを搭載するコンパクトカーとして決して安くないし、カーナビなどのオプションを装着すると車両価格ベースで200万円を超えてしまうのだが、ポルテを買うならGを選びたい。

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レビュータイトル 満足度 投稿日時
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