APO-SUMMICRON-M 50 mm f/2 ASPHライカ
最安価格(税込):¥1,128,600
(前週比:±0 )
発売日:2012年11月

よく投稿するカテゴリ
2021年2月28日 23:59 [1427133-1]
満足度 | 5 |
---|
操作性 | 5 |
---|---|
表現力 | 5 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
1/3000 秒 (f/2.0) ISO100 |
1/500 秒 (f/2.0) +0.33補正 ISO100 |
1/3000 秒 (f/2.0) ISO100 |
1/90 秒 (f/8.0) ISO100 |
1/4000 秒 (f/2.0) ISO100 画面の中央でなくても解像してきますね |
M10-Rと併用しての評価です
【操作性】
伝統のライカM型レンズらしい操作性。ピントを動かすと滑らかに動きます。この感覚が精密工芸品を触っている感覚で官能的ですね
【表現力】
さていくら触り心地がよくても肝心のこれがだめならこの価格は詐欺でしょうw このレンズは絞り開放から全画面で抜群の解像度です。ライカの3D描写(立体感をだす描写)はF2で50mmでも十分発揮します。絞り開放だと、ほんと中望遠を使っているような感じで、最近ズミルックス75mmをあんまり使っていません。それほど立体感のある描写をしますし、画面中央部だけが解像するだけではないレンズです。勿論ライカ伝統の繊細な、いわゆる「線の細い」描写も健在。ボケ味も良好です。ただ、近接領域の線状被写体はやや2線ボケ傾向になりますがそれでも許容範囲内。
実はピントピークを少しずらした部分でライカらしいすこし甘い官能的な絵が出ます
モノクロではコントラストが高めでライカらしく、カラーでは少しあせた感じで上品な絵をだしてきます
【携帯性】
この描写をこの開放F値、このサイズで実現しているところがすばらしい。小型軽量はパルナックライカの設計思想ですので十分満たしています。このサイズで大型レンズに負けない描写がこのレンズの魅力です
【機能性】
MF、絞りとも滑らかな動きで高級感あります。まあMFなのでそれほど機能らしい部分もないですが実直ですね
【総評】
ノクチルックス50mmと悩んで最終的にこちらを選びました。まずは軽量・小型で「撮影にもっていく」レンズであることが大事で、重い高い大きいはやっぱり撮影に持って行きづらいです。
50mmF2はスペック的に一時代前ですがこのレンズは秘密がいっぱいw まずはF2を選んだのはMFでピント位置を合わせるのがきちんとできること(歩留まりがいいこと)とレンズを大型化させないことです。ここはZeissと逆の考え方ですね。
さて開放F値が大きいうえに最短が0.7mでどうやって、ライカのいう3D化(立体化)をしたかというのがこのレンズのマジック。どうもこのレンズはピントピーク(焦点が合った部分)から少しはなれると急激に解像感がおちるような特性をもっています。簡単に書くと下のようになります
ピントピーク(合焦)位置(A)>(B)>被写界深度限界(C)>(D)
例えば被写体が2m先にいるときCは手前がカメラから1.91m、奥が2.1mですね。
ただ、AからCの間は同じように解像するのではなくレンズによってその解像度が変わります。その途中の地点Bでもこのレンズ(現行のほとんどのライカレンズもそうですが)、少しあまいながらきっちり解像するんです。これが「かりかりにならないライカの写り」というマジックなんですね。勿論、ピントピークに持ってくれば、きちんと鬼解像しますw。通常のボケ味はD以降の話ですがこれも優秀です。ですのでF値が大きくても3D(ボケ味をいかした立体感)を得るのが得意なんです。このメリットはレンズを小型化できるのと購買層が高齢者が多いと思われるのでw、MFのピント合わせが厳しいユーザーにも朗報で、逆に少々ピント位置が怪しくても画になる画像を出してくるのがライカレンズのメリットだと思います。この値段は高価ですが決してブランド代だけじゃないですよw
こういうトリッキーなレンズですので、カメラ側も高画素がその性能を引っ張り出してきやすいです。というかM10-Rはこのレンズのために出したような気がするんですけどねw
- レベル
- ハイアマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 夜景
参考になった4人
「APO-SUMMICRON-M 50 mm f/2 ASPH」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
---|---|---|
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2022年1月30日 18:02 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2021年2月28日 23:59 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2017年9月7日 15:31 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2017年5月22日 12:35 |
レンズ
(最近10年以内の発売・登録)






新着ピックアップリスト
-
【欲しいものリスト】DaVinci Resolve動画編集PC 4Kまで
-
【欲しいものリスト】新規PC
-
【欲しいものリスト】確認用
-
【欲しいものリスト】家電
-
【欲しいものリスト】Panasonic Bistro
EOS R10のベストパートナー
(レンズ > RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM)4
三浦一紀 さん
(レンズ)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス
- アップル「HomePod」(第2世代)を速攻レビュー、第1世代とどこが変わった?
Bluetoothスピーカー
- ファン歴20年のガチ勢はどう感じた? PS5「ワンピース オデッセイ」全クリレビュー
プレイステーション5(PS5) ソフト
- 「au経済圏」で今何が起きている? 毎月5,000ポイントを稼ぐ“住民”に聞いてみた
クレジットカード
