プロフィール小学生の時に読んだ科学雑誌に触発され電子工作を始める。学生時代は自動車整備に明け暮れ、その後はサーバー/ネットワークエンジニアを生業としながら、2002年よりPC自作、改造、電子工作の記事を執筆。近年はLEDや電子回路を使った家庭用・植物…続きを読む
2012年11月28日 22:25 [551023-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| 安定性 | 3 |
|---|---|
| 互換性 | 3 |
| 拡張性 | 2 |
| 機能性 | 3 |
| 設定項目 | 2 |
| 付属ソフト | 2 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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ヒートシンクのデザインなど、Intel製品にしては奇抜なマザーボードだ |
起動できない原因をPOSTコードで把握できる |
長いカードも装着できるx4スロット |
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オプションのはずのWiFi/Bluetoothモジュールが同梱されていた |
2012年11月に購入。自宅で使用。
Z77 Expressチップセットを軸にしたDZ77GA-70Kは、2つのPCIe 3.0 x16コネクタを装備し、最大32GBのメモリに対応した典型的な作りのマザーボードだ。他のメーカーと比べればオーソドックスの部類になるのだろうが、ガイコツを模したチップセットクーラーをはじめ、手堅いIntel製品のなかでは実験的志向の強いマザーボードだ。
対応CPUは幅広く、初代Core i3〜i7をはじめ現行の3rd Gen、Pentium、Celeron、Xeon E3まで搭載できる。メモリも1066/1333/1600+をカバーできるので、マザーボードを乗り換えても、過去の資産がムダなく使えるのは有り難い。
ユニークなのは、起動時の状態を知るPOST表示の7セグLEDと、パワー/リセット・スイッチが基板に装備されている点だ。POSTコードの表示機能はSocket 7時代からときどき見かけるが、正常に起動できなかった際に原因のおおまかな予想がつくので便利だ。パワー/リセット・スイッチも、ケースに組み込んだ後には意味をなさないが、マザーボード自体をチェックする時に役立つ。どちらも目新しさはないものの、自作経験の浅い方は重宝するだろう。
HDMIコネクタ(インテルHDグラフィックス)、2ポートのギガビット・イーサネット、IEEE 1394aをオンボード装備しているので、一般的な使い方であればマザーボードだけで用が足りる。PCIe x4スロットは、スロットの端が切り落とされているのは好感が持てた。RAIDカードではx8も多く存在するので、これらを装着するための配慮だ。
ほかには従来のPCIスロットが2つ用意されているが、今となってh32bit・PCIカードが必要な局面は少なく、蛇足に思える。また、マニュアルにはオプションと記されているものの、WiFiとbluetoothが一体となったモジュールが同梱されていた。マザーボードのヘッダに接続し、ケース内に貼り付けて使う仕組みだが、普及率を考えるといまさら感が否めない。
ボードリビジョンは初代のG39009-400、BIOSは0021から0060へアップデートしてから検証をおこなった。64bitのWindows 7/8のどちらも問題なく、スムーズにインストールできた。運用開始から1週間ほど経過したが、動作は安定し妙な挙動も見られない。RAIDやVGAなど拡張カードを変えてみても、いわゆる相性問題にも悩まされず過ごせている。
斬新さを求めた製品ながらも安定性/互換性は保たれ、CPUメーカーならではの安心感は健在だ。
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マザーボード
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