プロフィールDTM、デジタルレコーディング、デジタルオーディオといった分野を中心に書いているライター。高校・大学在学中よりシンセサイザ、シーケンサなどの開発、製品化を行っていたが、1989年にリクルートに入社して編集者に。2004年に早期定年退職をす…続きを読む
2018年11月27日 10:44 [1177468-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 音質 | 無評価 |
|---|---|
| デザイン | 5 |
| 操作性 | 5 |
| サイズ・可搬性 | 3 |
| 機能性 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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トップパネルのコントローラーが便利なSteinbergのオーディオインターフェイス UR28M |
入力端子や出力端子はすべてリアに装備されている |
MIX1〜MIX3のそれぞれをどのチャンネルから出力するかを設定できる |
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DIM、MONO MIX、MUTEというボタンが装備されている |
1/2chともHi-Z対応しているので、ギターとベースの両方を接続したいときに便利 |
UR28Mは、ヤマハとの共同開発によるSteinbergブランドの96kHz対応のオーディオインターフェイス。入出力端子はすべてリアに集中しており、アナログの入力が4ch、アナログ出力が6ch、そしてコアキシャルS/PDIFの入出力が1系統で計6IN/8OUTというスペックだ。アナログ入力の1/2chはXLR/TRS対応のコンボジャック、3/4chはTRSのライン入力となっている。一方、アナログ出力はステレオペアの3つともTRSとなっている。
またヘッドフォン出力も2系統装備しているほか、2TR INというステレオミニ端子も装備されている。この2TR INはiPodなどと接続することを想定した端子なのだが、オーディオインターフェイスとしてPCに取り込むものではなく、そのままUR28M内部のアンプを経由して外部出力へ流れるというもの。なお、マルチチャンネルの入出力を備えているだけに、USBのバス電源供給というわけにはいかずACアダプタでの利用が必須となっている。
1/2chのコンボジャックは両チャンネルともにディスクリート方式のClass-Aマイクプリアンプ「D-Pre」を搭載しており、フロントのつまみでそれぞれを独立して調整できるようになっている。また、Hi-Zボタンをオンにすると、ギター入力用に、PADをオンにすると-26dBとなり出力レベルの高い電子楽器などが使える。オーディオインターフェイスでHi-Z対応しているものは多いが大半は1chのみ対応となっているので、ギターとベースの両方を接続したいというような場合にはかなり便利だろう。もちろん、コンデンサマイク用には+48Vのボタンをオンにすることでファンタム電源を使うことが可能だ。
フロントパネル右側は出力関係が搭載されている。PC側でミックスされたMIX1〜MIX3のそれぞれをどのチャンネルから出力するかを設定できるようになっており、それぞれの音量をOUTPUT LEVELで独立して調整できるようになっている。またDIM、MONO MIX、MUTEというボタンも利用でき、ミックス時やレコーディング時に重宝するだろう。
そしてこのUR28MにはDSPが搭載されており、ハードウェア的にエフェクトを設定できるのもポイントだ。各入力ごとに、ハイパスフィルタと位相反転が用意されているのはもちろんのこと、「Sweet Spot Morphing Channel Strip」(SSMCS)という強力なチャンネルストリップと「REV-X」というリバーブの2種類がDSPで実現できるようになっている。また、バージョン2で追加された「Guitar Amp Classics」では、CLEAN、CRUNCH、DRIVE、LEADの4種類のギターアンプを内蔵DSPを使ってレイテンシーを気にせずギターの録音が可能になった。
DAWでレコーディングする場合、通常はプラグインエフェクトを使ってモニタリングするが、どうしてもレイテンシーが発生してしまう。しかしPCを介さず、すべてハードウェア上のDSPで処理していれば、ほぼゼロレイテンシーでモニタリングすることができるので、ストレスなくレコーディングすることができる。またこれら付属エフェクトはモニターだけに掛けてもいいし、エフェクトを掛けた音をそのまま録音してもいいのだ。
そしてSSMCS、REV-X、Guitar Amp ClassicsはVSTプラグイン版が用意されているので、モニターだけに掛けたエフェクトが気に入ったら、パラメータを同じように設定することで、同じ音を再現することも可能だ。
このUR28Mの発売は2011年だが、いまもなお現行製品として販売されている。UR22mkIIやUR44などが192kHz対応なのに対し、UR28Mは96kHzとなっているものの、この価格でこれらの機能がついているオーディオインターフェイスはあまりないので、今でも需要が高いのだと思う。
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2014年2月18日 01:34 [687400-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| 音質 | 無評価 |
|---|---|
| デザイン | 4 |
| 操作性 | 4 |
| サイズ・可搬性 | 無評価 |
| 機能性 | 5 |
自分の主な用途はCubaseを使っての音楽制作ですが、単体でも動作するので、PCを立ち上げていない時でもパワードスピーカー(YAMAHA HS5)と組み合わせて音楽再生用のDACとして使っています。(iPod_Classic → ONKYO ND-S1 → UR28M : コアキシャルS/PDIF接続)
音楽を聴く時にPCのファンの音は致命的。単体動作は非常にありがたい。
ヘッドホン端子が背面にあり、コアキシャル入出力端子の下にあるので少し挿しにくい。
ハイレゾ〇と書いていますが、96KHz/24bitまでです。
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