『羽の生えたカブトムシはスポーティなエクステリアに相応しい。』 フォルクスワーゲン ザ・ビートル 2012年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価

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『羽の生えたカブトムシはスポーティなエクステリアに相応しい。』 外川 信太郎さん のレビュー・評価

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プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドンに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、輸入車専門誌にてライターを始める。その後、育った英国に渡りレース活動などを経…続きを読む

満足度4
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地4
燃費5
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

羽の生えたカブトムシはスポーティなエクステリアに相応しい。

迫力のあるヒップラインはザ・ビートルとは大きく異なる。

更に抑え込まれた車高と18インチホイールが凄みを感じる。

デュアルエキゾーストパイプを装備し迫力のある排気音を発する。

先代「ゴルフGTI」の211馬力エンジンを搭載。ハンドリングも安定志向。

独自にチューンされた排気音を聴きながらのドライヴィングは楽しい。

取材車のCoolstarパッケージでは、3連メーターを装備する。

2013年10月8日に「ザ・ビートル」の最高峰モデルとなる「ザ・ビートルターボ」が加わりました。痛快な走り、刺激的なデザイン、ドライビングプレジャーが沸騰するSuper Beetleといえます。

この「ザ・ビートル・ターボ」にまだ真夏の暑さのなか、報道関係者向けに開催された試乗会で乗ってまいりましたので、レビューを記します。

「ザ・ビートル・ターボ」は、ノーマルの「ザ・ビートル」に搭載するエンジンより、100馬力以上もパワーアップした2リッターTSIエンジンを搭載しております。また、エクステリアも専用パーツで武装し、ディフューザー(リヤバンパー下部:ボディ同色)、クロームデュアルエキゾーストパイプ、リヤスポイラー、235/45 R18インチタイヤ、レッドブレーキキャリパーなど、その性格を判断する材料は乗る前から満載です。

全長x全幅x全高:4270x1815x1495mm/ホイールベース:2535mmというボディサイズは、「ザ・ビートル」でも十分スポーティな印象を受けますが、「ザ・ビートルターボ」は、まるで「ポルシェ」のようなオーラーを放ちます。

電子キーを採用しているため、キーをポケットに入れたまま乗り込みます。インテリアは「ザ・ビートル」と大きな差は感じませんが、取材車の「Coolstarパッケージ」では、センターコンソール上部に3連メーター(油温計、ストップウオッチ、ブースト計)が装備されます。昨今のクルマでは、計器の数が減り、水温計すら付かないクルマも存在しますが、メーターマニアの筆者には思わずテンションの上がる部位でもありました。

エンジンはシフトレバー右側に配されたスタート/ストップボタンを押します。少々、長いクランキングの後、エンジンを始動させると、大口径エキゾーストエンドから、専用にチューンされた野太いサウンドが響きます。その音は、いかにもアメリカ人好みといったビートを刻み、「ゴルフY GTI」と共通のエンジンとは、にわかに信じがたいものです。

富士スピードウェイでの試乗会でしたが、「ザ・ビートルターボ」は、本コースでの試乗は許可されておらず、コースを周回する場内道路を走りました。それでも、広大な敷地のため、十分その刺激的な走りを味わう事が出来ました。


エンジンは、先代の「ゴルフY GTI」の211馬力を搭載しているが、それでも1700rpmという低回転からトルクをモリモリ生み出すため、普通に走っていても「ザ・ビートルターボ」を猛進させます。さらにアクセルを踏み込むと取材車のCoolstarパッケージに装備される3連メーター(油温計、ストップウオッチ、ブースト計)の過給圧を示す指針が2.0barあたりまで跳ね上がり、「ドゥルルル」というエキゾーストと共にドカーンとターボパンチが炸裂し、前方に吸い込まれるような刺激的な加速を楽しめます。

ステアリングもずっしりと手応えのあるもので、急なレーンチェンジを敢行しても、よく動くサスペンションが路面を捉え、スポーツカーとしての要素が高いモデルに仕上がっております。


普通の「ザ・ビートル」の1.2Lエンジンでも十分活発な走りが楽しめますが、スーパービートルの名に相応しい「ザ・ビートルターボ」は、過激と呼べる動力性能を有しております。

今回の試乗では、短時間でしたので、街乗り、高速道路といった生活の中の使い方を評価することはできませんが、今後、広報車を借用し、追記を記しますので、お楽しみに。




レビュー対象車
試乗

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満足度4
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費5
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

更なる進化を遂げた「ザ・ビートル」は細部に渡り完成度が高い。

全幅は1815mmと広がり存在感も増したが、キュートさは前代から継承。

全長は4270mm。このルックスは誰が見てもビートルであることが分かるもの。

リアのテールレンズは、同社の統一感を図るためライン状に発光する。

インテリは先代に比べワンクラス以上の高級感を手に入れている。

速度計は260km/hまで刻まれる。専用設計だけあり、デザインもキュートである。

直列4気筒SOHCICターボは1197cc。105馬力を発生する。

今、輸入車で最も注目を浴びている一台ともいえる「ザ・ビートル」。21世紀に誕生した「ビートル」の2世代目として、どのように進化を果たしたのか、メーカーの広報車両を個人的に借り受け、インプレッションを敢行しました。

空冷エンジンをリアに搭載した「国民車」と呼ばれる「タイプT」のコンセプトを受け継いで誕生した「ニュービートル」。1998年〜2010年まで生産され、累計100万台以上の販売を誇った大ヒット作になりました。生産終了から2年、「ニュービートル」の横置きエンジン、前輪駆動を継承し、より「ビートル」らしさを押し出したデザインで登場しました。
エンジンも同社の例に則り、「ニュービートル」の1984cc/1595ccから、1197cc直列4気筒SOHCインタークーラーターボユニット一本に絞り、エコカー補助金およびエコカー減税(50%)対象車両となります。燃費も17.6km/L(JC08モード)と大幅に向上しました。(先代「ニュービートル」では、2.0Lで10.6km/L、1.6Lで11.6km/L)

●エクステリア●

「ザ・ビートル」のエクステリアは、全長4270×全幅1815×全高1495mmと「ニュービートル」の全長4130×全幅1735×全高1500mmに比べ、一回りほど大きくなりました。
特に全高が抑えられ、全幅では80mmも広くなったわけですから、目の前にしますとキュートといったものより、血統に「ポルシェ」の血が流れているスポーティなクルマという印象を受けます。しかし、このエクステリアは、「ビートル」以外、何者でもありません。

●インテリア●

ドアを開けると、細部にまで「ザ・ビートル」専用設計といえる部位が目に飛び込んできます。ユニークなデザインの専用3連メーター(水温、油温計はデジタルで呼び出せる。)やスポーティなD字形状の小径のステアリング(オーティオをはじめ多岐の操作が手元で可能。)、パドルシフト、ドアノブ、新型形状のエアーコンディショナー、ボディ同色のグローブボックスなど、その個性的な専用装備を数えたら、キリがありません。先代の「ニュービートル」も個性的でしたが、高級感には乏しい部位もありました。この「ザ・ビートル」は全てが、斬新かつ、高級感を有しています。

●タウンインプレッション●

一般的なロジックのキーを回すと、直列4気筒SOHCインタークーラーターボの静粛性の高さに驚きます。このエンジンは、「ポロ」、「ゴルフ」などにも積まれるユニットなどですが、さすがに、社運をかけた「ザ・ビートル」だけあり、回転が上昇するに従い、乾いた抜けのいいサウンドが気密性の高いキャビンに心地よく届き、しっかり、サウンドチューンがなされている事が確認できます。発進加速は、最初「ポロ」や「ゴルフ」に遅れをとり、一瞬、もたつき感を感じますが、ターボが仕事を始めた瞬間、シューンと車速を伸ばします。スペックなどは、それぞれ同一な1197ccのエンジンですが、「ザ・ビートル」では、サウンド、そして、ややドッカンターボ的な味付けをしてあると感じました。

また、信号などで停車すれば、クルマに関心がなくなっている昨今とはいえ、「ザ・ビートル」は痛いほど周囲から視線を感じます。それこそ、お昼休みのOLさんや、ご年配の方まで老若男女を問いません。走行中でも、隣を走るクルマのドライバーがしっかり前を見てくださいといいたいほど凝視される事もしばしば。とにかく、目立ちます。

●ハイウェイインプレッション●

街中でも感じたとおり、このエンジンの味付けはややドッカンターボ。そのため、100km/h、7速で巡航し、追い越しをしたい場合は、ややもたつき感があります。しかし、ステアリングに設けられた7速DSGのパドルシフトを2回ほど引けば、1280kgのボディを抜けのいいサウンドと共に、気持ちよく加速させ、スポーティに変貌したエクステリアを裏切る事はありません。260km/hまで刻まれた速度計は、ご愛嬌ですが、先代「ニュービートル」の直列4気筒SOHCの1984ccエンジンより、活発に走ることが可能です。特に中間加速の違いは歴然で、100km/hからの追い越し加速もスーッと速度計の指針を上昇させ、最高速度も先代を上回っています。

また、低く、幅広いエクステリアと215/55R17のタイヤと相まって、高速巡航性も先代とは別物。乗り心地も、フラットで、ダンピングも抑えられているため、どこまでも走っていきたくなるような乗り味といえます。

●ワインディングインプレッション●

ワインディングを疾走するといったイメージではないと思われがちですが、先代に比べクイックになったステアリングのギアレシオ、そして215/55R17の太くなったタイヤは、驚くほどのコーナリング性能を発揮します。幅広くなった全幅は、実際にコクピットに収まってしまえば、さほど気にならず、目の前にコーナーが迫り、パドルシフトを引き、シフトダウン。そのままオーバースピード気味でコーナーに進入しても、ヒラリ、ヒラリとコーナーをクリアしていき、ドライバーには、ほとんどロールを感じる事はありません。とにかく鼻先が軽く、これまで「ビートル」では味わえなかったアグレッシブな走りを楽しむ事ができます。かなりお遊びをしても、ESP(エレクトロニック・スタビリゼーション・プログラム)が介入してくる事はなく、やはりスポーティになったエクステリアを裏切りません。



「ザ・ビートル」は、これまでのパイクカー的な要素を拭い、フォルクスワーゲンの車格でも、上級といえるもの。個性的なエクステリアは、永年の相棒になってくれる事、間違いなし。環境性能や、お財布にも優しい省燃費性にスポーティな走りをプラスし、インテリアも格段に装備軍を向上。これは、人気が出ない訳がありませんね。



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中古車価格帯:32〜370万円

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