『動力性能を向上させた最新のV型12気筒エンジンを搭載』 アストンマーチン V12 ヴァンテージ 2009年モデル 松下宏さんのレビュー・評価

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『動力性能を向上させた最新のV型12気筒エンジンを搭載』 松下宏さん のレビュー・評価

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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度4
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地3
燃費2
価格2

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動力性能を向上させた最新のV型12気筒エンジンを搭載

アストンマーチンは映画007にボンドカーとして登場するのでブランドに対する認知度の高さはそれなりにあると思う。でも、実際にはごく少数の高級車を販売するニッチな自動車メーカーであり、アストンマーチンがどんなクルマを作っているのか、具体的に知っている人は少ないのではないか。年間の生産台数はフェラーリよりもずっと少ないくらいで、ブランドとしての格の高さはジャガーをはるかに上回る。

ヴァンテージはフラッグシップモデルであるヴァンキッシュの下に位置するモデルで、DB9とは姉妹車のような関係にある。基本プラットホームは共通で、DB9がやや長めのボディに2+2のシートを配置するのに対し、ヴァンテージは2シーターの本格的なスポーツカーである。

当初、ヴァンテージにはアストンマーチンブランドのエントリーモデルとしてV型8気筒エンジンが搭載されていたが、2009年にV型12気筒エンジンを搭載したV12ヴァンテージが追加設定され、さらに2015年7月にエンジンの動力性能の向上を図ったV12ヴァンテージSが発売されている。

このV12ヴァンテージSには、日本自動車輸入組合が大磯プリンスホテルの駐車場をベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、アストンマーチン・ジャパンが出展した広報車両に試乗した。

外観デザインは見るからにスポーツカーのもので、流麗で引き締まった感じのクーペボディが作られている。独特の形状のフロントグリルやテールランプ、ウイングをかたどったエンブレムなどがアストンであることを主張する。

インテリアはいかにも高級車らしい手触りの良い本革シートやピアノブラックのパネルなどが印象的だ。330km/hまで刻まれたスピードメーターは日本では左斜め下のごく一部を使うだけになり、タコメーターはスピードメーターと対称的に左回りで針が駆け上がっていく。

インストセンターにあるスロットにキーを差し込んでエンジンを始動させると、これがV型12気筒エンジンの音かと思わせる透き通った感じのエンジン音が聞こえてくる。12気筒エンジンに乗るのは久しぶりなので、以前に乗ったときのことを良く覚えていないが、思ったよりもおとなしい感じのアイドリング音である。

ただこのV型12気筒6.0Lエンジンは自然吸気ながら421kW/620N・mの圧倒的な動力性能を発生し、0-100km/h加速はわずか3.9秒とされている。もちろん日本の一般道でそんな加速を試すことはできないが、この加速性能はこれぞアストンマーチンの実力といえるような性能である。

インストセンターのキースロットを挟んでD、N、Rのボタンが並び、さらにその左にスポーツボタンが設けられている。これを押してスポーツモードを選択すると、走りのフィールは大きく変わる。メリハリの効いたモード設定である。

エンジンルームをまたぐようにがっしりしたアンチロールバーが設けられているほか、さらに斜めにも補強が加えられていて、これが高いボディ剛性につながり、コーナーでの安定した挙動、軽快な挙動につながっている。高級車であることを忘れさせるような気持ちの良い走りだ。いや、ある意味で高級車ならではの走りの味なのかも知れない。

後方に搭載される7速ATのトランスミッションは変速時に軽いショックを感じさせるが、12気筒エンジンの回転フィールがその違和感を解消して余りある印象だ。

2人乗りスポーツカーというパッケージングながら、左右のシート後方には小さな物置スペースがあるほか、トランスミッションの影響を受けながらもトランクは一定の容量が確保されている。2000万円を超える超高級車ながら、意外な実用性も感じさせるクルマでもある。

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V12 ヴァンテージ

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