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2015年4月26日 14:11 [486650-3]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
【2012年3月初出時レビュー】
黎明期の試作品という感じだが今後の可能性を強く予感させる。
デザイン
シンプルで嫌みの無いデザイン。DACに慣れた人々からは「大きすぎる」という批判もあるが、ピュアオーディオでは逆に小振りなくらい。ずっしりとした重さがあり、密度感が好ましい。液晶表示パネルは確かに小さいが、確認用と割り切れば、パネルデザイン的には良いバランスだと思う。個人的にパイオニアのロゴが嫌いだけど、アルミへアラインのパネルに溶け込んで目立たないのが良かった。
音質と操作性
とても多様な接続とソフト的な選択があり、一通りの試行を終えるまでに二ヶ月もかかってしまった。まだまだやるべきことはありそうだけど、取り敢えずのレビューということで。
1. 前面USB
なかなか侮れないのがここからの入力。ハイスピードUSBメモリに入れた24bit/96kHzハイレゾデータからは、従来の次元を越えた音の密度感の片鱗を味わうことができる。特にピアノの音の立ち上がり、空気感が素晴らしい。だが全てのハイレゾデータに於いて感動を味わえるわけでは無く、そのあたりは値段なりのDACの限界か。SACDプレーヤーがある程度の値段以上のシステムで無いと真価を発揮しないのと同様のことが言えそう。でも、それにしても垣間見える世界の片鱗はあまりにも魅力的ではある。
20年以上前のCD規格をようやく越えて、なおかつ回転系機械から解放されたデータが繰り広げる世界は、良質のアナログレコードの伝える穏やかさを携えているのが面白い。
一方 i-Pod nanoなどの直接接続では、圧縮音源の意外な音の良さに驚くこともできる。前面USBからの入力では、ディスプレイ画面にアルバムアートは表示されない。ごく一部の画像付きflacで曲頭が一瞬欠ける現象がある。曲順の問題はここでは無し。
2. LAN接続
音質的にはここでの音が基準だろう。元気の良い、メリハリを効かせた音が基調となる。LANケーブルによる音の違いはある。カテゴリ7でNASまでをなるべく短く繋ぐ。この短くということはNASの静音性との兼ね合いが難しい。QNAPでなく敷居の低いBuffaloのLS-WSX1.0Lを、静音性を信じて導入したが、それでも無音では無かった。
ディスプレイにアルバムアートが表示され(flacも無問題)、i-Phoneでも操作出来る等、ようやくオーディオ機器らしくなるのだが、今度は楽曲制御の点で、色々と黎明期ならではの不都合に遭遇する。曲順の問題等が悩ましいが、これはアルバム選択をするとか、タイトルの頭に数字を付加する等の対処法が一応は存在する。
インターネットラジオやAir-Play等の音質はまあそれなりだけど気楽なBGMとしては十分。流石にi-Tuneの操作性は一頭抜きん出ていて、ギャップレス再生も問題無い。
3. 背面USB
MacBookAirでAudirvanaからUSB入力。アルバムアート表示不可。音は、上記1、2に比べると純度が落ちるのは致しかた無い。USBケーブルやPCやソフトをいくらこねくり回しても、1.の純粋さには太刀打ちできない。
4. 背面光端子
TV、ブルーレイレコーダーの出力を入れてみたが、あまりかんばしい結果では無かった。音が痩せる感じ。
5. 背面デジタル端子
10年前のLuxmanのCDプレーヤーからデジタル信号を入力してDACとして使用。これは実はかなり期待していたが総合的な音の熟度という点では流石に及ばない。CD音源は、むしろXLD等でリッピングしてデータ化して、1.か2.の方法で再生すると、一部の好録音CDは結構化ける。
◇ピュアモードと32bit拡張
私はダイレクトな感じが好きでピュアモードをデフォルトにしている。32bit拡張は、ものによって響きが不自然。
本機の起動の遅さは一昔前のwindowsかと思うくらい。総じて操作性はまだまだ赤ちゃん状態。wifi接続のスマホもしくはタブレットで、全てのライブラリと再生機器をビジュアルに制御できるような将来が待ち遠しい。
総評
現在NASに入れているのはネットで購入したハイレゾデータのみ。膨大なCDをデータ化して完全移行するには、まだまだ幾つかの試行が必要と感じている。楽曲のタグ付けや、ファイル構造等など、i-Tuneがハイレゾ対応すれば一番簡単だけど、それまでの試行もまた楽しからず哉。本機のおかげで、自宅内のネットワーク化が一気に進み、海外からのネット配信の世界に開眼することができた。久々に挑戦しがいのある大人のおもちゃで値段以上の楽しみを堪能している。
【2015年4現在の追記】
ギャップレスに対応し、様々なファイル形式への対応もアップデートされたが、写真対応のアプリまでは更新されず残念。ネットワークプレーヤーは音もさることながらこのアプリの出来がとても大切で、その点では海外製品に1日の長がありそう。でもこの価格なら文句も言えない。
NASには色々悩まされたが、常時ONにする使用頻度も無いし所詮PCにはかなわないので、現在はMAC母艦のTonkey運用でバックアップも万全の環境で落ち着いている。キレキレの音は新機種以上との評もあり、まだまだ現役で稼働中。
参考になった19人(再レビュー後:5人)
2015年4月26日 08:25 [486650-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
黎明期の試作品という感じだが今後の可能性を強く予感させる。
デザイン
シンプルで嫌みの無いデザイン。DACに慣れた人々からは「大きすぎる」という批判もあるが、ピュアオーディオでは逆に小振りなくらい。ずっしりとした重さがあり、密度感が好ましい。液晶表示パネルは確かに小さいが、確認用と割り切れば、パネルデザイン的には良いバランスだと思う。個人的にパイオニアのロゴが嫌いだけど、アルミへアラインのパネルに溶け込んで目立たないのが良かった。
音質と操作性
とても多様な接続とソフト的な選択があり、一通りの試行を終えるまでに二ヶ月もかかってしまった。まだまだやるべきことはありそうだけど、取り敢えずのレビューということで。
1. 前面USB
なかなか侮れないのがここからの入力。ハイスピードUSBメモリに入れた24bit/96kHzハイレゾデータからは、従来の次元を越えた音の密度感の片鱗を味わうことができる。特にピアノの音の立ち上がり、空気感が素晴らしい。だが全てのハイレゾデータに於いて感動を味わえるわけでは無く、そのあたりは値段なりのDACの限界か。SACDプレーヤーがある程度の値段以上のシステムで無いと真価を発揮しないのと同様のことが言えそう。でも、それにしても垣間見える世界の片鱗はあまりにも魅力的ではある。
20年以上前のCD規格をようやく越えて、なおかつ回転系機械から解放されたデータが繰り広げる世界は、良質のアナログレコードの伝える穏やかさを携えているのが面白い。
一方 i-Pod nanoなどの直接接続では、圧縮音源の意外な音の良さに驚くこともできる。前面USBからの入力では、ディスプレイ画面にアルバムアートは表示されない。ごく一部の画像付きflacで曲頭が一瞬欠ける現象がある。曲順の問題はここでは無し。
2. LAN接続
音質的にはここでの音が基準だろう。元気の良い、メリハリを効かせた音が基調となる。LANケーブルによる音の違いはある。カテゴリ7でNASまでをなるべく短く繋ぐ。この短くということはNASの静音性との兼ね合いが難しい。QNAPでなく敷居の低いBuffaloのLS-WSX1.0Lを、静音性を信じて導入したが、それでも無音では無かった。
ディスプレイにアルバムアートが表示され(flacも無問題)、i-Phoneでも操作出来る等、ようやくオーディオ機器らしくなるのだが、今度は楽曲制御の点で、色々と黎明期ならではの不都合に遭遇する。最大の問題は、やはりギャッップレス再生不可問題だ。現状ではこれを回避するには、楽曲データを結合するか、PCで再生ソフトを用いてUSB出力して繋げるしかない。曲順の問題も悩ましいが、これはアルバム選択をするとか、タイトルの頭に数字を付加する等の対処法が一応は存在する。
インターネットラジオやAir-Play等の音質はまあそれなりだけど気楽なBGMとしては十分。流石にi-Tuneの操作性は一頭抜きん出ていて、ギャップレス再生も問題無い。
3. 背面USB
MacBookAirでAudirvanaからUSB入力。アルバムアート表示不可。音は、上記1、2に比べると純度が落ちるのは致しかた無い。USBケーブルやPCやソフトをいくらこねくり回しても、1.の純粋さには太刀打ちできない。
4. 背面光端子
TV、ブルーレイレコーダーの出力を入れてみたが、あまりかんばしい結果では無かった。音が痩せる感じ。
5. 背面デジタル端子
10年前のLuxmanのCDプレーヤーからデジタル信号を入力してDACとして使用。これは実はかなり期待していたが総合的な音の熟度という点では流石に及ばない。CD音源は、むしろXLD等でリッピングしてデータ化して、1.か2.の方法で再生すると、一部の好録音CDは結構化ける。
◇ピュアモードと32bit拡張
私はダイレクトな感じが好きでピュアモードをデフォルトにしている。32bit拡張は、ものによって響きが不自然。
本機の起動の遅さは一昔前のwindowsかと思うくらい。総じて操作性はまだまだ赤ちゃん状態。wifi接続のスマホもしくはタブレットで、全てのライブラリと再生機器をビジュアルに制御できるような将来が待ち遠しい。
総評
現在NASに入れているのはネットで購入したハイレゾデータのみ。膨大なCDをデータ化して完全移行するには、まだまだ幾つかの試行が必要と感じている。楽曲のタグ付けや、ファイル構造等など、i-Tuneがハイレゾ対応すれば一番簡単だけど、それまでの試行もまた楽しからず哉。本機のおかげで、自宅内のネットワーク化が一気に進み、海外からのネット配信の世界に開眼することができた。久々に挑戦しがいのある大人のおもちゃで値段以上の楽しみを堪能している。
追記
ギャップレスに対応し、様々なファイル形式への対応もアップデートされた。写真対応のアプリまでは更新されず残念。ネットワークプレーヤーは音もさることながらこのアプリの出来がとても大切で、その点では海外製品に1日の長がありそう。でもこの価格なら文句も言えない。
NASには色々悩まされたが、常時ONにする使用頻度も無いし、PCにはかなわない能力に見切りをつけMAC母艦のTonkey運用で落ち着いている。
キレキレの音は新機種以上との評もあり、まだまだ現役で稼働中。
参考になった0人
2012年3月5日 00:07 [486650-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
黎明期の試作品という感じだが今後の可能性を強く予感させる。
デザイン
シンプルで嫌みの無いデザイン。DACに慣れた人々からは「大きすぎる」という批判もあるが、ピュアオーディオでは逆に小振りなくらい。ずっしりとした重さがあり、密度感が好ましい。液晶表示パネルは確かに小さいが、確認用と割り切れば、パネルデザイン的には良いバランスだと思う。個人的にパイオニアのロゴが嫌いだけど、アルミへアラインのパネルに溶け込んで目立たないのが良かった。
音質と操作性
とても多様な接続とソフト的な選択があり、一通りの試行を終えるまでに二ヶ月もかかってしまった。まだまだやるべきことはありそうだけど、取り敢えずのレビューということで。
1. 前面USB
なかなか侮れないのがここからの入力。ハイスピードUSBメモリに入れた24bit/96kHzハイレゾデータからは、従来の次元を越えた音の密度感の片鱗を味わうことができる。特にピアノの音の立ち上がり、空気感が素晴らしい。だが全てのハイレゾデータに於いて感動を味わえるわけでは無く、そのあたりは値段なりのDACの限界か。SACDプレーヤーがある程度の値段以上のシステムで無いと真価を発揮しないのと同様のことが言えそう。でも、それにしても垣間見える世界の片鱗はあまりにも魅力的ではある。
20年以上前のCD規格をようやく越えて、なおかつ回転系機械から解放されたデータが繰り広げる世界は、良質のアナログレコードの伝える穏やかさを携えているのが面白い。
一方 i-Pod nanoなどの直接接続では、圧縮音源の意外な音の良さに驚くこともできる。前面USBからの入力では、ディスプレイ画面にアルバムアートは表示されない。ごく一部の画像付きflacで曲頭が一瞬欠ける現象がある。曲順の問題はここでは無し。
2. LAN接続
音質的にはここでの音が基準だろう。元気の良い、メリハリを効かせた音が基調となる。LANケーブルによる音の違いはある。カテゴリ7でNASまでをなるべく短く繋ぐ。この短くということはNASの静音性との兼ね合いが難しい。QNAPでなく敷居の低いBuffaloのLS-WSX1.0Lを、静音性を信じて導入したが、それでも無音では無かった。
ディスプレイにアルバムアートが表示され(flacも無問題)、i-Phoneでも操作出来る等、ようやくオーディオ機器らしくなるのだが、今度は楽曲制御の点で、色々と黎明期ならではの不都合に遭遇する。最大の問題は、やはりギャッップレス再生不可問題だ。現状ではこれを回避するには、楽曲データを結合するか、PCで再生ソフトを用いてUSB出力して繋げるしかない。曲順の問題も悩ましいが、これはアルバム選択をするとか、タイトルの頭に数字を付加する等の対処法が一応は存在する。
インターネットラジオやAir-Play等の音質はまあそれなりだけど気楽なBGMとしては十分。流石にi-Tuneの操作性は一頭抜きん出ていて、ギャップレス再生も問題無い。
3. 背面USB
MacBookAirでAudirvanaからUSB入力。アルバムアート表示不可。音は、上記1、2に比べると純度が落ちるのは致しかた無い。USBケーブルやPCやソフトをいくらこねくり回しても、1.の純粋さには太刀打ちできない。
4. 背面光端子
TV、ブルーレイレコーダーの出力を入れてみたが、あまりかんばしい結果では無かった。音が痩せる感じ。
5. 背面デジタル端子
10年前のLuxmanのCDプレーヤーからデジタル信号を入力してDACとして使用。これは実はかなり期待していたが総合的な音の熟度という点では流石に及ばない。CD音源は、むしろXLD等でリッピングしてデータ化して、1.か2.の方法で再生すると、一部の好録音CDは結構化ける。
◇ピュアモードと32bit拡張
私はダイレクトな感じが好きでピュアモードをデフォルトにしている。32bit拡張は、ものによって響きが不自然。
本機の起動の遅さは一昔前のwindowsかと思うくらい。総じて操作性はまだまだ赤ちゃん状態。wifi接続のスマホもしくはタブレットで、全てのライブラリと再生機器をビジュアルに制御できるような将来が待ち遠しい。
総評
現在NASに入れているのはネットで購入したハイレゾデータのみ。膨大なCDをデータ化して完全移行するには、まだまだ幾つかの試行が必要と感じている。楽曲のタグ付けや、ファイル構造等など、i-Tuneがハイレゾ対応すれば一番簡単だけど、それまでの試行もまた楽しからず哉。本機のおかげで、自宅内のネットワーク化が一気に進み、海外からのネット配信の世界に開眼することができた。久々に挑戦しがいのある大人のおもちゃで値段以上の楽しみを堪能している。
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「N-50」の新着レビュー
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2017年12月8日 17:33 |
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2015年9月18日 00:25 |
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2015年9月13日 16:11 |
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2015年6月13日 22:33 |
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2015年4月26日 14:11 |
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2015年4月5日 13:58 |
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2015年3月13日 16:15 |
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2015年1月21日 12:01 |
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2014年12月3日 18:30 |
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2014年6月6日 19:50 |
ネットワークオーディオプレーヤー
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