DS4の新車
新車価格: 293〜376 万円 2011年9月1日発売〜2018年12月販売終了
中古車価格: 37〜265 万円 (46物件) DS4の中古車を見る
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モデル(フルモデルチェンジ単位) | 満足度 | 満足度ランキング | レビュー件数 | |
---|---|---|---|---|
DS4 2011年モデル |
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14人 |
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モデル指定なし(過去の投稿) | - | - | 0人 | - |
DS4 2011年モデルの評価
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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エクステリア![]() ![]() |
4.54 | 4.34 | -位 |
インテリア![]() ![]() |
3.65 | 3.93 | -位 |
エンジン性能![]() ![]() |
4.18 | 4.13 | -位 |
走行性能![]() ![]() |
4.18 | 4.21 | -位 |
乗り心地![]() ![]() |
3.72 | 4.05 | -位 |
燃費![]() ![]() |
3.19 | 3.89 | -位 |
価格![]() ![]() |
3.63 | 3.88 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
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- 自動車(本体)
- 1件
- 0件
2017年11月18日 00:19 [1079258-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 2 |
燃費 | 3 |
価格 | 3 |
新車で購入し、現在4年目で43,000km走りました。今回の車検では特段不具合無く、次回車検までは乗る予定です。
気になる点を重視して書きますが、個人的には満足しております。ただ、中古の値下がり幅が非常に大きいため、中古買えば良かったというのが後悔している所です。
【エクステリア】
最近は似た車も出てきましたが、発表から6年以上経っても古びないデザインで満足しています。車高がもう少し低ければ尚良し。
街で見かける頻度としては、マセラティやランボルギーニと同程度もしくは更に珍しいという希少性の高さも満足度に影響していると思います。(人気の無さの裏返しでもありますが)
×残念な点
・リアドアのノブ表面を覆うビニール状のカバーが、経年により剥がれてきます。ディーラーにて一度は交換してもらえましたが、次回からは有償とのことでした。
・左ハンドルの名残で、ワイパーが拭く面積は左側の方が大きいです。また、パノラミックルーフ部には届かないので、頻繁に洗車しないと気になるかもしれません。
【インテリア】
収納少ないものの、シート下に引き出し式のトレイがあり、車検証等はそこに保管しています。パノラミックルーフは、C3のには及ばないものの充分な開放感があります。
シートの座り心地も良く、1日で600km乗ったこともありますが、腰痛はありません。(体質や若さも影響有り)
×残念な点
・内装は多少なりピシピシ鳴ります。
・フロントシートのリクライニングは、ダイヤル式の取手を回す方式ですが、固く大幅な調整には時間が掛かります。
・リアの窓が開かないのは知ってて買うものなので、個人的には気になりません。
・時計がナビ表示のみで、更に低い位置に設置されているので確認しづらいです。別で付けました。
・ドリンクホルダーが少なく、フロント中心に500mlのペットボトルを置くと、シフトチェンジの邪魔になります。これもドアポケットに追加しました。
【エンジン性能】
自分には充分です。最高速度230kmも想定されているので、余裕があります。
×残念な点
・低回転でのトルクが小さく、1速に繋ぐ際には少し踏み気味にしないとノッキングします。
【走行性能】
ハンドルサイズは大きめでやや重いです。自分は落ち着いて乗れます。高速走行時の安定性は高いと思います。
ブレーキもしっかりと効きます。(最初は慣れがいります)
【乗り心地】
運転している分には全然問題ありません。
×残念な点
・リアシートに乗った人からは、揺れが酷く酔うという苦情を聞きます。
【燃費】
ハイオクのため安くはありませんが、平均して13km/lぐらいでカタログ値に近い値が出ます。
高速や郊外だと16~18km/lぐらいです。
【価格】
新車と中古車の価格差が大きく、新車で買う意味はあまり無いかもしれません。
当たり外れも多少あるかと思いますが、購入後のトラブルは油温センサの異常(無償交換)ぐらいでした。
【総評】
気になる点は多々ありますが、デザインに惚れその他性能も満足しているので、総じて満足です。
珍しいデザインにマニュアルという、なかなか人とかぶらない車なので、人と違う物が好きという一にはお勧めです。
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2017年1月23日 22:11 [967299-2]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 3 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 3 |
価格 | 5 |
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---|---|---|
低走行車を購入後10000km乗りレビューします。
前車はプジョー208Allureで、同メーカーから同時期にデビューしたMT車同士のため多少比較しながらのレビューになります。
【満足している点】
・エクステリアのとても凝ったプレスライン。似たコンセプトの国産車が増えたとはいえ、ここまで複雑な造形はシトロエンのみ。
・誰でもわかるようなブランド、車でないところ。車に詳しくない人は「なんだあの車は?」という顔をします。これ見よがしに主張するロゴが嫌な自分には合ってます。
・ホイールがお洒落。優雅さのある車体にマッチしていると思います。
・この車格でMTモデルを日本向けに出してくれたこと。CセグメントでMTターボ車なんてもう殆どありませんから。
・人を乗せた時に、楽しませる機能がたくさんあること。視界が広がるパノラマウィンドウ、ギョロギョロ生き物みたいに動くヘッドライト、マッサージ機能つきの本革シートなど。
・後部座席が普通に使え、日本で普通にとり回せる車格。
・燃費はきっちりカタログ値以上出ること(タイヤの選択次第かも)。
・中古のお買い得感。他国のメーカーの同クラス車で少走行車を200万円前半では買えません。
【不満な点】
・シートを除いた内装全般、これが一番不満です。@ほぼ黒一色で良く言えば無難、悪く言えば地味。この車の外観を好む人がわざわざ無難な内装を好む理由はないので、必然的に後者の感想になります。内装もツートンでオシャレなんだね~と言われた際、シートに合わせて自分で塗装したんだよと返すと、元の地味さに結構驚かれます。
A質感はコンパクトカーの208に遠く及びません。DS4を(ブランド受け売りのまま)ラグジュアリーな車だと思って選ぶと、裏切られると思います。プラの質の低さと建て付けの悪さ故、車体剛性と硬い足周りついていけず、内装がピシピシビリビリと音を立てます。なまじ遮音性が高い分、かえって静粛性が害されます。208がとても良かった分、落差を感じてしまいました。
・ハンドルが大きすぎて少し操作しづらいと感じます。208の小径ハンドルと真逆の理論で私は戸惑いますが、安定感があると感じる人もいるかもしれません。
・やはり足は硬いです。クイックで踏ん張りの効くセッティングとは言え、地方の荒れた通勤路には硬い、疲れると感じてしまいます。プレミアムコンフォートタイヤに替えて、多少柔らかくしました。
・車に興味のある?子どもに「あ!べぜるだー!」と言われることでしょうか。コンセプトがー意匠がーとウンチク並べたところで、やっぱり似ているものは似ているのでしょう。
【総評】
この車を高級なプレミアムカーと見るか、お洒落で遊べる実用車と見るかで、評価はまるっきり変わってくるでしょう。ステイタスを感じたい、ヒエラルキーを意識する人にはおすすめしません。
私は、こいつは乗ってなんぼの車だと割り切っているで、自分で内装に手を入れたり、それなりに楽しく乗れています。こんな面白いデザインと機能を持つ「実用車」はなかなかないと思いますから。
参考になった14人(再レビュー後:13人)
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2016年12月5日 18:01 [982859-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 3 |
走行性能 | 3 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 4 |
価格 | 3 |
次期購入候補はSUVも良いと思い
試乗して見ました。
【エクステリア】
写真で見るより実車はかなり良いデザインに
感じました。
特にリアがシトロエンのフランス感が面白い。
ホンダ、ヴェゼルやトヨタC-HRは
少々意識したのではないかと思います。
【インテリア】
まずは何と言ってもフロントガラスの開放感。
上部までガラス面積を大きく取っているため、
車内が明るいです。
メーター周りも個性的でGOOD
ただし今時、ナビは販売店オプションのみで
NGです。
【エンジン性能】
2Lのクリーンディーゼルですが、
パワフルで低速からとても扱いやすい。
音や振動も抑えてあり、
私は気になりませんでした。
ただBMWの様な面白さは
ないかなぁ〜
【走行性能】
まあまあ良いです。
硬くもなく変に柔らかくもなく
普通な足回り。
【乗り心地】
個人的にはSUVでも
BMWの様な駆け抜ける喜びが欲しい。
この車にはない。
【燃費】
かなり良さそうです。
カタログ燃費で19km/l程なので
街中でも13〜14位行きそうです。
何より軽油が素晴らしい。
【価格】
オプションつけて諸々450万
シトロエンにその価格は
出せないとおもいました。
何よりリセールバリューが
信じられない悪さに中々手を出せない。
【総評】
車としては良いです。
私は買いませんが、
輸入車で沢山走っているドイツ車では
個性がないと思われている方、
兎に角他の人と被りたくない方、
一日中走っても先ずお目にかかりません。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった1人
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2015年8月15日 07:58 [849874-2]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 4 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 2 |
価格 | 3 |
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---|---|---|
嫁さん専用車のブランナクレ・クラブレザーハバナの6ATモデルです。
【エクステリア】
個人的にはかなり良いと思います。ただ、今となっては国産車でも似たようなデザインの車が増えてきているので普通に街に溶け込めるようになったと思います。とはいえ流通台数はかなり少ないと思われますので人と被りたくなく方には良いかと思います。
【インテリア】
視界がとても広いです。またグラスエリアが頭上付近まであるので開放感たっぷりです。天井内張りがスライド式になっているのでグラスエリアを広くしたり狭くしたりすることができます。メーターの配色も変更可能で、ウィンカーなどの動作音も変更できます。クラブレザーハバナのシートは見た目もオシャレですし乗り心地も凄く良いです。社外のオーディオパネルを使いカロッツェリアの2DINナビを装着していることもあってこれまで乗っていたカロナビ装着車とも違和感なく良い感じです。もちろんステアリングリモコンでの操作もすべて可能です。
【エンジン性能】
BMW製の1.6ターボエンジンですのでパワーなど普通に不満はないと思います。個人的にですが静かなエンジンではないと思いますが、許容範囲だと思います。
【走行性能】
イメージ的にラグジュアリー向きかと思ってましたが、どちらかというと固めだと思います。乗り心地が悪いという意味では全くなく、あえていうなら固めという意味です。攻める車ではないですが比較的しっかりした足なのでスポーツ走行も可能です。パワーもそこそこあるので普通に速く走らせることも出来ます。
【乗り心地】
ハイドロではありませんがシトロエンらしくて良いと思います。
【燃費】
燃費はあまり良くないと思います。また燃料もハイオク仕様です。ちなみに輸入車の多くはハイオク仕様ですので気にしない方向で・笑
【価格】
価格の割りに装備は国産上級セダンに近い便利機能が多いと思います。斜め後方の注意を促すブラインドスポットモニターや、やや過敏なコーナーセンサー、オートライト、レインセンサー、ステアリングの切り角に合わせて動くライトなどなど。シート背もたれにあるマッサージ機能も使う使わないに関わらずなかなか気の利いた装備だと思います。
1.乗ってみると意外とフロアとボディの境の高さが若干気になります。
慣れればなんてことないのですが思っているよりも足を上げないとフロアより高いボディのフチにかかとがあたります・笑
2.オイルはシトロエン指定のオイルなので工賃&オイル代が量販店で交換するのとはワケが違います。
シトロエン指定のオイルを使ってますのでそれなりに維持費がかかることを覚悟したほうが良いと思います。
3.ダッシュボードが国産車と違いプラスチッキーな感じではなく、ゴム?っぽい柔らかい素材でできておりウエスなどで拭くにしてもちょっとやりにくいです。
4.慣れの問題ですがブレーキペダルの遊びシロがなく効く位置が手前にありイキナリ効きます。
ですので国産車に乗りなれている方はカックンブレーキに驚くと思います。
ブレーキダストもハンパなく社外のパッドに交換したことでカックンブレーキがかなり軽減されました。
5.ワイパーブレードもかなり長めのもので量販店では入手できない店舗もあると思います。
ネットなどで検索すれば出てくるので純正で高いと思われる方はそちらを利用すると良いと思います。
6.意外と洗いにくいです・笑 プレスラインがかなり湾曲したり彫が深かったりと・笑 デザインですので仕方ないですね。 ちなみに純正ホイールはさらに洗いにくい形状です・笑
1と3以外は基本的に輸入車の場合はどの車でもコストのかかる気になる部分だと思います。
【総評】
良いところもたくさんあるのでどのオーナーさんも良いところは出てくると思います。
実際に所有してみて気になる部分を書き出してみました。
基本的に国産車ではありませんのでいろんな部分でお金はかかります。
ですがそれを気にしていては輸入車なんて乗れないと思いますので。
価格の割りに装備は充実してますし、なにより人と被らない個性的な良い車だと思います。
参考になった6人(再レビュー後:5人)
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プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドンに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、輸入車専門誌にてライターを始める。その後、育った英国に渡りレース活動などを経…続きを読む
2013年10月31日 23:53 [645278-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 5 |
エンジン性能 | 5 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 3 |
燃費 | 4 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
全幅は1810mm。押し出し感のある顔つきが魅力。 |
SUVでもクーペでもない大胆なスタイリングが魅力。 |
LEDを採用したテールランプも美しい輝きを放つ。 |
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タイヤサイズは225/45R18。ブレーキは強力だ。 |
1.6リッター直4DOHC16バルブターボエンジンは200馬力を発生。 |
メーターやステアリング周りも個性満載。取材車は6MT。 |
今から20年前、筆者はシトロエン「BX-GTI 16V」というクルマに乗っていたことがあります。スクエアなボディに5MT、快音を響かせる16Vエンジンは、すべてがシトロエンテイスト満載でした。しかし、その後のモデルは、個性が希薄になり、筆者とシトロエンの距離を遠ざけてしまいましたが、昨今、また乗ってみたいというと本気で思わせるクルマたちが続々登場し、元、シトロエン乗りとしては、嬉しい限りであります。
今回は、ミドルシトロエンでフレンチプレミアムモデルである「DS4スポーツシック」を試乗してきました。(試乗車両はメーカーの広報車です。)
「セダンの洗練された雰囲気と快適性、背の高いSUVの気持ちよさ、クーペの流麗なデザインを融合した、どのクルマにも似ていない“4ドアクーペ”」とメーカーが謳い文句とする「DS4スポーツシック」。確かに細部を観察しても、奇抜、奇妙という言葉しか出てきません。個性回帰とはいえ、ここまで大胆なエクステリアデザインを採用するとは、たまげたものです。
全長×全幅×全高=4275×1810×1535mm/ホイールベース=2610mmというマスの効いた塊感のあるエクステリアは、近くで眺めますと、かなり“デカイ”と感じるものです。
今回の試乗は、1.6リッター直4 DOHC16バルブターボエンジンから、最高出力200ps/5800rpm、最大トルク28.0kgm/1700rpmを発揮する「DS4スポーツシック」。同車には156psを発生させる2ペダルの「シック」も存在しますが、そこは6MTでしょ!
SUVに乗り込むイメージでふんわり系の本革シートに腰を下ろし、透明のパネルに目盛りが透過している奇妙なメーターを観察後、エンジンをスタート。アイドリング時の静粛性は下手なドイツ車より上。アイポイントが高く、それでいて6MTというのがまたまた奇妙ですが、シフトフィールは実に気持ちがいい。この6MT、1、2速にトリプルコーン、3、4速にダブルコーン、5、6速にシングルコーンのシンクロッシュを採用しているというから、驚き。うん、まだまだ、フランス本国ではMT車の需要が高いということを実感しました。
ハンドブレーキは、オートロックなので、お構いなし。1速にシフトレバーを送り込みクラッチを浮かすと、反発力の強いペダルと、ややベタっとつながるクラッチに最初は慣れを要しますが、ストールするようなことは皆無です。
シトロエンは元々、皆さんが想像するより足回りは硬めですが、この「DS4スポーツシック」もかなり硬めです。それは、最近登場した「ゴルフGTI」いや、もっと当たりの唐突なものです。街中では、硬さが目立つ乗り心地です。
高速道路にステージを移しますと、この足回りは実にフラットな乗り心地を提供してくれます。また、6MTですから、思いっきりエンジンをぶん回しますと、音の演出にも抜かりがなく、「コーン」という抜けの良いサウンドと共に、グイグイ加速していき、200馬力は伊達ではありません。また、すぼら運転で6速にギアをキープしたままでも、トルクが沸きあがり、スルスルと加速していくので、追い越し加速もシフトダウンの必要もありません。ステアリングもぬめっとしたフィーリングですが、蛇をいれた瞬間、反応するほどクイックなもの。
ワインディングにステージを変えても、200馬力+6MTの組み合わせは、運転の楽しみを乗り手に提供してくれます。ターンパイクでも、非力と感じることは皆無で、急勾配でもグイグイ加速する様は、なかなかの迫力です。少々オーバースピードかな?と思いコーナーに飛び込んでも、スタイリングとは裏腹に腰高感を感じることなく、軽いロールと共に、ハイスピードでクリアしてしまいます。
ブレーキのフィーリングも美点で、踏力に合わせてじんわり制動が増していく感じは気持ちが良いもの。ブレーキそのものは、特別なものではなく、前後ともにフローティングキャリパーですが、ダウンヒルをハイスピードで試みても終始、踏力に変化はなく、タフなものでした。
筆者が所有していた時代のシトロエンは常に故障との戦いでしたが、現在のモデルは、国産車感覚で乗ることができます。「洗練」「大胆」「伝統」を前押しにした「DS」シリーズですが、マニアだけのモデルではなく、決して敷居の高い車ではありません。実用性はフランス車そのものです。
ドイツ車もいいけど、人とは違う輸入車に乗りたい方。どうしてもMT車離れができないエンスーの方をはじめ、奇抜で速いシトロエンを待っていた方にもおススメの一台です。
- レビュー対象車
- 試乗
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プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む
2011年9月26日 16:20 [442661-1]
満足度 | 4 |
---|
エクステリア | 5 |
---|---|
インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 4 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 3 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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取材車は「シック」 |
フェンダーの盛り上がりが印象的 |
頭上まで伸びたウインドスクリーン |
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ファブリックとレザーのコンビシート |
クーペとしてはかなり深い荷室 |
「スポーツシック」に積まれる200psエンジン |
シトロエンのDSラインは、同社ブランドイメージである独創性と革新性を極めたモデルです。DS4は2番目の車種で、最初に登場したDS3が2ドアのプレミアムコンパクトだったのに対し、クーペとセダンとSUVの融合がテーマになっています。エンジンは1.6L直噴ターボで、156ps仕様にクラッチレス6速MTを装備した「シック」と、200ps仕様に3ペダル6速MTを組み合わせた「スポーツシック」があります。
プラットフォームは同じCセグメントのC4と共通で、2610mmのホイールベースも共通です。しかし4275mmの全長は55mm短いのに対し、全幅の1810mmは20mm、全高の1535mmは45mm上回っており、短さと幅広さでクーペらしさ、背の高さでSUVらしさを表現しています。デザインでも、170mmという余裕ある最低地上高と力強く張り出したフェンダーラインはSUV的なのに対し、きれいなアーチを描くサイドウインドーやルーフまで伸びたウインドスクリーンなどからなるキャビンまわりはクーペを思わせます。このクラスの4ドアハッチバックとしてはかなり個性的なスタイリングです。
インテリアは、インパネに関してはC4と共通ですが、シートやドアトリムは専用仕立てで、造形や色彩へのこだわりを感じ取ることができます。着座位置がC4より33mm高くなる前席はもっちりしていて、厚みも感じられ、座った瞬間に「心地いい」と思えるシトロエンらしいものでした。それでいてフロントウインドーが屋根まで伸びているので、クーペっぽい雰囲気も得られます。
窓枠に隠されたオープナーを引いて開けるリアドアは、メーカーによればオプショナルアクセスという扱いなので、開口部は小さめです。しかし後席の広さはC4に匹敵します。身長170cmの僕が前後に掛けると、ひざの前には約10cmの空間があり、頭上もルーフとの間に隙間が残ります。370Lの荷室容積を含めて、クーペでありながら使い勝手にも配慮したパッケージングです。
シックの車両重量は1360kgと、C4より10kg軽いほどなので、加速は156ps仕様で十分です。C4を上回る静粛性と、約2000rpmという低回転から穏やかにトルクを立ち上げていくチューニングのおかげで、速度の上げ下げがストレスなく行えます。トランスミッションはシングルクラッチ方式の2ペダルMTですが、変速時の減速感は気にならないレベルに抑え込まれているし、ショックの類は皆無でした。
スポーツシックのターボも約2000rpmから効き始めますが、その後の盛り上がりは明確で、かなり強力なダッシュを見せてくれます。サウンドもスポーティに味つけしてあり、シフトタッチが小気味良く確実なので、ついついシフトダウンして加速と音を楽しむというドライビングになってしまいました。
シックの乗り心地は素晴らしいのひとことです。C4ほどソフトではありませんが、鋭い段差から緩やかなうねりまで、平然と穏やかな揺れに変えていきます。大径ホイールと太いタイヤを履くスポーツシックは、サスペンションも固められているようで、少しハードな乗り味になりますが、継ぎ目や段差の吸収はシックに劣らず優秀でした。
ステアリングは電動油圧アシストならではのしっとりした感触で、ノーズの動きはC4より軽快。背が高く乗り心地が快適なのにロールはうまく抑え込まれています。しかもしっとり動く足回りが路面に着実に接地し、安定していてしかも楽しめるコーナリングを味わわせてくれます。スポーツシックはステアリングの反応がクイックになり、コーナーでのグリップ力は一枚上手。シックより強力な制動力とリニアなタッチを併せ持つブレーキも印象に残りました。
試乗会での燃費はシックが14km/L、スポーツシックは回し気味に走ったせいもあって12km/Lでした。車格を考えれば妥当な数字でしょう。価格は同じエンジンを積むC4より10万円高いだけなので、DS4を選ぶ人が多いのではないでしょうか。個性的なデザインと高度な実用性や快適性が両立した、シトロエンらしいモデルだと思いました。
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90〜258万円
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29〜240万円
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158〜220万円
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378〜589万円
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