『スマホになりたかったウォークマン』 SONY NW-Z1070 (B) [64GB ブラック] あさとちんさんのレビュー・評価

[あさとちん]

2022年12月5日 12:35 [1655137-1]

満足度	4

デザイン	4
携帯性	3
バッテリ	4
音質	5
操作性	3
付属ソフト	3
拡張性	3

スマホになりたかったウォークマン

液晶の輝度ムラ

NW-S766のホールドスイッチが壊れてしまい、カーオーディオのプレーヤーとしても使える大画面のDAPを探していたところ、オークションで液晶輝度ムラありジャンクを見つけたので、送料込2400円ほどで落札しました。

【デザイン】
　ただの箱ではなく上下端や側面は丸みを帯びています。
　好き嫌いは別にして、コストがかかっているのは間違いないでしょう。

【携帯性】
　最近のスマホと比べると小さいのですが、DAPとしては大きめです。
　高音質を謳うDAPにはやたら大きいのがあるので、このくらいは許容すべきでしょう。

【バッテリ】
　10年前のものでヘタっている可能性があるので、正当な評価はできないと思います。
　片道１時間の通勤中に聴いていて、３日は持つのでまあまあと思います。

【音質】
　買ったのは本体のみですが、本来付属するイヤホンNC33はS766と同じものです。
　ノイズキャンセル効果は大きいので、付属品となっているのでしょう。
　イヤホンだけでみると、低音が肥大気味で締まりがなく、解像度も低めです。
　発売時「ウォークマン史上最高の音質」を評価するには不十分なイヤホンです。

　MDR-7506とfinal E1000で聞くと、分解能や解像度の高さがよくわかります。
　本体の周波数特定はフラットに近いのですが、若干低音が強い感じがします。
　サウンドエフェクトの設定でClear BASSを−１か−２にすると良い感じです

【操作性】
　とにかく起動が遅く、タッチパネルでないと曲送りもできないのが不便です。
　次曲、前曲、再生、停止　くらいはボタンを付けてほしかった。

【付属ソフト】
　Androidにした理由は、アプリを追加できるようにすることだったと思います。
　しかし今となっては、TLS1.2非対応のAndroid4.04ではGooglePlayが使えません。
　それどころか、Youtubeもブラウザ自体も使えなくなっています。
　標準のプレーヤーで内部の音楽ファイルを再生するしかない、ただのウォークマンです。

【拡張性】
　microSDスロットが無く、WM-Portなので拡張性はほぼゼロです。

【総評】
　ウォークマンの最上位機種であるＺシリーズの初代になります。
　初めのてAndroid化は、実験的な要素もあるのでしょうが、成功とは言えません。
　スマホなら10年使うことはありませんが、オーディオ機器は普通に使います。
　10年以上使えるように、という観点が抜けていたように思います。

　なお、写真のように液晶の輝度ムラを起こした個体が、は大量に出品されています。
　この機種の弱点と思います。

ジャンル

歌謡曲

ロック