『フロントマスクを刷新し、存在感がより明確に。』 ルノー カングー 2009年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価

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『フロントマスクを刷新し、存在感がより明確に。』 外川 信太郎さん のレビュー・評価

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プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドンに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、輸入車専門誌にてライターを始める。その後、育った英国に渡りレース活動などを経…続きを読む

満足度4
エクステリア4
インテリア5
エンジン性能3
走行性能3
乗り心地4
燃費4
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

フロントマスクを刷新し、存在感がより明確に。

ボンネットにめり込むように配されたエンブレムが特徴的。

幅広く短い独自のスタイルには変更はない。

リアビューは相変わらずキュートな印象である。

最大の変化はヘッドライト形状と巨大なエンブレムである。

乗り心地重視の195/65R15サイズのタイヤ&ホイールキャップが標準。

収納、居住性に長けたインテリアは最大の美点。

ルノーの主力モデルとして日本国内でも人気を博している「カングー」。初代モデルでは、全長4035×全幅1675×全高1810mmとコンパクトボディでしたが、現行モデルでは、全長4280×全幅1830×全高1810mmと大型化された。特に全幅はそのあたりの高級セダンより幅広いのですが、全長はコンパクトカークラスと同等という他にはないディメンションを持っています。

この2代目「カングー」は2013年8月末にマイナーチェンジが敢行され、フロントマスクを刷新。ヘッドライトはアーモンド型に変更され、ルノーのエンブレムはバンパー、ボンネットをえぐるように配され、存在感の際立つデザインへとなりました。マイナーチェンジ前の顔付きのほうがキャラクターに見合っているという声も聞かれますが、間もなく国内で発売される新型「ルーテシア」と同様、09年よりフランスルノー社のデザイン担当となったローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏監修の元、新しいデザイン戦略を受け、具現化されたものです。

新しい顔付きになった「カングー」を日本最大のルノーディーラーにて特別に試乗させてもらいましたので、レビューを記します。

【エクステリア】

幅広く、短いというディメンションは「カングー」だけといっても過言ではありません。今回の新顔は彫が深く、賛否両論ですが、押し出し感は1830mmもある全幅に見合ったものといえます。
タイヤはドイツ車のようにいたずらに大口径化を図らず、相変わらず15インチですが、このクルマには、最適なサイズであるといえます。

【インテリア】

インテリアに大きな変化はありませんが、初代のチープシックなものと比べると細部までデザインが行き届いており、国産ミニバンにはない個性が満載です。初代では、商業車派生の乗用車版といった趣でしたが、現行モデルは質感も大幅に向上しています。同社初代「トゥインゴ」に乗る筆者としては、「立派になったもんだなあ」というのが第一印象です。
使い勝手も比類なきもので、車内を見回せば、ありとあらゆる部位に収納スペースが存在しています。使い込めば、使い込むほど利便性を実感できるものであります。

【エンジン/走行性能】

ルノー製「K4M」ユニットの絞り出す出力は平凡なものです。1.6リッター直列4気筒DOHC16バルブエンジンは、最高出力105ps(78kW)/5750rpm、最大トルク15.1kg・m(148N・m)/3750rpm。また、トルクコンバーター式のオートマチックは、いまどき4速とあまりに時代遅れです。

しかし、乗り出してしまうと、細かいことはどうでもよくなってしまうのがルノー車のいいところです。街中のシグナルスタートでも、粘りのあるトルクで1460kgと決して軽くないボディをグイっと押し出してくれます。そして、シフトショックの少ないトランスミッションとの相性も素晴らしく(ルノー車は、サンクの時代からATとの相性がいいです。)スルスルと速度を増してくれ、モアパワーとはあまり感じません。

普通に走っている分には、静粛性も高く、トルクコンバーター式ATからの振動も最小限。高回転ではやや騒がしいのですが、抜けのよいサウンドのため、不快なものではありません。

高速道路でも、安定感は意外なほど高く、タイヤはしっかりと路面を捉えています。直進安定性も優れ、長距離ドライブも疲労は最小限で、リラックスして走ることができます。本線合流から時速100km/hまでの加速も、しゃかりきにアクセルを踏まなくても、スルスルと加速していきます。さすがに、その速度域以上の追い越し加速は、迅速とはいえませんが、欧州車としての高い安定性は、国産ミニバンとは一線を画します。


【乗り心地】

乗り心地は欧州車にしてはソフトなもので、街乗りでは、ストロークをたっぷりとったショックアブソーバーがダンピングを吸収してくれます。それでいて、高速道路では、多くのミニバンがふらつきながらコーナーを抜けるのに対し「カングー」は張り付いたまま、駆け抜けてくれます。

【燃費】

アイドリングストップや回生システムなどを備えませんので、ライバルと比較すれば劣るかもしれませんが、ルノー車に長年乗る経験、思った以上に走ってしまうのが常です。


【総評】

現行モデルでは、1830mmという全幅に駐車スペースを気にする方もおられるそうです。国内最大の売り上げを誇るディーラーで販売スタッフから伺いました。ただ、実際試乗すると見切りのよさを実感でき、思ったほど幅は気にならない方が多いそうです。
お隣のミニバンより、小粋でオシャレ、実用性にも長けた「カングー」。ルノー車は長年愛することができますよ。


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新車価格帯:249〜265万円

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