ルノー カングー 2009年モデルレビュー・評価

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カングー 2009年モデル のユーザーレビュー・評価

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グレード発売日発売区分レビュー件数
ゼン 2018年4月2日 マイナーチェンジ 3人
ゼン 2016年7月21日 マイナーチェンジ 2人
ゼン (AT) 2016年7月21日 マイナーチェンジ 1人
クルール (MT) 2015年10月22日 特別仕様車 1人
ペイザージュ 2015年6月4日 特別仕様車 1人
ゼン (MT) 2014年5月22日 マイナーチェンジ 3人
ゼン 2013年8月29日 マイナーチェンジ 1人
クルール 2012年5月17日 特別仕様車 1人
ベースグレード 2011年9月6日 マイナーチェンジ 1人
ベースグレード (MT) 2011年9月6日 マイナーチェンジ 1人
1.6 2009年9月1日 フルモデルチェンジ 1人
満足度:4.46
(カテゴリ平均:4.30
レビュー投稿数:20人 (プロ:3人 試乗:2人)
  1. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 4.53 4.34 -位
インテリア 内装のデザイン及び機能性 3.76 3.93 -位
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など 3.70 4.12 -位
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 4.35 4.20 -位
乗り心地 乗り心地のフィーリング 4.36 4.04 -位
燃費 燃費の満足度 3.08 3.89 -位
価格 総合的な価格の妥当性 3.88 3.87 -位
  • ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
  • ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております

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外川 信太郎さん

  • レビュー投稿数:236件
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プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドン、スコットランド・エディンバラに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、出版社に入社。輸入車専門誌にて執筆、編集を担当…続きを読む

満足度4
エクステリア4
インテリア5
エンジン性能3
走行性能3
乗り心地4
燃費4
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

ボンネットにめり込むように配されたエンブレムが特徴的。

幅広く短い独自のスタイルには変更はない。

リアビューは相変わらずキュートな印象である。

最大の変化はヘッドライト形状と巨大なエンブレムである。

乗り心地重視の195/65R15サイズのタイヤ&ホイールキャップが標準。

収納、居住性に長けたインテリアは最大の美点。

ルノーの主力モデルとして日本国内でも人気を博している「カングー」。初代モデルでは、全長4035×全幅1675×全高1810mmとコンパクトボディでしたが、現行モデルでは、全長4280×全幅1830×全高1810mmと大型化された。特に全幅はそのあたりの高級セダンより幅広いのですが、全長はコンパクトカークラスと同等という他にはないディメンションを持っています。

この2代目「カングー」は2013年8月末にマイナーチェンジが敢行され、フロントマスクを刷新。ヘッドライトはアーモンド型に変更され、ルノーのエンブレムはバンパー、ボンネットをえぐるように配され、存在感の際立つデザインへとなりました。マイナーチェンジ前の顔付きのほうがキャラクターに見合っているという声も聞かれますが、間もなく国内で発売される新型「ルーテシア」と同様、09年よりフランスルノー社のデザイン担当となったローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏監修の元、新しいデザイン戦略を受け、具現化されたものです。

新しい顔付きになった「カングー」を日本最大のルノーディーラーにて特別に試乗させてもらいましたので、レビューを記します。

【エクステリア】

幅広く、短いというディメンションは「カングー」だけといっても過言ではありません。今回の新顔は彫が深く、賛否両論ですが、押し出し感は1830mmもある全幅に見合ったものといえます。
タイヤはドイツ車のようにいたずらに大口径化を図らず、相変わらず15インチですが、このクルマには、最適なサイズであるといえます。

【インテリア】

インテリアに大きな変化はありませんが、初代のチープシックなものと比べると細部までデザインが行き届いており、国産ミニバンにはない個性が満載です。初代では、商業車派生の乗用車版といった趣でしたが、現行モデルは質感も大幅に向上しています。同社初代「トゥインゴ」に乗る筆者としては、「立派になったもんだなあ」というのが第一印象です。
使い勝手も比類なきもので、車内を見回せば、ありとあらゆる部位に収納スペースが存在しています。使い込めば、使い込むほど利便性を実感できるものであります。

【エンジン/走行性能】

ルノー製「K4M」ユニットの絞り出す出力は平凡なものです。1.6リッター直列4気筒DOHC16バルブエンジンは、最高出力105ps(78kW)/5750rpm、最大トルク15.1kg・m(148N・m)/3750rpm。また、トルクコンバーター式のオートマチックは、いまどき4速とあまりに時代遅れです。

しかし、乗り出してしまうと、細かいことはどうでもよくなってしまうのがルノー車のいいところです。街中のシグナルスタートでも、粘りのあるトルクで1460kgと決して軽くないボディをグイっと押し出してくれます。そして、シフトショックの少ないトランスミッションとの相性も素晴らしく(ルノー車は、サンクの時代からATとの相性がいいです。)スルスルと速度を増してくれ、モアパワーとはあまり感じません。

普通に走っている分には、静粛性も高く、トルクコンバーター式ATからの振動も最小限。高回転ではやや騒がしいのですが、抜けのよいサウンドのため、不快なものではありません。

高速道路でも、安定感は意外なほど高く、タイヤはしっかりと路面を捉えています。直進安定性も優れ、長距離ドライブも疲労は最小限で、リラックスして走ることができます。本線合流から時速100km/hまでの加速も、しゃかりきにアクセルを踏まなくても、スルスルと加速していきます。さすがに、その速度域以上の追い越し加速は、迅速とはいえませんが、欧州車としての高い安定性は、国産ミニバンとは一線を画します。


【乗り心地】

乗り心地は欧州車にしてはソフトなもので、街乗りでは、ストロークをたっぷりとったショックアブソーバーがダンピングを吸収してくれます。それでいて、高速道路では、多くのミニバンがふらつきながらコーナーを抜けるのに対し「カングー」は張り付いたまま、駆け抜けてくれます。

【燃費】

アイドリングストップや回生システムなどを備えませんので、ライバルと比較すれば劣るかもしれませんが、ルノー車に長年乗る経験、思った以上に走ってしまうのが常です。


【総評】

現行モデルでは、1830mmという全幅に駐車スペースを気にする方もおられるそうです。国内最大の売り上げを誇るディーラーで販売スタッフから伺いました。ただ、実際試乗すると見切りのよさを実感でき、思ったほど幅は気にならない方が多いそうです。
お隣のミニバンより、小粋でオシャレ、実用性にも長けた「カングー」。ルノー車は長年愛することができますよ。


レビュー対象車
試乗

参考になった6

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赤エルさん

  • レビュー投稿数:19件
  • 累計支持数:53人
  • ファン数:0人

よく投稿するカテゴリ

デジタルカメラ
2件
0件
薄型テレビ・液晶テレビ
2件
0件
洗濯機
1件
1件
もっと見る
満足度4
エクステリア5
インテリア4
エンジン性能4
走行性能5
乗り心地4
燃費3
価格3

【エクステリア】
個人的には良いと思います。かわいいとは感じないのですが、グリルレスなせいか妙な愛嬌があります。日本仕様のサイドアンダーミラーは不評ですが、何気に車幅の目安になっていて悪くないと思いました。

【インテリア】
質感は普通だと思うのですが、先代インプレッサに乗っている友人は(スバル比較で)かなり良いと言っていました。車内の収納スペースは多いのですが、一工夫しないと使い勝手は悪いです。特にドリンクホルダーは全く用を成していません。特徴あるサイドブレーキは引きやすいのですが、リリース完了はもっと上の方で終わってくれると良かったです。現状では、身長177cmの私でも少し遠いと感じます。シフトレバーは近くて操作性は抜群に良いです。内装の張り出しが大きく、国産車ならもう少しスペースを無駄なく消費するのにな…と思わせる部分はあります。

【エンジン性能】
低回転からトルクが出ていて、MTでは非常に走りやすいです。3000も回せば十分ですが、5000まで回せば1.6Lの癖にずいぶんと元気良く加速します。音も悪くないです。

【走行性能】
激しくロールしますが、不思議と不安感は無いです。ブレーキがとても良いです。良く効きますし、高速低速、どちらでも非常にコントロールがしやすいです。MTのギア比は高めで、高速ですと100km/hで5速3000回転くらい回ってます。1速も非常に高くセットされていて、2速へのアップを急かされるので、交換出来るならファイナルを下げたいくらいです(笑) 高速ではそのエンジン回転ゆえに「静か」とはいえませんが、話が出来ないほどではなくどちらかというと風切り音の方が支配的かなと感じます。

【乗り心地】
良いです。シートがとても良くて、しっかりと奥まで腰を落とせば、きちんと体を支えてくれるので疲れにくいです。脚は柔らかめで揺れは大きいのですが、昔のクラウンのようなボワンボワンとした感じではないです。

【燃費】
どちらかというと悪い部類です。ハイオクなのでコストパフォーマンスでは明らかに国産車の後塵を拝しています。高速で12〜14km/Lくらい。街中で8〜10km/Lくらいでしょうか?(神奈川) 

【価格】
安いとは思いませんが、高過ぎもしないと思いました。ライバルはホンダ・フリードあたりだと思いますが、同じような装備内容比較ではさほど差がないと感じます。ただ、減税や補助金の対象外でしたので、結果としては割高になりました。

【総評】
スライドドアでMTで、後部座席にチャイルドシート2つと大人一人が乗れる車という条件で探していたら、この車しか残りませんでした。自身がマイナー好きですので、その辺も好感でした。
正直、快適装備(タッチ式キーレスとかプライバシーガラス、電動スライドドアなど)では国産車の足元にも及びませんが、変に優れたドライバビリティとか疲れないシートとか、乗ってみないと分からない良さがあります。車幅で敬遠されることが多い現行カングーですが、日産・セレナやホンダ・ステップワゴンほど全長が長くないので、従って内輪差も小さく、隘路での取り回しはさほど悪くないです。
大きさや排気量、装備面のバランスで、国産車のヒエラルキーやカテゴライズから完全に外れていますので他車と比較しにくい車ではありますが、用途が合致すれば買って損はない車だと思います。

乗車人数
4人
使用目的
買い物
レジャー
頻度
週1〜2回
重視項目
ファミリー
快適性

参考になった16

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ライフアップさん

  • レビュー投稿数:2件
  • 累計支持数:18人
  • ファン数:0人

よく投稿するカテゴリ

au携帯電話
0件
17件
デジタル一眼カメラ
0件
10件
デジタルカメラ
0件
9件
もっと見る
満足度4
エクステリア5
インテリア4
エンジン性能2
走行性能3
乗り心地3
燃費1
価格4

妻用に カングー2クルール ベージュカマルグATを購入。

【エクステリア】
皆さん、これが気に入って購入したと思うので、あえて気になる点を少し。
色が気に入ってベージュカマルグのクルールにしましたが、カングー2に黒バンパーは不釣合。
ドアノブはシルバーだが、黒か同色にして欲しかった。
プライバシーガラスの設定がない、ぱやり商用車ベースだから仕方ないか。
フロントフェンダーパネルが樹脂製、ガラスを拭くときに凹んだので一瞬びっくり。
ワイパーが5cmしか浮かない。
スライドドアが重たい、特に締める時に女性は辛いかも。


【インテリア】
ダッシュボード、ドアトリムなどはブラックですが、明るいシート色なのでバランスが取れていいと思います。
シフトレバーの位置はすっと手が届いて気持ちがいいです、反面サイドブレーキレバーが遠いかな。
シートは体を包み込むように柔らかく、ドイツ車とは間逆です。
リクライニングはレバー式ですが、そのレバーが重たい(硬い)くて、シートヒンジのバネも強く小柄な女性は結構力いりますよ。
センターコンソールボックス、8.9Lどんだけでかいねん!息子がゴミ箱にしてました(^^ゞ
オーバーヘッドコンソールは非常に便利、いろいろ詰め込みすぎに注意。
ルームミラーがめちゃ小さいです、市販のものを取り付けています。
リアシートフルフラットは趣味の自転車を積むのに最高、前輪を外せばシートを下げなくてもロードバイクが余裕で乗ります。

【エンジン性能】AT車です
これは最悪ですといっておきます。アクセル踏んでも、それに比例した車速(トルク感)が感じられません。
一般道
スピードが乗るとそこそこ走りますが坂道、特に青信号ですぐに坂だったら大抵の乗用車に置いていかれます。下り坂ではエンジンブレーキが効きすぎます、変なATですよね。
高速道路
高速道路で試乗してたら、カングー買ってないかも知れません。少しアクセル踏んだくらいでは加速が鈍くて感覚的な速度維持ができないです、メーターを見ながら注意すれば可能ですけどね。反面オートクルーズは4速固定にすれば嘘のようによく走ります。ステアリングに速度調節の+−ボタンがあり、減速もそこそこできますから、高速道路ではとんどオートクルーズを使っています。

【走行性能】

この車格にしてはワインディンング、高速のレーンチェンジなど揺れ返しもなくスパッと決まります。
ブレーキはよく効きます、少しカックン気味ですけどね。

【乗り心地】
ボディ剛性が高いので路面の凹凸が心地よくシートに伝わります。


【燃費】
街乗りなら7km/L、高速を時速100kmくらいで大人しく走らせれば14km/Lくらいは走ります。

【価格】
輸入車にしてはお買い得な値段ではないでしょうか、リセールバリューも高くていいと思います。

【総評】
フランス車で可愛いカングー、嫁は大変気に入って乗っています。
うちの嫁みたいにクルマに無頓着で外見だけで判断する人には問題ないクルマです。
ドイツ車とフランス車でここまで違うとは驚きです、ドイツ車が日本車に近いかんじでしょうか。
キビキビと走りたい人はきっと後悔します。
カングーは盲目な信者が多いのでポジティブな発言が多いですが冷静に検討しましょう。
買ってから、燃料代、補修費で相当額が必要なのでこそらへんも注意が必要ですね。

乗車人数
3人
使用目的
レジャー
頻度
週1〜2回

参考になった12

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ペンペン7さん

  • レビュー投稿数:249件
  • 累計支持数:781人
  • ファン数:6人

よく投稿するカテゴリ

デジタル一眼カメラ
10件
51件
自動車(本体)
36件
23件
レンズ
24件
6件
もっと見る
満足度5
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能3
走行性能5
乗り心地5
燃費無評価
価格4

【エクステリア】
一回り大きくなったボディは、先代に馴染んだ目には、ちょっと受け入れ難く感じましたが、町でも見掛けるようになり、試乗もしてみると、取り越し苦労だったかなと感じました。嫁さんと交互に試乗しましたが、慣れたら、そんなに大きくは感じないと言っていたいたので、男女問わず、まあまあ許せる範囲の大型化かなと思います。
【インテリア】
質感は大幅にUP。豪華になり過ぎか?位に、向上。これは、家族で乗られる方には嬉しいのでは?シートの快適性は、数段良くなったと思います。シートサイズ、厚さとも、先代より増大し、包まれ感が心地よいです。後席も同じく快適です。収納は、気が利いたようなものは少ないですが、実用上、収納は不足ありません。サイドブレーキのデザインが、機能的な物だとの説明をディーラーで聞きました。機能性と、デザインを融合させるのは、ヨーロッパ車は巧いです。
【エンジン性能】
このボディーには、もう少し余力がほしいとも思いますが、キャラクター的には、過不足がなく、滑らかです。
【走行性能】
おっとりとした感じです。加速も思った以上にしてくれます。ブレーキのタッチも良いです。うねりのある道では、気持ちよく、うねりをいなしていきます。素晴らしいです。ロールもしますが、安心感は高いです。ステアリングから伝わる安定感も高く、疲れません。
【乗り心地】
先代よりも、軽快感は薄れました。が、滑らかな乗り味は、現行モデルの良さだと思います。静粛性も高く、高級サルーンのような、上質さがあります。国産メーカーに多い、見かけだけの女性仕様や、女性向けの車ではなく、こういった、上質な乗り味を持った車こそ、女性に乗って頂きたい感じがします。マニアだけの車に終わる事のない、心地良さは、最高です。
【燃費】
ユーザーレポートを見る限りは、もう一声ほしいです。
【価格】
もう少し安く!お願います。
【総評】
ボディサイズが先代と変わらなかったら、最高でした。燃費は、もう少し頑張ってほしい点ですが、それ以外は、とても良いです。日本メーカーに、このような車創りをしてほしいです。この大きさが気にならない女性の方、お母さん達に、この心地良さを知ってほしいです。子供には、勿体無いくらいに思います(笑)楽しい試乗が出来ました。

参考になった8

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松下宏さん

  • レビュー投稿数:510件
プロフェッショナルレビュートップへ

プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度3
エクステリア4
インテリア3
エンジン性能3
走行性能3
乗り心地2
燃費3
価格2

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

ビポップ

2009年に発売された2代目カングーは、ボディサイズが格段に多くなって別のクルマのようになった。本国では商用車として使われていて、そのためにはCプラットホームの大きさが適当ということだったようだ。

取り回しなどを考えると、日本ではボディの拡大は必ずしも歓迎できる話ではないが、これによって室内空間が大きく拡大したのも確かである。快適装備や安全装備は乗用車系のクルマと同じ充実度である。

搭載エンジンは従来と同じ直列4気筒1.6Lの自然吸気DOHC。ただ改良を受け、パワー&トルクは78kW/148N・mに向上している。特に優れた数値ではないが、大きく重くなったボディに対して不満を感じることはない。まずまずのトルク感があるので1500kgに近い重さのボディに対しても負けていないのだ。

トランスミッションはマニュアルモード付きの4速ATと5速MT。あえて5速MTを用意したのは評価できる要素で、カングーでMT車を選ぶユーザーはせいぜい10%くらいだろうが、そうしたユーザーの期待に応えた点は評価していい。

試乗したのは4速AT車で、ATの変速フィールは特に不満はなかった。ただ、今どきのクルマとしては4速ではなく5速が欲しいところ。今回からマニュアルモード付きになっただけに、余計に5速ATが欲しくなる。

足回りは柔らかめの印象で、コーナーではそれなりにロールする。乗員や荷物の多いときと少ないときで、重量が変化してもクルマの姿勢が変わらないようなサスペンションチューニングがなされているとのことで、ロールはするものの安定感はまずまずだった。

2010年に追加されたビボップは、後部のルーフがオープンになる変わったボディを持つクルマ。グラスルーフとテールゲートのガラス部分を開けて走ると、後部の屋根がなくなった形になり、正に開放感いっぱいの走りが得られる。思い切り遊び心で楽しく乗るクルマである。

この形でルーフとバックドアを開けて走ると相当に目立つのは請け合いで、周囲のクルマからじろじろ見られることを覚悟する必要がある。というか、そんて風に目立ちたい人には絶好のお勧め車になる。

ただ、いっぱいの開放感が味わえるのは後ろの席で、運転する人はあまり恩恵を受けられない。また後席への乗降性があまり良くないのでもうひと工夫欲しい。カングーが4ドアであるのに対しカングー・ビボップは全長の短い2ドアであるため、乗降性で不利になるのは止むを得ない部分でもある。

標準のカングーと違ってビボップは本国にもマニュアル車しか存在とのことで、日本仕様も右ハンドル車ながら5速MTだけの設定。これだとユーザーが限られてしまうのは避けられない。ATがあればおもしろがって買う人がけっこういるのではないかと思うと、少しばかり残念である。

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カングー

新車価格:254〜264万円

中古車価格:29〜297万円

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