『甘美なエキゾーストノートと豪快なV8パワー。』 マセラティ グラントゥーリズモ 2007年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価

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プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドンに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、輸入車専門誌にてライターを始める。その後、育った英国に渡りレース活動などを経…続きを読む

満足度4
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地5
燃費無評価
価格3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

甘美なエキゾーストノートと豪快なV8パワー。

スペシャリティ感満点のスポーツはスーパーカーの趣。

全幅は1915mmもある。灯火類は全てLEDを採用している。

大型のディフューザーと大口径エキゾーストエンドが配される。

   

F:6ピストンのキャリパーは伊ブレンボ製。マット塗装のホイールも専用。

   

伊達男しか受け付けない甘美なイタリアンGTがマセラティ・グラントゥーリズモ スポーツMCシフト。そこに佇むだけでも、オーラを放つ世界でも数少ないクルマです。お値段は2090万3000円ナリ。筆者には相応しくないクルマですが、オープンモデルにも試乗したことがあるため、日本自動車輸入組合主催の試乗会で高速道路を中心に試乗を行いました。尚、試乗会当日は、降雨のため、写真が少ない事をご容赦ください。

スーパーカーチックなエクステリアは、全長4885mm×全幅1915mm×全高1355mmと堂々たるもの。エレガントなベースモデルとは違い、専用の空力パーツなどを多用し、グラントゥーリズモシリーズとは違うモデルに見えるほどです。20インチアルミホイールは専用品。マットガンメタ塗装が、鮮やかなブルーのボディとは対称的で凄みを感じます。ブレーキキャリパーは同社の地元ブレンボ社の6ピストン(フロント)/4ピストン(リア)が装備され、ボディ同色に塗られています。

同車には、「MCオートシフト」と呼ばれる6速のZF製オートマティックとシングルクラッチの「MCシフト」と呼ばれる6速のロボタイズド・マニュアルシフトモデルが存在します。取材車は後者の方、そう、より血の気のアツイ方です。

ブルーに染められたアルカンターラシートバケットシートに身を沈めると、身長170センチ弱の筆者には、ボンネットの先端など確認できるわけもなく、すっぽりと色気のある空間に嵌ってしまった。カーボンファイバーのステアリングホイールには、ブラックレザーが巻かれ、センターコンソールにも、アルカンターラ素材が惜しげもなく貼られている。この贅沢な色気のある空間の一等地には、棗型のアナログ時計が鎮座しており、マセラティでなければ再現できない世界といえます。

エンジンを始動させると、「ファウォーン〜!」という浮世離れしたエキゾーストノートが周囲に響き、4.7リッターV8エンジンが目覚めました。軽くクリッピングを入れると、「ファン、ファン・・・」とこれまた盛大なサウンドが、容赦なく響き、まさにフェラーリのそれに近いものです。アイドリング時は、シートの座面に重低音が響き、高級車に静粛を求めるユーザーとは、間逆の世界といえます。

路面がウェットのため、アクセルに足を“触れる”程度の開度で発進。しかし、トルクの波が押し寄せクルマが猛進。このクルマはゆっくり走らせることの方が難しい・・・。
ハイウェイに出て、重めのアクセルを底まで踏み込む。最高出力460psを7000rpmで発生させる自然吸気4.7リッターV8エンジンは、レブカウンターの指針上昇と比例してその甘美としか表現できないほど官能的なサウンドが高まる。
特に5000rpm、6000rpmで乗り手は、もうメロメロ。さらに7000rpmまで回すとドラマチックとしかいえない生物的な息遣いを感じる有機的なエンジンなのです。

このエキゾーストノートは相当な音量で、他のジャーナリストが試乗している際に外から聞く走り去る音は、フェラーリ、ランボルギーニとタメを貼れるほど大きい。早朝、深夜の住宅地では、惰性で走りたくなるほどです。
しかし、このエキゾーストノートは、某大学と研究機関で調査したところ、あのバイオリンの名器、「ストラディバリウス」と“倍音”と呼ばれる音の表現力が豊かであることが共通であると科学的に証明されました。それじゃ、いい音に決まってます。「ストラディバリウス」の演奏は聞いたことはありませんが・・・。

高速道路では、この音に触発されて、エンジンを回していると、自らの免許書が危なくなるおそれがあります。市街地に下りて流してみますと、減衰特性可変式のスカイフックサスペンションは、段差などをマイルドに乗り越え、乗り心地は非常に良いのです。大迫力のサウンドは、歩行者にも振り向かれるほどですが、高速道路、市街地ともに、贅を尽くしたイタリアンGTは、柔軟に対応してくれます。

同車スポーツセダン「クアトロポルテ」も新型が登場し、このグラントゥーリズモも成熟期といえますが、マセラティのことですから、今後のモデルも日本人の感性では造れない自動車を生み出してくれることでしょう。


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グラントゥーリズモ
マセラティ

グラントゥーリズモ

新車価格帯:1925〜2257万円

中古車価格帯:345〜1679万円

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