『熟成されたベビーランボ』 ランボルギーニ ガヤルド 2003年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価

このページの先頭へ
ユーザーレビュー > 自動車 > 自動車(本体) > ランボルギーニ > ガヤルド 2003年モデル

『熟成されたベビーランボ』 外川 信太郎さん のレビュー・評価

rss

あなたのレビューを投稿しませんか?

さん

  • レビュー投稿数:225件
プロフェッショナルレビュートップへ

プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドンに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、輸入車専門誌にてライターを始める。その後、育った英国に渡りレース活動などを経…続きを読む

満足度5
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地4
燃費4
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

熟成されたベビーランボ

ホワイトペイントにイタリア国旗に使われる緑、白、赤の3色のストライプを施した。

デビューから9年が経過するがこのスーパーカースタイルは色褪せない。

特別仕様車トリコローレは後部にも3色のストライプが施されている。

前235/35 ZR19、後295/30 ZR19タイヤに鏡面ブラックの鍛造ホイールを装備。

耐熱ガラス越しに鑑賞できるエンジンは550ps(405kW)/8000rpmを発生。

特別仕様車トリコローレにはシートにも3色のストライプが刺繍されている。

70年代前半に生まれた筆者にとって、「スーパーカー」は、まさに幼児期の思い出そのもの。シーパーカー消しゴムにスーパーカークイズ(こんな番組が放映されていたような)。週末ともなれば、“スーパーカーがやってくる!”なんてイベントが各デパートで開催され、父親の肩車から、神々しく輝くその姿を良く見に行ったものでした。そんな中でも一際、心に響いた言葉。 『ランボルギーニ』。「カウンタック」に「ミウラ」まるで、アイドル歌手の名前のように心に刻まれましたね。あれから、30年数年の時が流れ、筆者も、このようなクルマに試乗できる仕事をしている事に改めて感謝しました。

■どんなクルマ?■

今回の試乗車は、「ランボルギーニ ガヤルド LP-550-2 トリコローレ」。(メーカーの広報車両にて取材を敢行。)イタリア統一150周年の記念モデルです。
「ガヤルドLP550-2」をベースに、ボンネットフード、ルーフ、リヤスポイラーに、イタリア国旗に使われる緑、白、赤の3色のストライプを施しました。インテリアは、ブラックレザーを採用するほか、センタートンネルやドアトリムにアルカンターラを、ステアリングホイールにはカーボンを使用し、よりスペシャリティに仕上げています。

5.2リッター、V10 DOHC40バルブエンジンは、550ps/8000rpm、55.1kgm/6500rpmという世界一級の性能を有するもの。これをリアタイヤ2輪で駆動させます。エンジンの始動は、キーを差し込みひねるという自動車本来のもの。エンジンに火が入ると、雷鳴が聞こえたかのような響きと共に、現代のクルマとは思えないほどの、盛大なアイドリングが周囲を威圧します。「アウディR8」の兄弟とはいえ、このあたりのチューニングは、やはり猛牛そのもので、自然と緊張が走ります。   

■タウンインプレ■

街乗りでは、やはり少々気を使います。老若男女問わず注目されるのは、オーナー気取りで気分は悪くないのですが、低い座面と1900mmの全幅は、中央線よりに右折するクルマとガードレールの間をすり抜けることは無理というか、勇気が必要(擦ったらおいくら?)同じようなシーンでは、路線バスが停留所で停まった際、左ハンドル+広い車幅+ホールド性の高いシートが加わり、次々と他車に抜かれる中、“白い猛牛”は大人しく待機。まっ、いいかという気分になります。
試乗車は「eギア」と呼ばれる6速の2ペダルMT。しかし、アウディのSトロニックや、VWのDSGのような段付きのない滑らかさといったら嘘になります。やはり、変速時にアクセルを戻し、ドライバーがクルマに合わせて初めて、駆動がスムースに。“オートマ限定免許”で乗れるスーパーカーではありますが、基本MTであることを頭に入れておいたほうが、懸命といえます。

■ハイウェイインプレ■

少々、気を使った街中を抜け日本の高速道路という“場違い”なステージにお邪魔する。このクルマのスペックをカンタンに書くと、最高速は325km/h!!、0-100km/h加速は3.7秒!というもの。これを上回る性能を有するクルマが世界に何種類あるか?というレベル。本来シフトレバーがある位置には、「eギア」の設定ボタンが並び、「オート」、「スポーツ」そして「コルサ」(レースモード)という“禁断”のスイッチがある。公道ということもあり「スポーツ」を選択。料金所を出て、「eギア」のパドルを一速のまま、かなり重めのアクセルに力をいれた。V10、5.2リッターエンジンは、低速域では、高圧的なサウンドを撒き散らしていたが、5000rpmを越えた辺りから、「グウォーン」という統一感のある音色に変わり、一瞬で8000rpmまで回り切る。
コクピットに埋め込まれた170センチ弱のワタクシには、轟音、加速Gに気をとられ、一瞬記憶がとんだかのよう・・・。一速吹け切り時点で、すでに日本の高速道路の上限速度に達し、そのまま加速を続けると、一向に衰えることのないトルクですでに、口では言えない領域に届く。これは、人間の運動神経よりも先に速度が到達するといったレベル。一旦周囲の流れに速度を引き戻し、禁断の「コスサ」モードをセレクト。4速であった「eギア」のパドルを落とせるところまでシフトダウンすると、なんと高速領域にも関わらず、1速!までシフトダウンを受け付けた。再度、アクセルに力を入れると、ミサイルを放たれたように加速、いや、弾かれる。7000rpmあたりでさらにトルクが盛り上がり、一瞬恐怖を感じるほど。日本の高速道路では、法定速度を維持することが一番難しいクルマであります。

ワインディングでの走行は短時間でしたが、高速コーナーが続く「トーヨータイヤターンパイク」で行いました。いつもの感覚でコントロールしていくと、全てが桁違いの領域に達している。一般道では、ワタクシの腕では、限界の断片すら見えてこない。うん、スーパーカーはこうでなければ・・・。



「Gallardo」は、この時代にもかかわらず“売れている”スーパーカーであり、累計販売台数が1万台を超えたという。肩身の狭い存在の車種にも関わらず、なんとも嬉しい気分に浸りながら、試乗を終えました。



参考になった10

このレビューは参考になりましたか?参考になった

  • Twitterにツイートする
 
 
 
 
 
 

「ガヤルド 2003年モデル」の新着レビュー

あなたのレビューを投稿しませんか?

この製品の価格帯を見る

ガヤルド
ランボルギーニ

ガヤルド

新車価格帯:1858〜3136万円

中古車価格帯:880〜2180万円

ガヤルド 2003年モデルをお気に入り製品に追加する <14

のユーザーが価格変動や値下がり通知、クチコミ・レビュー通知、購入メモ等を利用中です

この車種とよく比較される車種の中古車

ユーザー満足度ランキング

新着ピックアップリスト

ピックアップリストトップ

プロフェッショナルレビュー
ユーザーレビューランキング

(自動車(本体))

ご注意