『天井知らずの怒涛のパワーは、世界一級レベル!』 シボレー コルベット 2005年モデル 外川 信太郎さんのレビュー・評価

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『天井知らずの怒涛のパワーは、世界一級レベル!』 外川 信太郎さん のレビュー・評価

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プロフィール神奈川県藤沢市生まれ、現在茅ヶ崎市在住の湘南中年。少年期に5年間イギリス・ロンドンに在住していた事から、欧州車に興味を抱いたきっかけになった。慶応義塾大学卒業後、輸入車専門誌にてライターを始める。その後、育った英国に渡りレース活動などを経…続きを読む

満足度5
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地5
燃費3
価格5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

天井知らずの怒涛のパワーは、世界一級レベル!

ロングノーズショットデッキの古典的スポーツカースタイルを踏襲。

コルベット以外何者にもない迫力。

円形の灯火類はコルベットの伝統。クラシカルな雰囲気である。

極太のタイヤは前285/30ZR19、後335/25ZR20だ。

ド迫力のV8サウンドを響かせる4本出しのテールパイプ。

あまりの加速力にステアリングにしがみつく程。

筆者は輸入車専門のモノカキでありがなら、正直アメリカ車に触れ合う機会はあまりありませんでした。しかし『コルベット』だけは、昔から「特別」な存在でした。ある意味、信仰心のような眼差しで見ていたのです。その証拠に書斎の本棚に飾られた「ミニ・チャンプス」(ミニカー)は、初代コルベットであるC1型から現行のC6型まですべて備わっている程です。

そんな隠れコルベットファンの筆者が、試乗経験を逃していたのが「コルベットZO6」なのです。さらに速い「ZR1」もありましたが、ルマン24時間レースで、クラス優勝を果たした事があるこの「ZO6」という車名が頭から離れませんでした。そこで、今回メーカーの広報車両を借用し、このご時世には少々気が引ける7.0Lアメリカンマッスルに試乗してきました。

■伝統のエクステリア■

エクステリアでは、先代のリトラクタブルヘッドライトを廃し、空力に優れたクリアレンズのヘッドライトは、精悍さを増した印象です。
全長4465mm×全幅1935mm×全高1250mmというディメンションを持つボディは、一言、幅広で低い。これぞスポーツカースタイルというエクステリアデザインは、初代から継承され、美しい曲線を描くロングノーズと、すぱっと切り落とされたようなショートデッキが、独自のスペシャリティ感を演出しています。これぞ、コルベットといったデザインで老若男女注目度満点です。

■怒涛のパワーと格闘開始■

重く分厚いドアを開き、ブラックレザーのバケットシートに身を沈めると、身長167センチの筆者には、「座布団一枚!」と言いたくなるほど着座位置が低いのです。パワーシートのハイトスイッチを最高位置に合わせ、ようやくノーズの先端が目視できた程・・・。
エンジン始動には、キーを差込み回すといったロジックは不要です。インテリジェントキーを携帯し、クラッチもしくは、ブレーキを踏んでいれば、エンジン始動が可能。プッシュ式のイグニションスイッチは、欧州車のようなスマートな形状ではなく、大きく無骨なもので一目瞭然。まるで「ミサイル発射ボタン」とでも形容するのがふさわしいのです。 

踏力を要するクラッチを踏み、エンジンを始動した瞬間キャビンが一瞬揺れ、ノーズで息を潜めていた怪物が目を覚ましました。それと同時に、6連メーターの指針がフルスケールまで跳ね上がり、「Welcome to CORVETTE」とオンボードディスプレイに表示された。直訳すると「ようこそコルベットの世界へ」なのでしょうが、筆者には「このクルマ危険につき要注意!」としか判断できません。
重いクラッチからゆっくり足を浮かすと、さすが7.0Lの大排気量が生み出す強大なトルクのおかげで、怪物は極めて従順にタイヤを転がしはじめました。

アイドリング程度の回転を保ったまま一般道を走り、高速道路の合流レーンまでやってきた「コルベットZO6」。交通の流れが途切れた瞬間、アクセルを踏む右足に力を込めました。
大パワーアメリカ車の常であった、ブラックマーク&白煙といった派手な発進加速は、このクルマにはなく、極太のP325/30ZR20のリアタイヤが、アスファルトを蹴り上げ、有り余るパワーを無駄なく路面に伝えているのです。すぐさま、肺を圧迫し、呼吸すら苦しくなるような加速Gが襲い、「トバトバトバ…」という全身を揺るがす排気音とともに、1速6300rpmですでに時速100キロに到達。2速、3速とシフトアップを繰り返しても、一向に衰えることのない加速感は目眩すら覚えるものです。
筆者が、近年試乗した数々の車種の中では、体感的には、最も強烈な加速を演じたクルマといえます。この怪物を日本の高速道路に解放す行為に、罪悪感を感じながら、タコメーターより勢いよく上昇する速度計の数値をみて、思わずアクセルから右足を戻したことはいうまでもありません。

「コルベットZO6」は、相当なマスを感じるエクステリアですが、車両重量は7.0Lエンジンを搭載しているとは思えないほど軽量なのです。アルミフレームの採用により、実にフォルクスワーゲンゴルフ程度の1440kgという車体重量を実現しています。(パワーウェイトレシオはレーシングカーレベルです。)
低重心のエンジンと専用チューニングのサスペンションにより、コーナリングスピードは驚くほど速く、ロールも最小限。しかし、コーナーリング中に右足のさじ加減を誤ると、たとえワイドなタイヤでもアウト側にヒップを振り始めます。この時点での速度がすでに、相当なものなので、筆者の腕では、これ以上の「オイタ」は不可能でした。
ブレーキはイタリア「ブレンボ」社製フロント6ポッド、リア4ポッドを採用。設計はサーキットユースを考慮したものなので、ワインディングで少々頑張った程度では根を上げるような軟なものではありません。カッチリとしたフィーリングは、定評のあるポルシェ911シリーズにも勝るとも劣らないものでした。

乗り手を選ぶクルマかもしれませんが、フェラーリやポルシェ、日産GT-Rなど、ものともしない怒涛の性能を有し、老若男女誰が見てもスペシャリティなエクステリアを持つこのクルマが9,850,000円で購入できるのは十分、リーズナブルであると感じました。

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