メルセデス・ベンツ Mクラス 2005年モデルレビュー・評価

モデルの絞り込みグレード別にレビューを絞り込めます。モデルの絞り込みを解除すると全てのレビューが表示されます。

選択中のモデル：Mクラス 2005年モデル 絞り込みを解除する

グレード	発売日	発売区分	レビュー件数
ML350 BlueTEC 4MATIC	2010年5月31日	特別仕様車	2人

満足度：5.00

（カテゴリ平均：4.26）

満足度ランキング—位

集計対象1件 / 総投稿数2件

1. 5 100%
2. 4 0%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性	4.00	4.32	-位
インテリア 内装のデザイン及び機能性	5.00	3.92	-位
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など	4.00	4.11	-位
走行性能 走りのフィーリング及び操作性	4.00	4.19	-位
乗り心地 乗り心地のフィーリング	5.00	4.02	-位
燃費 燃費の満足度	4.00	3.87	-位
価格 総合的な価格の妥当性	4.00	3.85	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[F92A]

2012年6月14日 17:40 [512777-1]

満足度	5

エクステリア	4
インテリア	5
エンジン性能	4
走行性能	4
乗り心地	5
燃費	4
価格	4

旧型とは違うのだよ！

まず最初に採点はかなり厳しめにしました。他社との対比で採点すれば正直、すべて５ですがそれでは評価にならないのであえて４にした項目がありますので、他社との比較では４→５、５→６だとお考えください。
【エクステリア】
この車種の初期型はベンツにしては珍しく最後まで気に入りませんでしたが新型になって一気に良くなりましたので旧型とは正直、同じ車種だと思ってほしくないです。
この項目を評価４にしたのはステップの張り出しが少なく使うにしては使い辛く、使わないにしては脹脛の後ろが汚れます。あと3〜5cm幅か広いとデザイン的にもアクセントになり良いと思います。あと好み問題ですがエンジンフード上の空気抗の整流フィン(?)やステップのモールがオプションなのは(オプションが実質選べない在庫納入型販売なので)再考が必要だと思います。
【インテリア】
不細工なまらい大きめのボタン類。最初は見た目がイマイチに感じますが使ってみると視認し易く押し易いので使い易く、このあたりはさすがはベンツと使って実感できます。
好みの問題で黒い内装のクルマが好きではなく黒以外の内装の設定が本国にはあっても日本仕様にはないものがあるので残念です。
キーレスエントリーなど国産車では普及していて珍しくはないですがオールドベンツユーザーからするとキー以外でも新機能がテンコ盛りで隔世の感があります。
ナビはマシになりましたがもうちょっと頑張ってくれれば完璧ですね。
【エンジン性能】
5リッターからの乗り換えでしたのでパワー感を感じないのかと心配していましたが使ってみると3.5のディーゼルターボは必要にして十分でした。ブルーテックで排気もクリーンです。
【走行性能】【乗り心地】
本格的なクロスカントリー性能は分かりませんが都市部と郊外の地方都市近郊では乗り心地は突き上げも少な目でカーブのロールも自然で良いです。
ハンドルが太さと径が大きめで操舵し易いです。
【燃費】
気にしませんのでわかりませんが良いと思います。
【価格】
それなりです。各位の財布事情次第でしょうけど私は価格に見合った商品だと思います。
【総評】
初期型はアメリカテイストが強く私は少なくともベンツでは珍しく好きでない車種でしたので薦められても懐疑的でしたが今ではお気に入りの車でついキーに手がいきます。
否定的に取られると困るのですが先述したステップのことがあるのでSUVなのに雨の日には躊躇します。ステップさえ改良されればどんな日でも使いますね。
ともかく新型になってデザインだけじゃなく全てで良くなりましたので正直、同じ車種だと思ってほしくないくらいです。高性能なのは間違いないベンツですが(最近はそうでもないみたいですが)新機能については慎重なメーカーなベンツも高機能になったものです。
いろいろと書きましたが、ご検討でしたらお勧めできること間違いありません。

乗車人数

4人

使用目的

通勤・送迎

買い物

レジャー

仕事用

頻度

週3〜4回

重視項目

高級感

ファミリー

快適性

[松下宏]

2011年2月26日 17:33 [389686-1]

満足度	3

エクステリア	3
インテリア	2
エンジン性能	4
走行性能	4
乗り心地	3
燃費	4
価格	2

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

アメリカ感覚のSUVにクリーンディーゼル

メルセデス・ベンツのMクラスはSUVが高い人気を集めるアメリカ向けに開発されたモデルで、生産もアメリカのアラバマ工場で行われている。インテリアの仕様などに普通のメルセデス・ベンツとは違ったアメリカ車的な感覚が感じられる。現行モデルは2代目で、日本では2005年10月に発売された。このモデルに2010年5月に輸入車として初のクリーンディーゼルが追加された。

クリーンディーゼルはV型6気筒3.0Lのコモンレール方式の直噴仕様で、インタークーラー付きターボを装着する。これによってガソリン車並みのクリーンな排気ガスと、優れた動力性能を両立させている。日本ではまだクリーンディーゼルに対する認知は低いが、ヨーロッパでは環境、燃費(経済性)、スポーティさなど、さまざまな面からディーゼルが評価されている。

ML350ブルーテック4MATICに搭載されるクリーンも、155kWのパワーと540N・mのパワー＆トルクを発生する。それでいて、黒煙もNOxもほとんど排出しないクリーンさなのだ。特にV型8気筒5.5Lエンジンにも匹敵する最大トルクが印象的で、ML350はSUVらしく車両重量は2290kgにも達している。でもその重量を感じさせないようなトルクフルな走りを示すのだ。7Gトロニックとの組み合わせで滑らかで力強い走りとなる。何速のギアで走っているのかが分からないくらいの滑らかさだ。

ディーゼル車にありがちな振動や騒音も良く抑えられている。騒音はアイドリングしているクルマの側に立つと、直噴エンジンゆえの高めの音などによってディーゼルであることが分かるが、室内で運転しているときにはガソリン車と変わらない静粛性がある。

アクセルを踏み込んだときのレスポンスも上々だ。ディーゼルエンジンなので回転の上限は限られるが、それがゆえにそこに達するまでの時間が早いから、それだけスポーティな印象にもなる。

SUVなので乗り心地は特に良いといほどではないが、ランフラットタイヤを履いていたことも含めて考えると、十分に納得できるレベルにある。最小回転半径は5.5mだから、普通の上級セダンと変わらないくらいの取り回し性能だ。

800万円を超える価格はメルセデス・ベンツならでは。2011年度も40万円ほどのクリーンディーゼル補助金が受け取れることになるはずだが、それを含めて考えても相当に高いクルマであるのは間違いない。