『みんなの相棒は生涯現役(意味不明)』 トヨタ ヴィッツ 2010年モデル ヒラミーさんのレビュー・評価

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ヴィッツ 2010年モデルのレビューを書く

ヒラミーさん

  • レビュー投稿数:38件
  • 累計支持数:940人
  • ファン数:4人
満足度4
エクステリア3
インテリア3
エンジン性能4
走行性能3
乗り心地4
燃費3
価格無評価
みんなの相棒は生涯現役(意味不明)

現行ヤリスがデビューして1年半ほどが経ちました。ただ、このヴィッツもレンタカーなどでは引っ張りダコの現役ですし、中古車の個体数も多いです。そこで、今回は久し振りにヴィッツをレビューしてヤリスとの比較をしてみたいと思います。

今回はタイムズカーシェアでお借りしました。走行距離33000kmの1.3Lのクルマでした。

【エクステリア】
サイズ感はヤリスと全く変わらない。賛否がわかれるのは「顔」だろう。僕はフロントはヴィッツ、リヤはヤリスが好みとどうしようもないので放っといて下さい。

【インテリア】
この質感ではヤリスには敵わない。それほどヴィッツのがマズいとも言えるが、否定は出来ない。逆に余計なものが要らない人にはシンプルでいいのかもしれない。
ただ、後席の居住性は逆にヴィッツの圧勝だ。ヤリスの後席は…言う必要もないかな。何であんなことになっちゃったかしら。1年半経ってもアレだけは分からない。

【エンジン性能】
エンジンは変わったものと変わってないものがある。まず、1.5Lは従来の4気筒である1NZ(109馬力)から新開発の3気筒:M15A(120馬力)に変わった。これは以前ヤリスのハイブリッドで実感した(ハイブリッドは91馬力)。対して1Lはヤリスでも変わらずダイハツ製の1KR(69馬力)が載っている。だが、ヤリスの1Lモデルに乗った時、僕はパワーが上がった様に感じた。
何故同じエンジンなのにそう感じたか?それはほかの部分が進化したからだ。具体的には20年振りに新開発されたTNGAプラットフォーム。ボディやサスペンションの剛性が上がったことにより、エンジンで発生したパワーをしっかり路面に伝えられる様になったからだ。これはどうしようもない。20年前のプラットフォームで現代のものには勝てない。
ちなみに、今回は1.3Lのクルマに乗ったが、これに搭載される4気筒の1NRエンジンは、パワー・トルクともに街乗りには必要十分で、1Lの様な著しいかったるさはない。また、不快な音や振動も少なく、そういった点では個人的には1KRや1NZはもちろん、ヤリスのM15Aよりも良いと思った。いくらダウンサイジングの波が強いとは言え、トヨタがこれをラインナップからなくしてしまったのは惜しい。

【走行性能】
先述の通りだが、要となるプラットフォームが何せ20年前のもの。剛性がなくて全体的にグニャッとしている。サスペンションの剛性もないので、アシの動き方にもだらしがない。
そのくせ、サスペンション自体はカタめにセットあるようだ。凹凸のいなし方が下手っぴというか、アシがツッパった動きをする。このクルマにこのカタさは要らない。このクラスに必要なのは、もっとソフトでしなやかな動きで凹凸を不快感なくいなすアシだと思う。
それ以外だが、ブレーキは遊びが多く、その先はカツンと効き、コントロール性が悪い。それもフロントばかり効いてリヤの効きが弱い。リヤサスがトーションビームということもあり、ブレーキをかけた時にはリヤが浮き上がって落ち着かない。
ステアリングはかなり軽い。低い速度域で乗るには、ステアリングも小径で取り回しやすく、女性やお年寄りの方にも乗りやすくて良いと思う。しかし、速度域が上がると全然勝手が違ってくる。インフォメーションが少なければ、接地感にも乏しい。パワステの効き過ぎで操舵力の変化を感じにくい為、どれぐらい切るかの判断も難しい。かと言って一気に切り込むのは危ないので、運転は自ずと慎重さを極める。…それはそれでいいのかもしれないが。
走行性能としては、はっきり言ってヤリスには勝てない。ヤリスの進化にはつくづく驚かされる。時の流れに抗えないというのか、単に今までやらなかっただけなのかは定かではないが。

【乗り心地】
一言で言えば「両極端」。道のいいところではいいし、道の荒れたところでは酷い。
まず、道のいいところでは、多少の段差なら何の不快感もなく乗り越えて行く。
ただ、道の荒れたところではガツンとクル。この原因としては、先述したサスペンションもあるが、僕はもう1つあると思う。それは、路面からの入力(衝撃)を油圧で和らげるショックアブソーバー。これの性能が低いことが考えられる。これが高性能なクルマは、多少道が荒れていても急激に乗り心地が悪化することはない。この点は、ヴィッツに限らず、僕が今まで乗ったトヨタ車では当てはまるクルマが多い。進化したはずのヤリスも例外ではない。

【燃費】
可もなく不可もなくと言ったところ。ヤリスの新しいエンジンには敵わないが、乗り方次第でいいところにいけると思う。

【価格】
ヴィッツを中古車で購入したいという方には、個体数が多いだけにネットの画像だけでなく、現車を見て慎重に判断してもらいたい。ヴィッツは比較的安値からでも手に入りやすいが、大事なのはモノの状態がそれに見合っているかだと思う。
ちなみに、僕はヴィッツでは1.3Lをオススメする。仮に1Lを選んだら多少税金は安くなるが、せいぜい5000円程度。1度食事にでも行けばチャラだ。それならエンジン性能を選ぶのが得策だと思う。

【総評】
20年続いたヴィッツの名はヤリスに統合される形でカタログからはなくなってしまったが、今でも街中で毎日の様に見かけるし、レンタカーや社用車としても使われている。
ヴィッツは、クルマの性能としてはライバルに及ばない部分もあるが、僕は普段使いの相棒(アシ)としては本当によく出来ていると思うし、実際ヤリスに勝る部分もある。僕は、今からでも全然アリな1台だと思う。
初めての1台としても、あるいはセカンドカーとしても、あるいはみんなで乗り合わせてもイケちゃう。ヴィッツはそんな「みんなの相棒」なんだ。ヤリスにバトンを渡し、カタログというステージは降りて、公道というステージでは今もこれからも走り続ける。生涯現役みたいなヤツなんだ(意味不明)。

レビュー対象車
試乗

参考になった26人(再レビュー後:14人)

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満足度2
エクステリア3
インテリア2
エンジン性能1
走行性能2
乗り心地2
燃費5
価格3
安っぽさを見事に体現してしまった車

ヴィッツに乗ったのは去年のことなのですが、乗ってこりゃいかんと思い、このレビューを残すことにしました。あまり批判ばかりするのは好きではないのですが、正直これは買うと後悔するかもしれません。

ヴィッツをレンタカーで乗りました。時間が僅かだった為、距離としては30kmほどしか走っていません。車自体は走行距離が少なく、状態は良かったです。

【エクステリア】
全体的にまとまりが良かった。サイズ感もコンパクトカーらしく、かわいさがあった。フロントのデザインは近未来的な感じがした。しかし、遠くから見た時に安っぽさが見え隠れする印象だった。

【インテリア】
質感の「し」の文字もない程に質素で、正直これが世界のトヨタ車かと思うとがっかりした。
ステアリングの材質が安物なだけに握った感じがいまひとつ。それにスッと切れない。
シートは最悪。少ししか乗っていないのに疲れた。まず横からシートを見た時にその薄っぺらなのにがっかりしたが、それ以上にホールド性の悪さに驚いた。

【エンジン性能】
これにもがっかりした。1KRエンジンだが、これは本当に車の心臓部なのかと思うほど非力。わずか69PSというほぼ軽自動車並みのパワーは数字だけでも驚くが、乗るとさらにその実際のパワーのなさに今度は呆れた。SレンジやBレンジではガーガーと不快でやかましい音を立ていた。
エンジンのトルクを感じることは一度もなかった。前に進んでいる感覚を感じないなんて、車にとってこんな悲しい話はない。こんなエンジンといえないエンジンを積まれたヴィッツが可哀想にさえ思えた。

【走行性能】
エンジンが酷いだけに走行性能もと思いきや、普通に走っていたらむしろ静かで快適かなと思った。ただ、一度急発進や急加速でもしようものなら、車のネガな部分が一挙に顔を出すので、静かに運転することを心掛けたい。

【乗り心地】
サスペンションの出来が悪いせいか、フニャフニャとした動きをみせており、不快に感じた。特に動きが大きいと、体が持っていかれそうになる場面もあった。
ボディ剛性も今ひとつで、信頼しきれない感じが否めなかった。
そして1番気になったのは、加速、制動時のピッチングが大きかったこと。特にブレーキをかけた時はリヤが大きくリフトし、そしてフロントが沈み込み、体に大きくGがかかる酷い状態だった。
交差点やカーブを曲がる際もロールが大きく、ひっくり返るのではと思う一瞬もあった。

【燃費】
燃費はさすがにトヨタ車。終始良い数字をマークしていた。これについては文句をつける必要が全くない。燃費を良くして走るには、発進、走行中ともにハーフアクセルぐらいを意識すると良いだろう。その際はパワー感のなさは目をつむることにしよう。

【価格】
可もなく不可もなく、コンパクトカーの価格といったところだろうが、この安っぽい装備、走りには釣り合わないのではないかと思った。

【総評】
世界のトヨタのコンパクトカーの一角を担う車がこんなのだとは、正直がっかりしました。世界戦略車など寝言も甚だしいところです。まして、これでデミオ、フィット、ノートなどのライバルたちにかなう訳なんかない。トヨタの開発陣がコンパクトカーの完成度をどの程度のレベルと考えているのか知らないですが、現代の日本のコンパクトカーの完成度はかなり高いところにきていると思います。トヨタはもう一度顔を洗って出直してこいと言いたいです。恐らくヴィッツに乗ることはもうないでしょう。来月デビューのヤリスに期待したいです。

レビュー対象車
試乗

参考になった5

満足度2
エクステリア3
インテリア2
エンジン性能1
走行性能2
乗り心地2
燃費5
価格3
安っぽさを見事に体現してしまった車

ヴィッツに乗ったのは去年のことなのですが、乗ってこりゃいかんと思い、このレビューを残すことにしました。あまり批判ばかりするのは好きではないのですが、正直これは買うと後悔するかもしれません。

ヴィッツをレンタカーで乗りました。時間が僅かだった為、距離としては30kmほどしか走っていません。車自体は走行距離が少なく、状態は良かったです。

【エクステリア】
全体的にまとまりが良かった。サイズ感もコンパクトカーらしく、かわいさがあった。フロントのデザインは近未来的な感じがした。しかし、遠くから見た時に安っぽさが見え隠れする印象だった。

【インテリア】
質感の「し」の文字もない程に質素で、正直これが世界のトヨタ車かと思うとがっかりした。
ステアリングの材質が安物なだけに握った感じはいまひとつ。それにスッと切れない。これはヴィッツに限った話ではないが、ステアリングが切れる時に妙な音を立てており、とても気になった。
シートは最悪。少ししか乗っていないのに疲れた。まず横からシートを見た時にその薄っぺらなのにがっかりしたが、それ以上にホールド性の悪さに驚いた。
余談だが、後席中央に5人用の簡易的なポジションはあったがシートベルトがないなと思ったら、トランクの辺りからぶら下がっていたので驚いた。同乗者が死刑台のようだという悪い表現をしたが、僕は笑ってしまった。その時の僕はあながち間違いではないと思ったのかもしれない。

【エンジン性能】
これにもがっかりした。1NZエンジンだが、これは本当に車の心臓部なのかと思うほど非力。わずか69PSというほぼ軽自動車並みのパワーは数字だけでも驚くが、乗るとさらにその実際のパワーのなさに今度は呆れた。SレンジやBレンジではガーガーと不快でやかましい音を立ててばかりいた。
エンジンのトルクを感じることは一度もなかった。前に進んでいる感覚を感じないなんて、車にとってこんな悲しい話はない。こんなエンジンといえないエンジンを積まれたヴィッツが可哀想にさえ思えた。

【走行性能】
エンジンが酷いだけに走行性能もと思いきや、普通に走っていたらむしろ静かで快適かなと思った。ただ、一度急発進や急加速でもしようものなら、車のネガな部分が一挙に顔を出すので、静かに運転することを心掛けたい。

【乗り心地】
サスペンションの出来が悪いせいか、フニャフニャとした動きをみせており、不快に感じた。特に動きが大きいと、体が持っていかれそうになる場面もあった。
ボディ剛性も今ひとつで、信頼しきれない感じが否めなかった。
そして1番気になったのは、加速、制動時のピッチングが大きかったこと。特にブレーキをかけた時はリヤが大きくリフトし、そしてフロントが沈み込み、体に大きくGがかかる酷い状態だった。
交差点やカーブを曲がる際もロールが大きく、ひっくり返るのではと思う一瞬もあった。

【燃費】
燃費はさすがにトヨタ車。終始良い数字をマークしていた。これについては文句をつける必要が全くない。燃費を良くして走るには、発進、走行中ともにハーフアクセルぐらいを意識すると良いだろう。その際はパワー感のなさは目をつむることにしよう。

【価格】
可もなく不可もなく、コンパクトカーの価格といったところだろうが、この安っぽい装備、走りには釣り合わないのではないかと思った。

【総評】
世界のトヨタのコンパクトカーの一角を担う車がこんなのだとは、正直がっかりしました。世界戦略車など寝言も甚だしいところです。まして、これでデミオ、フィット、ノートなどのライバルたちにかなう訳なんかない。トヨタの開発陣がコンパクトカーの完成度をどの程度のレベルと考えているのか知らないですが、現代の日本のコンパクトカーの完成度はかなり高いところにきていると思います。トヨタはもう一度顔を洗って出直してこいと言いたいです。恐らくヴィッツに乗ることはもうないでしょう。来月デビューのヤリスに期待したいです。

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レビュータイトル 満足度 投稿日時
無難ないい車です!  4 2023年4月18日 10:51
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ヴィッツ 2010年モデル

新車価格:106〜400万円

中古車価格:9〜398万円

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