よく投稿するカテゴリ
2010年6月20日 21:48 [321889-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| 安定性 | 4 |
|---|---|
| 互換性 | 4 |
| 拡張性 | 4 |
| 機能性 | 5 |
| 設定項目 | 4 |
| 付属ソフト | 4 |
【安定性】
正しい運用を前提でなら安定性は抜群ですが、ファンレスですので、フルロードで長時間運用させた場合には、ケースのエアフローに左右されやすいので注意が必要。…という点から4点としました。
5cmファンが付属していれば5点でしたが、安定性に問題があるわけではありません。
言い方を変えると「強制空冷じゃなかった事ぐらいにしか文句を付けられなかった」と思って下さい。
下手に空間のあるキューブ型のmini-ITXケースなどの場合は静音ファン等により冷却フィン周りの熱を誘導してやった方がいいと思います。
狭くても、U1などの狭いケースで側面や後方排気で吸い出してやった方が変に冷却に悩まなくて済むかも。
冷却フィンは、フィン間隔が広めのアルミ製のものが付いています。
フィン部は約約5cmx5cmですが、強制空冷化する場合5cmファンは幅の厚い静音型が流通していないので、4cmで代用するか、大きいファンを被せて配置することになります。
冷却フィンのピン固定部分が張り出しているので、ピン穴が正方ではなく、フィンの向きを変えて再装着することは出来ません。
フィンの目はバックパネル向きに走っていますので、後方排気のあるケースなら、側面に小型ファンを抱かせて、排気方向へ誘導してやるといいかもしれません。
【互換性】
俗に言う「メモリ相性がある」マザーボードですが、NM10のメモリコントローラの仕様に起因するものですのです。
この製品のせいではありませんが、一応1点減点しています。
装着するメモリやスロットを間違えるとオンボードグラフィックスを使用するのもあって、全く画面が写らなくなります。
一般向けのマザーボードの場合は、使用できるBank内のメモリだけ使用して旨く立ち回ってくれる親切仕様のものが少なくはありませんが、その様な動作し無く、素直に動作しません(苦笑)
製品性格上は問題は無く、一般向けのマザーボードに馴れた人や、それしか知らない人は注意してください。
2Gbit(512MB)チップ、4-Bankまで認識します。
この計算だと2-Bankの4GBモジュールで8GBいけそうですが、NM10の仕様でも、NM10採用製品も最大4GBとしているので、マップ上限が設けられている可能性があります。多分認識しないでしょう(個人的には2Bankの4GBモジュール1枚までしか試せてません)
メモリの選定に自信がない人は、相性保証等で保険をかけておくか「総チップ数16個、トータル4GB以内のメモリを積む」と条件を設けるか、DDR2-PC5300 2-Bankのモジュールしか購入しない方が無難でしょう。
安い2GBモジュールは大半が4-Bank(16チップ)品なので、1枚で上限に達してしまいます。
あと、SPD情報に667Hz動作での記載が必須の様ですので、DDR2-6400等のモジュールを使用する際には注意が必要です。
【拡張性】
PCI-Express x16(x4動作)スロットが1基有り、製品性格上十分な仕様で、SATAがICH9Rのお陰で6ポートあるので、拡張性はmini-ITXとしては十分でしょう。
しかし、昨今のmini-ITXでは、mini PCI-Express Cardスロットが有るケースが多いので4点に止めています。
【機能性】
ICH9RでSATAが6ポート、2つあるLANがIntel 82574LでGigabit対応、両方BIOSでPXEをサポートし、LAN1にはiSCSIまで設定可能。
監視機能もあたり前に対応しており、サーバ向けの最低機能は十二分に網羅されています。
Intel 82574LをDualで標準実装なだけでも価値が高い事を考えれば、ICH9Rとはいえ、SATAが6ポート確保できる点は高評価で5点としています。
【設定項目】
実装機能に対して十分な設定項目を有しています。
各所のジャンパによる機能の有効/無効も設定可能で、とても手堅い造りは、流石
SuperMicroというところでしょうか。
逆を言えば、クロックや電圧の調整等、製品性格上不要な設定は一切出来ませんので、5点まではいかず、4点としています。
【付属ソフト】
WindowsとLinux環境向けのドライバCDが付属しています。
監視・管理ソフトのSuper●Doctor IIIも付属しており、不足は感じません。
【総評】
タイトル通り「良くも悪くもサーバ向け、高機能だが運用者の知識と経験を要する」ってところでしょうか。
導入時に製品仕様等により、事前に十分な準備が整えられる方じゃないと、躓きやすいかもしれませんが、一般向けのマザーではないので仕方ないところでしょうか。
これから購入を検討される方には、レビュー中の記載に加えて、Windowsでの運用の際に、製品使用上、ACHIドライバの導入が物理的に難しい点に注意して下さい。
本製品にはFDDポートが無いため、インストール時にACHIドライバを読み込ませるのにはUSB接続のFDDが必須になります。
IDE互換で導入後に差し替える方法もありますが、正規の導入手法ではないのでサーバ運用上最も避けなっければならない「不安要素、リスク」を抱え込むことになります。
機能的な仕様に魅せられて、一般向けマザーボードと同様のつもりで安易に導入しようとすると、痛い目に遭いやすいマザーと言えますが、非常に良い製品です。
参考になった4人
このレビューは参考になりましたか?![]()
マザーボード
(最近3年以内の発売・登録)
新着ピックアップリスト
-
【Myコレクション】Windows11対応でCPU換装とディスク増強
-
【Myコレクション】pc
-
【Myコレクション】メインアップグレード最終稿
-
【Myコレクション】自作パソコン
-
【Myコレクション】SUBPC 2025 WHITE
(マザーボード)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス








