『2K・2Dではほぼ完成の域に達したPJ』 SONY VPL-VW85 Saiahkuさんのレビュー・評価

[Saiahku]

2015年7月15日 22:17 [841741-1]

満足度	5

デザイン	4
発色・明るさ	5
シャープさ	5
調整機能	5
静音性	5
サイズ	3

2K・2Dではほぼ完成の域に達したPJ

	凪のあすから	ef by 新海誠

アバックにて、中古美品を購入後、10ヶ月ほど使用してのレビューとなります。
VPL-HW10からのランクアップとなります。
主に14畳ほど自室にて、アニメと映画鑑賞に使用しております。

出力機器は自作PC、BDプレーヤーからのHDMIで接続。
グラフィックボードはRADEON HD 7870を使用しております。

【デザイン】
レンズの周りのシルバーリングがアクセントになっております。黒い巨体なボディーですが、一種の高級感があります。

【発色・明るさ】
一言でいうならすっきり見通しの良い画質です。色合いはソニーらしく赤が強めで調教は必須です。
HW10と比べて黒の沈み込み、ハイが飛ばずにきちんと書き分けるのが素晴らしいです。
高コントラストながら諧調表現も素晴らしく、微妙な濃淡もうまく表現します。
今回アップしたアニメ画像は両社とも高画質で有名なアニメです。少しでも参考になれば幸いです。
また、明るさも個人的には十分で、暗室を用意できなくても十分に使えます。
ただし、あくまで画質重視のため他社の会議用PJほどの明るさはないです。できれば、暗室の方が好ましいです。

【シャープさ】
レンズの性能が素晴らしく隅々までくっきりとしております。
シャープネスは10〜20前後で十分に思います。

【調整機能】
電源のオンオフでレンズのシャッターが電動開閉します。これは地味に便利で、埃が入りのを防いでくれるので重宝しております。
設定項目は豊富で、自分好みにカスタマイズ可能です。

【静音性】
静音性はかなり優秀です。
動画鑑賞時にうるさいと思ったことはありませんでした。

【サイズ】
重さは12kgとそれなりにあり、サイズも大きく、天井に釣ろうと考えている方は腰にご注意を。

【総評】
発売から6年ほど経過しておりますが、現行機に十分渡り合える画質に思います。
現行のエントリー機VPL-HW55ESも見ましたが、レンズの設計が異なるのか、比べると映像にぬるさを感じ、奥行き感もVW85ほどは出ないですね。
VW500ESは大変良い機種ですが、4Kも普及しておらず、まだまだ2Kで十分と思う方にお勧めの機種です。

主な用途

自宅