プロフィールギター教室「ギターの処方箋TAKAMURA」(神奈川県藤沢市)を主催。現在、仙台利府教室と博多教室の3教室を経営。ギター講師以外にも、ギター/ベース関連の機材セミナーを各地で開催。続きを読む
2025年1月30日 10:14 [1930853-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 操作性 | 3 |
| 機能性 | 4 |
| 耐久性 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
堅牢な筐体は安心感があります |
EXPペダルの接続もできるため、多彩なサウンドメイクが可能です |
MIDIが横面についているのは以外と便利! |
【サウンド】
PitchFactorは、ピッチシフト&ハーモナイザーの最高峰とも言えるエフェクターで、Eventideらしい唯一無二の音だと感じます。
透明感と奥行きのあるサウンドが特徴で、普通のピッチシフターとは一線を画すクオリティで、本気で良い音を目指す際には欠かせない一台です。
特にクリーンなハーモニーやシンセ的なサウンドメイクは素晴らしく、定番の「Crystals」モードでは、幻想的でスペーシーなリバーブ+ピッチシフトを作り出すことができます。U2のエッジ風のハーモニックディレイや、Tom Morelloのような大胆なピッチシフトも簡単に再現できます!
また、「H910/H949」モードでは、Eventideの名機H910やH949のレトロなピッチシフトサウンドを再現可能で、アナログ的な不安定さを活かしたヴィンテージ感のあるエフェクトも好きな人はハマると思います。
【機能】
PitchFactorには、10種類のエフェクトモードが搭載されており、どのモードもかなり個性的で、特にDiatonic・MicroPitch・Crystalsあたりは、多くのギタリストにとって即戦力となるエフェクトです。
また、MIDI対応により、外部機器からリアルタイムでピッチを変更したり、パッチを切り替えたりすることも可能なので、ライブやレコーディングでも幅広く活躍すると思います。
【操作性】
PitchFactorのフロントパネルには10個のノブが配置されており、各パラメーターを直感的に調整できます。しかし、細かい設定をしようとすると、メニュー階層が深いため少し手間がかかると感じました。
特にライブ中にサウンドを変更したい場合、プリセットの切り替えには慣れが必要です。MIDIでコントロールするか、あらかじめプリセットをしっかり作り込んでおかないと、いざという時に焦ってしまうかもしれません。
また、エクスプレッションペダルを接続すれば、リアルタイムでピッチを操作することも可能なので、ワーミーペダルのような使い方もできます。
【耐久性】
Eventide製品らしく、筐体は非常に頑丈で、ライブやツアーでも安心して使える設計になっています。ペダルボードに組み込んでいても安心感がありますし、フットスイッチもしっかりした作りなので、過酷な環境でも長期間使えると思います。
ただし、電源は専用アダプターが必要で、9Vセンターマイナスのペダル用電源では動作しないので注意が必要です。
【総評】
PitchFactorは、「ピッチシフター&ハーモナイザーの決定版」と言える一台です。
ただ、操作には慣れが必要なので、機材の扱いに自信がない人にはあまりオススメできません。
<メリット>
・唯一無二のピッチシフト&ハーモナイズサウンド
・多彩なエフェクトで幅広い音作りが可能
・MIDI対応で外部コントロールも自由自在
・堅牢なメタルボディでライブでも安心して使用可能
<デメリット>
・メニュー階層が深く、細かい操作は少し面倒
・プリセットの切り替えには慣れが必要
・専用アダプターが必要で、汎用電源での運用が難しい
とにかく「唯一無二のピッチサウンド」を求める人には、これ以上ない選択肢だと思います。
ただし、操作に関しては少しクセがあるので、エディットに時間をかけられる人や、MIDIでの制御を考えている人には最適です。
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プロフィールエフェクターやギター、DTM系機材などの情報サイト、きになるおもちゃのKです。続きを読む
2022年10月29日 00:18 [1637624-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 5 |
| 耐久性 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
全体 |
ディスプレイ |
ノブ |
Eventideといえば、最高峰のクオリティのデジタルスタジオ機器やギターエフェクトとして知られていますが、特にその歴史上重要とされるのがピッチシフトです。楽曲のキーを指定して、適切なハーモニーを加えるエフェクトを一般化してハーモナイザーと呼ぶことがありますが、実はこれはEventideの商品名です。それほど、ハーモニーやピッチシフトの先駆者だったのです。そんなEventideが発売したPitchFactorは、発売直後の2009年に入手しました。
Factorシリーズ共通の10ノブ、3フットスイッチで中央にディスプレイがある筐体。ノブを使ったアナログ的な操作ができる点が、同メーカーのH9との違いです。(その代わりPitchFactorとしてしか使えません。H9はFactorシリーズを網羅しますが、その点はどちらが良いかは好みです。)
10タイプのサウンドを選択できます。
・Diatonic
一般的なインテリジェントピッチシフタです。単音に好きなハーモニーを付けることが出来ます。一番右のタップテンポスイッチを踏みっぱなしにしながら、コードをアルペジオで弾くと、自動的にキーを検出してくれます。
また、このペダルにはディレイも搭載されているので、原音に対してハーモニーを遅らせて出すことが出来ます。AとBの2種類のピッチを加えることができ、それぞれ別々のタイミングで音を鳴らすことができるので、非常にトリッキーなプレイングや、ギター1本では表現できないようなメロディを作ることができます。しかも設定は非常に簡単で、あとは感覚だけです。
・Quadravoxモード
さきほどのDiatonicモードに加えて、もう一つピッチを加えることができるモードです。基本的には同じなのですが、音が一つ加わるだけで表現力がさらに広がります。Diatonicとの違いは、Diatonicが2つのピッチのディレイタイムや音量を個別独立して調整できたのに対し、こちらはディレイタイムはインターバルで設定し、音量は自動で固定されています。
・HarModulatorモード
原音に加えたハーモニーにモジュレーションをかけることができるというモードです。空間的な広がりが加わって、幻想的な雰囲気が作れます。
・MicroPitchモード
±50セントのピッチシフトと軽いディレイをかけた音色、とのことですが・・・雰囲気としては非常に濃いコーラスサウンド、といった感じですね。といっても、普通のコーラスを深くかけた音とは少し雰囲気の違う、何か独特な音色になります。ポップ系のイントロなんかに使えそうだと思いました。ソロにもいけると思いますし、アルペジオで雰囲気を出してもよさそうです。
・H910 / H949
Eventideの最初のピッチシフターで、「ハーモナイザー」の名前が付けられたH910とH949のサウンドをシミュレートしたものです。
Diatonicモードの音を聴いた後にこのモードにすると、ちょっと音が粗く聞こえますが、それもまた味の一つなんだと思います。ヴィンテージEventideサウンドが必要ならこのモードです。
・PitchFlexモード
いわゆるワーミーペダルモードです。エクスプレッションペダルでワーミーと同等のプレイも可能ですが、エクスプレッションペダルがなくても中央のフットスイッチで疑似的にペダルを踏み込んだような音色を作ることも出来ます。
さらに、このペダルはデュアルピッチシフトが可能なので、普通のワーミー1台では不可能な、「ペダルを踏むと音が上と下に同時に動く」といったこともできてしまいます。最初は単音で、踏み込めば和音になったりさせることができます。
・Octaverモード
多少の歪みが加わる、オクターブダウンエフェクトです。原音と、1オクターブ下、2オクターブ下の音を出すことが出来、それらをミックスできるのでギターでベース風サウンドにしたりできます。オクターバーってのは、普通歪むもので、このモードでも歪みが加わるんですが、それでも非常にクリアな音色といえるのではないでしょうか。
・Crystalsモード
リバースピッチシフターです。ディレイとリバーブが組み合わさっていることで、まるでギターの音がファンファーレのような音色になります。キラキラとしてシンセライクなトーンが特徴です。
・HarPeggiatorモード
16ステップシーケンサを使った、アルペジエータです。設定は難しいんですが、一度はまる設定を見つけると、かなり楽しいサウンドやプレイが可能です。
・Synthonizerモード
ギターの音をなめらかにしてシンセ風にする、というモードです。オルガンやテルミン、アナログシンセライクなトーンを作ることができます。初期設定の音は二胡を思わせる音色です。
このクラスのピッチシフターなら当然かもしれませんが、チョーキングをしてもハーモニー音がそのままきれいについてきます。はじめはそれに感動しました。
発売から時間は経っていますが、今でも最高峰のピッチシフトエフェクトの1つです。Eventideの機器は操作性に少し癖があるんですが、他には無いレベルのサウンドクオリティはなかなか抜け出せないです。
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