モナークX 10.5x45D CF
有効径45mmの対物レンズや新光学系を採用した防水型双眼鏡（倍率10.5倍）。価格は73,500円（税込）
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倍率：10.5倍 対物レンズ有効径：45mm 実視界：6.3° 明るさ：18.5 重量：730g
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2012年10月5日 21:54 [538017-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 見やすさ | 4 |
|---|---|
| 携帯性 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
| 耐久性 | 5 |
| デザイン | 4 |
モナークIII 10x42、8x30EII、ケンコー8x42DH、などと比較して書きます。
まず画質について。
さすがに8x30EIIと比べればコントラストの弱さがあり、くっきり感はだいぶ劣ります。低価格のダハプリズム機としては異例なほどコントラストの良いケンコーDHにも若干劣ります。ニコンの場合、このモナークXの上にHG、EDGといった上級機種のラインアップがあるわけで、コントラストや色収差などの画質において、そういった上位機種に劣るのはしょうがありません。
一方、モナークIIIでは、上位機種と比べて解像感についてもかなり不満が残りましたが、モナークXの場合、解像感というような視点で見ると8x30EIIとの間に大きな差異は感じられません。この点に、モナークの上級機種としての画質面での存在意義を感じます。また、画面外ギリギリに位置する強い光源がもたらすフレアやゴーストに着目すると、比較的そういった状況に弱い8x30EIIよりもだいぶ強い、という利点もあります。
そして何よりもモナークX 10.5x45の特徴は、見た目の視野が大変広い、ということです。現在売られているニコンのダハプリズム機で、見た目の視野が60度以上あるのはこの機種しかありません。
画質面以外、アイポイントの高さも高すぎることなく無難な設定で、クリックストップ付きのアイカップ、固めの視度補正、バックラッシュの少ない焦点調整、など大きな問題なくスムーズに使える双眼鏡です。600gちょっとという驚異的な軽さのモナークIII 10x42と比べれば100gほど重いのですが、それでも同クラスで比べた場合の圧倒的な軽さも魅力です。
すでに在庫のみの流通となっていますので、販売価格にきちんとした相場がないようです。私の場合つい最近家電量販店で購入したのですが、価格.comの最低価格よりも8000円も安い値段で購入できました。
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