HTR-W5
- メカタイプ、プレミアムモデルのオーブントースター。黒鉛素材のハイスペックヒーターが、トーストの表面を素早くサクッと焼き上げる。
- 気密性の高い扉を採用し、水分を残して、ふんわりしっとりを実現。
- ハイパワー1400Wで、トースト2枚を同時に焼ける。15分タイマー付き。
プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。
主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む
2025年9月15日 15:13 [1985530-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 使いやすさ | 5 |
| 焼き上がり | 5 |
| 手入れのしやすさ | 5 |
| サイズ | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
外観は超オーソドックス。小さめサイズ。 |
コンソールは、アナログダイヤル2つ。「温度(℃)」と「時間(分)」で設定する。 |
庫内サイズは、幅260×奥行220×高さ94mm。6枚切りの食パン2枚セットしたところ。 |
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売りのカーボンヒーターが上下に1本ずつセットされている。 |
使用時。強烈なオレンジの光。いかにも焼いてますと言う雰囲気。 |
東芝ブランドはプレミアム・オーブントースターを2種類ラインナップしている。1つはメカタイプ、1つはマイコンタイプである。
メカタイプのHTR-W5は、メニュープログラムは一切なく、温度設定と加熱時間をセットして使う。マイコンタイプのHTR-W7は、搭載しているプログラムで使う。マイコンというのはプログラム搭載の初期マイコンが使われたからであるが、言葉として未だに残っている。
プログラムさえ搭載していない家電、人によっては、なんて原始的と思うかも知れない。が、これは「プレミアム」。上級モデルだ。と言うのは、搭載されているヒーターが並ではないからだ。ヒーター素材に黒鉛が使われているのだ。いわゆるカーボンヒーターなのだ。熱とカーボンの相性はとても良く、特に高熱を必要とする高級炊飯器を初めて作った三菱電機が内釜に採用している。「本炭釜」がそれだ。黒鉛は鉛筆にも使われ、幼稚園、小学校の時から馴染み深い素材だが、実際加工して使うとなると、かなり厄介な素材、製造難易度が高い。プレミアムと呼ばれる理由だ。
通常のヒーターと異なり、超短時間発熱が可能であり、オーブンに必要な予熱も不要だ。言うなれば、時間待ちなどを考慮しなくてもよいので、直感的に操作ができる。
これを温度、加熱時間の2つを自分の手で操り、トーストして行くのは、緊張しながらもワクワクする。というのは、メーカーに決められた味ではなく、自分で決める味だからだ。
目安の温度は、マニュアルに書いてあるが、それが自分にとっての正解ではない。何度も、焼き加減を肉眼でチェックしながら自分で判断するのは乙なものと言うより、よく切れる日本刀で勝負を決める、ある意味スカッとした感じでもある。
よくできた家電であり、よくできた道具であり、よくできた武器でもある感じなのだ。ただこれは、私が自分で決めてやりたい人だからかも知れない。
そうそこは全員同じではない。それなりに美味しく焼けたパンがあればいい人は、マイコンタイプのHTR-W7をお勧めしたい。考える必要がないからだ。
しかし、自分の食べたい味は自分で決めたい人も少なからずいる。東芝のHTR-W5はそんな人にこそ勧めたい。自分でいろいろ料理してみたい人に切れる包丁を勧める様なものだ。
ちなみに、プレミアムトースターでは、パンから水分が逃げるのをかなり嫌う設計になっているものが多い。が、カーボンヒーター搭載のこのモデルだと、水分が逃げる前にパン表面を焼き、水分を閉じ込めることも可能だ。
このモデルは、シンプルなだけに、安価。
が、価格を判断の中心にしているユーザーは、候補に入れない方がよい。使いこなすには、学び、考え、トライすることが必要だからだ。しかし、それは道具を使いこなすと言う快感でもある。
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