FT1 FIO-FT1 レビュー・評価

満足度：4.53

（カテゴリ平均：4.24）

満足度ランキング74位

集計対象10件 / 総投稿数11件

1. 5 80%
2. 4 0%
3. 3 10%
4. 2 10%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	4.28	4.19	163位
高音の音質 高音部の音質の良さ	4.23	4.15	139位
低音の音質 低音部の音質の良さ	4.67	4.12	34位
フィット感 装着したときのフィット感など	4.23	4.08	143位
外音遮断性 外の音を遮断するか	4.00	3.79	97位
音漏れ防止 音漏れを防止するか	3.80	3.79	189位
携帯性 コンパクトさ	2.68	3.86	286位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[Jennifer Chen]

2025年7月17日 21:47 [1975664-1]

満足度	3

デザイン	4
高音の音質	4
低音の音質	4
フィット感	3
外音遮断性	4
音漏れ防止	4
携帯性	1

fiioらしい

【デザイン】

高級っちゃ高級だけど

ハンバーガーみたい

【高音の音質】

すーっと伸びてはいるけど

【低音の音質】

出てはいますね

【フィット感】

ちょっと重く感じる

【外音遮断性】

無問題

【音漏れ防止】

無問題

【携帯性】

そんなの問題にするほうがおかしい

【総評】

fiioらしい

[ほとばしる焦がしにんにく]

2025年7月9日 13:45 [1974349-1]

満足度	5

デザイン	4
高音の音質	4
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	無評価
音漏れ防止	無評価
携帯性	無評価

三万以下で買えるヘッドホンとしてオススメです

評判が良かったので試聴をせずに購入しました。
個人的にイヤホンやヘッドホンの試聴に抵抗感があるので、レビューやメーカーで購入しています。
今までakgかソニーのヘッドホン、だいたい3万程度のを使っていました。今まで使用していたヘッドホンに比べればダントツに音質がいいです。
左右逆につけた時の音質の変化がわかりやすかったです。振動板が斜めに配置されているせいだと思いますが、逆につけるとこもったような音になります。こういった微細な違いがわかる程度には繊細な音が出ていると思います。

写真で見たよりも高級感はありませんでした。軽くスカスカとした質感で(逆に重くなると装着感が悪くなるのかもしれませんが)

主な用途

音楽

映画

ゲーム

[TaroTaroImo]

2025年6月15日 09:45 [1968801-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	4
低音の音質	5
フィット感	4
外音遮断性	5
音漏れ防止	4
携帯性	3

高級感あふれる良い製品

【デザイン】
シンプルで落ち着いたデザイン。どんなシーンにも合う。

【音質】
クリアでバランスの取れた音質。低音から高音まで幅広くカバー。

【装着感】
軽量で長時間の使用でも疲れにくい。イヤーパッドが柔らかく、快適。

【機能性】
Bluetooth接続が安定しており、遅延も少ない。通話品質も良好。

主な用途

音楽

[Mutsubosi6]

2025年6月1日 16:13 [1965557-2]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	3
音漏れ防止	2
携帯性	2

温かみ溢れる傑作

使用環境:FiiO K11(据え置きアンプ)かMuseHifi M4(ポータブルアンプ)+スマホをUSBで繋ぎ使用。

【デザイン】
私はウォールナットを使用したverですが、後にビーチウッドを使用したverも発売されていますのでお好みで。
温かみあるデザインで、ヘッドホンの音の性格も表現しています。欲を言えば、SIVGAの木製ヘッドホンのように、木材と他部分との調和感がもう少しあるデザインのほうが洒落ていて良かったかもしれません。また、今のところ問題はありませんが、ハウジングの留め具は強度がやや心細い気もします。

【高音(&中音)の音質】
極めて自然な音域バランスで、調整の良さを感じます。ハイハットやボーカルのサ行がほぼ刺さらず聴き疲れもしにくいです。

キリッとした解像度重視ではなく、ユルめな鳴り方なので、そこが評価の分かれ目でしょうか。
音量を上げるとわずかにモヤっと響いたり、テンポの極めて早い曲だと濁ったりするときもあり、Beyerdynamicの同価格帯などと比べて、解像度や透明感が少し劣ります。スタジオモニター的な音色を好む方には向かないかも。
しかしながら、リスニング用途としてはほとんど不満はありません。

【低音の音質】
凄くしっくり来ました。密閉型の低音でなかなか満足できる機種がなかったのですが、FT1は大満足です。

大地から湧き上がるかのようなパワーがあり、バスドラも「音」ではなく空気の振るわす「響き」として伝わってきて、圧倒されました。
低域強めですがブーミーさはなく、他音域に被ることもほぼありません。

【その他】
サウンドステージは密閉型としてはまずまず。また、ボーカルはメインではなく、多少楽器と溶け合うような印象もあります。

ケーブルは3.5(アンバランス)と4.4(バランス)のケーブルが標準付属。予想通りバランスだと音場の広がりや分離感が向上し、据え置きアンプ(K11)だとさらに迫力が出ました。
一方でポタアン(M4)でも不足感はさほどなく、スペック通り鳴らしやすそう。

【フィット感】
重さもさほど感じず、長時間リスニングも快適。もっちりなファブリック製イヤーパッドは、ベロア素材のふんわりとはまた別の耳馴染みの良さです。

【外音遮断性】【音漏れ防止】
深さがあるイヤーパッドのわりに外音遮断性は一般的。音漏れはハウジングを密着させてチェックしても、それなりにあったので注意(他の密閉型より若干多めぐらいのレベル)。


【携帯性】
しっかりした携帯用ケースが付いていますが、持ち運びには厳しいサイズです。

【総評】
おそらく、この価格帯の音楽視聴向けのヘッドホンとしては一二を争う出来ではないでしょうか。　

わずかに解像度が足りない気もしますが、決してこもった響きではなく、むしろ大らかな音色に感じられます。音の太さもあるので何を聴いてもノリノリになれますし、まさに『音楽』の原点に帰れるような、傑作ヘッドホンだと思いました。

主な用途

音楽

ゲーム

接続対象

スマートフォン・携帯電話

[華浪漫]

2025年4月19日 05:17 [1954094-1]

満足度	5

デザイン	4
高音の音質	4
低音の音質	5
フィット感	4
外音遮断性	5
音漏れ防止	5
携帯性	3

ちょっとビックリ！（良い意味で）

FD5が良かったので、お遊び的にFIIOヘッドホンを買おうと思い
明るい木材＝ブナ材のこいつを購入。
見た目かなりオシャレです、家族も認めています。
で、肝心の音ですが、これがビックリする程良いです。
まず低音がタップリあります。
その上に中音、高音が乗りバランスが良い。
肝心のボーカルはテクニカ程近くなく、
ドイツ機より遠くなく、丁度よい近さ。
モニター的ではなくリスニング的にお勧め！
よくもまーこの値段で作ったな！と
コスパ的に驚く機種です。

5年前のHIFIMAN入門機HE400seを買った時は
あー頑張ってるな、と思いましたが、
それ以上に、FIIOは
良いモノを作ろうと頑張ってるのを感じます。

HIFIMAN＝高級機〜ミドル機がメイン、そして平面駆動。
１モデルごと改良し、もはや押しも押されぬメーカーに。

FIIO＝ミドル機〜入門機がメイン、ダイナミック型から平面駆動、
ド定番ベリリウムから新素材までトライ精神、
よってFT1やFT3は神コスト機かと。

今年はFT7やFT15を出すとかで、楽しみなメーカーかと思います。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[千の里人]

2025年4月18日 16:27 [1954002-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	無評価
低音の音質	無評価
フィット感	4
外音遮断性	4
音漏れ防止	4
携帯性	3

高級感があり、3.5mmと4.4mmのケーブルが付属しています。

【デザイン】
ブラックウォールナットと呼ぶそうですが、高級感があります。
3.5mmステレオと4.4mmバランスの2本のケーブルが付属しているのが良いです。
【音質】
バランス良く聞こえます。
少しですがエコーが聞こえる様に感じます。
【フィット感】
外圧が低めなのが良いですが、若干重いです。
【外音遮断性】
かなり遮断されます。
【音漏れ防止】
音漏れは少ないかと。
【携帯性】
携帯性は良くないです。ケースが付属していますが大きいです。
持ち歩かず、室内使用になると思いますが、ケーブルが1.2mなので延長ケーブル必須です。
【総評】
携帯性は良くなく、室内使用するにはケーブルが1.2mなので延長ケーブル必須です。
(ステレオとバランスの2本)

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[育爺の孫]

2025年3月26日 19:15 [1947571-1]

満足度	2

デザイン	1
高音の音質	3
低音の音質	3
フィット感	2
外音遮断性	3
音漏れ防止	3
携帯性	2

音は見た目で購入したがガッカリでした

ウッド外周右側に白い筋が見える。端末の処理が均一ではない。

【デザイン】購入意欲を?き立てられた唯一の部分で、各サイトのレビュー評価も高いのですが・・・
私の見た目には・・・「なんてことしてくれてんだっ！」、ガッカリというか
怒りしかありません。
ウッドの端末が白く見えて、処理が均一ではありません、特に下半分が白い筋の
ようなものに見えて見苦しい限りです。
しかも、左右で端末の処理が違って見えます。
小学５年生の夏休みの宿題レベルの仕上がりで、３万円近い商品の出来栄え品質としては
どうなのか？疑問を感じました。
せっかく「ウッド」を使うのなら、細部にも拘り美しく仕上げて欲しかった・・・。

【高音の音質】音の広がりにやや欠けるような印象を受けました。

【低音の音質】スカスカ・・・とは言いませんが、ややおとなしいかなと感じました。

【フィット感】可もなく不可もなくですが、ケーブルは明らかに短く３０センチ足りません
リクライニングでは、届きません。

【外音遮断性】ヘッドホンを装着していて、外に漏れる音がどうなのか？評価できるはずがない

【音漏れ防止】ヘッドホンを装着していて、外に漏れる音がどうなのか？評価できるはずがない

【携帯性】携帯性はない。ケースが付属するが、あんなもの持ち歩けるはずがない。

【総評】デザインに関しては、明らかに過大評価されている部分がある。
音に関しては、個々に感性が違うのですき好きとしか言えない。

主な用途

音楽

接続対象

PC

[Pururu]

2025年1月11日 21:08 [1924396-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	4
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	4
音漏れ防止	4
携帯性	無評価

コスパモンスター

【デザイン】
この価格でウィルナット材の削り出しハウジングですが、加工も精巧でフィニッシュも非常に丁寧にできてます。価格以上に満足感を得られます。

【高音の音質】
全体のバランスがドンシャリ傾向です。
価格を考えると十分な解像度と分解能を有しています。
密閉型所以の残響はわずかに感じますが、それが籠っているような感覚を抱かせない程度に抑えられている印象です。

【低音の音質】
とってもボリューミーです。
タイト感や質感というよりは量感豊かで適度な響もありますが、かといって籠っているような感覚もなく、価格帯としては一足抜きんでた解像感の高さも感じます。
音楽のベースたる低温が非常にしっかりとしているのはリスニング用途として音楽を楽しむのに重要な要素と感じます。

音場感としては開放型には劣るものの、密閉型としては十分な広さがあります。
定位については同価格帯のモニターヘッドホン(MDR-M1STなど)と比較してやや近めに感じます。

【フィット感】
重量はそこそこありますが、側圧は緩めでゆったりしています。
ヘッドバンドの可動域も大きく、許容性は高いと感じます。

【外音遮断性】
外音遮音性の高さもウリの一つにしていますが、他の密閉型と比較して然程変わりはい感じません。

【音漏れ防止】
外音遮音性の高さもウリの一つにしていますが、他の密閉型と比較して然程変わりはい感じません。

【携帯性】
折り畳み機構などは無いので携帯性は良くありません。
価格を考えると立派すぎるケースが付属しているので、持ち運びは容易です。

【総評】
店頭で装着してみて、装着感の快適さ、ビルドクオリティの高さ、何よりリスニング用途に最適な帯域バランスに魅力を感じ衝動買いしてしまった機種です。
同価格帯ではモニターヘッドホンが多数ラインナップされていますが、(MDR-M1ST、ATH-M50Xなど)、そうしたモニター機種と同程度の解像度の高さを誇りつつ、EDMなど現代音楽や動画コンテンツに最適なドンシャリ傾向な帯域バランスを持っており、普段使い用途において十分な満足感を得られます。

少し前まで、中国メーカというとカタログスペックや音質有意は十分だけどビルドクオリティやデザイン及び耐久性は二の次といった印象でしたが、昨今のFiioはカタログスペックだけでなく実際の音響も抜群ながら、ビルドクオリティや品質管理もかなり徹底されています。
そういった意味で"コスパモンスター"といっても支障ないかと思います。

主な用途

音楽

映画

ゲーム

その他

接続対象

PC

[Saint Bernard]

2024年12月26日 18:35 [1916853-2]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	3
音漏れ防止	3
携帯性	4

価格の枠を超える価値があるリスニング向けヘッドホン

2024.12.26　環境とデザインにつき追記

【環境】
Windows PC（SONY Music Center for PC）→SAEC SUS-380→TEAC UD-505→MOGAMI 4.4mm延長ケーブル→付属の4.4mmバランスケーブル→本機

【デザイン】
お店で実機を初めて見たとき、ウォールナットのハウジングの木目が美しく、表面がとても綺麗に仕上がっていて、一目で気に入りました。
金属素材でヘアライン仕上げのアーム部と調和して、ネオクラシックという感じがします。
スライダー部にボールベアリングが奢られており、スライド時のねっとりとした滑らかな感触は高級感があります。
ファブリック巻のケーブルも質感が良く、プラグ部がアーチを描いていて抜き差しがし易いのも気が利いていると思います。
ただ、4.4mmプラグの金属ハウジングの外径が大きく、UD-505の4.4mmジャックで引っかかって根元まで入らないため、とりあえず4.4mmの延長ケーブルを噛ませてしのいでいます。
4.4mmジャック部の形状にはご注意を。
また金属部の表面仕上げに少々雑なところがあるのが気になる方もいるかも知れません。

【高音の音質】
初めのうちはやや高域レンジ上端が詰まっている印象でしたが、一日鳴らしたらこなれました。
はっきりした明瞭な高音ですが、刺さりや硬質感は全くなく、むしろほんのり暖かみがあり、3時間聴いても聴き疲れしませんでした。
かつてDENONのAH-D2000という大変高い評価を受けたヘッドホンを所有したことがありますが、それを思い出させる自然体の高音です。
AH-D2000は「マイクロファイバー振動板」が売りでしたが、その点も似ていると思います。
特に小編成管弦楽との相性が良いと感じました。

【中音の音質】
いつもベートーヴェンの第九の第四楽章の独唱を聴くのですが、中音も自然体と感じます。
バリトンの地を這うような図太さ、テノールとアルトの艶やかさ、ソプラノの突き抜けるような伸びが良く出ていますが、押しつけがましい強調感がないので、飽きずに聴き続けられます。

【低音の音質】
このヘッドホンの一番の売りはここではないかと思います。
ウーファー3発のフロア型スピーカーのPolk Audio ES60（レビュー済み）も所有していますが、聴いた時のバスドラムやウッドベースの沈み込み感・圧力感は相通じるものを感じます。
ボリュームを上げたときのチェロとコントラバスの二重奏の迫力は、ちょっと表現が難しいほどの凄さです。

【フィット感】
イヤーパッドとヘッドバンドの肌に触れる部分が布製なので蒸れず、側圧も緩めで長時間でも快適です。
数字上は特に軽量ではありませんが、重さで疲れて外したくなることがありません。

【外音遮断性】
深夜に使うことを考えて密閉型の本機にしたのですが、意外に外の音が聞こえます。
音の抜けの確保・低音のこもり防止との兼ね合いで遮音を緩めにチューニングしたのでしょうか。

【音漏れ防止】
やはり密閉型としては音漏れが多い印象です。
音漏れを気になさる方はご注意を。

【携帯性】
このサイズのヘッドホンを外で使う方は少ないと思いますが、シックな色調の質感の良いケースが付属しており、ケーブルが脱着可能なので、持ち運ぶのには良いと思います。
それにしても、FiiO社のヘッドホンのケースはどれも立派でコストがかかっていそうですね。
ケースを省けばさらにCPが上がるでしょうか（笑）。

【総評】
￥30000を切る価格で以上の内容とは実にお見事！と思います。
リスニング向けヘッドホンとして、価格の枠を超える価値がある製品と思います。
同社のFT3の超絶CPは有名なようですが、本機も相当なものと思います。
ナチュラルな音をお求めの方に、一度試聴なさることをお勧めします。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[鴻池賢三]

2024年12月25日 14:47 [1916566-1]

満足度	4

デザイン	5
高音の音質	4
低音の音質	5
フィット感	4
外音遮断性	4
音漏れ防止	4
携帯性	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

圧倒的なパンチ力！ダイナミック型が面白い！

装着イメージ	質感のご参考に	付属のセミハードケース

メーカーサンプル機（メディア用）をお借りしてのレビューです。
据え置き型DACヘッドホンアンプ（FIIO K11R）と組み合わせて確認しました。

【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
全体のシルエットは、ヘッドホンとしてオーソドックスな雰囲気です。本製品はハウジングにウォールナットの無垢材を使用しているのが特徴ですが、平滑性に加え、表面は軽いオイルフィニッシュなのか、木の風合いと木目が美しく感じます。ケーブル端子部のケースも金属素材で仕上げも良く、高級感が有って良いと思います。

【高音の音質】
密閉型の場合、音がこもりがちでハウジングの素材が音色に少なからず影響を及ぼします。その点本機はウォールナットの無垢材で、適度なダンピング効果とナチュラルな響きが期待できます。実際に試聴すると、振動板も木質繊維を主原料としているためか、全体的にウォーム傾向でリラックスして楽しめるもの。ウォーム傾向でありながらも、決して緩く曖昧にならず、解像感をしっかり保っているのも好ましく感じました。

【低音の音質】
極太のゴリっとパンチが効いた低音が特徴です。ベースやバスドラムが鼓膜を直撃するかのように鮮烈。振動板は自社開発のφ60mm品とのことで、さらに振動板の剛性が高く、駆動もしっかりしているのでしょう。最近は平面磁界駆動タイプが人気ですが、本機のドシーンと腹の底まで響くような骨太サウンドは、ダイナミック型への回帰を促しそうです。ハウジングの剛性や重量も効いているように思います。
やや内にこもり、ブーミーに感じる場面もありますが、重量級かつ表情が豊かな低域再現は、それ以上の魅力を感じられると思います。

【フィット感】
重量は約340gで、軽くも重くもなく、幅広い用途に適すると思います。
挟圧は適度。イヤーパッドはボリュームたっぷりですが、肌に触れる部分はさらっとしたファブリック素材で、長時間の装着も快適だと思います。

【外音遮断性】
密閉型として標準的な遮音性能を備えています。

【音漏れ防止】
密閉型として標準的な遮音性能を備えていますが、漏れ音は僅かですが大きめの印象。イヤーパッドの表面がファブリック素材で、完全に密閉しないからかもしれません。

【携帯性】
折り畳み機構はありませんが、質の良いセミハードケースが付属していて、安全に携行できると思います。

【総評】
質の良いウォールナットのハウジングや自社開発の振動板、定在波を抑制するというコーン型のエアーフローガイドなど、新しい取り組みは興味深いです。老舗オーディオブランドの安定感も魅力ですが、チャレンジ精神を持つリスナーにとって、FIIOおよび本製品は面白い存在と言えます。

[MAX満三郎]

2024年10月18日 02:12 [1893998-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	5
音漏れ防止	5
携帯性	3

圧倒的な楽しさに痺れた

SONYのZ7を真似して安く出しちゃいましたって感じのリスニング向けヘッドホンです

音調はドンシャリで音が近いのでノリノリになれますし、音色も美しいタイプです

空間表現はハウジングからの反響音が多めでホール感が出るので、ライブ録音のアルバムだとその場にいるかのような錯覚をうけます

ケーブルがシングルエンドとバランス接続の２本付属とハードタイプのキャリングケースが付いてくるのは、値段から見てかなりお買い得感があります

スマホ直でも鳴らせます
原音重視でなく積極的に加色して音を作っていくタイプなので、あまり上流のクオリティに左右されません

久しぶりに当たりのヘッドホンに出会えましたよ

主な用途

音楽

接続対象

スマートフォン・携帯電話