QUICK&SAFE+ PTV-A080タイガー魔法瓶
最安価格(税込):¥9,073
[グレイッシュホワイト]
(前週比:-264円↓)
発売日:2024年 9月 1日

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評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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デザイン![]() ![]() |
無評価 | 4.34 | -位 |
使いやすさ![]() ![]() |
無評価 | 4.30 | -位 |
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無評価 | 4.23 | -位 |
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無評価 | 4.39 | -位 |
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無評価 | 4.17 | -位 |
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無評価 | 4.26 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。
主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む
2024年9月30日 07:31 [1887585-2]
満足度 | 4 |
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デザイン | 4 |
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使いやすさ | 4 |
静寂性 | 3 |
湯沸し力 | 5 |
手入れのしやすさ | 3 |
サイズ | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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本体。日常家電だけあって、ほとんどの部分が安全を考慮し曲面になっている。 |
注ぎ口。お湯が跳ねない様に工夫されている。 |
フタ。裏側から見たところ。厚みがある。 |
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フタの開閉レバー。外側が出っ張っているため、意識して掴む必要がある。 |
転倒させたところ。フタ横からちょっと漏れる。 |
電源プレート。接続部は円筒。はめ込み導入部がないので、ちょっとはめ込みにくい。 |
2024年7月30日を持って、日本では、転倒した時お湯がこぼれ出る電気ケトルの製造と輸入が禁止された。赤ちゃんの火傷防止のためだ。
長年、この問題に取り組んで来た医者は、何度も電気ケトルが転倒した時、お湯が漏れない装置を付けて欲しい旨を赤ちゃんに火傷を負わせたメーカーに訴えたそうだ。しかし、「私どもの製品は倒れません。」と強弁を使われ追い返されたという。強弁は、強者が弱者を嬲る方法。政治家では亡き安倍晋三氏の十八番。これが使われる場合は、ろくなことはない。
医者の方は、追試を行い、赤ちゃんは電気ケトルを倒せる力を持っていることがわかったそうだ。方法は体当たり。13kg以上の力がかかると電気ケトルは倒れるそうだ。まあ、立っているものが倒れ、強い者が滅びるのは世の常。
しかし、電気ケトルはケトル=薬罐を電化したもの。なのに、薬罐に転倒お湯漏れ防止の要求など出たとは聞いていない。実はこれ、使い方の問題らしい。薬罐を使うガス台は赤ちゃんにとってはるか高い位置にあるし、使うところもテーブルの上だ。
しかし、赤ちゃんが実際に電気ケトルをひっくり返すのは床の上。どうも置き場を決めないまま、買うなり、もらうなりした電気ケトルを、とりあえずということで床の上で使った時、赤ちゃんが事故を起こしたのが原因と聞く。
私は個人的に過保護は良くないと思っている。幼い頃のちょっとしたトラブルは学びのために必要だからだ。このため、家電でちょっとでもトラブると鬼の首を取った様に喚く人がいるが、それはある意味やりすぎだと思っている。
が、トラブルにあった赤ちゃんの写真を見ると、こうするしかないなぁと思った。見るに忍びないレベルの悲惨さだ。
これを聞いた時、喜んだのは日本メーカー。日本メーカーの電気ケトルは、タイガーにしろ、象印にしろ元々転倒しても、こぼれない様設計されている。魔法瓶から身を起こしたメーカーらしい。
一方、海外メーカーでは、そのような設計は高級品だけである。一般の、まさに薬罐として買われるものは、簡素な作り、そして安価である。海外メーカーからすると、日本市場でこれからも販売していくためには、今まで安全性が高いモデルは、それを強調し高く販売してきたので、コストダウンなどが必要だ。どの程度の価格で落ち着くのかは、まだ不透明であるが、これを機にシェア奪回を目指す日本メーカーは、コストダウンを進めることが必要だ。
タイガー魔法瓶の蒸気レス電気ケトルPTV-A080は、容量:0.8L。1から2人で使うにはピッタリのサイズ。PTV-A型には、1.2Lモデルもあり、3人以上が使うなら、1.2Lをお勧めする。
電気ケトルは、普段使用する容量で選ぶことが大切。気を回して大きい容量を選ぶと、使わないのについつい水を入れてしまい、電気を無駄使いすることになる。
当モデルは、タイガー魔法瓶の電気ケトルでは、ミドルモデルにあたる。価格は、1万円をちょっと出越した位。とりあえず買うにはちょっと高いが、人気の、50℃から100℃まで10℃刻みに設定できる 温度制御機能が付いている。
【デザイン】
印象的なデザインではない。あえていうと、取手を閉じさせてなく、やや開き気味であることだろうか。
お湯を沸かすだけの、日常家電が出しゃばると、うざったさが感じられるので、ほどほどにいい感じ。
使うと、思ったより高さはなく、ちょっとずんぐりした感じが加わる。(直径:16.1cm、高さ:16.9cm。)
【使いやすさ】
シンプルで使い勝手も良好。ただし普通より、「フタを開ける」など注意すべきところの、動作はあまりスムーズではない様に作られている。ある意味、次なる危険を察知しながらアクションできる。トラブルを少なくすることができる。
蒸気レスが謳われているが、その通り、使用時に蒸気は確認できなかった。
お湯の出はかなりコントローラブルで、コーヒーのハンドドリップもその気になれば可能。ただポットの湯量が多い方がコントロールし易い。コーヒーを特に考慮したモデルには負ける。
電源プレート接続部が円筒デザインで、結構ハマりにくい。もう、ちょっと工夫が欲しい。
転倒お湯漏れ機能であるが、日本規格としては、倒して10秒以内に10%以上のお湯が流出しないこと。それに関してはクリアしている。溢れるお湯は少ないとは言え、数秒はそれなりの高温。ここは規格を通っているからOKではなく、改良を進めて欲しい。
【静寂性】
沸騰音はそれなりにするが、ごく短いし、音もかなり遮断されている。不快に思う人はないだろう。
【湯沸し力】
1300Wの定格消費電力で、23℃の水温から、沸騰するまでの時間は800ml(フル)で、約4分。300ml(カップ麺平均)で約1分37分、150ml(カップ1杯分)で57秒。
【手入れのしやすさ】
漏れを少なくするために、フタ下に段差が付いており、少々洗いにくい。丸ごと洗うことはできないので、もう少し工夫が欲しい。
【サイズ】
プレートに乗せた時のサイズは、幅:17.8cm、奥行:21.3cm、高さ:19.5cm。
また、重さは、水のない状態で約740g。水を入れると1.5kg。
見た目からするとかなり重い。
【総評】
丁寧に作られている、タイガー魔法瓶の中核を担うモデル。シンプルながら、細部にまで気を回して作られていることが見て取れる。
一番気になるのは、電源プレートへイマイチ乗せにくいこと。使う度に気になる。
参考になった5人(再レビュー後:5人)
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