Astell&Kern SA700 [128GB]
- デュアルDACを搭載した第1世代のエッセンスとインテリジェントLEDなどの技術を融合したハイレゾポータブルオーディオプレーヤー。
- ボリュームホイールに搭載したLEDライトは、再生中の曲のビットデプスに応じて異なる色を表現。ボリュームに応じて150段階で彩度が変化する。
- 「AK4492ECB」デュアルDACを採用し、PCM最大384Hz/32bit、およびDSD256(11.2MHz/1bit)のネイティブ再生が可能。
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Astell&Kern SA700 [128GB]Astell&Kern
最安価格(税込):ショップが販売価格を掲載するまでお待ちください [Onyx Black] 発売日:2019年12月13日

- 3 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
デザイン![]() ![]() |
4.35 | 4.38 | -位 |
携帯性![]() ![]() |
3.03 | 4.35 | -位 |
バッテリ![]() ![]() |
2.00 | 3.90 | -位 |
音質![]() ![]() |
2.42 | 4.24 | -位 |
操作性![]() ![]() |
2.35 | 3.77 | -位 |
付属ソフト![]() ![]() |
2.05 | 3.36 | -位 |
拡張性![]() ![]() |
1.52 | 3.58 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
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よく投稿するカテゴリ
2021年10月5日 11:07 [1503242-1]
満足度 | 2 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
携帯性 | 3 |
バッテリ | 2 |
音質 | 1 |
操作性 | 3 |
付属ソフト | 無評価 |
拡張性 | 無評価 |
普段はあまりレビューしないのですが、あまりに気になったので少し書いてみました。
使用環境
イヤホン、ヘッドホン含め主に3パターンで聴いてみました。
DENON AH-D7200とNOBUNAGA LABS神庭でSA700バランス接続。
SRH1540とSA700アンバランス接続。
DENON AH-C830とSA700アンバランス接続。
【デザイン】
良いと思います。
特にボリューム付近。
【携帯性】
見た目に反して重いのであまり持ち歩きたくはならいです。
【バッテリ】
主にバランス接続で使用していましたが、減りが早かったです。
【音質】
定価は15万ぐらいですか。
購入時の価格は8万円そこそこでした。
正直驚きました。悪い意味で。
私はこれを価格に見合う音質だと思える耳を持っていませんでした。
ポータブルDAPだとしても、外で聴くにしても、です。
中高音域は無駄に押し出しが強く派手さがあり、異常なまでの聴き疲れを起こしました。
中低音域は詰まるような息苦しさと嫌な肉の付き方。
一聴すると沈み込みを感じさせる鳴り方だが、よくよく聴くと沈んでいない。
最低域もあまり出ていない。
ベースラインは曖昧で、リスニングにもモニターにも適さない、ただただ嫌なボワつき。
低域が強く出るヘッドホンやアンプが大好きな私でも、この低域の表現は合いませんでした。
音場は狭め。
レンジも狭くとにかく窮屈。
驚いたのはどのような音楽ジャンルであっても相性が良くなかったことです。
バンドサウンドはギターの音量レベルが大きすぎて耳障り。
ボーカルとの調和もあきらめてしまい、音同士がケンカしている。
オーケストラは管楽器の主張が耳障りなレベルにまで達し、そこを抑えようとボリュームを下げると低域にまるで迫力が出ない。
録音状態がどうとか、高域が刺さるとかそのような次元の話ではなく、ただ各パートの音量バランスが破綻していました。
50時間ぐらいは鳴らしてみましたが、音は変わらず。
低域少なめのT3-01でも少し聴いてみましたが、元々中高域にピークがあるヘッドホンとは絶望的に合わない。AMラジオを聴いているような感覚。
とにかくボリュームをある程度の音量まで上げると、音楽全体はそこまで大きくないのに、音のバランスが破綻していて、とても窮屈で、後頭部が重くなるような聴いていられない状態でした。
もしかすると故障しているのではと、別の個体を聴くもやはり変わらず。
そこで、ふと思いました。
普段ボーカルしか聞かずに解像感をやたら重視する人間を騙すのに最適なのは、この鳴り方なのではないか、と。
低域はある程度出ていれば、質の違いなど気にならず、ギターやシンセの音はなめらかさや心地良さを無視した音でも耳に直接飛び込んできてくれるのが良い音。
ボーカルはやたら近くてデカければ良い、というある界隈の人には響く音なのではないか。
ひとつの音楽ではなく、ただ音それぞれがはっきり聴こえて、解像感の意味を履き違えて中高域の明瞭さとデカさを至上とする一種の信仰のような音楽鑑賞のスタイル。
そういった方々には、このDAPは高音質に聴こえているのかもしれない。
単純にひとつの理由ではないにせよ、ヘッドホンやイヤホンで難聴になる若者が多いというのも頷けます。
このような音に耳が慣れてしまっては、聴覚の寿命を縮めてしまう。
聴く者の負担を考えずに音作りをしていると思えてしまいました。
少なくともこのSA700は評判とは随分かけ離れた、滑らかさや聴きやすさとは無縁のプレイヤーであると感じました。
このDAPに近い価格帯で、正反対の音作りをしているのがMojoであると思います。
分かりやすいバンドサウンドで言うと、それぞれのパートの主張はあれど、中域はなめらかで適度な距離感と音量で圧倒的に聴きやすく、低域はベースラインがしっかり浮き上がり、タムは柔らかく弾みバスドラムは重く沈む。
適正音量で音楽的な破綻がなく、個性的ではあるものの音楽を楽しく心地よく聴ける。
価格も含め、聴く者のことを考えぬいた音作りであると感じます。
過去に使用していたDAPで言うと、DP-X1Aはワンランク下の価格帯で、音の細さや人工的な味付けは感じましたが、少なくとも音楽としての破綻はありませんでした。
他にもSA700よりも下の価格帯のウォークマンや、ifi iDSDなどのヘッドホンアンプ類、外に持ち出さないのであればティアックやマランツの据え置きなど、音楽を聴いて心地良い製品が数ある中、あえてこの製品を選ぶ理由はないと強く感じました。
散々酷評しましたが、あくまで私の聴きたい音とは方向性が真逆であったというだけの話です。
その方向性が間違っているとは言いませんが、聴覚の保護と、AK製品の金額設定には気をつけてほしいと切に願っております。
若い方は特に。
長文、駄文、失礼しました。
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よく投稿するカテゴリ
2020年9月26日 01:03 [1371283-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
携帯性 | 4 |
バッテリ | 2 |
音質 | 5 |
操作性 | 3 |
付属ソフト | 3 |
拡張性 | 2 |
SA700を購入後、ずっと気になっていた同メーカーのSE100と比較しながらじっくり聴き込みました。オーディオ初心者ですが、色々と分かったのでレビューします。
【リスニング環境】
イヤホン:A8000
ケーブル:AresII 2.5mm、A8000の付属3.5mm
聴く音楽:ロック6割、ポップス3割、クラシック1割
音源:CDリッピングのFlac、一部ハイレゾ
【デザイン】
ステンレス筐体でとても高級感があります。
きれいな四角形で個人的には気に入っています。
【携帯性】
片手で持てるサイズ感ですが、ずっしりと重いので、持ち運びには慎重になります。
【バッテリ】
普通に音楽を聴いていると、SA700は1時間で13%ぐらい減ります。SE100は1時間で9%の減りでした。
また、Amazon MusicをWi-Fiに接続しながら使っていると3倍速くらいでバッテリーが減ります。
【音質】
1)両機種を比較した上での印象
SA700:情緒が感じられる音色で湿度感があって艶っぽい、全体的にまとまっていて目の前での演奏を聴いている感覚、グルーブ感がある、どちらかというと中低音域寄りでリスニング系。
SE100:味付けの少ない素直な音色ですっきりしている(例、カラオケでエコーをあまり使っていない感じ)、音が広がって自分の周りから演奏されている感覚、高解像で分離感が高い、どちらかというと高音域寄りでモニター系。
2)高・中・低音域
SA700:全音域バランスはいいですが、一番主張してくる帯域は中低音域です。ベース・バスドラ等の低音域はグルーブ感があって重厚です。中音域のボーカル・ギター・ピアノ等は、上述の通り情緒があって聴き入ってしまいます。高音域はSE100ほど上に突き抜けないものの不足はありません。意識を傾けるとしっかり出ているのが分かります。
SE100:こちらも全音域バランスはいいですが、高音域が一番主張してきます。スネアドラムやシンバル、ハイアットの音の余韻が頭の上の方に伸びていきます。中音域は味付けが少ない分やや素っ気なく聞こえますが、コーラスはものすごく広がりが感じられます。低音域のベース・バスドラ等はSA700とは対照的にタイトでアタック感があり、分離して聞こえます。
3)解像度
細かい音の粒まで聞こえるのはSE100の方です。
SE100は音を加工せずにそのまま届ける印象で、ボーカルの余韻やドラムの余韻もそのままなので、音の細かい粒まで逃さずに聞こえます。
対するSA700は音の粒が適度に磨かれて、聴きやすい音色にして届ける印象です。SE100の様に細かい粒までは聞こえませんが、十分に高いです。
4)音場・定位感
SA700:適度に広い音場と、適度な定位感と感じました。定位感でSE100と一番違いを感じた楽曲はXのSilent Jealousyのイントロのドラムです。SA700ではドラムが立体的に前方から迫ってくるように聞こえます。
SE100:SA700よりも広大な音場です。自分の周りで演奏されているような感覚に陥ります。XのSilent Jealousyでは、イントロのドラムが後頭部から来ました。
5)得意なジャンル
SA700:どのジャンルの曲でも情感豊かに鳴らします。ロックの中ならばハードロックやガレージロック、メタルが相性が良いと感じました。Bon Jovi、The Strokes、Linkin Parkが良かったです。
SE100:ライブ音源がとにかくすごいです。スピード感のある軽快なロック等は相性が良いと感じました。クラシックはSA700の方が聴き入ってしまいます。
【操作性】
画面が4インチのため、最近の大画面スマホに慣れている私には少し小さく感じます。たまに押し間違えます。
また、CPUがクアッドコアのためか、Wi-Fiに接続してAmazon Musicを操作する等の負荷がかかる行為をすると発熱がすごくなり、動作がもっさりして、フリーズをよく起こします。本体やSDカード内の音楽を聴く分には問題ないです。
その点、比較したSE100は画面が5インチでオクタコアのため、まだましでした。
【付属ソフト】
ここでは本DAPの音楽再生ソフトの評価をします。
UI的には使いやすいです。
不満点は、アーティストの並び等であいうえお順に並ばないことです。過去に所有していたウォークマンやiPodでは、フリガナを振っていれば平仮名・片仮名・漢字・英語でも全てあいうえお順に並びます。
アルバムアーティストには最近のアップデートで対応しました。
【拡張性】
SpotifyやAmazon Musicなど、主要な音楽アプリはインストールすることができますが、対するSE100はXAPKにも対応しているので(SA700はAPKのみ)、Spotifyの最新バージョンが入れられました。SA700では旧バージョンに遡ってようやくインストールが可能でした。また、V-LinkというYouTubeが見れる機能は付いていません。
Wi-FiもBluetoothも弱く(これはSE100も同様)、上述の通りCPU性能も高くないので、拡張的な機能を利用していると発熱がすごくなりフリーズもよく起こします。本機でサブスクをメインで利用しようとしている方は要注意です。ストリーミングでは厳しいので、ダウンロードしてオフラインで聴くなどの工夫が必要です。
【総評】
SE100は解像度の高い音の粒が全方向から押し寄せてきて音に包まれる感覚で、聴き比べの当初はその音に圧倒され、SA700の購入は失敗だったと思っていました。しかし、ずっと聴いていると、評価が少しずつ逆転してきました。SA700は音場・定位感・解像度・音色などが適度にまとまっているので、「あれ?SE100の方が音はすごいけど、音楽として聴きやすいのはSA700だな」と感じました。情緒豊かで音楽につい引き込まれ、聴いていてリラックスできて、またノリの良い音楽で自然と体が動くのはSA700で聴いている時でした。
しかし、これはあくまで個人的な感想で、使用するイヤホンの性格、聴く音楽のジャンル、好きな音の傾向によって変わってくると思いますし、SE100の音はやっぱりSA700よりワンランク上だと思います。どちらがいい悪いではなく、どういう音を求めるかという個々人の好みの世界だと感じました。
価格帯も近いですが、傾向が違うので、購入前の試聴をお勧めします。
- 比較製品
- Astell&Kern > A&futura SE100 AK-SE100-TS [128GB]
- ジャンル
- ロック
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デジタルオーディオプレーヤー(DAP)
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