DX120 レビュー・評価

満足度：4.72

（カテゴリ平均：4.24）

満足度ランキング—位

集計対象3件 / 総投稿数4件

1. 5 67%
2. 4 33%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	4.28	4.38	-位
携帯性 軽さ・コンパクトさ	4.00	4.34	-位
バッテリ バッテリの持ちはよいか	4.39	3.89	-位
音質 音質のよさ	5.00	4.25	-位
操作性 操作性のよさ	3.39	3.77	-位
付属ソフト 付属ソフトは使いやすいか	3.00	3.37	-位
拡張性 対応オプション・アクセサリなどの充実度	4.42	3.57	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[Moto-ya]

2021年1月11日 15:49 [1408768-1]

満足度	5

デザイン	4
携帯性	4
バッテリ	5
音質	5
操作性	3
付属ソフト	3
拡張性	4

音が良い！BluetoothやWiFiが不要なら満足感高いです！

綺麗な青色筐体です。箱も青系。	バランスジャック用のエイジングケーブルが付属（iBassoの伝統？）	同軸デジタル出力可能（ケーブル付属、専用ジャックあり）

【購入経緯など】
　このDAPが発売された当時、店頭試聴でとても気に入った音質だったのですが、結局 ONKYO DP-S1Aを購入したため、その後は手にする機会がありませんでした。昨年、ビックカメラの在庫処分投げ売り価格で１万円ちょっとで販売されているのをTwitterで見かけて、地元の店頭在庫取り置きできたため入手。

【デザイン】
　裏面はフラットですが前面は角がラウンドしている特徴的なデザイン。iBasso はその後はこういうデザインのDAPを出していないですね。異端児的なデザインですが、筐体の鮮やかで深みのある青色と併せて、なかなか上質なデザインです。

【取り回しなど】
　悪くは無いですが、ちょっと重い感じです。ワイシャツの胸ポケットでの運用はツライかなぁ。イヤホンジャックは3.5mm、2.5mmとも節度感があって、総合的に高い質感。サードパーティー製の合皮カバーを使っていますが、操作ボタンがラウンドしている角に設置されているため、誤作動が発生してしまいます。操作しやすいんですけどね。

　タッチパネルの操作感がイマイチ。いろいろレビューを読むと、付属の保護シート（樹脂製のハードなもの）を貼らずに使用すれば、タッチパネルの操作感は向上するとのことですが、今のところは貼ってしまったものはそのまま使っています。

【バッテリ】
　さすが、非アンドロイド！バッテリー持ちが非常に良いです！きっちり計測したことはありませんが、10時間以上はもつような印象があります。

【音質】
　これがすばらしい！細やかに解像する感じで、かつ心地よい空間表現と豊かな響き。この機種が採用しているDACチップAK4495EQは、他のDAPではあまり見られないものですよね。AK4493と同性能でサイズが少し大きいため、4493の方が重宝されて多くのDAPで使われているようですが、非常に気持ちの良い「音が良い！」と素直に思える出音です。

【拡張性】
　旧いDAPですので、バランスが2.5mmというのはちょっと残念ですが、アダプタ介して4.4mmケーブルのイヤホンを使っています。iBasso の良いところは、こんなエントリークラスでもラインアウト専用端子を備えていること。さらに、独立した同軸デジタルアウトジャックも備えていて（ケーブルも付属）、拡張性は非常に良いと思います。
　ただし、BluetoothやWiFiは無し。あと、USB出力が不安定。ファームアップで対応しているのですが、不安定。例えば、aune BU1 とはつながりませんでした。つながるけど、まともに音が出ない、というか

【総評】
　とにかく音が良いので、使い勝手の悪い部分はありますが、手放す気になれないDAPです。これを1万円ちょいで入手できたのは、非常にラッキーでした。2021年1月現在でも3万円弱で販売している店もあるようですが、それくらいの価格でも満足できるDAPだと思います。

ジャンル

ジャズ

R&B

歌謡曲

ロック

[鴻池賢三]

2020年1月25日 16:57 [1295147-1]

満足度	4

デザイン	4
携帯性	4
バッテリ	4
音質	4
操作性	3
付属ソフト	無評価
拡張性	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

湧き上がる低域はド迫力！純然たるDAP

デザインと質感のご参考に	流れるような曲線が美しい！	端子部

メーカーからサンプル機（メディア用）をお借りしてのレビューです。
イヤホンはAZLA ORTAを組み合わせ、バランス接続で試聴しました。

【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
筐体は金属ブロックを削り出したものだと思います。曲線と等高線のような波形状は、dCSのRossini風で格好良いと思います。

【携帯性】
手の平に馴染むサイズで、重量は165g。携帯性はまずまず良好です。

【バッテリ】
メーカー公表スペックで、再生16時間です。
非使用時の消費電力は少なく、また、画面消灯や電源オフなど各種の省電力機能を活用すれば、快適に利用できると思います。

【音質】
組み合わせるイヤホンの特性にもよると思いますが、音量で印象が変わります。値にして40（常用音量）くらいまでは非常にシルキーで耳触りも心地よいですが、それ以上の音量になるとザラツキを感じ平面的に。本機の音質性能を最大限に引き出すなら、音量は控えめの方が良いでしょう。大音量派よりも、小音量派にお勧めしたいと思います。
常用音量で試聴しましたが、柔らかく上質なサウンドで、特にボーカルは子音の刺激が少ないのは好感が持てます。低域がパワフルで、例えばJennifer WarnesのWay Down Deepは、ドラムのスケール感が立派。総じてゆったりとリラックスして楽しめる音調で、良い意味で中国のハイエンドオーディオのエッセンスを感じます。

【操作性】
独自のMango OSを採用し、純然たるDAPとして操作できます。（Android + アプリではないタイプ）
日本語表示は少しぎこちない部分がありますが、実用上は問題ないでしょう。
タッチ操作はスマホに比べるとワンテンポ待たされる感覚がありますが、慣れれば問題のないレベル。液晶は高精細IPSタイプで視野角も広く、価格相応の印象です。

【拡張性】
標準的なφ3.5mmステレオミニに加え、φ3.5mmラインアウト、φ2.5mm（4極バランス）、デジタル出力（COAX）を備えています。USB-DACとしても利用できます。
ほか、microSDカードスロットは2つと、拡張性は充実しています。

【総評】
パワフルで特に低域の湧き出すような底力はiBassoならではと思えるもの。このサウンドが気に入れば、他メーカー製品よりも魅力的に感じるでしょう。
本機は2018年10月発売で、価格は当初の4万円前後から値下がりしてお買い得感もアップ。コストパフォーマンスの面でもお勧めできます。

[psyclops]

2019年12月16日 02:59 [1283798-1]

満足度	5

デザイン	4
携帯性	4
バッテリ	4
音質	5
操作性	5
付属ソフト	無評価
拡張性	無評価

ウソ〜と言いたくなるくらいいい音です。

【デザイン】
普通です。物理ボタンを右に固めているのはgood。片手で操作しやすいです。

【携帯性】
大きさと重さは携帯に問題ないです。ただ、今はもっと携帯に優れた製品もあるので…。

【バッテリ】
連続使用で10時間程度?　日々の使用には問題を感じません。

【音質】
良いです。音質の良さが、当機の売りですから。
低音から高音までしっかり鳴らしてくれます。やや低音が強いですが、高音も良く聴こえて、音域の広さが実感できます。
解像度とキレがありながら、聴き疲れしないエッジが強くない音です。

【操作性】
有線で音楽を聴くだけですから単純です。

【付属ソフト】
ありません。

【拡張性】
ありません。

【総評】
有線で音楽を聴くだけなら、安くてこれだけ良い音を聴かせてくれるものは、他には無いでしょう。
コストパフォーマンスがもの凄く高いDAPです。

[second fiddle]

2018年11月16日 22:29 [1174765-1]

満足度	4

デザイン	5
携帯性	4
バッテリ	4
音質	5
操作性	2
付属ソフト	無評価
拡張性	5

音は凄く良い。ただし使い勝手に難アリ

	側面→物理ボタン	上面
底面

このDAPの情報はネット上にも数少ないし、いくつかある海外レビュアーの評価も、これまたアテにならない。という訳で実際に店頭の試聴機を5回くらい試しに行きました。
まず、中華製品らしい独特の使い難さを感じる。だけど、この程度なら自分で何とか工夫して解決できるかな？と思い、購入してしまいました。
とにかく音が凄く良くて、かなり自分好みだったので、えぇ〜い！買ってしまえ！という勢いで。DAPを初めて使う方、
こういった機器に不慣れな方には全くオススメできない製品ではあります。

まず、良い部分から。

◎筐体が細部まで綺麗に造られており高品質。
◎液晶表示は高解像で細かい文字まで見やすい。暖色系の落ち着いた表示で高級感もあり高品質なパネル。日本語フォントも綺麗で洗練された感じ。
タッチレスポンスも敏速で問題なし。
◎Wi-FiやBluetoothを搭載しない硬派で男前な仕様。音楽再生に特化したシンプルな設計故、起動も終了も爆速。OSや再生ソフトがフリーズずる事など皆無。
◎バッテリー持ちが良い。片道40分の通勤で行き帰りの往復で
使って、10%減っているかいないか程度。

続いて音質。

中華製DAPはウォーム系で低音多めとよく言われており、私もそう思っていた。
このDX120は全然そうは感じなくて、どちらかというと高解像で硬めでクール系だと思う。もちろん、デジタルフィルターやサウンドモードを変更する事で音色は変えられるけどデフォルトではスッキリとしたクール系。硬めで締まりのある低音がドッシリ。そしてS/Nが高くノイズが無い。私は凄い高感度のイヤホンは持っていないので、そんなのを使った場合のノイズ感は解らない。他のDAPもアレやコレやと試しているが、
AKのSR15あたりに似た音かな。こちらはフラットバランスでお上品な出音だけど、DX120はこれより若干低音を盛って抑揚感とノリを重視させたような感じ。
まだ2.5mmバランス接続は全然試せていないが、MDR-1AM2をバランス接続で使ってみたらシングルエンドに比べ1.5倍くらいパワー増し。ただし、シングルエンドもパワー感こそ劣るものの、バランス接続と基本的な音の質は変わらないと思う。シングルエンド側も手を抜いていない感じが好印象。1AM2くらい鳴らし易いヘッドホンならシングルエンドでもローゲインで最大音量の60%でガンガン鳴る。今は特に鳴らし難いヘッドホンを持っていないが、自宅用として使っているヘッドホンは総じて余裕で鳴らせている。
やはり、据え置き機のような余裕はないけど、バランス接続にしたら更に良くなる可能性は秘めている。
音質の調整はEQ以外にデジタルフィルターが5種、サウンドモードが5種。フィルターも意外とそれぞれで音の違いが解りやすく、SHARPではカッチリとした高解像な音に。ただ、ギターなどの弦楽器のサスティンが短くなってタンパクな音に感じる。なので私はもう少し響きや余韻が感じられるSLOWの方が好み。
因みに曲を再生中にポップノイズが入るとか曲頭、曲終わりが途切れるような事は無い。iBasso製品の中ではコレがエントリークラスという扱い。私からすると、他社製のエントリークラスDAPより明らかに上の性能だと思う。

そして使い勝手について。
ここからディスる部分が多くなります。

まず、日本語環境へのローカライズ。これは特に問題ない。
日本語も文字化けする事なく正しく表示される。物理ボタンもシッカリしているし、液晶パネルのタッチレスポンスも敏速で基本的な操作は快適そのもの。
問題は全て再生ソフトにある。私が使っているmicroSDは200GBで、内130GBが音楽データ。約2500曲。これのスキャンにかかる時間はおよそ2分。特別遅くもないが速くもない。問題はその後のライブラリ構築で、アーティストから曲を探そうとすると中身が空っぽなのがいくつか。仕方なくファイルから探っていくしかない。曲数が多いのでなんと面倒くさいことか。念のため再スキャンしてみると、先ほど空っぽだったアーティストの曲はシッカリ登録されたが、さっきまで曲が登録されていたアーティストが今度は空っぽだったり....(汗)。謎すぎる。
また曲によってアルバムアートが表示されない事もちらほら。多分、画像解像度の問題かと。プレイリストの作成もまた問題アリで、ソフトウェアキーボードを搭載しないので、
Playlist 1、2、とただ番号表示されていくだけ。これでは使う気にはならない。
致命的なのは検索機能が無い事。ライブラリ構築が上手く出来ないので、コレが出来るか出来ないかで雲泥の違いが。
ライブラリ内のアーティスト名、曲名などの並び順はアルファベットの中に日本語が混ざり込むパターン。まぁ、この部分は始めから分かっていたし諦めてる。
とにかく聴きたい曲がすぐ見つけられる時と、そうでない時のムラが激しい。

再生ソフト自体はUIもカッコイイし、シンプルで解りやすい。ただし中身が残念すぎる。シッカリしたフォルダ&ファイル管理や外部エディタを使ってのタグ情報の編集、プレイリスト作成、これらが苦にならず、精通した人なら使いこなせるだろうが、DAPを初めて買うなんて人には絶対にオススメ出来ないDAP。今後のアップデートで多少なりとも改善されたら良いが正直、期待はしてない。

このDX120を購入する前はAK70をメインに、DP-S1をサブに使っていたが、使い勝手の良さはこれらの方が圧倒的に良い。
使っていて「チッ！」と舌打ちしてしまう事がチョイチョイ有る。購入後に2つファームウェアが出ていたのでアップデート
した。それ以前は音質調整のデジタルフィルター等は全て英語表記だった。アップデートしたら全て日本語表記に変わり、サウンドモードに「Classical」があるのだけど日本語表記になったら「古風」となった(失笑)。なのに使い勝手は何ら改善されていなという。。。ここでまた舌打ちしましたね。
しかし、AK70などより後発の新製品だけあって音質ではDX120の圧勝です。使いこなすのにある程度の知識が必要なDAPですが、音に関しては一聴の価値アリと思います。

長々と長文、失礼しました。

ジャンル

ジャズ

R&B

ロック

ヘビーメタル