QuietComfort 35 wireless headphones レビュー・評価

満足度：4.43

（カテゴリ平均：4.24）

満足度ランキング—位

集計対象97件 / 総投稿数110件

1. 5 56%
2. 4 35%
3. 3 6%
4. 2 2%
5. 1 1%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	4.20	4.19	-位
高音の音質 高音部の音質の良さ	3.98	4.14	-位
低音の音質 低音部の音質の良さ	4.14	4.11	-位
フィット感 装着したときのフィット感など	4.66	4.08	-位
外音遮断性 外の音を遮断するか	4.59	3.79	-位
音漏れ防止 音漏れを防止するか	4.14	3.79	-位
携帯性 コンパクトさ	3.71	3.86	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[tall.o]

2018年8月25日 11:50 [1110151-2]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	4
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	4
音漏れ防止	無評価
携帯性	5

じわじわと良さを実感します

当初は、音質の良さやノイズキャンセリング性能、タッチ操作の先進性を評価し、ソニーのMDR-1000X(以降、1000X)を購入しました。しかし、購入後、勝手に電源が入る不具合が発生し、修理に出しました（不具合が突発的で再現しにくいため、不具合発生時の動画を残してから修理に出しました）。
数週間待たされた挙げ句、ソニーより、「不具合が確認できないため、そのまま預り続けるか、修理無しで返却のどちらかを選んで欲しい」と言われました。不具合の動画を撮っている旨をお伝えしましたが、結果は変わりませんでした。

客の気持ちを無視した、ソニーの一方的な対応に全く納得できず、そんなソニーの製品を使うのは二度と御免と思いましたため、1000Xを手放し、本製品を購入しました。

1000Xとの比較を中心に、本製品のレビューをいたします。

【デザイン】
1000Xも悪くないと思いましたが、こちらの方がシンプルでよいです。

【高音の音質】
1000Xの勝ちです。
特に、交響曲のような、複数の楽器が重なる曲の解像感は非常に素晴らしいです。
QuietConfort35(以降QC35)は、バランスよく鳴らしてくれるものの、解像感はそこまででは無いです。

【低音の音質】
QC35の勝ちです。
QC35の方が低音が出てますが、どちらの機種も私にとっては十分です。

【フィット感】
圧倒的にQC35の勝ちです。
1000Xは、圧迫感が高く、東京-新大阪間の連続装着で頭痛を感じるなど、正直言って不快です。
一方、QC35は、装着感がとても軽いので、同じ時間装着しても全く疲れません。これは驚きました！国際線での長距離移動も快適に利用できるように、しっかりと設計されていることを感じました。

【外音遮断性】
1000Xの勝ちです。
が、遮断性能が高すぎて、外を歩いているときは怖さを感じるほどでした。
QC35は、遮断性能は程々ですが、そういった怖さを感じることはありません。人や車の気配を、きちんと感じられます。

【音漏れ防止】
自分では分かりませんので、無評価とします。

【携帯性】
QC35の勝ちです。
本体が1000Xより軽くコンパクトなため、小さくたためて持ち歩けます。

【(項目追加)操作性】
圧倒的にQC35の勝ちです。
1000Xは、タッチパッドをなぞって音量調整や選曲をしますが、誤操作が多くイライラしました。電源ボタンも、手探りだとよくわかりませんでした（NCのスイッチが近くにあるため）。
一方、QC35は、電源ボタンは独立してスライドスイッチとなっており、音量調整・選曲は、凹凸のはっきりしたボタンのため、誤操作は全くと言っていいほど起きません。また、バッテリー残量を10%刻みで案内してくれるので、安心して電池が無くなるギリギリまで使えます（1000Xは、High/Medium/Lowの3段階のみでした）。

【総評】
家電量販店でパッと比べた印象では、音質やノイズキャンセリング性能などが分かりやすく良いため、正直言って1000Xの方が印象がよかったです。そのため、当初は1000Xを買いました。
ただ、冒頭に書いた一件があり、QC35を使い始めましたが、装着感や操作性等、使えば使うほどQC35の良さを実感しています。また、音質やノイズキャンセリング性能も、長時間使用時の疲労の少なさや、外を歩く際の安全性を考慮して、敢えてこういう設定にしているのかと思うようになりました。
こういった本質的な良さを見抜けなった、自分の物を見る目の無さを思い知らされた気分です。

【2018/08/25追記】
左側の音が一切出なくなる不具合が発生し、修理に出しました。
その結果、QC35が在庫切れとのことで、後継のQC35 IIを提供いただきました。しかも、本体だけで無く、付属品も含めて、箱に入った新品を提供されました。尚、保証期間中であったため、無料でした。
ソニーのサポートでは、冒頭のとおり非常に不愉快な思いをしましたが、BOSEのサポートは評判どおりよかったです。

比較製品

SONY > MDR-1000X

主な用途

音楽

その他

接続対象

スマートフォン・携帯電話

[トライアップラー]

2017年7月1日 12:30 [1041650-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	5
音漏れ防止	4
携帯性	5

QC15からの買い換え，FWアップデートは必須

6年前の製品であるQC15を愛用し続けていましたが，流石に限界を感じたので本機に買い換え。
ワイヤレス化の恩恵は言うまでもありませんが，細かな使い勝手などで大きく向上していることが解ります。
ケース等が工夫され，QC15と比べてかなりコンパクトに持ち運べるのがいいですね。
出張時でもバッグに入れて運べます。

個人的には，iPhoneと接続してアプリから様々な設定が出来る点が素晴らしい。
特に，FWアップデートによってノイズキャンセリングをON（強/弱）とOFFで3段階に切り替えられるようになっている点が素晴らしいです。

購入後，まずはスマホに繋いでFWアップデートを実施することをお勧めいたします。

比較製品

Bose > QuietComfort 15 [シルバー]

主な用途

音楽

接続対象

スマートフォン・携帯電話

[smc911]

2016年11月3日 16:54 [973834-2]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	4
フィット感	5
外音遮断性	4
音漏れ防止	3
携帯性	5

とりあえず間違いない

一応いままで以下の流れでオーバーイヤーのヘッドホンを利用していたので、そこと比較。

・Quiet Comfort15 (過去のモデル）
・Denon AH-GC20 (ノイズキャンセリング)

＜目的＞
仕事でどこでも集中するために使いたい

＜良い点＞
まず使ってみて思ったのが、軽い耳にフィットするということ。
長時間使うのも全然疲労がないので、とても助かる。今使っているDenonも当時は重さはそれほど気にならなかったものの、一旦BoseのQC35に来てしまうと、もう戻ることはないかなと思った・・・・。Denon頑張れ。

ジムでのトレーニングでも割と装着してウエイトトレーニングをしたりと、活躍。（さすがにランニングは無理ですが）
仕事柄ヘッドホンすることは多いですが、カフェでもどこでも集中できる環境ができるので便利。

＜悪い点＞
まぁ相変わらずノイズキャンセリングは耳が痛くなるので、体にわるいことしているな感はあり。
特に飛行機や電車など、本来ノイズキャンセリングが必要な所で使うと、とてつもない逆位相の音がでて、耳がキンキンしてくるので、
逆に使いにくいというオチ。前のモデルのように、キャンセリングをON/OFFする必要は無いとは思いますが、何かコントロールできる手段があればもっとよくなるかな・・・という感じ。QC-XXに期待。


＜結論＞
仕事する人、特にエンジニアは買って間違いはない

比較製品

DENON > AH-GC20

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[伍長]

2016年10月31日 13:15 [972733-1]

満足度	5

デザイン	4
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	4
外音遮断性	5
音漏れ防止	無評価
携帯性	4

QC25とSoundLink around-ear wireless �Uからの乗り換え

【デザイン】　BOSEのイメージ通りのシンプルの中にも機能美があるデザインです。プラッキーですが安っぽくありません。ただ黒は皮脂でテカってきます。

【高音の音質】　キンキンしていませんが澄み切ったきれいな高音です。聞き疲れしません。

【低音の音質】　従来の不自然な重低音はありません。自然な低音で、なおかつ歯切れがいいです。

【フィット感】　バッテリー内臓のワイヤレスヘッドホンにしては重さも許容範囲です。頭部の締め付けはナチュラルですが、ずれることはありません。

【外音遮断性】　ノイズキャンセラスがかなり効いています。不自然なほど無音の空間になります。おかげでボリュームを下げても音楽がきれいに聞こえます。

【音漏れ防止】　未確認です。

【携帯性】　携帯性はよくありませんが、SoundLink around-ear wireless headphones �Uよりはコンパクトにたためます。QC25と同等です。

【総評】　QC25とAEｗを一つにまとめたヘッドホンの完成形です。ノイズキャンセラスやワイヤレスによる音質の低下は感じられません。バッテリーの持ちは十分です。ただ重低音などの従来のBOSEさは少なく、物足りなさを感じることはあります。

比較製品

Bose > QuietComfort 25 Acoustic Noise Cancelling headphones Apple 製品対応モデル

Bose > SoundLink around-ear wireless headphones II

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[Lippi2016]

2016年10月30日 15:29 [972452-1]

満足度	4

デザイン	4
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	5
音漏れ防止	無評価
携帯性	4

邪魔なコードから開放されました

【デザイン】

オーソドックスなデザインですが、楕円形のイヤーパッド部分は無駄なく耳をすっぽり覆い隠してくれます。
機能とデザインとが調和した良いデザインといえるでしょう。
素材も冷たい感じがしないところが気に入っています。

欲をいえば、もう少しカラーバリエーションを増やしてくれればと言ったところでしょうか。


【音質】

以前から愛用しているQC20ではノイズキャンセリング時に音が微妙にぼやけてしまう印象がありました。
しかし、QC20でノイズキャンセリングをオフにして聴くより、QC35でノイズキャンセリングしながら聴く方がはっきりとして綺麗な音が楽しめます。
イヤホン型とヘッドホン型の音の出し方の違いも大きいとは思いますが、QC35の方がより自然な音に聞こえます。
試しに、シャッフルさせて普段聞かない曲をいろいろと聴いてみましたが、いままでスキップしていた曲でも新鮮に聞こえました。

ただ、イヤホン型のQC20よりノイズキャンセリングは優しめです。強すぎるノイズキャンセリングに慣れた人だと「？」と思うかもしれません。

【フィット感・外音遮断性】

楕円形のイヤーパッド部分がぴったりサイズなので圧迫感もなければ外音を適度に遮断してくれます。
アーム部分は太めに見えますが、下半分はスポンジなので、装着時にしっかりと固定されます。
なお、サイズ61cmの頭でっかちな私が帽子をかぶっても無理なく装着できます。


【音漏れ】

音漏れについてはノーコメントです。
構造的に音漏れし易い構造ではありませんし、ノイズキャンセリングを使用しながら大音量にする人の気持がわからないからです。
やはり、音は適度なボリュームで聴くものだと思いますし、そうすれば音漏れは気にする必要はないでしょう。


【携帯性】

折りたためば上着のポケットにすっぽり入ります。重さもないので上着が傾くこともありません。

【Bluetooth】

最初からとてもスムーズにiPhone6Plusに接続できました。
iPhoneを机において家の中を動き回りましたが、音が途切れることはありませんでした。
Bluetoothは音が悪いという人もいるようですが、私には十分良い音に聞こえます。
試しに付属のコードでも聴いてみましたが、特に音の劣化は感じられませんでした。

【その他】

iPhoneのアプリでファームウェアを簡単にバージョンアップできるのは感激ものです。
きっと、ノイズキャンセリングのさらなるチューニング等があるものと期待します。

ただ、アプリの日本語がちょっとおかしいのはご愛嬌と行ったところでしょうか？
こちらのバージョンアップも期待します。

なお、電池残量はQC35起動時にアナウンス（言語およびON/OFFはアプリで選びます）で通知させる方法もありますが、私はiPhoneの通知センターに表示させる方法をとっています。
どちらにせよ、電池残量を把握できるのはすばらしいことだと思います。

【まとめ】

今春、高校入学した甥っ子の入学祝いにQC20を買ってあげましたが、今となってはQC35にすればよかったかなぁ、と後悔しています。
若い頃、地下鉄でガンガンに聴きまくって難聴になった私としては、最低でもノイズキャンセリングがついたものしか人に奨めません。
まして、これから音楽に目覚める高校生には少しでも良い音を聞いてもらいたいと思うからです。

比較製品

Bose > QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones Apple 製品対応モデル [ブラック]

主な用途

音楽

ラジオ

その他

接続対象

スマートフォン・携帯電話

[lino_s]

2016年10月29日 17:50 [972191-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	5
音漏れ防止	5
携帯性	5

その名の通り快適で静寂

私はIT企業に務めていて、毎日電車での通勤に始まり、オフィスでの作業中、帰宅での通勤で毎日使っています。通勤電車はもちろん、オフィスも活気があり会話が多いため非常に騒音が多いのですが、このヘッドフォンをつけていれば、全く気にならずに集中して作業ができます。 装着感も素晴らしく、他のヘッドフォンだと1日中つけていると疲れてしまうのですが、QuietConfort 35なら1日中つけていても全く気になりません。 加えて、ワイヤレスなので、複数の端末を使うケースでも、指し直すことなくつなぎ替えることができて便利です。

1日中使っても充電も切れないところも重要です。

Boseの製品は非常に快適なため愛用していて、他にもワイヤードのノイズキャンセリングイヤフォンや、ヘッドフォンなども所有していますが、装着感の快適さや静かさは圧倒的に素晴らしい製品だと思います。

比較製品

Bose > QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones Apple 製品対応モデル [ブラック]

Bose > SoundTrue around-ear headphones

主な用途

音楽

映画

接続対象

オーディオ

[ym2151_with_PSG]

2016年7月24日 20:51 [940215-2]

満足度	5

デザイン	4
高音の音質	3
低音の音質	2
フィット感	5
外音遮断性	5
音漏れ防止	5
携帯性	5

MDR-100ABNも同時に持つユーザーとして。

【デザイン】
一部では安っぽいと言われますが、価格相応の質感だと思います。

【高音の音質】
はっきりしない解像度の低い高音です。しかし、ノイズキャンセリング性能が高いため、低い音量でよく聞こえます。

【低音の音質】
モコモコした音質で全く迫力がありません。音質については高音質を謳っているMDR-100ABNについては総じて一歩譲ります。
BluetoothコーデックもSBC・AACのみという点など、仕様からして、もともと高音質というアピールはしていないように思えます。

【フィット感】
側圧はまぁまぁで装着感は素晴らしく良いです。MDR-100ABNのように2時間つけると耳が痛くなるようなこともありません。
長時間の旅行(フライト・新幹線・高速バスなど)で定評を得ているだけのことはあります。

【外音遮断性】
流石BOSE、この点については文句の付け所がありません。
ピカイチのノイズキャンセリング性能を実感できます。
ソニー製品のように、しゃべり声を押さえるためにボリュームをあげたり、電車のモーター音が強調されるようなこともありません。
また、ホワイトノイズ・その他雑音も皆無で、音楽を流していないときにイヤーマフとして使えたり、
小さい音量でしっかり音楽を聴くことも出来ます。

【音漏れ防止】
ノイズキャンセリング性能が優秀なため、雑踏の中でもボリュームを上げずに音楽を聴くことが出来ます。
通常の使い方では、音が漏れにくいと思います。

【携帯性】
MDR-100ABNにくらべ、折りたたんだ状態が薄くて広いため、薄い鞄でも問題なく収納できると思います。
無線化されて無線での操作性も問題ないため、動かした状態での機動性にも優れます。

【総評】
当初買った目的からしても、はじめからMDR-100ABNから買い換えようという目的はなく、場面に応じて使い分けようという考えのもとで購入しました。
音質面では、MDR-100ABNにかなり劣るので、静かな部屋〜食堂程度のシーンでは、MDR-100ABNを使います。
ただし、モーター音が大きく、大声でしゃべる人が少なくない、普通電車やバスの中では、装着性・外音遮断性で優れるこの製品の方が楽しく音楽を鑑賞できると思います。
ノイズキャンセリング性能はピカイチですが、この価格にして音質面でかなりの妥協が必要なため、★は4とさせていただきます。

PS.外音遮断性と音質をすべて完璧にしたい方には、ノイズキャンセリングヘッドホンは向きません。10万円以上かけてポタアン+カスタムIEMという構成にした方がいいでしょう。


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再レビュー
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音楽を鑑賞するには普通の音質ですが、
びっくりしたのは通話していて相手の声が聞き取りやすく、マイクの感度も非常に良好で通話が明瞭になる点。

安物のBluetooth製品および、SONYのBluetoothスピーカーによくあるようなハウリングはまず無いです。
MDR-100ABNでも、ノイズが混ざるなど通話の音質は多少不明瞭な点があります。

電話で大事な相手と通話を行うときや、コールセンターで待機時間が長いとき、また、パソコンに接続してチャットを行うとき
このヘッドホンは隙が無いような気がしてきました。
BOSEが世界の需要をリサーチしてこういうところで抜け目がない点は素直に感銘を受けます。

（これにより総合点は★5に上方修正）

比較製品

SONY > h.ear on Wireless NC MDR-100ABN

主な用途

音楽

映画

ゲーム

接続対象

スマートフォン・携帯電話

[タスクにい]

2016年6月27日 22:53 [940616-1]

満足度	5

デザイン	4
高音の音質	4
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	5
音漏れ防止	4
携帯性	5

屋外利用なら、選ばない理由が見つけにくい

既にMomentumWirelessを持っており、正直欲しくて購入というより「BOSEが作るとどうなるのか？」という興味で購入。いやはや「素晴らしい」の一言に尽きます。
MomentumWireless(以下Momentum)とQuietComfort20i(QC20)と比較してレビューします。

なお利用環境は電車および徒歩での通勤時にiPhone6sでAAC256kの音楽を視聴。
軽いドンシャリが好みでハイレゾに興味なしです。


【デザイン】
ブラックを選択。
肌に触れるアームやイヤパットに触感の良い素材を用いたりと工夫さているが、Momentum比較だとプラスチック感が否めないのが残念。


【音質全般】
好き嫌いで言えば、これまで所有したヘッドホンの中でもかなり好み。
特別広帯域ではないが、低音から高音まで普通に出ている。
立ち上がり感が緩やかなのはQC20同様だが、余韻が少なめで乾いて締まった印象の音。
バランスがピュア系ではないので原音忠実を楽しむ方にはMomentumの方をお勧め。

QC20との大きな差は中高音がクリアで強めな点。低音は強すぎず弱すぎず程良い強調で好印象。
ボーカルもしっかり聞こえてくるのも嬉しく、B&O H8に近いバランス。
アクティブイコライジングのお陰でMomentumで感じた小音量時の低音不足はない。QC20では音量を上げると低音過多になったが、QC35では上手く調整されていて気にならない。
ホワイトノイズ対策は優秀。Momentumも気にならなかったがQC35はさらに小さく完全にゼロと言っても良いレベル、これはすごい！


【フィット感】
パット薄めだが隙間無く装着でき快適。側圧は緩めでメガネ装着でも全く違和感無し。
Momentumより16g軽いだけだが、数値以上に軽く感じることも快適さの一因だと思う。
一方側圧緩めの影響かぐらつき感があり頭の小さめの人は注意。
トータルではMomentumの方が上質に感じる。
ただフィット感は靴みたいに人それぞれな感があるので、評判だけでなく試着をオススメします。


【NC性能】
中低音を強烈に抑制。Momentumよりも効きます。
完全に無音になる訳ではなく「始発直後の駅」「休日のビジネス街」のイメージ。
QC20比較でも中低音を更にしっかり抑制する。その影響か残った音や声が明瞭に目立つ傾向を感じる。
目的によっては良いのか悪いのか、、、

<具体的な印象>
・電車内での走行音はほぼ全消しでビックリ。逆に車内エアコン音が少し目立つという今までと逆の傾向！
・周囲の声は注意しなければ内容が判らない。コンビニレジでのやりとりは音楽止めれば何とかなる。
・スタバでのエアコンは完全遮断。どうやら食器の音や女性の話声の方が目立つからか？
・到着案内等の定型アナウンスは抑制されるがハッキリ聞こえる。遅延情報等の発音不明瞭なものはサッパリわからない
・チャイム等の電子音は他の音が抑制される分かなり目立って驚く。音自体は抑制されている気がする
・鼓膜への圧迫感が皆無。もうNCでこの心配は無用なのだろう
・革靴の歩行ノイズ(ドンドンという低い音)はMomentumuより大きいのが残念。カナルイヤホンのタッチノイズより小さいので「まぁ仕方ない」としています


【音漏れ防止】
深夜に太ももに装着して試験。iPhoneボリューム60%くらいでリズムラインが漏れ始める。
Momentumと同程度であり、深夜でもこのレベルなので電車内等では心配ないかと思います。


【携帯性】
スイベルとフォールティングを組み合わせ小さく薄くなるのが良い。マチ9cm程度の通勤バックにきれいに収まるのが嬉しい。
ただジョイントが多くクネクネし過ぎる。もう少しカッチリしているほうが扱いやすさと高級感が出て良いのになぁ。


【その他】
・iPhone6sでの音声遅延は、nasneで録画したテレビ番組やYoutubeでPVでも唇のズレは確認不能。私には十分な性能です。

・BTはA2DPでも2台のマルチポイントが可能で電源ON直後にコネクション完了。このあたりはMomentumと一緒。
2台端末での音楽の切り替わりがMomentumと異なるので注意。Momentumは2台目で再生すると1台目は自動停止して切替(乗っ取り)。QC35では1台目が停止しないと2台目の音楽が聞こえない(先勝ち)。さらに2台とも音楽再生状態のため端末の不測の電池切れの懸念が。
電話着信では「乗っ取り」されるので、どういった条件で「乗っ取り」/「先勝ち」となるかが不明。
アプリやメールの通知はどうなるのか？これから確認が必要です。

・ヘッドホン側BTスイッチでも接続先切替可能。iPhone/iPad2台持ちで、共に端末操作なしで切替/操作が可能。更にこの状態で3台目、例えば自宅PCにつなぐ場合も端末操作なしで切替可能なのが地味に便利。
※複数台の切替は純正アプリ「Bose Connect」で一元操作するのがラクチンではあります。

・信号等での音切れは今までの手持ち機種で一番優秀。これまで必ず切れていた特定の場所でもビクともしません。

・ハウジング横にあるノイズフィードバック用マイクに風が当たると「ボォ」と小さく雑音が発生。音量自体Momentumと同等だが、マイクがハウジング横にあるため電車のエアコン風でも発生する時がある。
※Momentumはハウジング下に配置されているのでエアコンでは発生せず。

・バッテリーは購入直後のいじり倒している時で仕様どおり2時間で10%程度減のペース。これもしばらく様子を見たいところ。


【総評】
見た目や質感の高級感は薄いですが、軽量化/可搬性/NC性能/イコライジングなど移動時利用を徹底的に想定した作りこみに潔ぎ良さと利便性を強く感じます。
BT&NCヘッドホンで屋外に積極的に持ち出す事が多いなら、選ばない理由が見つけにくい機種だと感じています。視聴・試着で問題なければ購入して失敗は無いと思いますよ。

比較製品

ゼンハイザー > MOMENTUM Wireless [Ivory]

Bose > QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones Apple 製品対応モデル [ブラック]

主な用途

音楽

テレビ

接続対象

オーディオ