2段ブーストサイクロン CV-SY7000 レビュー・評価

満足度：4.37

（カテゴリ平均：4.15）

満足度ランキング—位

集計対象13件 / 総投稿数14件

1. 5 46%
2. 4 54%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	4.50	4.26	-位
使いやすさ ボタンの配置や、機能など	4.37	4.17	-位
吸引力・パワー ゴミを吸い取るパワー	4.77	4.19	-位
静音性 運転時の騒音	4.88	3.47	-位
サイズ 省スペース性・コンパクトさ	4.06	4.11	-位
手入れのしやすさ 掃除のしやすさ	3.98	3.98	-位
取り回し 取り回しのしやすさ	4.15	4.08	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[神野恵美]

2013年7月31日 21:15 [615650-1]

満足度	3

デザイン	4
使いやすさ	3
吸引力・パワー	4
静音性	4
サイズ	4
手入れのしやすさ	3
取り回し	3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

後ろに引いてもゴミが残らないスリムなヘッドに進化

従来ヘッド（左）と新ヘッドの比較	回転式の刷毛を採用し、ヘッドを引く時にもゴミを後ろ側からも吸い込める	本体内部の構造

日立のキャニスター型サイクロン掃除機2013年モデル最高峰モデル。7月初旬に行われた記者発表会で取材。

2011年に“カーボンライト”、2012年に“スマートホース”を採用し、軽量・スリム化を図ってきた日立のサイクロン掃除機だが、今年は“スマートヘッド”を追加。30センチの横幅と高さは従来機種とは変えずに、回転ブラシ用モーターを回転ブラシの上方に配備し、ヘッド部分の奥行きを68ミリから53ミリにスリム化し、家具のすき間にも入り込みやすくした。また、質量も525グラムから495グラムに軽減している。

さらに、“ダブル吸引機構”と呼ぶ新構造を採用。ヘッドの背面にあり、従来は固定されていたゴミを掻き込むための刷毛を回転する機構にすることにより、ヘッドを前後どちらにスライドさせてもゴミを残さずキレイに吸い込むことができるように改良した。また、床面からの抵抗を抑えることもできるため、押す力も従来より50％低減させた。

その他本体の各部品や通風経路の改良により、吸込仕事率470Wの強力パワーながら業界トップクラスとなる52dBの低騒音化を実現。

遠心分離の仕組みは従来からの“2段ブースとサイクロン”を踏襲し、ゴミを遠心分離した後、ブースト（加速）により、ゴミを圧縮させる。“高気密モーターケース”と“高集じんフィルター”の組み合わせにより、IEC（国際電気標準会議）準拠で99.999％の高い捕集率を誇る。

CV-SY5000との仕様上の違いは、運転音の最高値。わずか1dBだが、CV-SY7000のほうが低く抑えられている。また、本体色のラインナップが異なり、ヘッドとグリップ部分のカラーが本体色と揃いの塗装になっているCV-SY7000に対し、CV-SY5000は下位機種と共通仕様となっている。デザイン性にこだわらなけらば、CV-SY5000とほぼ同じだ。

実際に操作してみると、ヘッドもホースも確かに軽いものの、グリップ部分の取り回しがもう一歩で、その利点を活かしきれていないのが残念。女性だと手首にやや負担がかかり、長時間片手でスイスイ掃除するには難点があると感じた。とはいえ、ヘッドを後ろに引いてもゴミが残らない仕組みは、ヘッドを何度も往復させずに済むので疲労が少なく魅力的だ。