
よく投稿するカテゴリ
2022年6月22日 02:59 [1593356-1]
満足度 | 5 |
---|
笑える | 無評価 |
---|---|
泣ける | 5 |
ほのぼの | 5 |
迫力 | 4 |
怖さ | 5 |
感動 | 5 |
やみつき | 5 |
1.購入動機
この映画の存在は知って居たが、コロナ禍で映画館での鑑賞を諦め、DVDの発売を心待ちにしていた。
2.感想
水俣病が世界的に知れ渡った、そのきっかけを作ったのが、有名な戦場カメラマンだったユージン・スミスである事は既に知られている。
氏の活躍を伝える劇映画が日本では無く、アメリカ映画として作られた、これは凄い。
見て驚くのはかつての日本の「独立プロ」の映画の様なタッチも見られる事だ。
彼等は日本映画の良心的部分を良く知っているのだろう。
英語話者以外の日本人の台詞は日本語であり、劇中通訳をするなどリアルだ。
今や時の人である、ジョニー・デップの演技もリアルで凄かった。
身に覚えのある暗室作業は、実際にはあれほどセーフティライトは明るく無いが、バットの中で引きのばした写真がみるみる出てくるのにリアリティを感じ、手を印画紙にかざして粘る様子もリアルだった。
そして水俣病で体が不自由な少年にスミスが写真を教え、同じように体が不自由な記録映画作家が活躍する、この部分はフィクションかも知れないが素晴らしく思えた。
スミスが落胆したとき、彼を本当に厳しく叱咤激励したのは、彼の日本行きに最初は反対していた雑誌社のボスで、親友の有難さであり、職業人の職業倫理の高さも描かれている。
特典映像でプロデューサー/主演のジョニー・デップは「民衆が団結する力は強い」と言い、
監督は「社会的階層を超えた連帯が必要」と説く。今、人々は何処でもことごとく分断されているが、そうしないと公害や戦争止められないのだ。
アメリカの映画人が(それ以前に写真家が)日本の深刻な問題を扱ってくれるのは、本当の意味での、日米連帯であり、日本映画も「新聞記者」では韓国の有名女優が主演を引き受けてくれ、日韓連帯であり、最近は日本の監督が韓国で映画を撮り、これは韓日連帯である。
映画の民主主義の国際的な連帯という評価も出来ると思う。
3.写真愛好家として
また私達アマチュアは、平素、カメラの画素数とか、背景のボケ、センサーサイズ、「画質」ばかり話題にしているけれど、写真の内容、写真の持つ社会的機能、「何を撮り、伝えるべきか」についても、こうした社会派の写真家の真似は出来る筈がなくても、心の片隅にでもそれを置いておく必要があると思う。それにはこうした映画も一助になると思う。
参考になった2人
「MINAMATA-ミナマタ- DVD[TCED-6255][DVD]」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
---|---|---|
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2022年6月22日 02:59 |
映画(DVD・ブルーレイ)
(最近3年以内の発売・登録)






新着ピックアップリスト
-
【その他】my dream pc set up
-
【その他】次期メインPC
-
【その他】〇
-
【欲しいものリスト】小型PC
-
【おすすめリスト】Davinci Resolve 4K H.264用
(映画(DVD・ブルーレイ))
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス
