『『ひと』が願いを叶える物語』 アニメ Fate/Apocrypha Blu-ray Disc BoxII(完全生産限定版)[ANZX-14127/32][Blu-ray/ブルーレイ] りゅうせい-OREX-さんのレビュー・評価

[りゅうせい-OREX-]

2020年7月7日 22:27 [1345644-1]

満足度	5

笑える	4
泣ける	5
ほのぼの	4
迫力	5
怖さ	5
感動	5
やみつき	5

『ひと』が願いを叶える物語

　TYPE-MOONの大人気ビジュアルノベルゲーム『Fate／stay night』のスピンアウト小説のTVアニメも遂に完結。
　ユグドミレニア家「黒」の陣営 VS 魔術協会側「赤」の陣営という形で始まった聖杯大戦。しかし、その有様は赤のマスターの一人であり聖堂教会から派遣されていた監督役を兼任する若き神父シロウ・コトミネの計略によって瓦解する。彼は赤のマスター達の意識を奪い、彼らのサーヴァントを手中におさめ、大戦の混乱に乗じて大聖杯を奪ってしまう。彼の正体は、第三次聖杯戦争において召喚されたルーラーのサーヴァント、天草四郎時貞であった。前回は敗北を喫するもののかろうじて受肉を果たし、以降数十年新たな聖杯戦争のために準備をしていたのだ。その願いは『全人類の救済』、方法は第3魔法「天の杯（ヘヴンズフィール）」。魂を物質化させることで不老不死となり、生物を新たな段階に昇華させるという。サーヴァントという既に死した英雄の影が、「今を生きる人を助けはしても、導いてはならない」と考えるジャンヌと対立することに。ユグドミレニア家から大聖杯を奪った天草四郎時貞と、彼の大願を阻まんとするジャンヌとジークと残ったマスターたち。聖杯大戦はその様相を変え、新たな局面へと進んでいく。