『シシ神は監督の自嘲的自画像か?』 劇場作 もののけ姫[VWBS-1490][Blu-ray/ブルーレイ] 6084さんのレビュー・評価

劇場作

2013年12月 4日 発売

もののけ姫[VWBS-1490][Blu-ray/ブルーレイ]

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もののけ姫[VWBS-1490][Blu-ray/ブルーレイ]劇場作

最安価格(税込):¥5,948 (前週比:+40円↑) 発売日:2013年12月 4日

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シシ神は監督の自嘲的自画像か?

メタモルフォーゼ

昔、手塚治虫の40周年回顧上映が行われ、その最終日に手塚の講演があった。そこで手塚は宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」を評して「大変素晴らしい映画だ、だけれど面白い姿をした化け物が出てきて芝居をするから面白いが、最初から面白い姿をしているのがいけない。面白い姿に変身しない、メタモルフォーゼが無い。」云々と仰せだった。それが宮崎監督の耳に入ったかどうかは知らないが本編では手塚がアニメの本質と言うメタモルフォーゼは、効果的かどうかは別として、ソコソコ良く表現されていると思う。

ストーリーなど

本編全体を見れば、内容的には「風の谷のナウシカ」の焼き直しに過ぎず、テンポが悪く物語の展開がもたついて、その主題がハッキリ表現出来ていない。単純に人間対動物ではなくて、人間同士にも権力闘争や利害対立があり、動物同士にも対立があるが、それが良く整理されず観客を混乱させただけだろう。

つまり、アレも表現したい、コレも表現したいであり、かつ、有り余るリソースを持て余している感があるのだ。無駄に複雑な設定は切り捨てるべきだった。

脇役の扱いも「風の谷のナウシカ」のよく似た役柄のクシャナよりさらにいい加減である。
エボシはその風体からして足抜け(脱走)した遊女と思え(=酷く苦労したのだろう)遊女として売られる運命だった少女達を沢山引き取っているし、恐らくハンセン氏病と思われる患者たちも引き取って人間らしく扱っている。こんなに立派な面もあるエボシは片腕が切り落とされる程の「罰」を受けなければならないのだろうか。これは「罰」というよりモロの私恨による復讐である。こういう表現は手塚治虫の漫画作品の「火の鳥」等の真似にも思えるが、似て非なるものである。

むしろ只のマヌケに見えるのがシシ神であり、あれだけの超能力があるのなら、普段からもっと真面目に神様としての仕事に精を出していれば、少なくとも動物同士の争い位は治めることが出来ただろうに、人間に首をはねられて「首を返せ」と大暴れだが、狂暴なだけで動物にも人間にも殆ど役立たずの神様は、文字通り「クビ」になったのである。

この頭の弱い神様は死んで、偶然にもその肉体を肥料として植物に分け与える事となり、草木は緑を増した。

(頭部が離断しても体は動くから、脳は大して役に立っていなかったのだろう=下等動物に過ぎない)

ひょっとすると監督はこのシシ神を自身の自画像としているのかもしれない。
本編では「暴力の応酬は憎しみを増すだけだから止め、共存せよ」というのをテーマにしているつもりだろうがこうしたテーマは戦争や殺人兵器にロマンを感じるこの人*にはそもそも荷が重すぎたのだ。
それを自嘲的にシシ神に例えて言っているのならば幾らかは率直であり、シシ神の崩壊は「取りあえず平和は訴えるけれど戦争も大好き」という淀んだ心の持ち主の自己崩壊とも言えるのかも知れない。

*本編より後の作品であるが以下の映画は監督の本質を示している。

「紅の豚」 https://review.kakaku.com/review/D0107955001/ReviewCD=1143067/#1143067

「風立ちぬ」 https://review.kakaku.com/review/D0107324201/ReviewCD=1143134/#1143134

本編のこうした弱点も、ジェームズ・キャメロン監督に研究しつくされ、「アバター」に結実している様に思う。

例えば、ナヴィの人達の神様のエイワ=植物サーバーは「人間同士(現地人vs地球人)の争いごとには不干渉」という態度を貫いてきたが、流石に主人公の訴えには耳を傾け、動物達をまとめ上げて侵略者=地球人を撃退した。


他作からの影響

馬の扱い、たたら製鉄所が砦になっている事、四角い板を吊るしてハンマーで叩いて警鐘の替わりに使うなど、黒澤明の単なる真似(オマージュとかパロディといった高尚なモノでは無い)が見え透いて、只々失笑である。

音声/声優

似た様な前例として、昔「夜叉ヶ池」と言う映画があって(監督が封印した)坂東玉三郎氏を女優として扱って大失敗している。カメラは玉三郎氏が男性である事をことごとく暴き出し、まったくもって興ざめとなってしまったのだ。女形は舞台に立って、観客とのリアルタイムの相互作用で女らしさ、艶っぽさを表現できるが、カメラは観客と俳優のリアルタイムの相互作用を断ち切るのだ。

本編も美輪明宏氏を女性の声(巨大な雌の狼=モロ)として起用しているが、私には「母さん」ではなくて「父さん」としか感じられず、その単なる不自然さの方がキャラクターの凄みを増す以上に大きかった。声優の姿は見えないし、マイクロフォンとA/Dコンバーターがやはり美輪氏が男性である事を暴いてしまっただけになってしまった感がある。

この辺も大失敗だろう。


なおパッケージは気取ったデザインでフタのロックに磁石を使用しているので、クレジットカード等に注意が必要かもしれない。

Rev3.0:2019,06,05(午後):加筆修正、表題変更
Rev2.0:2019,06,05:若干加筆修正

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「風の谷のナウシカ」の焼き直しに過ぎない駄作

メタモルフォーゼ

昔、手塚治虫の40周年回顧上映が行われ、その最終日に手塚の講演があった。そこで手塚は宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」を評して「大変素晴らしい映画だ、だけれど面白い姿をした化け物が出てきて芝居をするから面白いが、最初から面白い姿をしているのがいけない。面白い姿に変身しない、メタモルフォーゼが無い。」云々と仰せだった。それが宮崎監督の耳に入ったかどうかは知らないが本編では手塚がアニメの本質と言うメタモルフォーゼは、効果的かどうかは別として、ソコソコ良く表現されていると思う。

ストーリーなど

本編全体を見れば、内容的には「風の谷のナウシカ」の焼き直しに過ぎず、テンポが悪く物語の展開がもたついて、その主題がハッキリ表現出来ていない。単純に人間対動物ではなくて、人間同士にも権力闘争や利害対立があり、動物同士にも対立があるが、それが良く整理されず観客を混乱させただけだろう。

つまり、アレも表現したい、コレも表現したいであり、かつ、有り余るリソースを持て余している感があるのだ。無駄に複雑な設定は切り捨てるべきだった。

脇役の扱いも「風の谷のナウシカ」のクシャナよりさらにいい加減である。
エボシという脇役はその風体からして足抜け(脱走)した遊女と思え(=酷く苦労したのだろう)遊女として売られる運命の少女達を沢山引き取っているし、恐らくハンセン氏病と思われる患者たちも引き取って人間らしく扱っている。こんなに立派な面もある、エボシは片腕が切り落とされる迄の「罰」を受けなければならないのだろうか。こういう表現は手塚治虫の漫画作品の「火の鳥」等の真似にも思えるが、似て非なるものである。

むしろ只のマヌケに見えるのがシシ神であり、あれだけの超能力があるのなら、普段からもっと真面目に神様としての仕事をしていれば、少なくとも動物同士の争い位は治めることが出来ただろうに、人間に首をはねられて「首を返せ」と大騒ぎだが、狂暴なだけで動物にも人間にも殆ど役立たずの神様は、文字通り「クビ」だったのである。

本編のこうした弱点も、ジェームズ・キャメロン監督に研究しつくされ、「アバター」に結実している様に思う。

例えば、ナヴィの人達の神様のエイワ=植物サーバーは「人間同士(現地人vs地球人)の争いごとには不干渉」という態度を貫いてきたが、流石に主人公の訴えには耳を傾け、動物達をまとめ上げて侵略者=地球人を撃退した。


他作からの影響

馬の扱い、たたら製鉄所が砦になっている事、四角い板を吊るしてハンマーで叩いて警鐘の替わりに使うなど、黒澤明の単なる真似(オマージュとかパロディといった高尚なモノでは無い)が見え透いて、只々失笑である。

音声/声優

似た様な前例として、昔「夜叉ヶ池」と言う映画があって(監督が封印した)坂東玉三郎氏を女優として扱って大失敗している。カメラは玉三郎氏が男性である事をことごとく暴き出し、まったくもって興ざめとなってしまったのだ。女形は舞台に立って、観客とのリアルタイムの相互作用で女らしさ、艶っぽさを表現できるが、カメラは観客と俳優のリアルタイムの相互作用を断ち切るのだ。

本編も美輪明宏氏を女性の声(巨大な雌の狼=モロ)として起用しているが、私には「母さん」ではなくて「父さん」としか感じられず、その単なる不自然さの方がキャラクターの凄みを増す以上に大きかった。声優の姿は見えないし、マイクロフォンとA/Dコンバーターがやはり美輪氏が男性である事を暴いてしまっただけになってしまった感がある。

この辺も大失敗だろう。


なおパッケージは気取ったデザインでフタのロックに磁石を使用しているので、クレジットカード等に注意が必要かもしれない。

Rev2.0:2019,06,05:若干加筆修正

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怖さ1
感動1
やみつき1
「風の谷のナウシカ」の焼き直しに過ぎない駄作

メタモルフォーゼ

昔、手塚治虫の40周年回顧上映が行われ、その最終日に手塚の講演があった。そこで手塚は宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」を評して「大変素晴らしい映画だ、だけれど面白い姿をした化け物が出てきて芝居をするから面白いが、最初から面白い姿をしているのがいけない。面白い姿に変身しない、メタモルフォーゼが無い。」云々と仰せだった。それが宮崎監督の耳に入ったかどうかは知らないが本編では手塚がアニメの本質と言うメタモルフォーゼは、効果的かどうかは別として、ソコソコ良く表現されていると思う。

ストーリーなど

本編全体を見れば、内容的には「風の谷のナウシカ」の焼き直しに過ぎず、テンポが悪く物語の展開がもたついて、その主題がハッキリ表現出来ていない。単純に人間対動物ではなくて、人間同士にも権力闘争や利害対立があり、動物同士にも対立があるが、それが表現しきれず観客を混乱させただけだろう。

つまり、アレも表現したい、コレも表現したいであり、かつ、有り余るリソースを持て余している感があるのだ。無駄に複雑な設定は切り捨てるべきだった。

脇役の扱いも「風の谷のナウシカ」のクシャナよりさらにチャランポランである。
エボシという脇役はその風体から足抜けした遊女で(=酷く苦労したのだろう。)遊女として売られる運命の少女達を沢山引き取っているし、恐らくハンセン氏病と思われる患者たちも引き取って人間らしく扱っている。こんな立派な面もある、エボシは片腕が切り落とされる迄の罰を受けなければならないのだろうか。こういう表現は手塚治虫の漫画作品の火の鳥なんかの真似にも思えるが、似て非なるものである。

むしろ只のマヌケに見えるのがシシ神であり、あれだけの超能力があるのなら、普段からもっと真面目に神様の仕事をしていれば、少なくとも動物同士の争い位は止めさせることが出来ただろうに、人間に首をはねられて「首を返せ」と大騒ぎだが、狂暴なだけで役立たずの神様は、文字通りクビである。

本編のこうした弱点も、ジェームズ・キャメロン監督に研究しつくされ、「アバター」に結実している様に思う。
例えば、ナヴィの人達の神様のエイワ=植物サーバーは「人間同士のやる事には不干渉」という態度を貫いてきたが、流石に主人公の訴えには耳を傾け、動物達をまとめ上げて侵略者=地球人を撃退した。

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昔「夜叉ヶ池」と言う映画があって(監督が封印した)坂東玉三郎氏を女優として扱って大失敗している。カメラは玉三郎氏が男性である事をことごとく暴き出し、まったくもって興ざめとなってしまったのだ。女形は舞台に立って、観客とのリアルタイムの相互作用で女らしさ、艶っぽさを表現できるが、カメラは観客と俳優のリアルタイムの相互作用を断ち切るのだ。

本編も美輪明宏氏を女性の声(デカイ雌の狼=モロ)として起用しているが、私には「母さん」ではなくて「父さん」としか感じられなかった。声優の姿は見えないし、マイクロフォンとA/Dコンバーターがやはり美輪氏が男性である事を暴いてしまった感がある。

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レビュータイトル 満足度 投稿日時
シシ神は監督の自嘲的自画像か?  1 2019年6月5日 12:14
もののけ好きには買いです。  5 2015年2月1日 21:50
ビックリしました。  4 2014年6月15日 08:56
DVDとの比較です  5 2013年12月11日 22:27

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